ライブ配信に必要な機材とは。歌・ゲーム配信でおすすめの製品を紹介

ライブ配信している部屋

ぎたすけ

ライブ配信ってカメラとかマイクとか色んなもんが要りそうだよな

たけしゃん

一口に配信と言っても色々あるからね。この記事は自宅配信で必要な機材を解説していくよ
この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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ライブ配信に必要な機材

自宅でレコーディングしているところ

昨今では非常に人気のあるライブ配信。

スマートフォン 1台あれば配信できるので、やっている人も非常に多いですね。

iPhone 13

一方で人気の配信者は機材を揃えて、配信の画質・音質を良くしている人が多いです。

本記事では、スマホ配信からステップアップしたい人向けに必要な機材やおすすめ製品を紹介していきます。

機材名タップで解説に飛びます

機材予算備考
Macbookを机に置いた画像
PC
50,000円~スマホでもOK
AT8700JでAT4040を取り付けした様子
マイク
6,000円~配信内容では
USBマイクが良い
UR22Cの正面から撮った写真
オーディオ
インターフェイス
10,000円~USBマイクの人は
不要
Elgato Wave Mic Arm LPはアーム部分を取り外して分解できる
マイクアーム
2,000円~
Canonの一眼レフ
カメラ
30,000円~必須ではない
カメラの三脚
三脚
0円~必須ではない
Barebonesのミニランタン
照明
1,000円~必須ではない
内蔵型キャプチャーボード
キャプチャーボード
20,000円~ゲーム配信のみ
必要
 

配信向けのPC

Macbookを机に置いた画像

まずは配信用のPCについてです。

スマホからPCにするメリットは主に以下の点です。

  • 配信の画面を作り込める
  • BGMや効果音などの演出を入れやすい
  • 一眼レフ、キャプチャーボードなどの拡張機器を使える

一番の強みはOBS STUDIOを使えるので、色んな拡張機能を使える点ですね。

OBS STUDIO

ゲーム実況する方はもちろん、歌配信などもPC配信のほうが良いです。

一方で配信の音質を上げたいだけであれば、スマホに外部マイクを付ければOKです。

audio technica AT2020USB-X 通常時

雑談や弾き語りなら「スマホ+外部マイク」で特に問題ないですね。

歌配信やゲーム実況などで色んな機能を使う人はPCを買いましょう。

配信で使うPCのスペックは配信内容にもよりますが、まずは下記スペック以上が良いですね。

項目推奨スペック
CPUIntel® Core™ i5以上
AMD Ryzen™
※4コア以上を推奨
RAM8GB以上

PCゲームを配信する場合はゲーム側の推奨スペックにあわせましょう。

補足

PCゲームの推奨スペックは基本的にOBS側が出す推奨スペックより高いです

OSはWindows、Macのどちらでも大丈夫ですが、配信ではWindowsのほうがやや有利です。

デスクトップとノートPC

MacはOS側の仕様とバッティングして、Windowsだと簡単にできることが追加のソフトなど入れないとできなかったりします。

とはいえ、Macでも問題はありません。

 

マイク

SHURE SM7B

配信の音質を大きく左右するマイクです。

配信で使うマイクはUSB接続可能なUSBマイクと音楽用途で一般的なXLRマイクに分かれます。

USB端子とXLR端子

USBマイクはPCやゲーム機とUSBで直接接続できます。

対して、XLRマイクはPCとの接続にはオーディオインターフェイスが必要です。

YAMAHA AG03MK2 ブラック
オーディオインターフェイス AG03MK2

USBマイクのほうが手軽に使えますが、音に関する高度な機能はオーディオインターフェイスが実現させています。

補足

USBマイクはオーディオインターフェイスに接続できない

そのため、エフェクトをかけたり、音の遅延を抑制したい場合はXLRマイク&オーディオインターフェイスが良いです。

MOTU M2

逆にシンプルにマイクを使うだけならUSBマイクでOKです。

僕は配信内容に合わせて、下記のように選択することをおすすめしています。

配信内容おすすめマイク
雑談配信
ゲーム実況
USBマイク
歌配信
弾き語り配信
XLRマイク

本章ではUSBマイクとXLRマイクのおすすめをそれぞれ紹介します。

HyperX DuoCast

HyperX DuoCast LEDブルー
マイクタイプUSBコンデンサーマイク
指向性カーディオイド
無指向性
サンプリング周波数96kHz / 24bit
対応OSWindows、Mac OS
PS4、PS5

トーク

ボーカル

主にゲーミングデバイスを取り扱うHyperXのUSBマイク DuoCast

コンパクトかつ、おしゃれで高音質な非常に使いやすいマイクです。

DuoCastはHyperXのUSBマイクの中でミドルモデル的な位置づけです。

製品HyperX SoloCast 稼働しているところ
SoloCast
HyperX DuoCast LEDブルー
DuoCast
HyperX QuadCast LED赤
QuadCast
HyperX QuadCast LED青
QuadCast S
指向性カーディオイドカーディオイド
無指向性
4つから選択可4つから選択可
ビットレート96kHz / 24bit96kHz / 24bit48kHz / 16bit48kHz / 16bit
イヤホン端子×
ゲインつまみ×
モニター調整×××
LEDライティング×
(リング部分)
×
付属マウントスタンドマウントショックマウントショックマウントショックマウント
実売価格約7,980円 約13,980円 約16,500円約21,300円

下位モデルのSoloCastと比べて、イヤホン端子やゲインのつまみなどが追加されています。

HyperX DuoCastの多機能ボタン
HyperX DuoCastの接続端子

また、本体固定部分には振動ノイズに強いショックマウントが採用されています。

HyperX DuoCast ショックマウント

音も良くて、コンパクトなので雑談配信、ゲーム実況などに最適です。

テレワークなどにも使えるので、色んな用途で役に立ちます。

BlueのUSBマイクを並べた【2023年】USBマイク おすすめランキングベスト10。参考音源付きで失敗しない選び方を徹底解説!

audio technica AT2020

AT2020
マイクタイプ XLRコンデンサーマイク
指向性 単一指向性
周波数特性20Hz – 20kHz
最大SPL 144dB
S/N比 71dB
寸法 160 × 52mm
重量345g
実売価格11,800円程度

1万円近辺のベストセラーマイク audio technica AT2020

音楽制作、ライブ配信など様々な用途で使用者が多いコンデンサーマイクです。

フラットでクセのない特性なので、歌からトークまで幅広く使えます。

AT2020でボーカル、アコギを別々に録った動画がこちら。

レオ / 優里 【アコースティックCover】

クリアで聴きやすい音で録れています。

AT2020は付属品の質も良く、使いやすいです。

audio technica AT2020に付属するマイクケース
audio technica AT2020付属のマイクスタンド用アダプタ

なお、AT2020はUSBタイプのAT2020USB-Xもあります。

audio technica AT2020USB-X

AT2020USB-XはUSBマイクの中では、トップレベルの音質です。

歌配信などやる人はXLRのAT2020が良いですが、ゲーム実況が中心の人はAT2020USB-Xのほうが便利ですね。

SHURE SM7B

SHURE SM7B
マイクタイプXLRダイナミックマイク
指向性カーディオイド
周波数特性50 to 20,000 Hz
感度 -59.0 dB (1.12 mV)
質量約765.4g
実売価格約 52,000円

放送局などで良く使われている、有名なダイナミックマイク SHURE SM7B

周辺ノイズの遮断に優れており、自宅環境でも低ノイズのクリアな音が録れます。

ダイナミックマイクにしてはレンジが広く、低音から高音まで幅広く拾ってくれます。

SHURE SM7B 斜め下から撮った

特に中低音域が充実しており、トークが魅力的に録れますね。

サンプル(ボイス)

サンプル(ボーカル)

SM7Bで録った演奏動画

花咲きポプラ / 秦基博 【アコースティックCover】

なお、マイクの感度が-59dBとかなり低いです。

そのため、安価なオーディオインターフェイスだと音量が不足することがあります。

音量が足りない場合は間にブーストするインライン・プリアンプなどを挟みましょう。

SE ELECTRONICS DM-1
SE ELECTRONICS DM1 DYNAMITE
SE ELECTRONICS DM-1をSHURE SM7Bに取付した
DM1 DYNAMITEを間に入れた

SM7Bは人気のライブ配信者やYouTuberで使用している方が多いですね。

価格はそれなりにしますが、ライブ配信には非常に適したマイクです。

ライブ配信をやっているPCデスク配信用マイク おすすめ10選。配信マイクの選び方、注意点を細かく解説  

オーディオインターフェイス

YAMAHA AG06MK2
注意

USBマイクの方はオーディオインターフェイスは不要です

続いて、オーディオインターフェイスです。

オーディオインターフェイスは音質にも関わるアイテムですが、配信向けの機能を意識して選びましょう。

配信で使う主な機能

項目概要

ループバック
PCの再生音を配信に流す機能
OBSに同様の機能がある
DSPエフェクトエフェクトをかける機能
音の遅延がないので便利
AUXスマホなどを接続できる端子
不要な人も多い

歌配信の方はDSPエフェクトは重要です。

PC側でエフェクトをかけると歌声が遅延しがちなので、DSPが使えると便利です。

DSP

音声処理用のチップ。オーディオインターフェイスに内蔵されている

本章では配信で使いやすい製品を2種類紹介します。

YAMAHA AG03MK2

YAMAHA AG03MK2 ブラック
項目機能・スペック

アナログ入力
コンボジャック ×1
LINE ×1(ステレオ)
サンプリングレート192kHz/24bit
接続端子USB 2.0
ループバック
内蔵エフェクト
対応OSWin、Mac、iOS、Android
※Androidは4極ミニ接続
付属DAWCubase AI
Cubasis LE
実売価格約18,300円

ライブ配信と言えば、この機種 YAMAHA AG03MK2

豊富な入出力端子に加えて、ループバックやDSPエフェクトを搭載した配信に最適な機種です。

音質もなかなか良く、配信で使っていくには十分なクオリティです。

AG03MK2で録った演奏動画がこちら。

二人話 / Vaundy 【アコースティックCover】

AG03MK2はマイクや楽器を挿せる端子以外にも、ヘッドセット端子やAUXがついています。

YAMAHA AG03MK2 ブラックの下部

ヘッドセット端子やAUXがついているオーディオインターフェイスはかなりレアです。

ヘッドセットは実況やチャットしながらのゲームプレイで非常に便利です。

更にAG03MK2はWindows、Mac、iOSで使える専用アプリを介して、ループバックやDSPエフェクトも使用できます。

YAMAHA AG Controller Detail
AG Contllorer

専用アプリでは初心者でも使いやすいようにプリセットが用意されています。

YAMAHA AG Controller
Simpleモード

配信で使うオーディオインターフェイスとしては、AG03MK2は間違いないですね。

MOTU UltraLite mk5

MOTU UltraLite mk5
入力端子コンボジャック×2
1/4 “TRSライン入力×6
S/PDIF
OPTICAL
出力端子1/4 “TRSライン出力×10
ヘッドホン端子 ×1
S/PDIF
OPTICAL
サンプルレート192kHz
接続端子 USB-C(2.0)
対応OSWin,Mac,iOS
寸法(幅×奥×高)約22×17.5×4.5cm
重量1.31kg
実売価格99,000円

ハーフラックで豊富な入出力、解像度の高い音質のMOTU UltraLite mk5

プロレベルの音質で配信でも使いやすいハイクオリティのオーディオインターフェイスです。

硬めで輪郭のあるサウンドでマイクプリの質も良いので、低ノイズでクリアに音が増幅されます。

UltraLite mk5で録った動画がこちら。

メトロ・フィルム / 秦基博 【アコースティックCover】

また、UltraLite mk5は入出力端子の数も豊富で、色んな機材を同時に接続して配信に流せます。

MOTU UltraLite mk5 背面

また、Windows、Mac、iOSで使える専用アプリ CueMix 5が非常に良いです。

CueMix 5の出力ミキサー画面

ループバックさせる音を自由に選べるうえにトラック単位で音量調整ができます。

また、モニターと配信に流す音を完全に別管理できるので、かなりこだわった配信もできますね。

更にDSPエフェクトも良い音なので、音作りもオーディオインターフェイスで完結できます。

CueMix 5のEQ設定画面
CueMix 5のリバーブ設定画面

数万円のエントリーモデルとはやれる幅が段違いですね。

プロユースの機材は配信用途では弱いものが多いですが、UltraLite mk5は配信周りも非常に良いです。

 

マイクアーム

UNIVERSAL AUDIO SD-1 斜め上

マイクを設置して支えるマイクアームです。

マイクアームはマイクスタンドの中でも、机に取付けて使うタイプを指します。

Blue Compassの接続部分2

自宅でのライブ配信はほとんどの方が机の前から配信すると思うので、マイクアームが便利です。

本章では配信向けに2本のマイクアームを紹介します。

KTSOUL マイクアーム

AKG C214をKTSOULのマイクアームに取付した
マイクはAKG C214
長さ
(筆者実測値)
370 × 380mm
対応テーブル厚55mm
最大荷重
(筆者実験値)
未記載
(800g程度)
ケーブル収納ケーブルバンド
ねじサイズ3/8
変換ネジ付属
実売価格2,480円

低価格帯の人気製品 KTSOULマイクアームです。

安価ですが、マイクアームとしての機能はしっかり果たしてくれます。

AKG C214をKTSOULのマイクアームに取付した2

耐荷重は公式の記載はありませんが、任意の位置で固定できるのは800gといったところです。

一部の重たいマイク以外であれば、問題なく支えられます。

また、KTSOULは付属品が豊富です。

KTSOULの付属品一式
KTSOULマイクアームの付属品一式

ポップガードやショックマウントもついてくるので、コスパは非常に良いですね。

低予算のマイクアームを探すなら、KTSOULはおすすめです。

Elgato Wave Mic Arm LP

Elgato Wave Mic Arm LPでSHURE MV7を取付
長さ740 × 160mm
対応テーブル厚60mm
最大荷重2kg
ケーブル収納本体収納
ねじサイズ1/4
変換ネジ付属
実売価格13,800円

ディスプレイ下に設置できることで人気のElgato Wave Mic Arm LP

省スペースで設置可能な上、3か所で角度調整できるため、設置の自由度が非常に高いです。

Elgato Wave Mic Arm LPの可動範囲
Elgato Wave Mic Arm LPの可動範囲2
Elgato Wave Mic Arm LPの可動範囲4
Elgato Wave Mic Arm LPの可動範囲3

デッドスペースになりがちなディスプレイ下を使えるので、机を有効活用できますね。

また、ケーブルを本体収納できるため、デスク回りをスタイリッシュにできます。

Elgato Wave Mic Arm LPはケーブル収納できる

音楽制作で使うにはやや不便な点もありますが、配信での使い勝手はNo.1です。

マイクアームを下から持ってこれるので、PC画面を見やすいマイク位置に設置もできます。

配信メインで使っていくなら、非常におすすめなマイクアームです。

カメラ

Canonの一眼レフ

配信で映す映像を撮るカメラです。

カメラについては、スマホが優秀なので、まずはスマホを利用するのが良いと思います。

iPhone 13 Pro

僕自身もテレワーク用にWebカメラを買いましたが、iPhone 13 Proのほうが画質が良かったです。

なお、アプリを使うことでスマホをPC用のWebカメラとして使うこともできます。

EpocCam Webcam for Mac and PC

EpocCam Webcam for Mac and PC

Corsair Components, Inc.無料posted withアプリーチ

一方で一眼レフやミラーレス一眼になると、スマホよりも大分画質が良くなります。

画角調整の自由度も高くなるので、自室でも良い感じの雰囲気にできますね。

Canonの一眼レフとレンズ

配信の絵にこだわりたい人は一眼レフもしくはミラーレス一眼の導入をおすすめします。

比較的安価でPC用のWebカメラにもなるCanonのEOS M200がおすすめです。

三脚

カメラの三脚

カメラを固定するための三脚です。

三脚は地味なアイテムですが、実はめちゃくちゃ重要です。

自宅でのライブ配信では、余計なものが映らないようにカメラの設置位置を細かく調整する必要があります。

三脚に立てたカメラで撮影しているところ

そのため、三脚はお金をかけて調整の自由度が高いものを買いましょう。

おすすめは定番のManfrottoです。

僕も配信では卓上で使えるミニ三脚、動画撮影ではアルミ5段タイプを使っています。

照明

Barebonesのミニランタン

撮影周りを明るくする照明です。

配信で顔出しする人は照明もちゃんと用意したほうが良いです。かなり違います。

顔出しする人にはLEDリングライトがおすすめです。

手軽に使えて、顔周りを明るくできるので印象も大分変わります。

顔周り以外も全体を照らす場合はスタンドタイプの照明が良いです。

ただ、自宅だと設置位置の制限などでスタンドタイプは使い辛かったりします。

広めの撮影スペースを確保できる人向けですね。

キャプチャーボード

内蔵型キャプチャーボード

最後はゲーム実況をやる人向けのキャプチャーボードです。

ゲーム機などの映像をPC側に送るための機械ですね。

キャプチャーボードはPC内蔵タイプと外付けタイプに分かれますが、初心者は簡単に使える外付けタイプがおすすめです。

内蔵型キャプチャーボード
内蔵タイプ
外付けタイプ

おすすめは超定番のAVerMediaのLive Gamer EXTREME 2 GC550 PLUSです。

4Kパススルー機能に対応しており、USB 3.1接続のキャプチャーボードです。


以上でライブ配信に必要な機材の解説は終わりです!

配信で使う機材は動画制作、音楽制作などにも使えるので、兼用することも意識して選択すると良いですね。