ぎたすけ
たけしゃん
リフレクションフィルターなし
RF-X
読みたい場所をクリック!
sE Electronics RF-X
リフレクションフィルターで有名なsE ElectronicsのエントリーモデルRF-X。
昔から使用者が多い、Reflexion Filter PROの安価モデルですね。
Reflexion Filter PROとは反射面の素材は違いますが、RF-Xも反響音抑制には十分効果があります。
まずはRF-Xの製品仕様から解説していきます。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<RF-Xをレビュー>を参照ください。
製品仕様の目次
マルチレイヤー構造
- 外側の通気孔付き複合素材によるパネル
- ウール生地層
- エアギャップ層
- 発泡フォーム層
RF-Xのフィルター設計は上記4層で構成されています。
このマルチレイヤー構造によって、原音をできるだけ損なわずに全帯域に渡ってフィルタリング効果を実現しています。
実際に録り比べした所感でも、部屋鳴りの抑制効果は十分ありました。
上位のReflexion Filter PROと比べると、やや音がこもりますが、十分使える音で録れます。
RF-Xに合うマイクスタンド
RF-Xは重量1.5kg程度とリフレクションフィルターの中では軽い部類です。
とはいえ、マイクアームでの使用は難しく、マイクスタンドでの利用が望ましいですね。
マイクスタンドはTAMAをおすすめします。TAMAなら重たいマイクでも余裕で安定していました。
ちなみにマイクアームでも色々試しましたが、audio technica AT8700Jならギリギリいけます。
ただ、アームを曲げられる角度が限定される上に、ややふらつくので推奨はマイクスタンドです。
なお、他の低価格帯のマイクアームは無理でした。
カラーバリエーション
RF-Xはカラーバリエーションとしてレッドとホワイトも用意されています。
シルバーが一番使いやすいと思いますが、部屋のインテリアに合わせてチョイスできるのは良いですね。
sE Electronics RF-Xをレビュー
それでは、RF-Xを細かくレビューしていきます。
まずはメリット・デメリットを箇条書きにしたものがこちらです。
総評するとオーソドックスで役割はしっかり果たしてくれるアイテムですね。
予算1万円程度でリフレクションフィルターを探すなら、間違いない製品だと思いました。
製品レビューの目次
反響音の抑制効果は良好
RF-Xを使ってボーカル録り比べしてみました。
まずはサンプル音を聴いてみてください。部屋鳴りが強いところで録っています。
リフレクションフィルターなし
RF-X
聴き比べてみると、RF-Xは反響音が減っていることが分かると思います。
これだけ聞くとわずかな差と感じる人も多そうですが、mixで音圧をグッとあげると、この差が大きくなります。
先ほどの音源にコンプレッサー&マキシマイザーで音圧を底上げしたものも聞き比べてみましょう。
リフレクションフィルターなし
RF-X
音圧を底上げした音源で聴くと、差は歴然ですね。
RF-Xで部屋鳴りを抑えて録ることで、オケに馴染むボーカルが作りやすいです。
耐久性も高い
RF-Xは1万円前半にしては、造りがしっかりしています。
各素材の質も良いですし、吸音で使われているウールも低価格帯に比べると質が良く感じます。
このあたりは1万円未満の製品とは差を感じるところですね。
一方で部屋鳴りの抑制効果で言うと、低価格帯と比べて差はあまり感じません。
6,000円程度で買えるClassic Pro CAR900と比較してみましょう。
RF-X
CAR900
聴き比べても、ほとんど同じに聴こえます。
そのため、RF-Xはコスパで考えると正直あまりよくはないですね。
インテリアとしての見栄え、耐久面を考えると予算があるならRF-Xのほうがベターという感じです。
Reflexion Filter PROとの比較
最後は上位モデルであるReflexion Filter PROとの比較です。
Reflexion Filter PROは実売価格3万円程度で、RF-Xよりも多くの素材を組み合わせて音響を最適化しています。
こちらもサンプル音で聴き比べてみましょう。
Reflexion Filter PRO
RF-X
聴き比べてみると、Reflexion Filter PROのほうが音に伸びが合って奥行も感じます。
RF-XはReflexion Filter PROと比べると、やや音がこもり気味に聴こえますね。
バンドオケに混ぜて整えれば、ほとんど差は感じないですが、音数が少ないアコースティックだと地味に差がでます。
とはいえ、RF-Xでも及第点は取れているので、十分効果はあります。
予算的に頑張れるのであれば、Reflexion Filter PROにしておくと間違いないという感じですね。
sE Electronics RF-X まとめ
ぎたすけ
たけしゃん
sE Electronics RF-Xのレビューでした。
価格、質的にちょうど良いところの製品ですね。
自宅でボーカルレコーディングをする機会が多い人は導入を検討しましょう。
関連記事
リフレクションフィルター おすすめ4選。比較音源付きで効果や使い方について解説 KAOTICA EYEBALLをレビュー。反響音をカットできる便利なリフレクションフィルター コンデンサーマイク おすすめランキングベスト10【2024年版】 〜プロアーティスト使用マイクも紹介〜 【2024年】USBマイク おすすめランキングベスト10。参考音源付きで失敗しない選び方を徹底解説! 【2024年】ダイナミックマイク おすすめランキングベスト10。ライブ、配信の両方で使える選び方を解説 歌ってみたのマイク おすすめ10選。歌い手の録音に必要なアイテムも合わせて解説よく読まれている記事
初心者が覚えるべき ギターコード 10個を練習用の譜例付きで解説
男性の音域を平均・低め・高めの3種類で解説。音域チェックできる音源付き
コンデンサーマイク おすすめランキングベスト10【2024年版】 〜プロアーティスト使用マイクも紹介〜
初心者向けアコースティックギター おすすめ6選。購入するギターの選び方を107名のアンケート調査付きで解説
ギターのストロークパターンを練習しよう。弾き語りでよく使う譜例 10パターンで解説
ギターのカポタストでキー変更するための上げ方、下げ方を役立つ早見表と合わせて解説
SYNCROOM(シンクルーム)の使い方、設定、遅延対策を解説。無料で自宅セッションを楽しもう!
ギター初心者も弾ける簡単な曲 おすすめ50選。練習時のポイント解説付き
アコギ メーカー11社を解説。ブランドごとの特徴やおすすめのギターを紹介
Bmコード(ビーマイナー)の押さえ方。ギターでキレイに鳴らすためのコツや良く使うコードフォームを解説