弾き語り配信に必要な機材の選び方とおすすめ製品を解説

DTMをやっているデスク

ぎたすけ

弾き語りの配信ってマイク立てて弾き語ればいいんじゃないの?

たけしゃん

まあ、そうなんだけどこだわりだしたら色々あるんだよね

最近はライブ配信アプリでの音楽活動が主流になりつつありますよね。

演奏なので、できるだけ良い音でリスナーに自身の音楽を届けたいと考える人も多いはず。

そこで、今回は「弾き語り」というテーマでライブ配信するために必要な知識や機材を解説していきます。

僕は一通り色んな配信アプリを使いましたが、結局はnanaパーティーかツイキャスに落ち着いてます。

OBS STUDIO
OBS STUDIOでツイキャスしてるところ

やってみると、意外なところで引っかかったりするので、そういったところも細かくお伝えしていきます。

なお、配信とは別で歌ってみた・カバー動画制作講座も用意してます。動画制作もやる方は合わせて参照ください。

動画制作講座をみる

この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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弾き語りをやるライブ配信アプリ

机の上にスマートフォン
ユーザー数年齢層端末フォーマット 収益化
ツイキャス非常に多い20~50代PC・スマホ動画可能
ニコ生普通20~40代PC・スマホ動画可能
YouTube Live非常に多い全般PC・スマホ動画可能
インスタライブ多い10~30代スマホ動画可能
Spoon普通10~20代スマホ音声可能
17Live多い10代~30代PC・スマホ動画可能

最近は配信アプリはいくらでもありますが、主要なものはこんなところでしょうか。

どのアプリで配信するかは動画などのコンテンツ投稿をするかどうかでも変わってきますね。

YouTubeやインスタに動画投稿していれば、同じプラットフォームでライブ配信するのも良いでしょう。

Baby Bottleでレコーディングしているところ

一方でライブ配信アプリはライブ配信を見に来ている人ばかりです。

なので、YouTubeやインスタなどに比べると配信者と視聴者の目的が合致しているのが良いですね。

弾き語りでのライブ配信アプリで主流なのは下記の2つです。

アプリ特徴
ツイキャス年代層が幅広い
Twitter連携が楽で使いやすい
PC・スマホから配信可能
Spoon10~20代前半が中心
音声のみの配信アプリ
利用はスマホのみ

万能なのはツイキャスですね。

また、匿名で入室できることもあり、ツイキャスのほうが人は来やすいです。

入室の匿名性

ツイキャスは入室しても誰かわからない。Spoonは入室すると入室者の名前が出る

どこで配信するか迷ったら、とりあえずはツイキャスが安定かなと思います。

ツイキャス・ビュワー

ツイキャス・ビュワー

MOI CORPORATION無料posted withアプリーチ

Spoon (スプーン) - ラジオ・音声ライブ配信

Spoon (スプーン) – ラジオ・音声ライブ配信

Spoon Radio無料posted withアプリーチ

 

弾き語り配信に必要な機材

スマートフォンでライブを録っているところ

弾き語り配信するにはスマホ1台あれば問題ありません。

とはいえ、弾き語り配信をやってみると人気の方はほとんどが外部マイクを使っていることがわかります。

やはり、聴きやすさなどで大きな差が生まれるからです。

なので、本記事ではライブ配信アプリで外部マイクを使うための機材を紹介していきます。

MPM-1000 本体と付属品一式

まずは必要なものを一覧で出すと以下の通りです。

アイテム予算備考
iPhoneを三脚で設置している様子
三脚
1,000円~Spoonなどの
音声配信なら不要
AT8700JでAT4040を取り付けした様子
外部マイク
5,000円~USBマイクより
XLRマイク推奨
UR22Cの正面から撮った写真
オーディオ
インターフェイス
5,000円~Androidは厳しい
TPS7222
マイクケーブル
1,000円~とくになし
Blue Compassの接続部分
マイクスタンド
2,000円~マイクアームも含む
ポップガードpro-screen101を取付した画像
ポップガード
1,000円~なくても良いが
あったほうが良い

ここからは各アイテムの選び方、おすすめの製品を紹介していきます。

なお、PCとスマホのどちらで配信するかによって話が大分変わります。その点も触れていきます。

選び方などを飛ばして、おすすめアイテムだけ見たい方は下に一覧で掲載しておきますので参照ください。

 

配信で使う三脚の選び方

iPhoneを三脚で設置している様子

まずはカメラ用の三脚です。

先に配信で使うカメラについて、少しふれておきます。

基本的には楽で高画質なスマホがおすすめです。

iPhone 13 Pro

1万円程度のWebカメラよりはよほどキレイに録れます。

しかも、そのままスマホでライブ配信できるので、ダントツで楽です。

また、一眼レフやデジカメを持っている方はPC配信で使えることが多いです。

僕もブログや動画制作用に使っている一眼レフをUSB接続してライブ配信しています。

OBS STUDIO
一眼レフの画面映してます
補足

最近は各メーカーで自社のデジカメをWebカメラ化できるソフトを無料配布している

そして、三脚の話に映りますが、スマホの三脚選びでは以下の点に注意して選びましょう。

  • 高さ1mは可変するもの
  • スマホ取付台が自由に回転できるもの
  • Bluetoothリモコン付属のもの

最後のBluetoothリモコンは配信だけならなくても問題ないです。

動画制作するときはあったほうが断然楽なので、どうせならリモコン付属のものをおすすめします。

その条件を満たした三脚で安いのがXXZUのミニ三脚です。

一眼レフなども使う場合はもう少しガッチリしたPhinistecを選びましょう。

PhinistecはMAX175cmまで稼働するので、上から撮りたい場合にも適しています。

 

弾き語りで使うマイクの選び方

BLUE Blue Bird

まずはマイク選びからです。

マイクは色んな種類があるので、わけが分からなくなりやすいアイテムです。

また、最適なマイク選びは配信する内容によって変わったりもします。

本記事のテーマは弾き語りなので、弾き語り配信に合ったアイテムの選び方を紹介していきます。

マイクの選び方 目次

コンデンサーマイクかダイナミックマイクか

コンデンサーマイクとダイナミックマイクの違い

マイクを選ぶときによく出るお題が「コンデンサーマイク」と「ダイナミックマイク」のどっちがいいかです。

基本的には自宅からのライブ配信ならコンデンサーマイクを推奨します。

AT4040の正面画像

シンプルにコンデンサーマイクのほうがキレイに音が録れます。

特にボーカル、ギターを1本で同時収録する方はコンデンサーマイクにしましょう。

たけしゃん

ダイナミックマイク1本でボーカル・ギター同時収録はかなりきついです…

とはいえ、ボーカル・ギターにそれぞれマイクを立てるならダイナミックマイクでも問題はありません。

SM58の画像

ライブハウスやスタジオで使う用のマイクと兼用する方は、普通にダイナミックマイクで大丈夫です。

USBマイクかXLRマイクか

USB端子とXLR端子
USBマイク
XLRマイク
  • マイク本体だけでPC・一部スマホ・一部ゲーム機に接続可能
  • 音響ミキサーなどでは使えない
  • Windowsの音楽制作に不向き
  • 高級機はない
  • PC・スマホへの接続にはオーディオインターフェイスが必要
  • 音響ミキサーなどでも使用可能
  • ゲーム機では使えない
  • 音楽制作にも適している

音楽ではXLRマイクが一般的ですが、最近はUSBマイクも人気が高いです。

弾き語りの配信においてはXLRマイクを選択しましょう。

XLRマイクを選択する理由は以下の通りです。

  1. USBマイクだと2本同時使用などができない
  2. USBマイクは音楽制作で使いにくい
  3. USBマイクだとミキサーなどを導入できない

要はUSBマイクだと拡張性がないんですよね。

配信ってやりはじめると、あれこれと改善したい欲がどんどん湧いてきます。

そのときにUSBマイクだとやれることが圧倒的に少なくなるので、XLRマイクを選択することをおすすめします。

たけしゃん

ゲーム実況とか雑談配信ならUSBマイクで問題ないです。歌枠はXLR推奨ですね

ボーカルとギターでマイクは2本いる?

C414XLSでギターのレコーディングしているところ

まず、ボーカル・ギターで2本マイクを立てるのがベターなのは間違いありません。

マイク2本
マイク1本
  • それぞれの音が明瞭でノイズも少ない
  • 個別に音量調整できる
  • ボーカル・ギターで別々のエフェクトをかけられる
  • マイク2本に比べると音がややぼやける
  • 個別に音量調整できない
  • ボーカル、ギターで別のエフェクトはかけられない

ただ、マイク1本で同時収録しても十分聴けるレベルにはなります。

2本のほうがより良い音質になるだけで、2本必須という温度感ではありません。

AT8700JでAT4040を取り付けした様子

また、エレアコの人はアコギ側はオーディオインターフェイスに直接繋ぐことも可能です。

なので、2本あると良いけど、1本でも問題ないというレベルです。

たけしゃん

僕はマイク 2本使ってます

弾き語りにおすすめのマイク

MPM-1000 本体
MPM-1000
audio technica AT4040
AT4040
指向性カーディオイドカーディオイド
本体機能なしローカット、PAD
音質フラットで普通フラットで万能
サイズ感標準的標準的
実売価格6,000円程度3.2万円程度

おすすめのマイクは予算別で2本選出しました。

現実的に考えると1本は制作にも使える良いもの、1本は安いものという組み合わせが良いかなと思います。

なので、ボーカル用&制作用でAT4040、アコギ用でMPM-1000をそれぞれ買っとくと万能にいけますね。

マランツプロ MPM-1000

MPM-1000 本体

低価格帯は6,000円程度で買えるマランツプロ MPM-1000です。

安いですが、音質はかなり良いです。配信で使うには十分なレベルと言えるでしょう。

RAIN / 秦基博 アコースティックCover

ボーカル・ギター用で2本買っても、12,000円程度なので使いやすい製品ですね。

付属品として、マイクケーブルやショックマウントがついてきます。

MPM-1000 本体と付属品一式

質的には価格相応ですが、追加で買うものが減るのは嬉しいですね。

audio technica AT4040

audio technica AT4040

もう1本は実売価格 3.2万円のaudio technica AT4040です。

DTMerなどにも人気があり、使用者が非常に多いコンデンサーマイクです。

配信だけやる分にはMPM-1000で十分ですが、音源制作・動画制作もやるならAT4040がおすすめです。

結 / Saucy Dog アコースティック Cover

AT4040はフラットな特性で、音の情報量が多いです。

原音に忠実な聴きやすい音が録れるため、ボーカル録りだけでなく、アコギ録りでも使いやすいです。

YouTubeの歌ってみた動画などでも、AT4040はよく映ってますね。

配信だけでなく、色んな活動に使えるマイクなので持っておくと何かと便利なマイクです。

コンデンサーマイクを10本並べた画像コンデンサーマイク おすすめランキングベスト10【2024年版】 〜プロアーティスト使用マイクも紹介〜  

配信で使うオーディオインターフェイス

RME Babyface pro fs

続いては一番選ぶのが難しいオーディオインターフェイスです。

オーディオインターフェイスはPC・スマホにマイクや楽器を接続するための機材です。

M-Track SoloをiPhoneに接続

最近のオーディオインターフェイスは楽器接続以外にも配信に便利な機能が色々ついてます。

弾き語り配信する際にあると楽なのはDSPエフェクトですね。

iOSのdspmix画面
Steinberg UR22Cのエフェクト調整画面
DSPエフェクト

オーディオインターフェイス内蔵で使えるエフェクトのこと

特にコンプレッサーがあると、音量調整が大分楽になります。

あとはPCで配信するのか、スマホで配信するのかで必要な機能が大分変ってきます。

それぞれのパターンを説明していきますが、2022年現在だとSteinberg UR22Cが安定です。

たけしゃん

ただ人気すぎて、価格が高騰していたり、在庫がない状態が続いています

オーディオインターフェイス 目次

入力端子

オーディオインターフェイスの入力端子の種類
XLR主にマイクを繋ぐ端子
LINE ギターなど楽器を繋ぐ端子
コンボジャックXLR・LINE両対応の端子

まずはマイクや楽器を接続する入力端子についてです。

価格帯によって、入力端子の数やバリエーションは変化します。

1万円未満コンボジャック ×1
LINE ×1
1万円台 コンボジャック ×2
2万円以上コンボジャック ×2~4
LINE ×2~

必要な端子はマイクの本数によりますが、ギター弾き語りの方はコンボジャック×2が間違いないです。

補足

マイクを1本しか使わないならXLR端子が1つあればOK

ピアノ弾き語りなら鍵盤はLINE接続なので、XLR×1とLINE×1でも問題ないですね。

Steinberg UR12
XLRとLINE1つずつのSteinberg UR12

また、マイクを繋ぐ端子はファンタム電源対応のものを選びましょう。

ファンタム電源

コンデンサーマイクを動かすのに必要な電源。ダイナミックマイクなら不要

最近のオーディオインターフェイスはよほど安いもの以外はファンタム電源に対応してます。

ちなみにギター弾き語りの方は「マイク1本で十分」と思っていても、配信始めるとマイク2本にしたくなります。

なので、コンボジャック×2を製品を買っとくのが間違いないです。

DSPエフェクト

AG DSPコントローラー
YAMAHA AG DSP CONTROLLER

最近のオーディオインターフェイスは内蔵のDSPエフェクトが搭載されている機種が多いです。

DSP

音響機器に内蔵されている、エフェクト処理などに適したチップ。PCでいうCPUみたいなもの

価格帯的には1.5万円くらいからDSPエフェクト搭載機種が増えます。

弾き語りのライブ配信だと、下記のエフェクトがあると便利ですね。

エフェクト概要
コンプレッサー大きな音を圧縮して
音量を均一化する
リバーブ反響・残響音を加える
カラオケのエコーに近い

EQはあってもなくてもどっちでも良いです。僕は使ってません。

重要なのはコンプレッサーですね。弾き語り配信でコンプはものすごく重宝します。

たけしゃん

Aメロとサビの音量差をそろえたり、音割れ防止で役立ちます

なお、PCからの配信でOBS STUDIOを使う人はOBS STUDIO側でもエフェクトをかけられます。

OBS STUDIO

なので、OBS STUDIOを使う人はDSPエフェクトがなくても問題はありません。

また、DSPエフェクトはPCからしかON/OFFできない製品が多いです。

102iの内臓ミキサー
Tascam 102iのDSPミキサー

PCを持っていない人はスマホ専用アプリが用意されているSteinberg UR22Cがおすすめです。

UR22C EQ・コンプレッサー操作パネル iPhone版
UR22CのDSPエフェクト調整画面

もしくは本体スイッチでエフェクトをON/OFFできるAG06MK2でも良いですね。

YAMAHA AG06MK2のコントロールパネル

AG06MK2とUR22CはiOSでも使える専用アプリが用意されているので、スマホだけで配信する人には非常に便利です。

ループバック機能

ループバック機能の説明図解

ループバック機能は主にライブ配信でBGMを流すための機能です。

弾き語り配信だと、BGMを流していると歌うときにOFFにしないとなので面倒で流してない人も多いですね。

また、PCからの配信でOBS STUDIOを使う場合はOBSの機能でループバックと同じようなことができます。

OBS STUDIOでシンクルームと連携するときの設定
デスクトップ音声からPCの音を流せる

なので、PC配信の人はなくてもそんなに困りません。

一方でiOSの人はループバックを使って、音をステレオにするのに重宝します。

iOSのライブ配信アプリは「モノラル」「ステレオ」で仕様が分かれています。

モノラル
ステレオ
  • 1チャンネルで収録された音声
  • LとRで同じ音が出る
  • モノラル録音はマイク1本でOK
  • 2チャンネルで収録された音声
  • LとRで異なる音が出る
  • ステレオ録音はマイク2本必要

モノラルのアプリは良いですが、ステレオのアプリだと1chはL、2chはRで完全に音が分離します。

UR22CをiOSのステレオアプリで使うと1chはLから、2chはRからしか聞こえない

ライブ配信を聞いていて、たまにLからしか音が聞こえない配信者がいると思いますが、原因はこれです。

この状態を防げるのが、実はループバックなんですよね。

一部製品のループバックはステレオミックスして音を出す仕様になってます。

iOSのdspmix画面
UR22Cの専用アプリ

僕が知ってる製品だとSteinberg UR22CやYAMAHA AG06MK2がステレオミックスする仕様です。

補足

ループバックにしてもステレオにならない製品もたくさんあります

また、2021年2月に調査したアプリごとの仕様は下記の通りです。

アプリ仕様
17Liveモノラル
nanaモノラル・ステレオ切替可能
nanaパーティーステレオ
Poco-chaステレオ
インスタライブモノラル
LINEライブモノラル
※1chしか認識しない
ツイキャスステレオ
YouTube Liveステレオ
TikTokモノラル
※1chしか認識しない
GarageBandモノラル・ステレオ切替可能
iOSのビデオステレオ
補足

Spoonは調査していませんが、バイノーラル配信ができるのでステレオだと思われます

こんな感じでステレオ仕様のアプリが多いです。

そのため、普通にオーディオインターフェイスを使うだけだと片耳からしか音が出ません。

対策はいくつかありますが、UR22CやAG06MK2などのループバックでステレオにするのが一番楽ですね。

ちなみにPC配信の場合は基本はモノラルなので、この問題にはぶつかりません。

補足

YouTube Live、ツイキャスもスマホ配信はステレオでPC配信はモノラル

また、PC配信はOBS STUDIOでモノラル・ステレオを自由に変えられるため、そこまで意識する必要はありません。

おすすめのオーディオインターフェイス

UR22Cの正面から撮った写真

弾き語り配信におすすめのオーディオインターフェイスはSteinberg UR22Cです。

PCでもスマホでも万能に活躍できます。

結 / Saucy Dog アコースティック Cover

音質もなかなかに良好です。

2019年に発売されてから人気でずっと品薄ですが、それだけ使い勝手は良いですね。

たけしゃん

僕もスマホでの配信はUR22Cでやってます

また、弾き語り配信の他にゲーム実況などもやる人はYAMAHA AG06MK2がおすすめです。

YAMAHA AG06MK2

コンデンサーマイク2本使える上にヘッドセットやAUXなど配信で便利な端子も付いています。

また、専用アプリは初心者でも簡単に使えるような仕組みになっています。

YAMAHA AG ControllerのDetail(AG06)

音楽制作が中心の人はUR22C、ライブ配信中心の人はAG06MK2を選ぶのが良いですね。

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マイクケーブル

TPS7182

オーディオインターフェイスとマイクを接続するためのマイクケーブル。

使用するのはXLRケーブル(オス-メス)です。

XLRケーブルのメスとオス

長さは自宅利用であれば、3mをおすすめします。

長さ用途
1m短距離の接続に使う
3m自宅で使うのにちょうどよい
5mスタジオなどで使いやすい
7m業務用で使うことが多い

また、安いよくわからないメーカーは断線とかノイズ混入するリスクが高いです。

大手メーカーの製品でも2,000円くらいなので、大手のものを買いましょう。

補足

マイクでMPM-1000を購入した方はマイクケーブルが付属するので追加購入は不要です

おすすめのマイクケーブル

audio technica ATL458A

おすすめのマイクケーブルはaudio technica ATL458です。

安くて丈夫で音質も上々の定番製品ですね。

音質はスッキリしていて、ナチュラルです。

ATL458Aで録った動画

my sole my soul / 秦基博 アコースティックCover

手ごろな価格で耐久性も良いです。

ケーブル自体も柔らかいので、自宅での配信・撮影などで取り回しが楽なのも良いです。

配信で使うマイクスタンド

Blue Compassケーブルをキレイに収納可能

マイクを取付するマイクスタンドですが、主には下記2つに分かれます。

種類概要
ブームスタンド
マイクスタンド
万能に使えるタイプ
自宅だと場所を取る
Blue Compass
マイクアーム
机に取り付けるタイプ
省スペースで楽

PCデスクなどの前で配信する場合はボーカルマイクはマイクアームが絶対良いです。

AKG C414-xliiをマイクアームに取付した画像

一方で机がない場所であったり、ピアノ弾き語りの場合は取付場所がないため、普通のマイクスタンドにしましょう。

また、ギター弾き語りで2本マイクを使う場合は、ギター側はマイクスタンドにしたほうが良いですね。

C414XLIIでギターのレコーディングしているところ
マイクスタンドで設置してます

机にマイクアームを2つ取り付けるのはきついので、ボーカルはマイクアームでギターはマイクスタンドがベターです。

それぞれでおすすめの製品を1つずつ紹介します。

おすすめのマイクアーム

AKG C214をKTSOULのマイクアームに取付した

マイクアームのおすすめは安くて、普通に使えるKTSOULです。

実売価格で2,500円程度で付属品も豊富についてくるので、コスパが良い製品ですね。

KTSOULの付属品一式
ショックマウントとポップガードがついてくる

耐荷重は未記載ですが、試した感じは800gくらいは安定して支えられます。

KTSOULのマイクアーム 接続部分

大半のマイクは800gで収まるので、普通に使う分には困ることはないでしょう。

ポップガードがついてくるのが地味に大きいですね。

おすすめのマイクスタンド

おすすめのマイクスタンドはスタジオなどで定番のKC MBCS02です。

価格が安めで造りもしっかりしている安定の製品ですね。

僕も路上ライブや自宅での配信などで長年使ってました。

未使用時は折りたたんで収納袋に入れておけば場所も取りません。

ライブ配信でも撮影でも万能に使えるので、1本持っておいて損はない製品です。

ポップガード

ポップガードpro-screen101を取付した画像

ポップガードは息の音など「ボッ」という吹かれノイズを防止するアイテムです。

なくても大丈夫ですが、ボーカルマイクにはできるだけ設置することを推奨します。

AKG C414 XLIIを付属品のポップガードとセットで設置した
補足

マイクスタンドでKTSOULを購入した方はポップガードが付属するので追加購入は不要です

おすすめのポップガードは下記の2つです。

製品名ポップガード Granpro
GRANPRO
ポップガードpro-screen101を取付した画像
PROSCREEN
材質メッシュメタル製
外形8cm12cm
取付マイク取付式クランプ式
ノイズ抑制
(3.5 / 5.0)
(5 / 5.0)
手軽さ
(4.5 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
総合評価
(4 / 5.0)
(5 / 5.0)
実売価格約1,800円約6,500円

手軽で安いのはマイクに直接取付するGRANPROです。

ポップガード Granproをコンデンサーマイクに取付した
マイク取付タイプのポップガードをGranpro4を取り付けたときのマイク背面

ライブ配信、たまにやるレコーディングならこれで十分です。

大きいマイクだと取付できないため、使えないですが大抵のマイクはいけます。

マイク取付タイプのポップガードをGranpro4は特殊形状のマイクでも割といける
形状が特殊なBlueのマイクもいける

ポップガードとしての機能も問題ないです。

ガッツリとレコーディングもやる方はプロ使用者も多いSTEDMAN PROSCREEN101がおすすめです。

STEDMAN PROSCREEN101

メタル製で音への影響が少なく、可動するグースネックの動きも非常に良いです。

ポップガード Pro Screen101を取付した画像

レコーディングを頻繁にやるとグースネックの質の大事さを思い知ります。

PROSCREEN101は抜群に使いやすいので、プロ使用者が多いのも納得です。

弾き語り配信に必要な機材 まとめ

DTMをやっているデスク

ぎたすけ

弾き語り配信って色んなアイテムが必要なんだなぁ…。大変だ

たけしゃん

まあ、一回揃えちゃえば配信以外にも音源や動画の制作にも使えるよ

配信に必要な機材選びについてでした。

あらためて、安めで揃えた場合のおすすめアイテム一覧です。

補足

マイクケーブルはMPM-1000、ポップガードはKTSOULに付属しています

一度揃えてしまえば、配信以外でも歌ってみたとかカバー動画制作にも使えます。

低価格でとりあえず始めるのも良いですが、そこそこ良いもので揃えたほうが結果的に安上がりになること多いですね。

なお、歌ってみたやカバー動画制作については制作講座を用意しています。ぜひ参考にしてください!

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