UNIVERSAL AUDIO SD-1をレビュー。ライブ配信・ポッドキャストに最適なダイナミックマイク

UNIVERSAL AUDIO SD-1

評価:4

ぎたすけ

SD-1って、ラジオ局とかに置いてありそうな見た目のマイクだな

たけしゃん

周辺ノイズを遮音してくれて、声はキレイに拾ってくれるからラジオとか配信と相性の良いマイクだね
補足

レビューするためにフックアップ様からデモ機をお借りしました

SD-1の評価
音質
 (4)
使い勝手
 (4)
コスパ(44,000円程度)
 (3.5)
総合評価
 (4)
メリット
デメリット
  • 周辺ノイズを拾わない
  • フラットで素直な音質
  • Apolloで使うと専用プリセットが使える
  • マイクの感度が低い
  • 重いのでマイクアームを選ぶ
用途 項目
原稿を読んでいる男性
ライブ配信
音質がよく
周辺ノイズを拾わない
マイクを設置しているスタジオ
DTM
音質が良く
自宅でも使いやすい
オンラインで仕事しているところ
テレワーク
音質が良く
周辺ノイズを拾わない

サンプル(ボイス)

サンプル(ボーカル)

この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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UNIVERSAL AUDIO SD-1

UNIVERSAL AUDIO SD-1 正面
マイクタイプXLRダイナミックマイク
指向性カーディオイド
周波数特性50 ~ 16,000 Hz
感度-58 dB (1.3 mV)
質量約735g
公式サイト

Universal Audioが2022年に新しく発売したダイナミックマイク SD-1

ボーカル、楽器、スピーチなど様々な用途で万能に使えるマイクです。

SD-1はPCの動作音、エアコンなどの周辺ノイズを遮音する能力が高く、自宅での配信に最適ですね。

UNIVERSAL AUDIO SD-1 斜め上

SM7Bに比べると、音がフラットで明瞭なので使いやすい感じもします。

レビューの章では、サンプル音源付きでSM7Bとの比較も細かくしていきます。

それでは、まずは製品仕様から解説していきます。

仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<SD-1をレビュー>を参照ください。

製品仕様の目次

カーディオイド

単一指向性の図解

SD-1は正面の音を拾うカーディオイドマイクです。

左右の音も多少拾いますが、周辺ノイズはかなり遮音されますね。

なお、本体の底面にローカット・フィルターとアーティキュレーションブーストがついています。

UNIVERSAL AUDIO SD-1 底面
左がローカット、右が3~5kHzのブースト
機能概要
ローカット・フィルター200 Hz、6dB / oct
車やエアコンの音などを
抑制できることがある
アーティキュレーション
ブースト
3~5kHzをブースト
声がより明瞭に聴こえる

僕が使った感じでは、どちらもOFFで問題なかったです。

周辺ノイズや声の明るさが気になるときは使ってみましょう。

ウィンドスクリーン・ショックマウント内蔵

UNIVERSAL AUDIO SD-1 斜め前から撮った

SD-1は吹かれノイズを抑制するウィンドスクリーンと振動ノイズを抑制するショックマウントが内蔵されています。

そのため、本体をそのままセッティングするだけでノイズに強い仕様になっています。

UNIVERSAL AUDIO SD-1 斜め前

また、取付ネジは5/8インチ – 3/8インチ 変換アダプタが付属しているので、マイクスタンドに合わせて変えられます。

SD-1に合うマイクアーム

UNIVERSAL AUDIO SD-1 側面上

SD-1は本体重量735gとダイナミックマイクの中ではかなり重いです。

そのため、マイクアームはしっかりしたものを選びましょう。

一般的なデスクであれば、audio technica AT8700Jがおすすめです。

UNIVERSAL AUDIO SD-1 斜め後ろ
僕はAT8700Jを使ってレビューしました

逆さに吊るしたり、マイクアームをしっかり伸ばしたい人はアームが長いBlue Compassをおすすめします。

Apolloでは専用プリセットがある

Universal Audio Apollo Solo
Apollo Solo

UNIVERSAL AUDIOのオーディオインターフェイス ApolloシリーズではSD-1用のカスタムプリセットが用意されています。

UAD-console

ボーカル、ギター、配信に最適化したマイクプリセットが用意されており、EQやコンプレッションも設定されます。

Apollo製品を使っている人には使い勝手が非常に良いマイクですね。

ちなみにApollo以外のオーディオインターフェイスでも、とても使いやすいマイクです。

デフォルト設定でも十分に良い音で録れます。

 

UNIVERSAL AUDIO SD-1をレビュー

UNIVERSAL AUDIO SD-1 斜め横
SD-1の評価
音質
 (4)
使い勝手
 (4)
コスパ(44,000円程度)
 (3.5)
総合評価
 (4)

それでは、SD-1を細かくレビューしていきます。

はじめにメリット・デメリットを箇条書きでまとめると、以下の通りです。

メリット
デメリット
  • 周辺ノイズを拾わない
  • フラットで素直な音質
  • Apolloで使うと専用プリセットが使える
  • マイクの感度が低い
  • 重いのでマイクアームを選ぶ

全体的の所感としては、すごく良いマイクですね。

周辺ノイズを遮断しつつ、声はクリアで明瞭に聴こえます。

一方でマイクの感度が低いため、安いオーディオインターフェイスで運用する人は注意が必要です。

レビューではそのあたりも含めて、細かく解説していきます。

製品レビューの目次

フラットで素直な音質

UNIVERSAL AUDIO SD-1 側面

SD-1でボーカル、スピーチ、アコギなどを録ってみると、非常に素直な音だなと感じました。

色付けはほとんどされておらず、原音そのままに録れます。

実際に録ったサンプル音がこちら。

サンプル(ボイス)

サンプル(ボーカル)

SD-1で録った演奏動画

虹が消えた日 / 秦基博 【アコースティックCover】

SHURE SM7Bは低中音域のパワーがありますが、SD-1は原音に忠実という感じですね。

ボーカル・スピーチではかなり使いやすい音に仕上がってます。

アーティキュレーションブーストをONにすると、高音域が強くなります。

UNIVERSAL AUDIO SD-1 底面
右のスイッチを下に下げると3~5kHzがブーストされる

SD-1はフラットな特性から、高音ブーストした状態へ切替できるので便利ですね。

配信から歌録りまで、万能にこなせる1本です。

非常に低ノイズ

UNIVERSAL AUDIO SD-1 真横

SD-1の良いところは周辺ノイズを遮断してくれる点です。

先ほどのサンプル音を聴いてもわかる通り、エアコンの音やPCの動作音はほとんど拾っていません。

ノイズ除去する必要がないレベルでクリアな音が録れますね。

また、マイクに近づいて録っても低音域が膨らみすぎないようになっています。

UNIVERSAL AUDIO SD-1 斜め前

そのため、かなり口元にマイクを近づけて録っても自然な音で録れます。

音の発信源に近づければ、マイクプリのゲインを下げられるので、より低ノイズで録れます。

自宅での配信・レコーディングで使うには非常に良いマイクです。

マイクの感度はかなり低い

UNIVERSAL AUDIO SD-1 正面

SD-1は感度が-58 dB (1.3 mV)とかなり低いです。

マイクの感度

ダイナミックマイクだと-52~-55dBくらいの製品が多い

そのため、安いオーディオインターフェイスで使う場合は音量不足になる可能性があります。

僕のボイスサンプル音はオーディオインターフェイスのゲインを+47dBにして録っています。

僕は声が大きいので、声が小さい人はもっと上げる必要があります。

しかし、低価格帯のオーディオインターフェイスはMAXで55dBくらいまでしか上がらない製品が多いです。

ZOOM AMS-22
ZOOM AMS-22はMAXで54dB

SD-1に繋ぐオーディオインターフェイスは60dBくらいまで、クリーンで上げられる製品だと安心かなと思います。

補足

配信で定番のYAMAHA AG03MK2はゲイン60dBまで上がる

もしくはマイクの信号をブーストできるインライン・プリアンプを間に挟むと良いですね。

SE ELECTRONICS DM-1をSD-1に取付した
SE ELECTRONICS DM1 DYNAMITE

手持ちのオーディオインターフェイスで音量が足りないときはインライン・プリアンプを使うのが一番手軽です。

SHURE SM7Bとの比較

Universal Audio SD-1とSHURE SM7B
UNIVERSAL AUDIO SD-1
SD-1
SHURE SM7B
SM7B
指向性カーディオイドカーディオイド
周波数特性50 ~ 16,000 Hz50 ~ 20,000 Hz
感度-58 dB
(1.3 mV)
-59.0 dB
(1.12 mV)
重量約735g約765.4g
実売価格4.4万円程度5.2万円程度

最後はSHURE SM7Bとの比較です。

SD-1とSM7Bはルックスやスペック的にはかなり近いですね。

周辺ノイズに強く、声をクリアに拾ってくれる能力はほぼ同等ですが、違いは音の特徴です。

SM7Bは低中音域の密度が高く、SHUREらしい音になっています。

SHURE SM7Bの音

SHURE SM7B 斜め下から撮った

対して、SD-1はフラットで原音に忠実な音で、今時っぽい印象を受けますね。

SD-1

UNIVERSAL AUDIO SD-1 斜め前

SM7Bは往年の名機らしい魅力的なサウンドで、SD-1は万能で使いやすいサウンドという印象です。

初心者の方にはSD-1のほうが使いやすいと感じました。

あとはルックスの好みでしょうか。

カラーがホワイトとブラックで異なるため、配信で映す際にどっちが良いかで選ぶのも良いでしょう。

Universal Audio SD-1とSHURE SM7B

音質面ではタイプがやや異なるくらいで、どちらのマイクも素晴らしい品質です。

 

UNIVERSAL AUDIO SD-1 まとめ

UNIVERSAL AUDIO SD-1 外箱
  • 2022年に発売されたUNIVERSAL AUDIOのダイナミックマイク
  • 周辺ノイズを遮断しつつ、声はクリアで明瞭に録れる
  • フラットで原音に忠実な音。本体スイッチで3~5kHzをブーストできる

ぎたすけ

音も良いけど、見た目も良いよな。ラジオやっているみたいでテンション上がる

たけしゃん

この形状のマイクは配信で人気高いよね。動画制作・ポッドキャストとかにすごく良いよ

UNIVERSAL AUDIO SD-1のレビューでした。

SM7Bの対抗馬としても、すごく良い選択肢が生まれましたね。

周辺ノイズを拾わないので、自宅でのレコーディングや配信している人に最適です。

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