sE Electronics RF-Xをレビュー。1万円前半で買える、使いやすいリフレクションフィルター

SE ELECTRONICS RF-X

ぎたすけ

ウールが敷き詰められていて、しっかりしてそうな見た目だな

たけしゃん

1.3万円くらいだけど、吸音性や耐久性はかなりしっかりしているね
補足

レビューするためにフックアップ様からデモ機をお借りしました

メリット
デメリット
  • 反響音を抑えられる
  • 比較的軽い
  • 造りがしっかりしている
  • 本体の角度調整はできない
  • マイクアームで使うのは難しい

リフレクションフィルターなし

AKG C214

RF-X

SE ELECTRONICS RF-X
この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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sE Electronics RF-X

SE ELECTRONICS RF-X 右から撮った

リフレクションフィルターで有名なsE ElectronicsのエントリーモデルRF-X

昔から使用者が多い、Reflexion Filter PROの安価モデルですね。

Reflexion Filter PRO

Reflexion Filter PROとは反射面の素材は違いますが、RF-Xも反響音抑制には十分効果があります。

まずはRF-Xの製品仕様から解説していきます。

仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<RF-Xをレビュー>を参照ください。

製品仕様の目次

マルチレイヤー構造

SE ELECTRONICS RF-X 横から撮った
  1. 外側の通気孔付き複合素材によるパネル
  2. ウール生地層
  3. エアギャップ層
  4. 発泡フォーム層

RF-Xのフィルター設計は上記4層で構成されています。

このマルチレイヤー構造によって、原音をできるだけ損なわずに全帯域に渡ってフィルタリング効果を実現しています。

実際に録り比べした所感でも、部屋鳴りの抑制効果は十分ありました。

上位のReflexion Filter PROと比べると、やや音がこもりますが、十分使える音で録れます。

RF-Xに合うマイクスタンド

SE ELECTRONICS RF-X 背面

RF-Xは重量1.5kg程度とリフレクションフィルターの中では軽い部類です。

とはいえ、マイクアームでの使用は難しく、マイクスタンドでの利用が望ましいですね。

マイクスタンドはTAMAをおすすめします。TAMAなら重たいマイクでも余裕で安定していました。

SE ELECTRONICS RF-X

ちなみにマイクアームでも色々試しましたが、audio technica AT8700Jならギリギリいけます。

AT8700JでAT4040を支えている画像
補足

マイクはAKG C214とBlue Babybottleでテストしました

ただ、アームを曲げられる角度が限定される上に、ややふらつくので推奨はマイクスタンドです。

なお、他の低価格帯のマイクアームは無理でした。

カラーバリエーション

SE ELECTRONICS RF-X 背面
お借りしたのはシルバー

RF-Xはカラーバリエーションとしてレッドとホワイトも用意されています。

1

シルバーが一番使いやすいと思いますが、部屋のインテリアに合わせてチョイスできるのは良いですね。

 

sE Electronics RF-Xをレビュー

SE ELECTRONICS RF-X 右から撮った

それでは、RF-Xを細かくレビューしていきます。

まずはメリット・デメリットを箇条書きにしたものがこちらです。

メリット
デメリット
  • 反響音を抑えられる
  • 比較的軽い
  • 造りがしっかりしている
  • 本体の角度調整はできない
  • マイクアームで使うのは難しい

総評するとオーソドックスで役割はしっかり果たしてくれるアイテムですね。

予算1万円程度でリフレクションフィルターを探すなら、間違いない製品だと思いました。

製品レビューの目次

反響音の抑制効果は良好

SE ELECTRONICS RF-X 横から撮った

RF-Xを使ってボーカル録り比べしてみました。

まずはサンプル音を聴いてみてください。部屋鳴りが強いところで録っています。

リフレクションフィルターなし

AKG C214

RF-X

SE ELECTRONICS RF-X

聴き比べてみると、RF-Xは反響音が減っていることが分かると思います。

これだけ聞くとわずかな差と感じる人も多そうですが、mixで音圧をグッとあげると、この差が大きくなります。

先ほどの音源にコンプレッサー&マキシマイザーで音圧を底上げしたものも聞き比べてみましょう。

注意

音量が大きいので、注意してください

リフレクションフィルターなし

AKG C214

RF-X

SE ELECTRONICS RF-X

音圧を底上げした音源で聴くと、差は歴然ですね。

RF-Xで部屋鳴りを抑えて録ることで、オケに馴染むボーカルが作りやすいです。

耐久性も高い

SE ELECTRONICS RF-X 背面横

RF-Xは1万円前半にしては、造りがしっかりしています。

各素材の質も良いですし、吸音で使われているウールも低価格帯に比べると質が良く感じます。

SE ELECTRONICS RF-X

このあたりは1万円未満の製品とは差を感じるところですね。

一方で部屋鳴りの抑制効果で言うと、低価格帯と比べて差はあまり感じません。

6,000円程度で買えるClassic Pro CAR900と比較してみましょう。

RF-X

SE ELECTRONICS RF-X

CAR900

Classic Pro CAR900とAKG C214

聴き比べても、ほとんど同じに聴こえます。

そのため、RF-Xはコスパで考えると正直あまりよくはないですね。

インテリアとしての見栄え、耐久面を考えると予算があるならRF-Xのほうがベターという感じです。

Reflexion Filter PROとの比較

Reflexion Filter Pro 下から撮った

最後は上位モデルであるReflexion Filter PROとの比較です。

Reflexion Filter PROは実売価格3万円程度で、RF-Xよりも多くの素材を組み合わせて音響を最適化しています。

こちらもサンプル音で聴き比べてみましょう。

Reflexion Filter PRO

Reflexion Filter Pro 下から撮った

RF-X

SE ELECTRONICS RF-X

聴き比べてみると、Reflexion Filter PROのほうが音に伸びが合って奥行も感じます。

RF-XはReflexion Filter PROと比べると、やや音がこもり気味に聴こえますね。

バンドオケに混ぜて整えれば、ほとんど差は感じないですが、音数が少ないアコースティックだと地味に差がでます。

とはいえ、RF-Xでも及第点は取れているので、十分効果はあります。

予算的に頑張れるのであれば、Reflexion Filter PROにしておくと間違いないという感じですね。

 

sE Electronics RF-X まとめ

SE ELECTRONICS RF-X 背面

ぎたすけ

予算をやや抑えつつ、質がそこそこ良いものを…っていう需要に合ってるのかな

たけしゃん

そうだね。Reflexion Filter PROよりは低予算で済ませたいって人にちょうどいいアイテムだね

sE Electronics RF-Xのレビューでした。

価格、質的にちょうど良いところの製品ですね。

自宅でボーカルレコーディングをする機会が多い人は導入を検討しましょう。

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