おすすめのマイクと利用シーン別の選び方【2020年】

ぎたすけ

マイクってライブハウスにあるの買えば良い音で録れんじゃないの?

たけしゃん

そうでもないんだよ。録音する環境に適したマイクを選ばないと、高いの買っても全然良い音にならないから注意だよ

飛ばし読みガイド

マイクの選び方

マイクと一口に言っても、実は種類が豊富にあるんです。

そして、はじめに頭に叩き込んでほしいことが…

「状況・環境にあったマイクを選ぶことが最重要」

ということです。

 

マイクは残念ながら、全場面共通で最高の商品はありません。

音質が素晴らしいマイクほど、環境依存しやすく使用環境を選ぶものだからです。

 

なので、本章ではマイクの種類と適した利用シーンについてを先に解説していきます。

マイクの種類に関する目次

マイクの種類

  • コンデンサーマイク…レコーディング向け
  • ダイナミックマイク…ライブ向け
  • ハンドヘルドコンデンサーマイク…ライブ向け

 

音楽で使用されるマイクは主に上記の3種類。

 

コンデンサーマイクは繊細な音を拾えるのが特徴です。

その代わり、ハウリングや衝撃に弱くレコーディングや静かな環境でのライブ配信で主に使用されます。

MPM-1000 本体と付属品を上から摂った画像

※コンデンサーマイク MPM-1000

 

対して、ダイナミックマイクは音質の繊細さはコンデンサーマイクに劣りますが、ハウリング・衝撃に強いです。

ライブハウスのライブではダイナミックマイクを使うのが一般的です。

※ダイナミックマイク AE6100

 

ハンドヘルドコンデンサーマイクはコンデンサーマイクの一種。

ライブで使えるようにハウリング対策のチューニングを施したマイクです。

コンデンサーマイクとダイナミックマイクの中間的な存在です。

※Shure BETA87A

スタジオライブで使用されることが多い印象でしたが、最近では通常のライブでも使ってる人が増えてきました。

 

3つのマイクについて、利用シーン別の相性を表にするとこんな感じですね。

マイクの使いわけ

ぎたすけ

う~ん、1本で全対応みたいなマイクはないんだなぁ

たけしゃん

まあ、ダイナミックマイクなら全場面安定して使えるよ

ただ、レコーディングだと音質面でやや物足りないんだよねぇ

マイクの指向性

指向性とは「音波の強さが方向によって異なる性質」のこと。

マイクの指向性は音を拾う方向のことを指します。

 

マイクの指向性は主に3種類です。

※出典:ヒビノ株式会社HPより

指向性 特徴
無指向性 360°の音を拾う
単一指向性 正面の音のみ拾う
双指向性 前後の音のみ拾う

基本的には音楽用途では単一指向性しか使いません。

 

音を録る際には指向性を活かせるようにマイキングすることが非常に重要です。

単一指向性は正面以外の音は拾わないので、音の発信源にきちんとマイクを向ける必要があります。

ボーカリスト

指向性から外れてしまうと、音が一気に小さくなります。

逆に言うと、指向性が狭いほど周囲の音を拾わないのでハウリングには強くなります。

マイクの接続端子

  • XLR…音響機器との接続に使われる一般的な端子
  • USB…PCやゲーム機と接続できる端子

マイクの接続端子で一般的なのはXLR端子です。

XLR端子で使用するケーブルはXLRオス-メスタイプのケーブルです。

別名キャノンケーブルとも呼ばれます。

オーディオインターフェイスやミキサーといった音響機器との接続はXLR端子です。

音楽用途で使うなら、XLR端子のマイクを選びましょう。

 

逆にXLR端子はPCやゲーム機に直接接続することができません。

そこで登場するのがUSB端子のマイクです。

MPM-1000Uと付属品

※USB端子のMPM1000U

USB端子のマイクは音響機器を介さずにPCやゲーム機に直接接続することができます。

PS4などを使ったゲーム実況には最適なアイテムですね。

 

逆に歌ってみたのレコーディングや歌枠でのライブ配信では、オーディオインターフェイスがないと音質や機能性で厳しいです。

そのため、下記の使い分けがおすすめです。

  • 音楽用途…XLR端子のマイク
  • ゲーム実況・雑談配信…USB端子のマイク

両方やりたい方もXLR端子のマイクがおすすめです。

DTM・配信でおすすめのマイク

MPM-1000 斜めから撮った画像

DTM・配信でおすすめのマイクはコンデンサーマイクです。

音楽用途で使うため、XLR端子のコンデンサーマイクを選択しましょう。

 

本章では価格別のおすすめコンデンサーマイクを3本解説します。

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マランツプロ MPM-1000

MPM-1000 本体と付属品一式

  • 単一指向性のみ
  • 最大入力音圧レベル 136dB
  • 重量 約300g
  • 実売価格 6,000円程度

実売価格 6,000円程度コンデンサーマイクの中でも最も安い部類に入るマランツプロ MPM-1000。

この価格帯だと、質が悪いマイクが多いものですがMPM-1000は普通に使える音です。

 

実際に僕がMPM-1000を使って録音した弾き語り動画を見てみましょう。

MEMO
ボーカル・アコギをそれぞれMPM-1000で録ってます

安いマイク特有の音が奥に引っ込む傾向はありますが、癖もなくキレイに録れるので驚きです。

歌ってみたなどの動画製作やライブ配信、デモ製作には十分使えるレベルです。

 

付属品として必要なアイテムが一通り揃っている点も良いですね。

MPM-1000 本体と付属品を上から摂った画像

MPM-1000の付属品

  • ショックマウント
  • ポップガード
  • マイクスタンド
  • マイクケーブル

ただ、マイクスタンドとポップガードは使い勝手が悪いのでレコーディングするなら、別で買った方が良いです…。

それでも、6,000円程度でマイクケーブルやショックマウントが付属するのは凄いですね。

 

MPM-1000はスマホのマイクと比べると段違いですね。

歌ってみた、ライブ配信の音質を低価格で上げたい人におすすめの1本です。

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audio technica  AT2020

AT2020

  • 単一指向性のみ
  • 最大入力音圧レベル 144dB
  • 重量 345g
  • 実売価格 10,000円程度

音響機器では有名な国内メーカーであるオーディオテクニカのエントリーモデル、AT2020です。

歌ってみた、ライブ配信では定番のコンデンサーマイクですね。

 

AT2020でボーカルとアコギを録った動画がこちら。

オーディオテクニカは全体的に音質に癖がないのが特徴ですが、AT2020も癖がないです。

クリアで聴きやすい音質で男女問わずに使いやすいです。

 

ダイナミックマイクのSM57とアコギの音を録り比べてみたのがこちら。

SM57

SM57の斜めからとった写真

AT2020

AT2020

AT2020のほうが音がまとまっていて、良い感じに聞こえます。

低価格帯の定番コンデンサーマイクになるだけのことはありますね。

 

また、AT2020は実売価格で1万円程度の割に造りがしっかりしてます。

AT2020

ネジや付属のスタンドマウントの質もしっかりしています。

このあたりはさすがのオーディオテクニカといったところです。

 

付属品としてマイクポーチが付いているのもうれしいですね。

マイクケース

持ち運びもしやすいですし、片付ける際も乾燥剤入れてケースに入れておけます。

低価格帯のコンデンサーマイクの中でも隙がない完成度で、人気があるのも頷けます。

通常タイプ

USBタイプ

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AKG C214

  • 単一指向性のみ
  • 最大入力音圧レベル 136dB
  • 重量 280g
  • 実売価格 38,000円程度

プロユースのマイクメーカーとして有名なAKGのエントリーモデル C214です。

プロアーティストのレコーディングで定番のC414と同等のダイアフラム1枚を装備した、低価格モデルになっています。

 

初期状態で高音が強めにチューニングされています。

良い感じに録れますが、男性ボーカルやアコギを録りではEQでの高音を抑えたほうがいいときが割と多いです。

 

4万円以内で買えるマイクですが、ガッツリ音楽をやられている方が使う本格的なモデルになっています。

重量280gと軽量で小さいので、自宅での使いまわしが楽なのも強いポイントですね。

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ライブでおすすめのマイク

BETA58A

ライブではハウリングに強く、ボーカルパフォーマンスにも対応できるダイナミックマイクやハンドヘルドコンデンサーマイクが適しています。

 

ロックをはじめとした激しいライブパフォーマンスではダイナミックマイク。

繊細な声質を活かしたいボーカリストはハンドヘルドコンデンサーマイク…といった感じの使い分けが多いです。

 

また、ライブハウスやスタジオだとダイナミックマイクは貸してもらえます。

ただ、自身の声質にあったマイマイクを持っていると音へのこだわりも生まれますし、衛生面も安心です。

ライブを積極的にやっていく人なら、マイマイクは1本くらい持っておきたいものですね。

 

本章では定番で使いやすい、ライブ用マイクを3本ほど紹介していきます。

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SHURE SM58

  • 単一指向性
  • ダイナミックマイク
  • ライブハウスではスタンダードの定番マイク
  • 実売価格 12,000円程度

通称ゴッパーと呼ばれる、超定番のダイナミックマイク。

ライブハウスやリハーサルスタジオで置いてないところはないくらいの浸透度です。

 

音質は定番になるだけあってどのジャンルでも使いやすい素直な音です。

そして、ハウリングにも強いうえに本当に頑丈なマイクです。

 

どこのライブハウスでも置いてあるので、PAさんも使い慣れてる点も強いですね。

ライブ用マイクの基準ともいえる製品なので、最初の1本目に何を買うか迷ったらSM58を買っとくのが安定です。

SENNHEISER E935

  • 単一指向性
  • ダイナミックマイク
  • ボーカルでマイマイクとして買う人が多い
  • 実売価格 16,000円程度

音響機器に定評のあるSENNHEISER(ゼンハイザー)のE935です。

ゼンハイザーのマイクは音の抜けが良く、ボーカルに人気があります。

 

E935も癖がなく、音の抜けも良いクリアなサウンドで愛用されているボーカリストが多いです。

SM58は中音域が厚くて、力強さはありますが音の抜けはイマイチだったりしますからね。

 

SM58が自身の声質にいまひとつ合わないと感じる人がE935に手を出すことが多い印象です。

力強さよりはクリアで伸びる歌声の方は試してみてほしいですね。

SHURE BETA87A-X

  • 超単一指向性
  • ハンドヘルド型コンデンサーマイク
  • ワイヤレスの無線機に対応
  • 実売価格 28,000円程度

SHUREのハンドヘルド型コンデンサーマイク BETA87A-X。

コンデンサーマイクの音質の高さと頑丈さ、ハウリングへの強さを兼ね備えたマイクです。

 

指向性は単一指向性より、更に絞った超単一指向性を採用しています。

音域特性は低音域がやや弱く、高音域がブーストされており、音の抜けが良くなっています。

 

ハンドヘルド型コンデンサーマイクは5万円近くするのが多いですが、BETA87A-Xは3万円以内で買えます。

メーカーもマイクでは最大手のSHUREなので、高品質なマイクの中では手が出しやすい部類です。

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アコギ向けにおすすめのマイク

AT2020とSM57の2本でアコギを録音しているところ

アコースティックギターの生感ある音を拾うにはマイク録りが最適です。

ギター弾き語りをするなら、アコギの音もマイクで録りたいものですよね。

 

アコギの音を録るマイクの種類は3つあります。

  1. ダイナミックマイク
  2. コンデンサーマイク
  3. マイクタイプのピックアップ

ダイナミックマイクはライブ向け。

コンデンサーマイクはレコーディング向けというのはボーカルと一緒です。

 

アコギの場合は更にピックアップという選択肢が入ってきます。

僕は全部持ってますが、レコーディング用のコンデンサーマイクとライブ用のピックアップの二刀流がベターな選択肢と考えています。

 

本章ではダイナミックマイク、コンデンサーマイク、ピックアップをそれぞれ1製品ずつ、ご紹介します。

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SHURE SM57

  • ダイナミックマイク
  • ライブハウス・スタジオで超定番のマイク
  • ボーカルマイクにも使される
  • 実売価格 1.1万円程度

楽器用のダイナミックマイクとして、最も有名なマイクであるSHURE SM57です。

ライブハウスやリハーサルスタジオなら、どこでも置いてあるくらい浸透しています。

 

ボーカル用のSM58と比べると、SM57のほうが高音域がややブーストされています。

 

また、SM58よりは頭の部分が細くなっており、細かくマイキングしやすくなっています。

SM57の斜めからとった写真

レコーディングだとコンデンサーマイクのほうが音質が良く、ライブではお店から借りられます。

そのため、購入の優先順位は低いですがアコギを複数本のマイクで録る際に使えたり、1本持っていると便利な製品ではあります。

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AKG C214

  • 単一指向性のみ
  • コンデンサーマイク
  • ボーカル録りにも使える
  • 実売価格 38,000円程度

おすすめのコンデンサーマイクでも登場した、AKG C214です。

ボーカル録りもいいですが、アコギ録りにも使えるマイクなのです。

 

C214の上位モデルであるC414も、プロアーティストのアコギ録りで使われることが多いマイクですしね。

C214もアコギの心地良い響きや伸びのあるサスティーンを拾ってくれるのでバッチリです。

 

サイズ感もコンデンサーマイクの中でも小さいほうで、マイキングしやすいところも使いやすいんですよね。

DTMで使用している人が多いだけあって、ボーカル・アコギともに使い勝手が良い万能マイクです。

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FISHMAN Ellipse Matrix Blend

  • コンデンサーマイクとピエゾのデュアルピックアップ
  • ライブ・配信・DTMと全場面で使える
  • ピエゾの音をオフにできる
  • 実売価格 3.2万円程度(工賃は別)

アコギの内部に取り付けするピックアップタイプのFISHMAN Ellipse Matrix Blend。

コンデンサーマイクとピエゾの2種類のピックアップが組み合わされたデュアルタイプです。

 

アコギのピックアップというと、FISHMANとL.R.Baggsが有名どころですがFISHMANのほうがピエゾの音がOFFにできて便利なんですよね。

 

僕もFISHMAN内蔵のエレアコとL.R.Baggs内蔵のエレアコをそれぞれ持ってますが、FISHMANのほうがレコーディングには向いてます。

補足
ライブで使う分にはどっちも優秀です

といっても、アコギ内蔵のマイクだとマイクの位置を変えられないのがデメリットですね。

 

レコーディングではコンデンサーマイクを別に用意するのがベターではありますが、内蔵ピックアップで対応したい人にはおすすめのピックアップです。

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