Xvive XV-U3をレビュー。手持ちのマイクをワイヤレス化できる便利アイテム

Xvive XV-U3 トランスミッターと受信機 背面

ぎたすけ

これをマイクに付けるだけでワイヤレスになるのか。それは便利だな

たけしゃん

使ってみた感じ、音や通信状態も良かったよ。手軽にワイヤレス化できるのはすごくいいね
メリット
デメリット
  • 手持ちのマイクをワイヤレス化できる
  • セットアップが簡単
  • 音質・通信状態も良好
  • 安い
  • 見た目がいまいち
  • 2.4GHz帯なので小規模ライブ向け
この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

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プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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Xvive XV-U3

Xvive XV-U3 トランスミッターと受信機 正面
チャンネル数6チャンネル
最大伝送距離27m(使用環境による)
レイテンシー5ms未満
使用周波数帯域 2.4GHz ISMワールドワイド
駆動時間約5時間(フル充電時)
重さトランスミッター:約90g
レシーバー:約90g
公式HP

ダイナミックマイクを手軽にワイヤレス化できる便利アイテム Xvive XV-U3

有線マイクに繋げて使うタイプなので、スタジオやライブハウス備え付けのマイクでも使えます。

操作も非常に簡単で、機械に詳しくない人でも取り扱える点も良いですね。

Xvive XV-U3をSHURE BETA58Aに繋いだ右側面の写真

ECサイトでの口コミ数も多く、かなり売れているようです。

筆者もリハーサルスタジオで使ってみたので、その経験を基に使い方含めてレビューしていきます。

まずはXV-U3の製品仕様から解説していきます。

使用を飛ばして、レビューを読みたい方は<XV-U3をレビュー>を参照ください。

製品仕様 目次

トランスミッターとレシーバー

Xvive XV-U3 トランスミッターと受信機 前面
左がトランスミッター、右がレシーバー

XV-U3は送信機であるトランスミッターと受信機であるレシーバーで構成されています。

トランスミッターはマイクのXLR端子に挿します。

Xvive XV-U3をSHURE BETA58Aに繋いだ

レシーバーはミキサーのXLR端子に挿します。

Xvive XV-U3 受信機をミキサーに接続した
補足

ライブハウスではステージにきているマイクケーブルと接続すればOK

あとはトランスミッター、レシーバーの電源を入れて、それぞれのチャンネルを合わせるだけです。

Xvive XV-U3 トランスミッターと受信機のチャンネルを1に合わせた

ちなみに他の方でワイヤレスを使っている人がいると、競合することがあります。

その場合はチャンネルを変えてみましょう。チャンネルは6つあります。

たけしゃん

僕は1chだと割とぶつかることが多かったので、他のチャンネルにしてます

ダイナミックマイク用

SHURE BETA58A
SHURE BETA58A

XV-U3はダイナミックマイク用のワイヤレスシステムです。

ファンタム電源の供給はできないため、コンデンサーマイクでは使えません。

コンデンサーマイクで使いたい方はXV-U3Cという製品を選択しましょう。

ちなみにXV-U3はXLRケーブルをワイヤレス化できるため、スピーカーなどにも使えるようですね。

2.4GHz帯

Xvive XV-U3 トランスミッター右側面

XV-U3は2.4GHz帯を利用したワイヤレスシステムです。

ワイヤレスマイクはB帯を使う製品が主流ですが、最近は2.4GHz帯の製品も増えています。

帯域概要
B帯プロ仕様の製品で一般的な帯域
混線が少なく音飛びしにくい
2.4GHzWi-FiやBluetoothでも使う帯域
音質はいいが、混線や障害物による
音飛びリスクはやや高め

両方とも免許不要で使える帯域になっています。

B帯はBluetoothなどには使用しないため、混線が少なく動作も安定しやすいです。

対して、2.4GHzはB帯と比べて高音域の情報量が多く、同時利用できるチャンネル数も多いです。

ただ、Wi-FiやBluetoothも使用する帯域なので、人がたくさんいると音飛びするリスクは上がります。

Xvive XV-U3 トランスミッター斜め上

試しにスタジオセッションで何回か使いましたが、稀に音飛びします。

4時間くらいリハやっていると、1~2回は音飛びが発生するかなという感じです。

なお、XV-U3は新スプリアス規定に対応しています。

総務省HPの新スプリアス規定対応表
総務省HPより引用
新スプリアス規定

電波法改正で適応される予定の新基準。旧規定の無線機器は使用不可になる予定

また、取説ではマイクの増設可否については何も書いてありませんでした。

おそらくは受信機・送信機で1対1のみでの利用かと思われます。

約5時間の連続駆動

Xvive XV-U3 受信機側面
項目内容
充電時間約2.5時間
連続駆動時間約5時間(フル充電時)

XV-U3は付属のUSBケーブルで充電し、最大で約5時間ほど連続駆動します。

Xvive XV-U3付属のUSBケーブル

付属のUSBケーブルは2股になっており、トランスミッターとレシーバーを同時に充電できます。

Xvive XV-U3 トランスミッター充電口
Xvive XV-U3 受信機充電口
側面にUSBポートがある

USB充電なので、モバイルバッテリーを携帯しておけば出先でも安心ですね。

付属品

Xvive XV-U3 トランスミッターと受信機 正面
Xvive XV-U3付属のUSBケーブル
Xvive XV-U3付属のポーチ

XV-U3の付属品はUSBケーブルとポーチです。

ポーチは小さめですが、付属品は全て入るサイズ感になっています。

 

Xvive XV-U3をレビュー

Xvive XV-U3 トランスミッターと受信機 前面

それでは、XV-U3を細かくレビューしていきます。

はじめにメリット・デメリットをまとめると以下の通りです。

メリット
デメリット
  • 手持ちのマイクをワイヤレス化できる
  • セットアップが簡単
  • 音質・通信状態も良好
  • 安い
  • 見た目がいまいち
  • 2.4GHz帯なので小規模ライブ向け

使ってみた感じはかなり良いです。

音も良いですし、通信状況も安定しています。

見た目がいまいちなのが難点ですが、遠目で見ると意外と問題ないです。

レビューの目次

有線とほぼ変わらない音質

Xvive XV-U3 トランスミッターと受信機 背面

XV-U3をSHURE BETA58Aに接続して使ってみました。

2.4GHz帯を利用していることもあり、有線と比べても差を感じないクリアな音質です。

業務用で一般的なB帯ワイヤレスは若干ハイ痩せしますが、XV-U3は高音域もしっかりでます。

Xvive XV-U3 トランスミッター斜め上

手軽にワイヤレス化できつつ、音質もこれだけ良いのは素晴らしいですね。

なお、マイクとトランスミッターの接続は念入りに奥まで挿し込みましょう。

接続できたと思いきや、ロックされてないことが割とあります。

Xvive XV-U3をSHURE BETA58Aに繋いだ右側面の写真

ロックがちゃんとかかってないと、激しいマイクパフォーマンスでスポッと取れます。

しかも挿さっていれば、完全にロックされてなくとも音は出るため、見落としがちです。

Xvive XV-U3 トランスミッター

本番で事故を起こさないように必ず念入りに奥まで挿しましょう。

通信状態も良い

Xvive XV-U3 受信機 正面

XV-U3をスタジオセッションで使ってみました。

稀に音飛びしますが、通信状態はかなり良かったです。

伝送距離は27mですが、ライブハウスでもステージ上のXLRケーブルと接続することが大半なので距離は全く問題ないでしょう。

ただ、お客さんがたくさんいるライブでも大丈夫なのか?というとやや不安は感じます。

ライブでの安定を求めるなら、やはりB帯のワイヤレスシステムを利用すべきかなと思います。

ルックスはいまいち

Xvive XV-U3をSHURE BETA58Aに繋いだ

XV-U3の一番の弱点はルックスです。

マイクに取付た状態がイマイチなんですよね…。

ハンドマイクで遠目から見ている分には意外と気にならないですが、ライブ写真とかだと気になります。

Xvive XV-U3をSHURE BETA58Aに繋いだ側面の写真

ゼンハイザーみたいなルックスだと最高だったんですけどね…。

SENNHEISER XSW 1-825 マイク側面
XSW 1-825-JB

このへんは好みの問題ですが、僕は好みじゃないのでリハーサルとかセッション用と割り切っています。

SENNHEISER XSW 1-825-JBとの比較

Xvive XV-U3 トランスミッターと受信機 背面
XV-U3
SENNHEISER XSW 1-825 マイクとレシーバー
XSW 1-825-JB
周波数2.4GHzB帯
同時利用台数6台7台
付属マイクなしSKM 825-XSW
連続駆動約5時間約10時間
単三電池×2本
実売価格1.9万円程度4.0万円程度

最後はSENNHEISERワイヤレスマイクのエントリーモデル XSW 1-825-JBとの比較です。

SENNHEISER XSW 1-825 マイクとレシーバー

XSW 1-825-JBは実売価格で4万円程度しますが、ワイヤレスマイクと受信機のセット品です。

XV-U3は1.9万円程度ですが、マイクは別途買う必要があるので総額では近い価格帯になります。

補足

XV-U3とBETA58Aだと総額で40,000円程度

この2製品を比較してみると、XSW 1-825-JBのほうが業務用に適しています。

XSW 1-825-JBは使用する周波数がB帯ですし、7台まで同時使用可能です。

SENNHEISER XSW 2-835 レシーバー正面
送信機1台に対して受信機1台必要

駆動時間もアルカリ単三電池2本で約10時間と長めです。

SENNHEISER XSW 2-835 マイク 電池投入部分
補足

受信機側は付属の電源アダプタで電源供給します

一方で使えるマイクは限定されるため、手持ちの有線マイクなどは使えません。

SENNHEISER XSW 1-825 マイク側面

なお、SKM 825-XSWはe 825のマイクカプセルが採用されています。

比較してみると、音質に関してはXV-U3とSHURE BETA58Aの組み合わせのほうが良かったです。

XV-U3とBETA58Aのほうが高音がクリアに感じました。

Xvive XV-U3をSHURE BETA58Aに繋いだ右側面の写真

XV-U3なら有線マイクに接続できるので、既にマイクを持ってる人は安上がりなのも強いです。

一方でルックスや拡張性はXSW 1-825-JBのほうが優れています。

個人的には以下のような選択がいいかなと思いました。

  • ライブでガンガン使うならXSW 1-825-JB
  • 手持ちのマイクを安価にワイヤレス化するならXV-U3
  • ルックスをそこまで気にしないならXV-U3

本格的にライブでガンガン使うなら、XSW 1-825-JBが良いですね。

一方で基本はスタジオリハやセッションで、たまにライブで使う程度ならXV-U3が良いかなと思います。

 

Xvive XV-U3 まとめ

Xvive XV-U3の外箱

ぎたすけ

ルックスはイマイチだったけど、手軽で音質良いのは魅力的だな

たけしゃん

スピーカーとかにも使えるのも地味に良いよね。一台あれば使い道は豊富な感じがしたよ

Xvive XV-U3のレビューでした。

僕も最近導入して、スタジオリハやセッションで活用しています。

手持ちのダイナミックマイクなどを手軽にワイヤレス化できるので、一台持っておくと色々便利なアイテムです。

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