audio technica AT2020USB-XPをレビュー。ノイズリダクションがついた高性能USBマイク

audio technica AT2020USB-XP

評価:4.5

ぎたすけ

AT2020USB-XPってAT2020USB-Xと何が変わったの?

たけしゃん

ノイズリダクションとオートゲインの機能がついたんだよ。あとポップフィルターも付属になったね
補足

レビューのためにaudio technica様にデモ機をお借りしました

AT2020USB-XPの評価
音質
 (5)
使い勝手
 (4.5)
コスパ(約23,980円)
 (4)
総合評価
 (4.5)
メリット
デメリット
  • 音質はUSBマイクの中でトップレベル
  • ヘッドホン端子の再生音が非常に良い
  • ノイズ除去の利き方が自然
  • オートゲインで音量調整が楽
  • 専用アプリはない
  • 本体にマイク音量ノブがない
用途 項目
原稿を読んでいる男性
ライブ配信
音質が非常に良い
どの配信でも便利
マイクを設置しているスタジオ
DTM
使えるが
AT2020のほうがよい
オンラインで仕事しているところ
テレワーク
コンパクトで
音質も非常に良い

ボイス

ボーカル

この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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audio technica AT2020USB-XP

audio technica AT2020USB-XP 左側面から撮影
マイクタイプUSBコンデンサーマイク
指向性カーディオイド
サンプリング周波数192kHz / 24bit
※192kHz/24bitの再生は非対応
接続端子USB-C(USB 2.0)
対応OSWindows 10
Windows 11
macOS Catalina
macOS Big Sur
macOS Monterey
macOS Ventura
質量約375g
公式サイト

audio technicaのプロフェッショナル仕様のUSBマイク AT2020USB-XP。

人気のUSBマイクAT2020USB-XにDSPエフェクトなどの機能を加えたモデルになっています。

audio technica AT2020USB-XPとaudio technica AT2020USB-X
左がAT2020USB-XP、右がAT2020USB-X

ノイズリダクションなどの追加で、様々な周辺環境に対応しやすい仕様になっています。

まずはAT2020USB-XPの製品仕様から解説していきます。

使用を飛ばして、レビューを読みたい方は<AT2020USB-XPをレビュー>を参照ください。

AT2020USB-Xとの違い

製品audio technica AT2020USB-XP
AT2020USB-XP
audio technica AT2020USB-X
AT2020USB-X
指向性カーディオイドカーディオイド
DSPノイズリダクション
オートゲイン
なし
レート192kHz / 24bit96kHz / 24bit
ポップガードAT8175付属別売り
付属品スタンド AT8702
変換ネジ
USBケーブル
USB-C変換アダプタ
スタンド AT8702
変換ネジ
USBケーブル
USB-C変換アダプタ
実売価格約23,980円約19,580円
補足

AT2020USB-XPも192kHz/24bitの再生は非対応です

AT2020USB-XPはDSPエフェクト、サンプリング周波数/ビットレートなどが強化されています。

特にノイズリダクションとオートゲインの追加は配信用途で強いですね。

audio technica AT2020USB-XP 底面のコントロールパネル
本体底面にスイッチがある

ノイズリダクションはいわゆるノイズ除去機能なので、配信・テレワークで便利です。

また、付属品にポップフィルターのAT8175が追加されており、よりノイズに強くなっています。

audio technica AT2020USB-XP 本体をアップ

AT2020USB-Xとの価格差は4,500円程度ですが、強化部分を考えるとかなりお得になっています。

補足

AT8175は別売りで買うと3,300円程度

ミュートスイッチ

audio technica AT2020USB-XP 正面下部

AT2020USB-XPは本体正面にタッチセンサー式のミュートスイッチがついています。

センサーなので触れるだけでON/OFFが切り替わります。

ミュート状態はマイク本体のLEDで確認できます。

通常は青に点灯しており、ミュートがONになると赤に変わります。

audio technica AT2020USB-XP。通常のLEDライト
通常の状態
audio technica AT2020USB-XP。ミュート時のLEDライト
ミュートONの状態

タッチセンサーなのでボタンを押す音が鳴らないのは良いですね。

会議中など誰にも気づかれずにサッとミュートをON/OFFできます。

DSPエフェクト

audio technica AT2020USB-XP 底面のコントロールパネル

AT2020USB-XPは2種類のDSPエフェクトが追加されました。

エフェクト効果
ノイズリダクションノイズ除去機能
レベルを3段階で選べる
オートゲイン
コントロール
声の大きさに合わせて
自動で音量調整される

どちらも配信やオンライン会議などで便利な機能ですね。

ノイズリダクションはレベルが3段階に分かれており、前面のLEDで確認できます。

audio technica AT2020USB-XP AT8455 専用スタンドに取り付けた。本体下部
OFFの状態
audio technica AT2020USB-XP AT8455 専用スタンドに取り付けた。ノイズリダクションON
MAX(Lv3)の状態

ノイズリダクションは自然な効きで非常に良い感じです。

ノイズリダクションなし

ノイズリダクション Lv1

ノイズリダクション Lv2

ノイズリダクション Lv3

補足

上記の音声は車の走行音をかなり大きい音で流して録っています

オートゲインコントロールは声の大きさに合わせて、自動で音量調整してくれる機能です。

オートゲインもON/OFFがLEDでわかるようになっています。

audio technica AT2020USB-XP AT8455でマイクアームに取り付けた。オートゲインON
4つのLEDの1番左が白く点灯するとON

オートゲインコントロールも良い効き方で使いやすいですね。

雑談・ゲーム配信なら、とりあえずONにしておいて大丈夫そうです。

なお、オートゲインをONにすると80Hzのハイパスフィルターが作動する仕様になっています。

ダイレクトモニタリング

audio technica AT2020USB-XP 専用スタンドに取り付けた。斜め上から撮影

AT2020USB-XPはマイクの入力音を直接モニターできるダイレクトモニタリング機能がついています。

本体背面の3.5mm端子に繋いだイヤホンからマイクの音を確認できます。

audio technica AT2020USB-XP 背面

このダイレクトモニタリングの音量は本体前面の2つのノブで調整します。

audio technica AT2020USB-XP 正面真ん中
コントロール効果
左のノブマイク入力音と端末の音の
バランスを調整する
右のノブイヤホンのボリュームを調整する

まず、右のノブはイヤホンのボリュームです。

イヤホンに流れる音全ての音量が変わります。

audio technica AT2020USB-XP 正面真ん中

そして、左のノブで端末(PCなど)からの音とマイクの音のバランスを調整できます。

AT2020USB-XPのダイレクトモニタリングとミックスコントロールの図解

例えば、カラオケ配信をする際にPCから流すオケと自分の声の音量バランスを調整する際に使います。

なお、このノブは2つとも接続したイヤホンの音にだけ影響します。

リスナーに聞こえるマイクの音量を調整する場合はマイク入力のレベルを変更しましょう。

付属品

audio technica AT2020USB-XP付属の専用スタンド
audio technica AT2020USB-XP 本体をアップ
audio technica AT2020USB-XP付属のUSBケーブルとUSB-C変換アダプタ
audio technica AT2020USB-XP 付属の変換ネジ
  • 専用スタンド(AT8702)
  • ポップフィルター(AT8175)
  • USBケーブル
  • USB-C変換アダプタ
  • 変換ネジ(3/8-16 – 5/8-27)

AT2020USB-XPには上記の付属品がついています。

ポップフィルターがついてくるのが良いですね。

audio technica AT2020USB-XP 右側面

また、卓上で使える専用スタンドも付属していますが、本体だけでマイクアームなどにもつけられます。

audio technica AT2020USB-XP マイクスタンドに取付けた側面

このあたりは用途によって使い分けましょう。

なお、別売りで専用ショックマウントも販売されています。

audio technica AT8455
AT8455

キーボードを打ちながら会議、配信をやる人は振動ノイズ対策で買っておいた方がいいです。

audio technica AT2020USB-XP AT8455で専用スタンドに取り付けた。正面

AT8455なし

AT8455あり

 

audio technica AT2020USB-XPをレビュー

audio technica AT2020USB-XP AT8455 専用スタンドに取り付けた。右側面
AT2020USB-XPの評価
音質
 (5)
使い勝手
 (4.5)
コスパ(約23,980円)
 (4)
総合評価
 (4.5)

それでは、AT2020USB-XPをレビューしていきます。

初めにメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。

メリット
デメリット
  • 音質はUSBマイクの中でトップレベル
  • ヘッドホン端子の再生音が非常に良い
  • ノイズ除去の利き方が自然
  • オートゲインで音量調整が楽
  • 専用アプリはない
  • 本体にマイク音量ノブがない

予算的に問題ないなら、間違いない選択肢という感じですね。

音質、機能面のどちらで見ても非常に優秀です。

専用アプリはないものの、本体調整だけで困ることはほとんどありません。

USBマイクではトップレベルの音質

audio technica AT2020USB-XP AT8455でマイクアームに取り付けた。右側面ポップガードなし
ショックマウントは別売り

AT2020USB-XPで音声を色々録ってみましたが、音質はクリアでとても良いです。

USBマイクの中ではトップレベルに良いですね。

ボイス

ボーカル

他のUSBマイクのサンプル音も比較用で用意したので、聴き比べてみてください。

AT2020USB+

AT2020USB+の写真

BLUE Yeti X

blue-yeti x

HyperX QuadCast S

HyperX QuadCast LED青

SHURE MV7

SHURE MV7

他社製品と比べても、音の解像度はワンランク上に感じますね。

なお、AT2020USB-Xと比べたところ、音の違いは感じませんでした。

audio technica AT2020USB-XPとaudio technica AT2020USB-X

そのため、どちらにするかは次のDSPエフェクトが欲しいかどうかになりますね。

ノイズリダクションは自然な効き方

audio technica AT2020USB-XP AT8455 専用スタンドに取り付けた。ノイズリダクションON

下記の音声は車の走行音をそこそこ大音量で流して録音したものです。

ノイズリダクションなし

ノイズリダクション Lv1

ノイズリダクション Lv2

ノイズリダクション Lv3

自然な効き方をしていますね。

LV2からわかりやすく、走行音が小さくなっています。

安いUSBマイクのノイズリダクションだと、効き方が強烈で声も細くなるんですよね。

その点、AT2020USB-XPは自然な範囲で効いてくれるので良いです。

audio technica AT2020USB-XP AT8455でマイクアームに取り付けた。ノイズリダクションLV2

とはいえ、多少の変化はあるので環境に合わせてレベルを設定しましょう。

エアコンやPCの動作音を抑えたいだけなら、LV1で十分です。

オートゲインで音量調整も楽

audio technica AT2020USB-XP 底面のコントロールパネル

AT2020USB-XPは自動で音量調整してくれるオートゲインコントロールがついています。

オートゲインをONにすると下図のようにVol設定を変えても一定の音量になります。

audio technica AT2020USB-XPのオートゲインを使ったbefore affter

ボリューム設定が苦手な人でも使いやすいですね。

ちなみにオートゲインを設定する際はマイク入力の音量は低めにしておきましょう。

下図を見てもわかりますが、現在の入力音量を基に音量を上げ下げしているようです。

audio technica AT2020USB-XPのオートゲインを使ったbefore affter
100%側は無言でも周辺音で波形ができている

そのため、入力音量が高いと無言のときに環境ノイズを拾ってしまいます。

逆に小さめにしておけば、声を発するときだけ音量を上げてくれるので便利です。

Blue Yeti Xとの比較

製品audio technica AT2020USB-XP
AT2020USB-XP
blue-yeti x
Yeti X
指向性カーディオイド4種類から選択
DSPノイズリダクション
オートゲイン
EQ
COMP
ディエッサー
ノイズリダクション
ボイスチェンジャー 他
レート192kHz / 24bit48kHz / 24bit
ポップガードAT8175付属別売り
専用アプリなしPCのみあり
実売価格約23,980円約24,860円

最後は競合製品との比較です。

ここでは価格帯が近く、ノイズリダクションが使えるBlue Yeti Xを選出しました。

blue-yeti x

まずは音質ですが、筆者の所感ではAT2020USB-XPのほうが良いと感じました。

AT2020USB-XP

audio technica AT2020USB-XP

Blue Yeti X

blue-yeti x

ヘッドホン端子の再生音もAT2020USB-XPのほうが高出力かつ低ノイズでクリアに聴こえます。

Yeti Xも音は十分良いですが、AT2020USB-XPは更にワンランク良いという印象ですね。

また、本体サイズもAT2020USB-XPのほうが小さいです。

audio technica AT2020USB-XP 右側面

Blue Yeti XはUSBマイクの中でもトップレベルに大きいため、サイズ感はかなり差があります。

Blue Yeti X

そのため、省スペースでの配信・テレワークではAT2020USB-XPのほうが断然使いやすいですね。

逆に機能面に関してはYeti Xのほうが優れています。

PCで使える専用ソフトウェアは様々なエフェクトが搭載されており、ボイスチェンジャーなどもあります。

Blue Vo!ce3のボイスチェンジャー画面

指向性も4種類に対応しており、AT2020USB-XPよりは幅広い用途にも対応できます。

筆者の所感では、1人の配信・テレワークで使うならAT2020USB-Xをおすすめします。

audio technica AT2020USB-XP 右側面から撮影

逆に複数人の配信・会議で使ったり、ボイスチェンジャーなどの機能も欲しい人はYeti Xをおすすめします。

Blue Yeti X

両方使った所感では、後発のAT2020USB-XPのほうが全体的に質が高いと感じました。

Yeti Xはかなり前に発売された製品なので、2023年発売の製品と比べると分が悪いですね。

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audio technica AT2020USB-XP まとめ

audio technica AT2020USB-XP AT8455でマイクアームに取り付けた側面
ショックマウントは別売り
  • ノイズリダクション、オートゲインがついたUSBマイク
  • USBマイクでは音質はトップレベルに良い
  • ノイズリダクションは自然な効きで使いやすい

ぎたすけ

ノイズリダクションとかオートゲインあると、どこでも使いやすいからいいな

たけしゃん

そうだね。コワーキングスペースとかでも使いやすいよね。本体も小さいから持ち歩けるし

audio technica AT2020USB-XPのレビューでした。

AT2020USB-Xの時点で完成度の高いマイクでしたが、さらに使いやすくなっていますね。

ノイズリダクションやオートゲインの効き方も自然で、このへんはさすがオーディオテクニカだなと思いました。

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