audio technica(オーディオテクニカ)AT4040をレビュー。DTMで定番の万能マイク

AT4040の正面画像

ぎたすけ

マイクのレビューか。コンデンサーマイクの中でもオーディオテクニカの製品って有名なイメージあるな

たけしゃん

オーディオテクニカのコンデンサーマイクは使用者が多いからね。AT4040はその中でも宅録で人気のマイクだね
補足

製品をレビューするためにメーカー様にデモ機をお借りしました

先にAT4040のレビューまとめ
音質
 (4)
使いやすさ
 (4.5)
価格(3.4万円程度)
 (4)
総合評価
 (4.5)
主な用途所感

ボーカル
誰でも万能で
使いやすい
YAMAHA FG820

アコギ
相性よく録れる
原稿を読んでいる男性

スピーチ
相性よく録れる
メリット
デメリット
  • フラットで聴きやすい音質
  • 付属品の質も良く使いやすい
  • 音のクセがないので色んなボーカル・楽器で万能に使える
  • 音がフラットなので中高音は煌びやかな音が良い人はやや不向き

AT4040で録った演奏動画

結 / Saucy Dog アコースティック Cover
この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
そのほか雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、IPC VOICE STUDIOの公認ボイストレーナーの資格を持っています。
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audio technica AT4040の特徴

AT8700JでAT4040を取り付けしたところ
マイクタイプ XLRコンデンサーマイク
指向性カーディオイド
周波数特性20~20,000Hz
最大音圧レベル145dB SPL
(1kHz THD1%)
本体機能ローカットフィルター、PAD
寸法 170 × 53.4mm
重量360g
公式HPより引用

DTMerを中心に宅録ユーザーに人気がある定番製品 audio technica AT4040

一昔前、世界的にロングセラーとなったAT4033aをベースに作られたコンデンサーマイクです。

また、audio technicaのコンデンサーマイクでは中間モデルといった立ち位置です。

製品名特徴
AT2020
AT2020
低価格でシンプルなマイク
実売価格 12,000円
AT2035の正面画像
AT2035
低ノイズで付属品も充実
実売価格 16,000円
AT2050を正面から撮った写真
AT2050
指向性切替可能なマイク
実売価格 25,000円
AT4040の正面画像
AT4040
DTMで定番の人気製品
実売価格 32,000円
audio technica AT4050
AT4050
プロユースの定番マイク
実売価格 77,000円

AT4040はフラットな音の特性でボーカル、楽器と様々な用途で万能に使えるのが人気の理由ですね。

ボーカル相性もほとんどなく、誰でもマッチするので色んなボーカルとやりとりする作家さんで使ってる人も多いです。

それでは、早速製品仕様から解説していきます。

仕様を飛ばしてレビューを読みたい方は <AT4040のレビュー>を参照ください。

仕様の目次

本体機能

AT4040のローカットフィルター
AT4040のPAD機能
ローカット80Hzの低音をカット
PAD-10dBの減衰。音量がガクッと下がる

AT4040は本体機能として、ローカットフィルターとPAD機能がついています。

ボーカルやアコギ録ってる分には録った後にDAWで調整すれば十分なので、あまり使うことはありません。

一方でライブ配信ではローカットかけると音がスッキリしたり、また大きい音を録る場合にPADで音量落としたりできます。

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AT4040に合うマイクスタンド

AT8700JでAT4040を取り付けした様子

AT4040は大きさも重さも平均的なマイクです。

そのため、マイクスタンドは大抵どれでも問題ありません。

自宅にあるマイクスタンド、マイクアームなど5種類でテストしましたが、全製品で問題なく使えました。

自宅で使う場合は机につけられるマイクアームがおすすめです。

コスパ重視であればROYCEL(3,000円程度)、品質重視であれば audio technica AT8700J (8,000円程度)をおすすめします。

ROYCELマイクアームとAT8700Jの並べた画像

ROYCELは安い割に質が良く、AT8700Jは価格が高い分ルックスも耐久性もレベルが高いです。

普通に使う分にはROYCELで十分ですが、配信とかでマイクアームも映るなら見栄えの良いAT8700Jが良いですね。

AT4040の付属品

AT4040のマイクケース
AT4040の金属製ショックマウント
AT4040のショックマウント用のケース
  • マイクケース
  • ショックマウント
  • ダストカバー

AT4040の付属品は上記の3点です。

マイクケースはちょっと大きめですが、箱型でマイクをしっかり守ってくれるタイプです。

マイクケースに入ったAT4040

バックパックとかトートバッグなら問題なく入るサイズ感なので、携帯性も悪くないです。

ショックマウントは金属製で固くてやや重いタイプです。

AT4040のショックマウント

AT2000シリーズまではプラスチック製の耐久性はやや劣るタイプだったので、AT4040になって質が上がってます。

AT4040とAT2050のショックマウント

※左がAT4040付属、右がAT2050付属

地面からのノイズもシャットアウトしてくれるし、使いやすさも良いです。

audio technicaの製品は本体だけでなく、付属品の質も良いところが嬉しいんですよね。

ポップガードは付属していないので、歌録りの方は別で購入すると良いでしょう。

 

audio technica AT4040をレビュー

audio technica AT8700JでAT4040を取り付けした写真

それでは、AT4040を細かくレビューしていきます。

はじめに箇条書きでレビュー内容をまとめると以下の通り。

  • フラットな特性で誰でも使いやすい万能マイク
  • 音はクリアで臨場感もあって3万円台にしては優秀
  • 付属品が使いやすく、質も良い
  • 煌びやかな音が欲しい人はAKG C214のほうが良い

3万円台のマイクというとAKG C214とAT4040が有名ですが、AT4040はフラットで使いやすいのが特徴ですね。

付属品の質も良く、誰にでも薦められる安定した製品です。

レビューの中ではサンプル音源なども用意して、他マイクとの比較もしながら解説していきます。

レビューの目次

フラットで誰でも使いやすい音質

AT4040でレコーディングしているところ

AT4040を使ってボーカル・アコギを色々と録ってみました。

全体的にフラットな印象ですが、若干は中高音が持ち上がってます。

そのため、クセのないサウンドですが、ちゃんと音は前にくるのでボーカルやアコギ録りに適してますね。

AT8700JでAT4040を取り付けした様子

ボーカルはオンマイクにしてかなり近くで歌いましたが、どこかの音域が目立つこともなくスッキリ。

でも、声の輪郭や雰囲気はしっかり出ていて良いですね。

まずはAT4040を使って、ボーカルとアコギを別々に録った動画がこちら。

結 / Saucy Dog アコースティック Cover

フラットで癖がない感じが良いですね。

どの曲で使っても使いやすそうな音です。

続いては、同メーカーで1万円程度のAT2020とアコギの録り音を比べてみましょう。

AT2020

AT2020

AT4040

AT4040の正面画像

AT4040のほうが音が近い印象を受けますね。音の臨場感もAT4040のほうが上に感じます。

ボーカル録ってても、AT4040のほうが声量のダイナミクスをそのまま出してくれる印象を受けましたね。

価格的にはAT2020が1万円前半、AT4040が3万円前半なので価格差程度には音にも差を感じますね。

あと、AT4040は音の処理が楽でいいですね。

弾き語りなら、そのままでも普通にいけるレベルで聴きやすいです。

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付属品が使いやすくて質も良い

AT4040の金属製ショックマウント

AT4040の付属ショックマウントは使いやすくて、頑丈でかなり良いです。

昔はゴム固定式のショックマウントで使いづらくて、結構困ってたんですけどね(苦笑)。

現行品は仕様が変わっていて、スポッとマイクはめるだけでしっかり固定されるので超楽です。

AT8700JでAT4040を支えている画像

※スポっとはめるだけなのに、逆さにしても余裕

見栄えも良いし、耐久性・ノイズ防止の観点でも申し分ないです。

3万円近辺の価格帯ではaudio technicaのショックマウントが一番好きですね。

たけしゃん

仕事などで毎日使うと付属品がストレスでマイク変えたくなったりするんですよね。AT4040の付属品はバッチリです!

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AKG C214とAT4040の比較

C214の正面写真
C214
AT4040の正面画像
AT4040
指向性カーディオイドカーディオイド
本体機能ローカットフィルター、PADローカットフィルター、PAD
音質ハイ上がりで煌びやかフラットで万能
サイズ感小さくて軽い平均的なサイズ・重量
実売価格3.2万円程度3.2万円程度

AT4040とよく比較されるのがAKG C214です。

価格帯、性能はほぼ同等で、マイクのキャラクターが異なります。

  • C214…ハイ上がりで煌びやかな音
  • AT4040…フラットで万能に使える音

僕はボーカル録りではC214の方が好きですね。

僕の中高音域はミックスボイスで張ることが多いので、ハイ上がりのC214のほうが音が魅力的に聞こえるんですよね。

一方でアコギの録り音はAT4040のほうが好きだったりします…(笑)。

以下の音源はGibson J-45の音をAT4040とC214で録ったものです。

ストロークとアルペジオの両方を用意しました。

C214

C214の正面写真

AT4040

AT4040の正面画像

アルペジオが特に聴こえ方が違うかなと感じます。

最初のD→DM7のコードで1弦の鳴り方がC214は派手めで、AT4040は落ち着いてます。

全体的にC214はハイ上がりで音が良くも悪くも派手なんですよね。僕はアコギだとAT4040のほうがしっくりきます。

正直、どっち買っても困ることは基本ないと思いますが、以下の選び方がおすすめです。

  • 声にパワーがある人…C214
  • 声質にクセがない、色んな人が使う…AT4040
  • メインは楽器マイク…AT4040

万能で相性差が出にくいのはAT4040です。

一方で男性ボーカルだとAKG C214を気に入る方が多いので、そのへんが選ぶポイントですね。

また、どっちも定番マイクで音も良いので、どっち選んでも気に入らないってことはほぼないと思います。

 

audio technica AT4040 まとめ

AT8700JでAT4040を取り付けしたところ
AT4040のレビューまとめ
音質
 (4)
使いやすさ
 (4.5)
価格(3.2万円程度)
 (4)
総合評価
 (4.5)
メリット
デメリット
  • フラットで聴きやすい音質
  • 付属品の質も良く使いやすい
  • 音のクセがないので色んなボーカル・楽器で万能に使える
  • 音がフラットなので中高音は煌びやかな音が良い人はやや不向き

audio technica AT4040のレビューでした!

AT4040の強みは外れない万能さですね。

マイクって試奏するのが難しいので、買ってみないとわからないことが多いですからね。

AT4040は誰でも使える万能な音なので、外れないというのは非常に強いメリットだったりします。

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