HyperX DuoCastをレビュー。小型で多機能・高音質なUSBマイク

HyperX DuoCast LEDブルー

評価:4

ぎたすけ

確かにコンパクトで使いやすそうなマイクだな

たけしゃん

指向性切替や色を変えられるライトリングとかあって、おしゃれで使いやすいね
補足

レビューのためにサンプル品を提供いただきました

DuoCastのレビュー
音質
 (4)
使い勝手
 (4.5)
コスパ(約13,980円)
 (3.5)
総合評価
 (4)
メリット
デメリット
  • 音質はクリアで良質
  • ポップフィルター内蔵で吹かれにも強い
  • ショックマウント付属で振動ノイズにも強い
  • ミュートボタンがある
  • とくになし
用途 項目
原稿を読んでいる男性
ライブ配信
トーク・実況など
万能に使える
マイクを設置しているスタジオ
DTM
使えるが
向いてはいない
オンラインで仕事しているところ
テレワーク
コンパクトで
音も良い

トーク

ボーカル

この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
そのほか雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、IPC VOICE STUDIOの公認ボイストレーナーの資格を持っています。
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HyperX DuoCast

HyperX DuoCast LEDパープル
マイクタイプUSBコンデンサーマイク
指向性カーディオイド
無指向性
サンプリング周波数96kHz / 24bit
対応OSWindows、Mac OS
PS4、PS5
公式サイト

ゲーミングデバイス中心に人気のあるメーカー HyperXから2022年7月に発売されたUSBマイク DuoCast

コンパクトかつ、おしゃれで高音質な非常に使いやすいマイクです。

HyperXのUSBマイクは4製品あり、DuoCastはミドルモデルになっています。

製品HyperX SoloCast 稼働しているところ
SoloCast
HyperX DuoCast LEDブルー
DuoCast
HyperX QuadCast LED赤
QuadCast
HyperX QuadCast LED青
QuadCast S
指向性カーディオイドカーディオイド
無指向性
4つから選択可4つから選択可
ビットレート96kHz / 24bit96kHz / 24bit48kHz / 16bit48kHz / 16bit
イヤホン端子×
ゲインつまみ×
モニター調整×××
LEDライティング×
(リング部分)
×
付属マウントスタンドマウントショックマウントショックマウントショックマウント
実売価格約7,980円 約13,980円 約16,500円約21,300円

DuoCastはSoloCastの弱点を補完しつつ、LEDライティングなど上位モデルの人気機能を搭載しています。

後発品だけあって、SoloCastとQuadCastの良いところを上手く取った製品になってますね。

まずはDuoCastの製品仕様から解説していきます。

仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<DuoCastをレビュー>を参照ください。

製品仕様の目次

カーディオイドと無指向性に対応

指向性特徴
単一指向性の図解
カーディオイド
正面の音のみを拾う
1人で使う場合に最適
無指向性の図解
無指向性
360度の音を拾う
会議室などで便利

DuoCastはカーディオイドと無指向性の2つの指向性を切替できます。

指向性はマイク背面のつまみを押すことで切り替わります。

HyperX DuoCast ボタンを押すと指向性が切り替わる

基本的にはカーディオイドを利用し、複数人の会議などでは無指向性を選択しましょう。

なお、マイク本体ではどちらの指向性が選択されているかはわかりません。

PCで利用する場合は専用ソフトで調整するのが良いでしょう。

HyperX DuoCast 専用ソフト

ミュートスイッチ

HyperX DuoCastのミュートボタン

DuoCastは本体上部にミュートスイッチがついています。

ミュートスイッチは触るだけでON/OFFがかかります。

ミュートONの場合は本体のライティングが消灯されてグレーになります。

HyperX DuoCast ミュート時
ミュート時
HyperX DuoCast 通常時
通常時

スイッチで切り替えるタイプよりも手軽でパッとミュートにできるので便利ですね。

なお、背面にあるつまみはマイクのゲインコントローラーになっています。

HyperX DuoCastの多機能ボタン

ボリュームではなく、ゲインであることがポイントです。

ザックリと説明すると以下の通りですね。

項目概要
ゲインマイクの入力音量を調整
リスナーに届く音量にも影響する
ボリュームイヤホン端子の音量を調整
リスナーに届く音量には影響しない

ゲインを上げると、マイクの音量が上がります。相手に届く音量も大きくなります。

ボリュームは自分のイヤホンに返ってくる音量だけが変わります。

なお、DuoCastにはボリュームを調整するつまみはありませんが、専用ソフトで変えられます。

HyperX DuoCastの専用ソフト
OUTPUT VOLUMEがボリューム

相手の声やBGMなどの音量を大きくしたい場合はボリュームを上げましょう。

ちなみにDuoCastはUSBカメラアダプタを介してiPhoneでも動作しますが、iPhoneの場合はサイドボタンでボリューム調整できます。

iPhone 13 Proのサイドボタンはボリュームになっている
注意

DuoCastはiPhoneで普通に使えましたが、公式ではサポート対象外です

LEDライティング

HyperX DuoCast LEDイエロー

DuoCastはマイク中央のリング部分がLEDライトになっています。

LEDのカラーはPCで使える専用ソフトから、細かく変更することができます。

HyperX DuoCast 専用ソフトでカラーを変える

カラーは単色だけでなく、グラデーションや時間とともに変色していくCycleなども選べます。

HyperX DuoCast LEDブルー
HyperX DuoCast LEDパープル
HyperX DuoCast LEDイエロー

Cycle

HyperX DuoCastのカラーCycle

なお、上位モデルのQuadCast SはLEDライトの面積が広いです。

HyperX QuadCast LED青

ライブ配信だと、QuadCastのほうが見栄えは良いですね。

一方で会社などのテレワークで使う方はDuoCastくらいがちょうどいいでしょう。

付属品

HyperX DuoCastの付属品

DuoCastの付属品は専用マイクスタンド、USBケーブル、マイクマウントアダプターです。

USBケーブルはUSB-C to Aです。本体側がType-Cになっています。

HyperX DuoCastの接続端子

なお、USB端子の上はイヤホンジャックです。

接続するとPCなど端末の音、マイクの入力音がモニターできるようになっています。

マイクマウントアダプターはDuoCastを別売りのマイクスタンドに取付けるときに使用します。

HyperX DuoCastをマイクアームに接続した

ショックマウントごと使えるので、マイクアームなどにそのまま使用できます。

HyperX DuoCastの台座
取り外した専用マイクスタンド

専用マイクスタンドとマイクアームの2Wayで使うと、色んな用途で役立つので良いですね。

 

HyperX DuoCastをレビュー

HyperX DuoCastをマイクアームに接続した3
DuoCastのレビュー
音質
 (4)
使い勝手
 (4.5)
コスパ(約13,980円)
 (3.5)
総合評価
 (4)

それでは、DuoCastを細かくレビューしていきます。

はじめにメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。

メリット
デメリット
  • 音質はクリアで良質
  • ポップフィルター内蔵で吹かれにも強い
  • ショックマウント付属で振動ノイズにも強い
  • ミュートボタンがある
  • とくになし

非常に良くできています。

ショックマウント・ポップフィルターの内蔵など、SoloCastでの弱点をしっかりカバーできています。

レビューでは同価格帯のマイクとも比較していきます。

製品レビューの目次

音質はクリアで低ノイズ

HyperX DuoCastをマイクアームに接続した2

DuoCastでナレーションや歌を録ってみました。

非常にクリアで低ノイズです。1万円前半のUSBマイクではかなりハイレベルですね。

ボイス

ボーカル

テレワーク、配信で使う分には申し分ない音質です。

AKGやBlueなど、有名マイクメーカーの製品と比較しても負けていません。

吹かれノイズや振動ノイズにも強い

HyperX DuoCast LEDブルー

DuoCastはポップフィルター内蔵でショックマウントが採用されています。

そのおかげで、SoloCastと比べてもマイク単体で吹かれや振動ノイズに大分強くなっています。

吹かれ

息などで発生するボッとノイズのこと

HyperX DuoCast ショックマウント
ショックマウントでマイクを吊るしている

特に振動ノイズに強くなった点はテレワークや配信で使う人には大きいです。

キーボードの打音で比較した音源を用意したので聞いてみてください。

SoloCast

HyperX SoloCast 稼働しているところ

DuoCast

HyperX DuoCast LEDブルー

低音の振動音が大分軽減されていますね。

DuoCastはサイズ的にも、出先で使いやすいので振動ノイズに強いのは大きいです。

HyperX DuoCastとMacBook Pro
DuoCastとMacBook Pro
補足

MacBookはUSB-Cなので、USB-C to CケーブルもしくはA to C変換アダプタが別途必要です

SoloCastとQuadCast Sとの比較

HyperX SoloCast、DuoCast、QuadCastを並べた写真

続いては、DuoCastと同じHyperXのSoloCastとQuadCast Sとの比較です。

まずはシリーズの性能比較表がこちら。

製品HyperX SoloCast 稼働しているところ
SoloCast
HyperX DuoCast LEDブルー
DuoCast
HyperX QuadCast LED青
QuadCast S
指向性カーディオイドカーディオイド
無指向性
4つから選択可
ビットレート96kHz / 24bit96kHz / 24bit48kHz / 16bit
イヤホン端子×
ゲインつまみ×
モニター調整××
LEDライティング×
(リング部分)
付属マウントスタンドマウントショックマウントショックマウント
実売価格約7,980円 約13,980円 約21,300円

SoloCastと比較すると、DuoCastは以下の点が強化されています。

  • 無指向性の追加
  • イヤホン端子の追加
  • ゲインつまみの追加
  • LEDライティングの追加
  • ショックマウントにグレードアップ
  • ポップフィルター内蔵

大きいのはショックマウントなど「ノイズ対策の向上」と「イヤホン端子の追加」ですね。

HyperX DuoCastの接続端子
3.5mm端子が背面についている

イヤホン端子から、PCなどの再生音をモニターできるため、歌配信などもこなせます。

イヤホン端子の追加でSoloCastに比べると、配信周りの守備範囲は大分広がっています。

なお、マイクの入力音はダイレクトモニターで返ってきます。

ダイレクトモニター

マイクの入力音をPCなど介さずにダイレクトに返す機能。音の遅延がほとんどない

ダイレクトモニターは専用ソフトでOFFにすることも可能です。

HyperX DuoCastの専用ソフト
Mic Monitoringがダイレクトモニター

ダイレクトモニターをON/OFFできるUSBマイクは地味に珍しいですね。

補足

ダイレクトモニターは常時ONでOFFにできない製品が多い

ただ、QuadCast Sのようにダイレクトモニターの音量だけを調整することはできません。

HyperX QuadCastの専用ソフト
QuadCast Sの専用ソフト
ダイレクトモニターの個別調整

配信で実際に流れる音と自分のモニターの音量を別個で調整できる。歌や演奏においては結構重要

なので、歌配信を頻繁にやる人はQuadCast Sまで頑張ったほうが良いかなと思います。

一方で、そこまでモニター環境をシビアに調整しなくていいなら、DuoCastで十分ですね。

また、QuadCast Sとの差はLEDライティングの面積と指向性切替の数です。

QuadCast SはLEDの面積が広いので良くも悪くも目立ちます。

HyperX QuadCastをマイクアームに取り付けた2
HyperX DuoCast LEDパープル

このへんは用途次第ですね。

画面上を華やかにしたいなら、QuadCast S。ワンポイント程度がよければ、DuoCastがおすすめです。

指向性はDuoCastはカーディオイド、無指向性の2つですが、QuadCast Sは以下の4つになります。

指向性特徴
単一指向性の図解
カーディオイド
正面の音のみを拾う
1人で使う場合に最適
双指向性の図解
双指向性
前後の音を拾う
対談などで便利
無指向性の図解
無指向性
360度の音を拾う
会議室などで便利
ステレオ正面・左右の音を拾う
ワイドな収録などで使う

双指向性とステレオが加わるわけですね。

こちらも必要な人は限られているので、DuoCastで十分な人が大半かなと感じますね。

おそらくはDuoCastが最もたくさんの人の需要にハマる、汎用性が高い製品です。

競合製品との比較

製品HyperX DuoCast LEDブルー
DuoCast
AKG Lyra-Y3を正面から撮った画像
Lyra-Y3
Blue Yeti nano
Yeti nano
指向性カーディオイド
無指向性
4種類から選択可能カーディオイド
無指向性
ビットレート96kHz / 24bit192kHz / 24bit48kHz / 16bit
イヤホン端子
ゲインつまみ×
モニター調整×××
LEDライティング××
実売価格 約13,980円 約14,190円約15,510円
ECサイトAmazon
楽天市場
Yahoo!
Amazon
楽天市場
Yahoo!
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
Yahoo!

DuoCastの競合製品として、比較したのはAKG Lyra-Y3とBlue Yeti nanoです。

この3製品は同価格帯で、強みが若干異なります。

指向性特徴
HyperX DuoCast LEDブルー
DuoCast
振動ノイズに強い
コンパクトでおしゃれ
仕事・配信におすすめ
AKG Lyra-Y3
Lyra-Y3
高音質で指向性も豊富
専用ソフトはなし
音楽用途におすすめ
Blue Yeti nano
Yeti nano
専用ソフトが多機能
ノイズ除去など付属
凝った配信でおすすめ

どれも高音質で使いやすいですが、Lyra-Y3は192kHz/24bit対応で指向性も4種類使えます。

AKG Lyra-Y3を正面から撮った画像

ゲインつまみ、ミュートボタンもあり、本体機能は非常に豊富です。

本体がやや大きいですが、音楽や制作といった用途なら一番おすすめの製品ですね。

Blue Yeti nanoはコンパクトで本体機能は少なめです。

Blue Yeti nano

代わりにPCで動く専用ソフトが非常に多機能で、ノイズ除去やボイスチェンジャーがついています。

Blue Yeti nano専用ソフトウェア

また、別売りのロジクール製キーボードを組み合わせると効果音も使えます。

G HUB キーボードに色んな効果音をアサインさせてみた
色んな音をキーボードにアサインさせてみた

配信中に色んな声や効果音を出したい人におすすめのマイクです。

DuoCastはLyra-Y3とYeti nanoの中間的な製品ですね。

コンパクトなボディで、本体機能はYeti nanoより充実しています。

HyperX DuoCast LEDパープル

専用ソフトはエフェクトがないものの、マイクやLEDライトの細かい設定が可能です。

また、3製品の中ではショックマウントの出来が良く一番振動ノイズに強いです。

HyperX DuoCast 上から撮った

専用スタンドで卓上に置いて使うのがメインなら、DuoCastが最も使い勝手が良いですね。

キーボードを打ちながらでも、自身の声はキレイに相手に届きます。

ビジネスシーンから配信まで万能に使えるルックスなのも良いですね。

HyperX DuoCast LEDブルー

テレワークとオーソドックスな配信で使うなら、DuoCastが良いですね。

 

HyperX DuoCast まとめ

HyperX DuoCastの外箱
  • ベストセラーのSoloCastからノイズ対策などが強化された製品
  • 専用ソフトでマイクの細かい調整やLEDライトの色変更ができる
  • テレワーク、ライブ配信で使いやすいコンパクトなUSBマイク

ぎたすけ

たしかにDuoCastはおしゃれだけど、ビジネスシーンでも大丈夫そうな見た目だな

たけしゃん

サイズ的にもちょうどいい感じだし、どのシーンでも万能に使えるマイクだね

HyperX DuoCastのレビューでした。

SoloCastが非常に人気ですが、ノイズ対策の面を強化したDuoCastはかなり使い勝手が良い仕様になっています。

卓上で手軽に使えるUSBマイクとしては非常に高い完成度だと感じました。

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