生放送(ネット配信)で弾き語りをやるための機材選び

こんばんは!たけしゃん(@_tkshan)です。

今日は生放送で弾き語りをやる時の機材についてです。
生放送というのはニコ生やツイキャスといったネット配信サービスですね。

最近ではライブハウスでライブをやるよりも効果的にファンを獲得できるツールといえるでしょう。
音楽活動をやっていくのであれば、必ず選択肢として生放送をやるべきです。

そこで、どのような機材を買うと一定の音質で放送できるのかを触れていきます。

1. 生放送で必要な機材

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必要な機材といっても、その人が求めるレベルによって全く異なります。
例えば、ノイズがバリバリのってしまってもいいので、とにかく最安値でやりたいって人とプロレベルのクオリティでやりたい人では必要な機材が違います。

ここでは、「弾き語り放送をやるにあたってリスナーが聴きやすいレベルを保つための最低限の機材」というテーマで紹介します。
なので、基本的にはエントリーレベルの機材中心です。

1-1. 絶対買ったほうがよいもの

まずは絶対買ったほうが良いものから。

  • オーディオインターフェイス
  • マイク ※1本目
  • マイクケーブル
  • マイクスタンド

以上。
とりあえず、この4つはないと無理。
ただし、リハーサルスタジオでやるのであればマイク・マイクケーブル・マイクスタンドはスタジオに置いてある。

マイクの後に1本目と書いているのは、この後買ったほうが便利なものとしてマイク2本目が登場するためです。

ちなみに両方ともiPhone用もあるので、iPhoneで放送することも可能。
ただ、僕はDAWソフトを介してやっているからPCでしか放送したことないのでPC使う前提で話を進めていきます。

1-2. 買ったほうが便利というもの

続いて、必須ではないけど買ったほうが便利というもの。

  • ポップガード
  • マイク 2本目
  • ミキサー
  • ヘッドフォン

こんなもんか。
ポップガードはコンデンサーマイクを使う場合は必携。ダイナミックマイクならいらない。
マイク2本目の内容は後述のマイクの章で書きます。

ミキサーがいるかどうかはオーディオインターフェイスのタイプと放送内容にもよりますので、こちらもオーディオインターフェイスの章で説明します。

ヘッドフォンは別になくてもできる。
1人で生放送やるならコメントも文字で来るし、放送で流れている音をモニターできなくても特に困らない。

といっても、ちゃんと放送できているかを確認したいし、大抵の人はイヤホンかヘッドフォンつけて放送してますよね。

2. 機材別解説

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それでは機材別に解説。解説に加えて、エントリー機材の紹介もしていきます。

2-1. オーディオインターフェイス

ニコ生が始まった当初はニコ生向きのオーディオインターフェイスは少なく、よく向いていると言われていたのはRolandの「UA-4FX」と「UA-101」の2機種でした。
両方とも、現在は生産完了しているので新品は購入できません。

しかし、最近のオーディオインターフェイスは生放送を考慮した機器が多いので選択肢も豊富です。
といっても、生放送がやりづらい機種もあるので選択するときに確認する項目を勉強しましょう。

■ループバック機能

似ているものでステレオミキサーという名称があります。というか僕にはステレオミキサーとループバック機能の違いがよくわかりません。
ググって内容読んでも一緒ではないの?って気がします。ニコ生ではステレオミキサーという名称が一般的です。

楽器屋やオーディオインターフェースのメーカーHPではループバック機能という名称が用いられます。

そして機能の説明です。
通常、音を録音するときは外部入力(マイク)⇒オーディオインタフェース⇒DAW(PC)で録音となるわけです。
しかし、PC内で再生されている音(例えばiTunesで流しているBGM)を録音したい。つまりPC⇒DAW(PC)となるとPC側のサウンドカードに録音機能が必要です。

しかし、大抵はPC付属のサウンドカードにはそんな機能はないか、機能があってもノイズが凄くて音楽系放送に使える代物ではないわけです。

そこで、オーディオインターフェースのループバック機能を使うわけですね。

流れとしてはPC(iTunes等)⇒オーディオーインターフェース⇒PC(DAW)。これをケーブルとか繋げなくても内部でやれちゃうのがループバック機能。
PCから出力した音をオーディオインターフェイスを介して同じPCが入力として受け取るのでループバックって名前なわけですね。

んで、ループバック機能があると生放送で何ができんのか?って話なんですが、一番はBGM流せます。
カラオケみたいなことも可能。iTunesでオケ流しながら、マイクで歌える。ニコ生の歌枠やゲーム実況でBGM流している人はこのループバック機能を使っている。

昔はループバック機能に対応したオーディオインターフェースといえば「UA-101」くらいだったけど、ちょっと高かった。
そこで似たようなことができて1万円で買えてエフェクトまでかけられる「UA-4FX」が重宝されていたわけだ。

そして、ループバック機能を持っていない機種のオーディオインターフェースを使っている人は別途ミキサーを買うなどして対応していたわけである。
ループバック機能がついたオーディオインターフェースを買うのであればミキサーは別にいらない。

なので、BGMなんて流さないし、カラオケもしないって人には別にループバック機能はいらない。
僕もニコ生をやる時は今でもUA-101を使っているけど、ループバック機能は使っていない。

■入力数

以前のDAWの記事でも書いたが、弾き語りをするならボーカル用とギター用の2本のマイクを立てる事を推奨しています。

DTMをスムーズに始めるための処方箋

2016.03.10

なので、ここでもINPUT数が2つ以上あるものを選択しましょう。
ちなみにマイク1本でもやれますが、後述するマイクの章で説明します。

■ファンタム電源

コンデンサーマイクを使用する時はファンタム電源(48V)がオーディオインターフェイスについていなければいけません。
ダイナミックマイクを使用する人には不要です。

■定番機種

さて、長く書きましたが、以上の項目を踏まえた定番機種を紹介していきましょう。

US-366

まずは大定番機種、US-366
ループバック機能にエフェクト搭載しているので、これ一台でボーカルにリバーブなどのエフェクトかけながら、BGMも流せます。

「歌ってみた」と「生放送」両対応の代表機種です。入力数もファンタム電源もクリアしており、価格も15,000円程度。エントリーモデルであれば、これ買っておけば間違いないです。

UA-55

続いてはRolandのUA-55です。
昔、ニコ生に強いと言われて定番だった「UA-101」の後継機種です。ループバック機能もついているし、入力数もファンタム電源も問題なし。

ただ、ニコ生やりたいってだけの人には価格帯が微妙なんですよね。
この機種の下位にあたるUA-22が上記のUS-322と同じ価格帯なんですけど、ループバック機能がないんですよね。本当にそこが残念。

なので、生放送やるために買うというのであれば安いので上記のUS-322をオススメします。
生放送もやるけど、DTMも結構やっていくということであれば、UA-55ならDTMにおいても大抵のことは何でもできますので、オススメできます。

僕も今の「828mk3」というオーディオインターフェースを買うまでUA-55の先代である「UA-101」を長い間使っていましたが、2~3万の価格帯で考えれば非常に優秀な機種でしたね。

2-2. マイク

続いて、マイク。
まず、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違いについては下記の記事を見て欲しい

コンデンサーマイクの選び方 ~定番5本を紹介~

2016.04.09

生放送のボーカルはコンデンサーマイクがよい。ダイナミックマイクがあっている人はシャウトなど、激しい歌唱をする人くらいだろう。

■マイクの本数について

よく、歌もギターも同じマイク1本で取るか、2本で取るかという論議になる。
これは2本用意できるなら迷わず、2本。

しかし、予算の関係で1本しか用意できない人もいるだろう。特に学生。
その場合に注意するのはダイナミックマイクで1本はかなりきついと言うこと。いや、無理といってよい。なので、1本でやるならコンデンサーマイクを買いましょう。

コンデンサーマイクであれば1本でも、工夫すればそこそこの音質で演奏できます。
2本あったほうが音量バランスやエフェクトやPANをボーカル・ギター別で調整できるので、よりよい音質でできるだけ。

たまに、1本だって技術で十分いい音質で演奏できるから2本いらないって言う人がいるけど、その人が2本使えばもっといい音で演奏できるよって話です。

なので、最初に書いた通りですが2本を選択できる人は迷わず2本。
予算の関係で1本しか用意できないのであればコンデンサーマイクを1本買いましょう。

僕はボーカルマイクはTLM-102、ギターはピエゾとマイクのデュアルピックアップでマイクだけ生かしてます。

ギターのピックアップに関してはこちらの記事を参照ください。

アコギ用 後付ピックアップの選び方

2016.03.17

■定番機種

マイクの定番機種はダイナミックとコンデンサーを1機種ずつ紹介します。

AT-2020

まずはコンデンサーマイクから。MXLのV67Gとどっちにしようか迷いましたが、価格帯で1万ちょうどくらいのものがよかったのでAT-2020にしました。
この価格帯で考えると素晴らしい音質です。

もうちょっと頑張って2万まで出せるのであれば、上記のコンデンサーマイクの記事を読みましょう。そこで紹介しているエントリー商品は間違いない選択肢です。
ただ、予算が限定されてオーディオインターフェースとマイクのどちらに予算を多く割り振ろうかと迷ったら、AT-2020を選択してその分の予算をオーディオインターフェースに回したほうが懸命です。

というわけで、この記事ではAT-2020をご紹介します。

続いて、ダイナミックマイク。
こちらに関しては誰に聞いても大定番であろう、この商品です。

SM58-LCE

通称ゴッパー。どこのスタジオ行っても、ライブハウス行っても、コイツを見かけないことはない。
それくらい音楽業界において絶対的な大定番商品です。

コンデンサーマイクと比べると、もちろん音質は勝てないですが、ダイナミックマイクで選ぶのであれば間違いない商品です。

3. 終わりに

今日は生放送向けの機材紹介でした。

弾き語りでやるならコンプレッサーやリバーブなどのエフェクトを使ったほうがいです。
「ニコ生エフェクト」などフリーソフトが出ていたり、オーディオインタフェースに生放送用にエフェクトを欠けられる機能がついていたりします。

ただ、普通にやる分にはオーディオインターフェースにDAWがついてくるので、DAW付属のエフェクトを使うことで解決します。
僕の場合はSONARを使っているので、SONAR付属のリバーブとコンプ、EQをかけています。レイテンシーなども気になりません。

最近、ニコ生やツイキャスで弾き語りしている人を見ているけど音質いい人が増えました。
昔は雑音乗りまくってて、聞いているのが厳しい放送とか結構見かけたんですけど、ほとんどいない…いや、ツイキャスは結構いるかな(笑)

以前より敷居が高くなったけど、その分機材もかなり安くなって生放送向けのものが増えました。

ちなみに今日紹介した商品使って周りより明らかに音質が悪いと言う場合は設定や音量バランスがおかしいです。
自分の設定を見直しましょう。

逆に言えば、今日紹介した商品買っておけば、音質的に平均点以上はいけるはずです。

あとは、自分の演奏技術や音量調節の腕次第。
結局は腕が一番大事なのですが、そこまでの道のりで余計なことに引っかからないように買う機材は注意しましょう。

ネット配信(生放送)の弾き語りはリバーブよりコンプレッサーが大事。

2017.07.29

 

ABOUTこの記事をかいた人

たけしゃん

アコースティックギターによる弾き語りを中心に音楽を愛するアラサーのサラリーマン。20代はギターを片手にシンガーソングライターとして東京都内で音楽活動に精励。
30代になって音楽と仕事(サラリーマン)の両立を模索中。