Blue Yeti nanoをレビュー。高音質で多機能な専用ソフト付きのUSBマイク

Blue Yeti nano

評価:4.5

ぎたすけ

机に置くのにちょうどいい感じのサイズ感が良いな

たけしゃん

そうだよね。それでいてサンプリングレートは24bitまで対応していて、かなり高音質だよ
Yeti nanoの評価
音質
 (4)
使いやすさ
 (4)
汎用性
 (5)
価格(15,510円)
 (4)
総合評価
 (4.5)
主な用途所感
原稿を読んでいる男性
ライブ配信
エフェクト付きで
万能に使える
マイクを設置しているスタジオ

DTM
使えなくはないが
適してはいない
オンラインで仕事しているところ

テレワーク
設定不要で
高音質なので楽
メリット
デメリット
  • USBで繋ぐだけで設定など必要なし
  • 卓上で使うのにちょうどいいサイズ
  • イヤホンマイクと比べてはるかに高音質
  • 専用ソフトで色んな設定ができる
  • 本体にイヤホン端子がある
  • 本体にマイク音量調整機能がない
  • 競合と比べるとやや高い

Yeti nanoで録った演奏動画

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この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
プロフィール詳細お問い合わせ

Blue Yeti nano

Blue Yeti nano
マイクタイプ USBコンデンサーマイク
指向性 単一指向性
無指向性
周波数特性20Hz~20kHz
サンプリングレート 48kHz / 24bit
対応OS Windows、Mac
寸法
(縦×横×高さ)
10.9cm × 9.6cm × 21.1cm
(スタンド装着時)
重量630g
公式サイトより引用

USBマイクで世界的に有名なBlue Yetiシリーズの下位モデルYeti nano。

音質はそのままに機能を絞って、価格と本体サイズを抑えたモデルになっています。

Blue Yetiの3本
左からYeti nano、Yeti、Yeti X

BlueのUSBマイクはSnowballシリーズとYetiシリーズに分かれますが、機能比較はこちら。

タイトルblue snowball-iceの上部
Snowball iCE
blue snowball
Snowball
Blue Yeti nano

Yeti nano

Yeti
blue-yeti x
Yeti X
指向性単一指向性2種類2種類4種類4種類
ビットレート44.1kHz/16bit44.1kHz/16bit48kHz/24bit48kHz/16bit48kHz/24bit
ヘッドホン端子××
エフェクト××
ゲインつまみ×××
モニターMIX××××
LEDカスタム××××
実売価格7,810円9,900円15,510円18,810円24,860円

Yeti nanoは本体にヘッドホン端子があるのと、サンプリングレートが48kHz/24bitになっています。

しかし、それ以上に大きいのがエフェクト機能です。

YetiシリーズはBlue Vo!ceという専用ソフトが使えます。

Blue Vo!ceのエフェクト画面j

Windows、Mac専用ですが、このソフトの機能が素晴らしいです。

後半のレビューでは実際にすごさを体感してもらえるように、サンプル音源をたくさん用意したので聴いてみてください。

それでは、製品仕様から細かく解説していきます。

仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<Blue Yeti nanoをレビュー>を参照ください。

仕様の目次

対応OSはWin、Mac

Blue Yeti nanoの下部にある接続端子

Yeti nanoはWindows、Macに対応しています。

付属のUSBケーブルを使って、接続するだけで設定などは特に不要で使用することができます。

なお、公式サイトには記載はないですが、iOSでも普通に使えます。

補足

iPhone 13 Proで動作確認しました。一応非公式なので自己責任でお願いします

iOSとの接続に必要なアイテム

また、WindowsとMacでは専用ソフトウェアが用意されており、細かい調整ができるようになっています。

Blue Yeti nano専用ソフトウェア
Blue Vo!ce

入力ゲインや音量だけでなく、エフェクト、ボイスチェンジャーなど機能が豊富に用意されています。

後半のレビューで音声付きで紹介していきますが、1.5万円の製品にこれだけの機能が付いているのはすごいです。

注意

専用ソフトウェアは英語しか説明書がありません

2種類の指向性

Blue Yeti nanoの背面
単一指向性
無指向性
  • 正面の音のみを拾う
  • 1人で使用する場合に最適
  • 360°の音を拾う
  • 複数人の会議などに最適

Yeti nanoは背面のボタンで単一指向性と無指向性を切替できます。

基本的には単一指向性を使用し、複数人の音声を収録する際には無指向性を選択しましょう。

なお、指向性の切替はWindows、Macで使用できる専用ソフトからも可能になっています。

48kHz/24bitに対応

サンプリングレートとビットレートの説明

Yeti nanoはサンプリングレートが48kHz/24bitまで対応しています。

この数値はアナログからデジタルに変換する際のビットレートで高いほど高音質でデータサイズが重くなります。

参考

CDなど通常の市販音源は44.1kHz/16bitで収録されており、ハイレゾ音源は96kHz/24bitなどが多い

最近の音楽制作だと48kHz/24bitを使う人が多いので、地味に24bit対応しているかは重要なんですよね。

24bitの利点

波形データをエディットするときなどに16bitよりは音の劣化が起こりにくい

逆にkHz側は48kHzまで使えれば、そんなに困ることはありません。

音楽制作やナレーション録りで使うなら24bit対応していたほうが安心ではありますね。

イヤホン端子とボリュームツマミ

Blue Yeti nanoの正面ボタン

Yeti nanoには本体にイヤホン端子とボリュームツマミがついています。

イヤホン端子は3.5mmタイプで普通のイヤホンを接続できます。

Blue Yeti nanoの下部にある接続端子

そして、本体前面のボリュームツマミでイヤホンに流れる音を調整することが可能です。

Blue yeti nanoの前面パネル
電源が入ると緑に点灯する

このボタンを押すことでマイクをミュートできます。

Blue yeti nanoのミュート時
ミュート時は赤く点灯

会議中に他の方が発表している場合などは、余計な音が入らないようにミュートするとよいでしょう。

なお、Yeti nano本体にはマイクの入力音量を調整するツマミはありません。

そのため、マイクの音量を調整する場合は下記を参考にOSのサウンドプロパティを使いましょう。

選択したOSの設定方法を表示します

Windowsの場合は右下のサウンドアイコンを右クリックして、「サウンドの設定を開く」をクリックします。

Windowsの右下にあるトレイ
Windowsのサウンド設定ウィンドウ

サウンドの設定画面が開いたら「入力」の中にある「デバイスのプロパティ」をクリックします。

Blue Yeti nanoのサウンドプロパティ

ボリュームでマイクの入力音量を変えられます。

Windowsのサウンド入力 調整画面

付属のスタンドで机に置いて喋る場合は70くらいで大丈夫です。

逆に口元にマイクを持ってきて歌う場合は50くらいまで下げたほうが良いです。

声を出すとフェーダーが振れるので、試しながら適切な音量を見極めましょう。


左上のアップルアイコンをクリックして、「システム環境設定」をクリックします。

Macのシステム環境設定

続いて、次の画面では「サウンド」をクリックします。

Macのシステム環境設定2

すると、サウンド画面が開くので、「Blue Snowball」をクリックしてから、中央の「入力音量」のフェーダーを調整しましょう。

Blue Yeti nanoのMacサウンドプロパティ

マイクを机に置いて喋るだけなら70%くらいが良いかなと思います。

マイクを口元に持ってきたり、歌う場合は真ん中くらいまで下げると良いでしょう。


iOSは外部マイクの入力音量を変更できる機能がありません。

そこで、入力音量の変更機能がある撮影用アプリ「SHURE MOTIV Video」を使って調整します。

ShurePlus MOTIV Video

ShurePlus MOTIV Video

Shure無料posted withアプリーチ

インストールしたら、Snowballをつなげた状態でアプリを立ち上げ、マイクアイコンをタップします。

SHURE MOTIV Videoのトップ画面

すると、外部マイクの音量設定画面が出るので、マイクゲインを調整します。

SHURE MOTIV Videoのマイクゲイン

初期値は92%でしたが、机に置いてトークするなら70%あたりがです。

口元にマイクをもってきたり、歌う場合は50%くらいまで下げたほうが良いです。

なお、一度設定してしまえば、アプリを閉じても設定は維持されます。

なので、他のアプリでもここで設定した値が適用されます。


Windows、Macであれば専用ソフトのBlue Vo!ceからの調整も可能です。

Blue Yeti nano専用ソフトウェア

エフェクトやボイスチェンジャー機能もあるため、PCから配信する人はBlue Vo!ceを使うと良いでしょう。

マイクスタンドが付属

Blue Yeti nano

Yeti nanoは卓上向けのマイクスタンドが付属しています。

スタンドの高さは変えられませんが、マイクの角度を調整できるので上向きにして口元にマイクを向けましょう。

なお、付属のマイクスタンドから取り外して、別売りのマイクスタンドに取付も可能です。

Blue yeti nanoをCompassに取付した
マイクアーム Compassに取付した

マイク本体が小さいので、マイクアームに取付しても使いやすいです。

より、クリアな音で録りたい人はマイクアームで口元にマイクを持ってきたほうが良いですね。

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Blue Yeti nanoをレビュー

Blue Yeti nano
Yeti nanoの評価
音質
 (4)
使いやすさ
 (4)
汎用性
 (5)
価格(15,510円)
 (4)
総合評価
 (4.5)

それでは、Yeti nanoを詳しくレビューしていきます。

はじめにメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通り。

メリット
デメリット
  • USBで繋ぐだけで設定など必要なし
  • 卓上で使うのにちょうどいいサイズ
  • イヤホンマイクと比べてはるかに高音質
  • 専用ソフトで色んな設定ができる
  • 本体にイヤホン端子がある
  • 本体にマイク音量調整機能がない
  • 競合と比べるとやや高い

特筆すべきポイントはWindows、Macで使える専用ソフトウェアですね。

Blue Yeti nano専用ソフトウェア
Blue Vo!ce

USBマイクでこれほどの多機能ソフトを用意しているところは他にないです。

LOGICOOLがゲーミングデバイス向けに作ったソフトを、Blue製品にも使えるようにしたみたいです。

ガジェット系の有名メーカーとマイクの有名メーカーが一体化した強みが存分に出てますね。

ここ数年でBlueのUSBマイクが世界的に売れるようになったワケがよくわかります。

製品レビューの目次

音質はクリアで良好

Blue Yeti nano
マイクアームとショックマウントは別売り

Yeti nanoはBlueの製品だけあって、音質は良好です。

1万円台のUSBマイクとしては特に言うことはないレベルです。

ちなみにBlue Vo!ceのデフォルト設定されたエフェクトが大分強めです。

歌やナレーションのレコーディングで使う人はREC始める前に設定確認を忘れないようにしましょう。

補足

ライブ配信ならエフェクトONのままで大丈夫です

参考までにエフェクトOFFとエフェクトONの比較音源を用意しました。

エフェクトOFF

エフェクトON

エフェクトONはBlue Vo!ceをONにした時のデフォルト設定です。

結構強烈に補正されてるのがわかりますね。

またボーカル録りではポップガードを使わず、卓上スタンドでポンと置いて録ったので吹かれノイズがやや入ってます。

Blue Yeti nano
この状態でボーカルを録った

まあでも、これくらいなら配信ならポップガードがなくても問題なさそうです。

ちなみにYeti nanoはマイクサイズがやや大きくて、マイク取付タイプのポップガードは入りませんでした。

ポップガード Granpro
GRANPRO

なので、ポップガードが必要な人はスポンジタイプのウインドスクリーンを使いましょう。

あと、レコーディング前に音量調整はちゃんとしたほうが良いですね。

初期値だとマイクの入力音量が高いので、周りの音をかなり拾います。OSのサウンドプロパティもしくは専用アプリで音量調整しましょう。

専用ソフトウェアがすごい

Blue Yeti nano専用ソフトウェア

YetiシリーズはBlue Vo!ceという専用ソフトウェアと連携することが可能です。

Windows、Macでしか動作しないものの、このソフトウェアが非常に多機能です。

使える機能

  • 指向性切替
  • 入力音量調整
  • モニター音量調整
  • 各種エフェクト
  • ボイスチェンジャー
  • 効果音(専用キーボードが必要)

音の調整は一通りなんでもできます。

注意

専用ソフトウェアは英語しか説明書がありません

ここでは主な機能を中心にサンプル音源もつけて紹介していきます。

かなり長いので、必要な人だけ下のタブをタップして読んでください。

基本的な調整機能

Blue Vo!ceの基本設定画面

まずはマイクの基本設定画面です。

「Blue Voiceを有効化」にチェックを入れることで、EQなどの細かい設定も管理できるようになります。

なお、上図の画面で調整できるのは「リスナーに届く音」です。

マイクテストで録音して、その音を再生しながら設定を色々いじるようにしましょう。

Blue Voiceの画面。マイクテストで出音をチェックできる

Yeti nanoのイヤホン端子からリアルタイムに聞こえる音はダイレクトモニター(下図オレンジ線)のため、この画面のEQをいじっても変わりません。

YetiのダイレクトモニタリングとPCの音の配線図
EQが反映されるのは青線と緑線のみ

しかし、配信でリスナーが聴く音(青線)にはしっかり反映されています。ちゃんとマイクテストの機能を使って調整するようにしましょう。

Yeti nanoに挿したイヤホンから流れる音については、画面左上の「ケーブル」アイコンをクリックすると調整画面に遷移します。

Blue Voice イヤホン端子の音調整画面

この画面では自分がモニターとして聞く音を調整できるので、繋いだイヤホンで音を聞きながら調整しましょう。

なお、ここのEQが反映される音は接続端末からの音のみです。下図でいう緑線ですね。

YetiのダイレクトモニタリングとPCの音の配線図

ダイレクトモニター(オレンジ線)とリスナーに届く音(青線)には影響しませんので、そこは理解しておきましょう。

エフェクト機能

Blue Vo!ceのエフェクト画面j
ノイズリダクションノイズ除去機能
エアコンやファンの音に有効
ゲート 信号レベルが設定値未満で
自動ミュートする機能
コンプレッサー基準値以上の音を圧縮
音量の均一化に使える
ディエッサー サ行などの歯察音を除去
デポッパー低周波の破裂音をカット
リミッター基準値以上の音をカット
コンプレッサーの強力版

マイクの調整画面で「信号クリーンアップ」をクリックすると、エフェクト調整画面に切り替わります。

音楽やナレーションで必要なエフェクトは一通り用意されています。すごい。

この中でも特に使えるのは、以下の2つですね。

  1. ノイズリダクション
  2. コンプレッサー

このエフェクトの威力を実際に聞いてもらいましょう。

まずはノイズリダクションです。空気清浄機をMAXにかけた状態で録ってます。

ノイズリダクションなし

ノイズリダクション 20dB

空気清浄機の音をキレイに除去しつつ、原音への影響は少ないですね。

ライブ配信ではものすごく重宝しますね。

続いて、音量を均一化するコンプレッサーです。

わかりやすいように波形と音源で見てもらいましょう。

コンプレッサーなし

Blue Yeti nano コンプレッサーなしで録った音

コンプレッサー -12dB

Blue Yeti nano コンプレッサーありで録った音

最大音量はほぼ同じですが、コンプレッサーありのほうが断然音が大きく聞こえますよね。

これはコンプレッサーで大きな音を圧縮して、均一にしたうえで全体を持ち上げているからです。

音もグッと前に来るので迫力も出ますし、波形的にまだまだ音量を上げる余裕もあります。

トーク用途でも、コンプレッサーを軽くかけておけば声が前に出て音量も均一化されます。

盛り上がって、大きな笑い声を出しても自動で圧縮してくれるので、リスナーも大分聞きやすくなります。

Blue Voiceのエフェクト調整画面

1万円台のUSBマイク単独でノイズリダクションやコンプレッサーかけられる製品って、他にない気がします。

なお、このエフェクトもダイレクトモニターには反映されません。

YetiのダイレクトモニタリングとPCの音の配線図
オレンジ線にエフェクトは反映されない

リスナーに届く音にはしっかり反映されるため、マイクテストで録音した音を再生しながら設定を調整するようにしましょう。

ボイスチェンジャー

Blue Voiceのボイスチェンジャー機能

指向性切替の下にある「文字飾り」という項目をクリックすると、ボイスチェンジャー画面に移行します。

この画面ではプリセットなどを使って、色んな声を出すことが可能です。

いくつかサンプル音を用意したので聴いてみてください。

原音

エイリアン

幽霊が出る

使いどころが難しい気もしますが、こういった音声プリセットが19種類用意されています。

また、自分で色々と混ぜて音を作ることも可能です。

なお、ボイスチェンジャーの音もダイレクトモニター(オレンジ線)には反映されません。

YetiのダイレクトモニタリングとPCの音の配線図
オレンジ線にエフェクトは反映されない

Yeti nanoに挿したイヤホンでは普通の声でも、リスナーに届く音(青線)にはボイスチェンジャーが反映されているので注意してください。

サンプラー

Blue Voice サンプラー機能

左上の波形アイコンをクリックするとサンプラー画面に移行します。

しかし、この画面で流れる音はモニター専用で配信には流せません。

配信でサンプラーを使うにはロジクールのG HUBに対応したキーボードが必要です。

LOGICOOL G913 TKL
追加で貸してもらったG913 TKL

対応キーボードを繋ぐと、最初のデバイス選択画面でキーボードが選べるようになります。

G HUB デバイス選択画面

上の画面でキーボードを選択したら、左上の「+」アイコンをクリックして、割り当ては「サンプル」をクリックします。

G HUB キーボードにサンプラーをアサインさせる

あとは好きなサンプル音を右側のキーボードのファンクションキーにドラッグしてアサインさせるだけです。

G HUB キーボードに色んな効果音をアサインさせてみた
色んな効果音をアサインさせてみた

なお、アサインさせた効果音は1回だけ鳴らすか、ループさせるか選択できます。

G HUB 効果音をループさせるか1回で止めるかを選択

基本的には「1回限り」で必要な時に都度、ボタンを押すようにするのが良いでしょう。

プリセット以外にも自分で用意した効果音もインポートできるので、よく使う効果音を入れておくと便利ですね。

ここではよく使いそうなサンプル音を用意しましたので、聴いてみてください。

喝采

失敗

ピー音

漫画の走り

プリセットはかなりの数が用意されているものの、海外向けのものが多いので使い勝手はまあまあです。

自身でフリー素材を落としてきて、キーボードにアサインさせる使い方をしたほうが便利ですね。

ちなみに今回お借りしたキーボード G913 TKLはかなり高級なキーボードです。

打ち心地や打音、ワイヤレスの反応など、どれを取ってもすごいのでテレワークやFPSなどのゲームで使うのによさそうです。

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競合機種との比較

Blue Yeti nano
Yeti nano
AKG Lyra-Y3をマイクアームにつけたときの画像
Lyra-Y3
AT2020USB+の写真
AT2020USB+
指向性単一指向性
無指向性
4種類単一指向性
ビットレート48kHz / 24bit192kHz / 24bit48kHz / 16bit
イヤホン端子
ゲインつまみ××
モニターMIX××
エフェクト××
実売価格約15,510円約12,780円約16,200円
モニターMIX

ダイレクトモニターとPCからの音のミックスバランスを調整できる機能

価格帯が近い競合機種はAKG Lyra-Y3とaudio technica AT2020USB+の2つです。

総合力で考えると、Lyra-Y3が優れています。

AKG Lyra-Y3をマイクアームにつけたときの画像

本体にマイク入力音量を調整できるゲインつまみがあり、指向性も4種類。

さらにはサンプリングレートも192kHz/24bitまで対応しています。

対して、Yeti nanoの強みは専用ソフトによるエフェクト機能です。

トーク、ボーカルに必要なノイズ除去やコンプレッサー系のエフェクトが使えるのは非常に大きいです。

Blue Vo!ceのエフェクト画面j

特にコンプレッサーの存在はめちゃくちゃでかいです。

音量を均一化するだけで、配信の音は急激に聴きやすくなりますからね。

たけしゃん

トーク配信だと盛り上がると音が急に大きくなったりしますが、コンプかけておけば自動で均一に調整してくれます

OBS STUDIOでもエフェクトはかけられますが、Yeti nanoでかけたほうがPCスペックに依存しないため遅延が起きにくいです。

エフェクトや効果音などを活用して配信をリッチにしたい人はYetiシリーズは強いですね。

他のUSBマイクにはない機能性を兼ね備えた製品です。

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Blue Yeti nano まとめ

Blue Yeti nano
  • 高音質かつ小型で使いやすいUSBマイク
  • 専用ソフトウェアでエフェクトやボイスチェンジャーを使える
  • 配信で効果音やエフェクトを活用したい人には最適な製品

ぎたすけ

USBマイクでエフェクト使える製品って珍しいんだな。結構あるのかと思ってた

たけしゃん

オーディオインターフェイスならあるけど、USBマイクではほとんどないから貴重だよ

Blue Yeti nanoのレビューでした!

Yeti nanoはオーディオインターフェイスと大差ない機能を持ち合わせてるので、ほんとすごいですね。

iOS用のアプリまではさすがにないですが、PCから配信する人には非常に便利です。

ゲーム実況やトーク配信で活用できる製品なので、ぜひチェックしてください。

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