コンデンサーマイクの選び方 ~定番5本を紹介~

たけしゃん(@_tkshan)です。

今日はコンデンサーマイクの紹介記事です。

 

ライブでは主にダイナミックマイクを使います。

しかし、レコーディングや家からのライブ配信はコンデンサーマイクを使っている方が大半です。

 

そんな、コンデンサーマイクは1万円を切るものから数十万するものまで幅広くあります。

やはり、ボーカルなら誰しもが自分の歌を少しでもよく聞かせたい…と考えるもの。

そうするとマイクに拘りたいものです。

 

今日は入門機種の中から良い音で録れる、間違いのない定番機種を中心に紹介していきます。

コンデンサーマイクとは

まずはコンデンサーマイクの説明から。

マイクには大きく分けて「ダイナミックマイク」と「コンデンサーマイク」があります。

コンデンサーマイクはこういうの。

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なんとなくレコーディングで見るマイクってイメージではないですか?

続いてダイナミックマイク

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あ~、よく見るやつね。と思った方も多いのではないでしょうか。

この二つのマイクの違いはなんでしょうか。

コンデンサーマイクの特徴

一般的にマイクといえばダイナミックマイクが出てくることが多いです。

コンデンサーマイクは何が違うのかを紹介していきましょう。

電源が必要

ダイナミックマイクだと、マイクとアンプを繋げれば使えますが、コンデンサーマイクは別途電源が必要。

 

コンデンサーマイク用に使用するのは48Vの「ファンタム電源」

オーディオインターフェースやミキサーにファンタム電源がついているものを使用します。

オーディオインターフェースを購入する際はファンタム電源の有無はちゃんと確認しましょう。

【参考記事】DTMをスムーズに始めるための処方箋check

繊細な音が拾える

ダイナミックマイクに比べて繊細な音を綺麗に拾えます。

ちょっとした息遣いや、リップ音とかも拾ってしまいます。

その分、音も綺麗に拾えますのでレコーディングに最適です。

 

逆にライブハウスで使用すると音を拾いすぎてハウリングしてしまいますので、向いていません。

ライブハウスではダイナミックマイク、レコーディングスタジオや自宅はコンデンサーマイクというのがわかりやすい使い分け方。

管理が大事

環境変化に弱いです。特に湿気は大敵。

梅雨時などはちゃんと乾燥剤を入れたケースにしまったりしないと音が駄目になってしまいます。

劣化するときはいきなり音が変になるというよりは徐々に出力が弱くなってしまいます。

気づけば、何か音が小さいな…なんてことに。

取り扱いには少し気を使う必要があります。

価格が高い

ダイナミックマイクと比べると価格帯は高めです。

入門機で2万円前後というところ。

ダイナミックマイクだと現場で使用されるSM58(通称ゴッパー)でも1万円くらい。

ただ、最近はライブ配信など一般ユーザーの使用が爆発的に増えたので、数千円レベルのコンデンサーマイクも増えました。

指向性

続いて、コンデンサーマイクを選ぶにあたり知っておいた方がよい「指向性」について。

指向性というのは音を拾う向きです。

コンデンサーマイクには三つの指向性があります。

  • 無指向性
  • 単一指向性
  • 双指向性

※出典:ヒビノ株式会社HPより

音楽の用途であれば基本は単一指向性一択です。

 

ただ、最近では多様なライブ配信をやるミュージシャンも多いので指向性については覚えておいて損はありません。

というわけで三つの違いを解説していきます。

無指向性

360度の音を拾う形式です。

どこからの音も均等に拾うため、単一指向性と比べるとハウリングを起こしやすいです。

 

会議など、たくさんの人が話す場合に使うのが一般的で、歌で使うことほとんどありません。

音楽だと、たくさんの人が歌うゴスペル的なものでも使われることはありません。

単一指向性

マイクが向いている方向だけ音を拾うという形式です。

マイクに背を向けて歌ったり、横から歌っても音が拾われません。

一般的なマイクを思い浮かべてもらえればわかりますが、本当に限られた部分しか音を拾いません。

よって、他の指向性マイクと比べてハウリングなどには強いです。

普通にレコーディングやライブ配信に使用するのであれば、単一指向性であれば問題ありません。

むしろ、他のタイプはいりません。

双指向性

前と後ろの音を拾うタイプです。横はあまり拾いません。

使用用途としては対談です。ラジオとか。

これも歌で使うことはあまりないです。

二人で歌う場合は普通は別々にマイクを立てます。

 

配信で演奏以外に対談などをやりたいようであれば持っていると便利です。

コンデンサーマイクの中には単一指向性と双指向性を切り替えできるものもあります。

一本で演奏・対談を対応したい人は選択肢に入れるとよいでしょう。

ダイナミックマイクとの違いをまとめると

さて、定番機種紹介の前にここまでの内容を簡単におさらい。

ダイナミックマイクとの違いを表にするとこんなもん。

コンデンサーマイクは綺麗に音が録れますが、ハウリングに弱い。

そのため、レコーディングや自宅演奏の録音に適しています。

ライブハウス、路上ライブなど周囲の音が大きいところではダイナミックマイクが活躍します。

エントリーモデルの定番機種

いよいよ機種紹介です。

コンデンサーマイクの実用的なエントリーモデルは2~3万円周辺。

オーバーするものも含めて宅録の方が良く使われる機種を紹介していきます。

RODE/ NT-2A

結構昔からの一般ユーザー向けコンデンサーマイクの定番製品です。

ニコ生が始まったくらいの時はこの製品を買っている人が相当いたのではないでしょうか。

 

最初に買う1本としては音の繊細さやバランスなどを考えても申し分ないでしょう。

高音が若干耳に刺さりやすいのでEQでカットしたほうがよいです。

 

悪いところとしてはマイクがとにかく重いです(860g)。

マイクスタンドが弱いと、すぐマイクの重みで落ちてしまい、中々固定できません。

特にリフレクションフィルターをつける人はNT-2Aだとスタンドが重さで耐えられないことが多々あるので気をつけましょう。

なお、リフレクションフィルターとはこんなやつ

指向性は「無指向性」「単一指向性」「双指向性」の3つをスイッチで切り替え可能。

ラジオ収録などで対談する予定がある人はこれ1本で対応できます。

 

また、ショックマウントが内臓なので別売りのものを買う必要はありません。

 

僕も今では後述のTLM102をメインマイクにしていますが、それまでメインで使っていました。

これで音源もたくさん作りましたが、必要十分な能力を持ってます。

RODE/ NT-2A
音質
(3.0)
使いやすさ
(2.0)
価格
(3.0)
総合評価
(3.0)

AKG ( アーカーゲー ) / C214

続いてAKG C214です。

AKGといえばプロユースの大定番機種C414があります。

この製品はC414のDTMer向け安価版として発売された製品です。

 

印象としてはNT-2Aとちょっとタイプが違うんですけど高音が強いです。

これも録り音にEQで高音カットが必要な印象です。

 

ただ、さすが定番機種の安価版です。安定感があり、音質は十分。

そして、NT-2Aと異なりコンパクトで重さは280gと軽いです。※NT-2Aは860g

 

大きいマイクのほうが最初はテンション上がりますが、慣れてくると小さくて軽いマイクのほうが断然良いです。

今、エントリー機種の筆頭機種です。

AKG /C214
音質
(3.0)
使いやすさ
(5.0)
価格
(3.0)
総合評価
(4.0)

audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT4040

続いても大手ですがオーディオテクニカの大定番機種です。

AT4040を使った感想は「普通」。

可もなく不可もなく。

 

マイクにとって可もなく不可もなくってのは忠実に音を表現してくれているということなので、実は素晴らしいことなんです。

可もなく不可もなくなので演奏者とmixする人によって、好きなように録り音を色付けすればよいだけということです。

 

そんな感じの有料機種ですが、ショックマウントの使い勝手が悪くて残念。

今はいいのがあればよいですが、見てる感じは変わっていないですね。

そうすると中々ストレスです。マイクはいいのだから改善してほしいですね。

据え置きする人にはおすすめ。

audio technica / AT4040
音質
(4.0)
使いやすさ
(2.0)
価格
(3.0)
総合評価
(3.0)

MXL ( エムエックスエル ) / V67G

1万円台のコンデンサーマイク希望の星、MXL V67Gです。

 

1万円ジャストで、この音質…。

なんて、お手軽なマイク。低価格モデルのマイクでは最強ではないか。

 

音質はクセがなく、低価格帯に多い高音がギラギラした感じはありません。

逆に言えば大人しい音になりがち。

また、良く言われる通りでコンプレッサーをかけたような音です。音が埋もれないためのEQの調整が難しい。

 

2万は出せないって人はこの商品を選択するのがよいでしょう。

なお、重さが589gとちと重いです。

こちらもリフレクションフィルターとの同時使用をするならマイクスタンドを考えたほうがよいでしょう。

単独使用なら、そんなに心配いらない感じでした。

MXL / V67G
音質
(2.5)
使いやすさ
(3.0)
価格
(5.0)
総合評価
(3.5)

NEUMANN ( ノイマン ) / TLM102

最後はエントリーモデルではないですが、僕がメインで使っている「ノイマン TLM102」をご紹介しておきます。

ノイマンはプロユースのコンデンサーマイクで最もスタンダードなU87などを作っている会社です。

完全プロユースな企業なので家庭用商品は販売されていませんでしたが、初めて一般ユース用に製造された商品がこのTLM102です。

といっても6万円以上もしますが…。

最初使っている印象は「優等生」という感じでした。

癖がなくて聴きやすい。

録り音だけ聴いているとNT-2Aと大して変わらないんですよね。

あ~、こんなもんか。って思ったのを覚えています。

ですが、違うのはmixするときですね。

 

ある程度処理すればすぐにオケの音と馴染んでくれますし、聴き易い音になります。

 

NT-2Aだと、どうしても高音がギラギラして邪魔だったのでEQで色々処理する必要がありましたが、そういった必要がないです。

 

今はギターもアコギもこれ1本です。

大して変わらないけど、小さな違いが大きいんだなとエントリーマイクから乗り換えて感じました。

 

また、小さくて非常に軽いので持ち運びが楽です。

元々、大きいNT-2Aからの乗り換えだったので小さい事のメリットが凄く大きく感じました。

 

自宅で音楽制作やライブ配信している分にはこれ以上のマイクを所有する必要はないかなと思っています。

お金があれば、もっと高価格帯を試してみたい気持ちはありますけどね。

試したいだけで、特に困っていないという感じです。

予算が大丈夫であればオススメの1本です。

NEUMANN / TLM102
音質
(5.0)
使いやすさ
(5.0)
価格
(2.0)
総合評価
(4.0)

まとめ

  • コンデンサーマイクはレコーディング・自宅使用向け
  • 自宅で使用していると軽くて小さいマイクがオススメ
  • 2~3万するエントリーモデルで音質などは必要十分

こんなところ。

コンデンサーマイクも以前は最低額2万円くらいだったんですけど、ライブ配信が急激に普及して1万円を切るものが増えてきましたよね。

今度、そういった安価なモデルも試してみようと思います。

今日、ご紹介したのは安定品質なエントリーモデル。音質はどれももちろん良い。

 

特に今回ご紹介した中でもオススメなのは「AKG C214」ですね。

音質はもちろん良いし、小さくて軽いので自宅でも使いやすくてオススメ。

弾き語りをやっているとコンデンサーマイクは「ボーカル」「アコギ」録りで必携のアイテムなので、1本は安定したそこそこ良いやつを買うことをお勧めします。