エッジボイスの出し方を練習用音源付きで解説

ぎたすけ

エッジボイスって何かカッコいい名前だな。どんな音なの?

たけしゃん

音の初めに低音で出す声だよ。「あ゛~」というホラーっぽい不気味な音だね

弾き語りすとLABO ボイトレ講座。今回はエッジボイスの出し方についてです。

エッジボイスはブラックミュージックなどでよく活用される発声です。

エッジボイス

マスターすることで、バラードでの感情表現がより豊かになります。

また、エッジボイスは声帯トレーニングにも使えるので、本記事を参考にして覚えましょう。

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この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
そのほか雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、IPC VOICE STUDIOの公認ボイストレーナーの資格を持っています。
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エッジボイス(ボーカルフライ)

エッジボイスを出しているときの声帯

エッジボイスとは言葉の頭に入れる装飾音的な音です。

補足

英語圏だとボーカルフライと呼びます。エッジボイスは日本特有の呼称のようです

「あ゛~~」という感じの音を頭に入れることで、歌に感情表現を加えます。

まずはエッジボイス有り無しの歌を聴き比べてみましょう。

エッジボイスなし

エッジボイスあり

同じメロディーでも印象は大分変わるのがわかったでしょうか?

R&Bなどブラックミュージックでよく使われる手法ですが、最近は普通のポップスでもよく出てきます。

エッジボイスは左右の声帯が触れ合った粘膜部分の端だけが振動した発声です。

そして、エッジボイスを出すには下記の3点を満たした状態が必要です。

  1. 声帯のリラックス
  2. 声帯の閉鎖
  3. 少ない息での声帯振動

この3つができると声の発声自体が非常に楽になります。

そのため、エッジボイスの練習は「声帯閉鎖」や「少ない息で声の響きを高める」練習にもなります。

次章では実際にエッジボイスを出す練習をしてみましょう。

 

エッジボイスの出し方

AKG D7

まず、エッジボイスを出す際は下記の2点を意識しましょう。

  1. リラックスして力を抜く
  2. 吐く息の量を減らす

エッジボイスは声帯は閉鎖しつつ、力は抜けていないと上手く発声できません。

力を抜く感覚をつかむには、唇を震わせるリップロールが有効です。

リップロールのやりかた3。両頬下を指で押さえた状態で息で唇を震わせる

リップロールができない人は並行してリップロールの練習も行いましょう。

先ずはサンプル音のようにエッジボイスを出してみましょう。

音の高さを意識する必要はありませんが、低音のほうが出しやすいので低い声で出してみましょう。

エッジボイスを伸ばして発声

エッジボイスの練習譜例

次はエッジボイスを単発で伸ばして発声しましょう。

息漏れしないように息の量を減らしつつ、声帯を閉じる意識を持ちましょう。

一方で力んで閉じると音が出なくなるので、状態はリラックスをキープです。

エッジボイスから普通の声にスライド

エッジボイスの練習譜例2

単独のエッジボイスができるようになったら、エッジボイスから音程のある声にスライドしてみましょう。

男性用 サンプル音源

女性用サンプル音源

違和感なく切替できるように繰り返し練習します。

実際に楽曲内でエッジボイスを伸ばすことはまずないです。

即、普通の声にスライドなので、この練習がメインになりますね。

難しい場合はまずは発声トレーニング

チェストボイスの練習譜例

エッジボイスが出せない!安定しない…!という人は普通のボイストレーニングから始めましょう。

声帯の閉鎖が弱いとエッジボイスはうまく出せません。

なので、まずは普通の発声でカスれない密度の高い声を出せるようになることが重要です。

こちらも練習用の音源を用意したので、音源に合わせて「Mah~(マァ)」と発声しましょう。

男性用 伴奏

女性用 伴奏

太くて密度のある声で発声することを心がけましょう。

声がカスれる場合は声帯の閉鎖が弱い状態になっています。

 

エッジボイス まとめ

本を開いている写真
  • エッジボイスは「あ゛」という感じの音
  • 感情表現に使える上にボイストレーニングでも有効
  • エッジボイスが難しい場合はまずは普通の発声を鍛えよう

ぎたすけ

エッジボイスができるようになったら、色んなところで使いたくなっちゃうな!

たけしゃん

使いどころは絞ったほうが良いよ。エッジボイスは使いすぎると歌がくどくなるからね

エッジボイスについての解説でした。

使いこなせると、歌からボーカリスト!という雰囲気が出せるテクニックですね。

慣れるまでは難しいですが、習得する価値は高いので地道な練習を頑張りましょう。

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