G#m7-5(A♭m7-5)コードの押さえ方

G#m7-5の主なギターコードフォーム 3種類

パターン①

パターン②

パターン③

G#m7-5の主なコードフォームは上記3種類。

アコギ弾き語りでは、ほぼパターン①で対応します。

ギターでG#m7-5コードを押さえているところ
補足

6弦を押さえる指は中指でも大丈夫です

また、G#m7-5はm7-5の中ではかなり使う頻度の高いコードです。

m7-5はⅣ#m7-5かⅦm7-5で使うケースがほとんどですが、G#m7-5はアコギでよく演奏するDメジャーキーのⅣ#m7-5とAメジャーキーのⅦm7-5に当たるんですよね。

ここでは、ポップス曲でもよくみるクリシェを使ったⅣ#m7-5のコード進行例を紹介します。

G#m7-5とクリシェ

Bm→BmM7→Bm7→G#m7-5のコード進行とギターコードフォーム

クリシェとは特定の1音だけが変化していくコード進行のことです。

G#m7-5はBmのクリシェの最後によく使用されます。

ちなみにバンドの場合はベースの音でクリシェさせるのが定番なので、前段の「Bm→BmM7→Bm7」の各コードを展開させてベースラインを変化させます。

BmM7のクリシェをルート音でクリシェするコード進行に変更

僕は弾き語りの場合も上記のベースラインをクリシェさせる進行を使ってることが多いですね。

最近のアーティストだとヒゲダンがこのコード進行をよく使ってますね。

代表的な楽曲は115万キロのフィルムです。Bメロ、サビと色んなところでG#m7-5活躍してますね。

補足

115万キロのフィルムでG#m7-5が出てくるのは1カポで演奏した場合です。

115万キロのフィルム/Official髭男dism

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この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

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プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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G#m7-5の構成音

G#m7-5の構成音とギターコードフォーム

G#m7-5はソ#・シ・レ・ファ#で構成された4和音コードです。

譜面上ではG#m7-5、G#m7(♭5)のどちらかで記載されます。

また、ディミニッシュコードと構成音が近いため、ハーフディミニッシュとも呼ばれるコードです。

なお、G#m7-5は異名同音でA♭m7-5でもありますが、登場する楽曲のキー的にG#m7-5と記載されることが大半です。

ギタースコアでもA♭m7-5と表記されることは滅多にありません。G#m7-5でパッと反応できるようにしましょう。

G#(A♭)ルートのコード解説記事一覧
A♭ A♭6 G#7 A♭maj7
G#m G#m6 G#m7 G#mM7
G#m7-5 G#dim A♭sus4 G#7sus4
A♭add9 A♭aug G#9 G#m9
G#7(♭9) G#7(#9) A♭maj9 G#7(#11)
G#7(13) G#7(-13)    
m7-5コードの解説記事一覧
Cm7-5 C#m7-5 Dm7-5 D#m7-5
Em7-5 Fm7-5 F#m7-5 Gm7-5
G#m7-5 Am7-5 A#m7-5 Bm7-5

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