歌に必須の腹式呼吸のやり方・練習方法を音源付きで解説

腹式呼吸で息を吸うときと吐くときの肺と横隔膜の動き

ぎたすけ

腹式呼吸ってお腹膨らませる呼吸方法のことだろ?歌に良いとはよく聞くよな

たけしゃん

腹式呼吸だと呼吸の効率が良いのと、声帯周りの筋肉がリラックスできるんだよね。慣れれば無意識でやれるよ

弾き語りすとLABO ボイトレ講座。今回は腹式呼吸についてです。

歌は息を吸って、吐くという行為で作られているので、呼吸の安定は歌唱において必要不可欠な要素です。

本記事では胸式呼吸と腹式呼吸の違いから、歌における腹式呼吸の練習方法まで詳しく解説していきます。

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目次

この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
そのほか雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、IPC VOICE STUDIOの公認ボイストレーナーの資格を持っています。
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胸式呼吸と腹式呼吸

胸式呼吸と腹式呼吸の違いを図で説明した画像
胸式呼吸
腹式呼吸
  • 胸・首周りの筋肉で肺を動かす
  • 呼吸効率がやや悪い
  • 首周りの緊張を誘発する
  • 肋間筋や横隔膜で肺を動かす
  • 呼吸効率が良い
  • 首周りはリラックスした状態

まずは胸式呼吸と腹式呼吸の違いからです。

胸式呼吸は胸・首周りの筋肉を使う呼吸法で、呼吸する際に肩が上がるのが特徴です。

たけしゃん

息が上がった状態とか連続かつ高速で呼吸する場合は自然と胸式呼吸になりますね

胸式呼吸だと1回の呼吸効率が悪いこと、首周りの筋肉を使うことから歌などの発声にはあまり適していません。

胸式呼吸は首周りの筋肉を使って呼吸するので発生時も緊張しがち

そこで、歌で活用されるのは腹式呼吸です。

腹式呼吸は肺の下にある横隔膜を動かして、肺を拡張・収縮します。

腹式呼吸で息を吸うときと吐くときの肺と横隔膜の動き
横隔膜は吸う時に下がって、吐く時は上がる

肺の真下にある横隔膜を利用するので、呼吸効率が非常に良いです。

そして、呼吸するのに首周りの筋肉を使わないので首周りがリラックスし、喉頭内が広がりやすくなります。

声に関する人間の器官の位置と名称
声帯は喉頭内にあるので広がると発声が楽になる

こういった理由からボーカルは腹式呼吸を使うことが推奨されています。

具体的に腹式呼吸が安定すると、下記のようなメリットが生まれます。

  • 1回の呼吸で歌えるフレーズが長くなる
  • 瞬時の呼吸でも安定した量が吸える
  • 発声における喉の力みを取ることができる
  • 空気量に余裕が出て歌に表現を載せやすくなる

ぎたすけ

おぉ!いいこと尽くめだな!これはちゃんと練習しないと

たけしゃん

そうだよ。次章では具体的なやり方や練習方法を解説していくね
 

腹式呼吸のやり方

森で深呼吸しているところ

まずは腹式呼吸を体験してみましょう。下記の通りにやってみてください。

  1. 仰向けで寝転がる
  2. 鼻から呼吸をする
  3. 「スー」と音を出して口から息を吐く
  4. ②と③を繰り返す

スーのサンプル音

息を吸うタイミングでお腹が膨らんで、吐くタイミングでお腹が戻っていれば腹式呼吸です。

仰向けで寝転がってリラックスできていれば、何も意識せずとも腹式呼吸になるはずです。

ちなみに腹式呼吸というと「お腹を膨らませる」と言いますが、実際はお腹自体を動かしているわけではありません。

吸うタイミングで横隔膜が下に動くので、自然とお腹が膨らむという仕組みです。

腹式呼吸で息を吸うときと吐くときの肺と横隔膜の動き
息を吐くと横隔膜は元に戻る

そのため、お腹を動かそうと意識すると逆効果なので気を付けましょう。

また、息を吐き切れば腹式呼吸になるともよく言われますが、限界まで吐き切ろうとすると肋間筋に過度な負担がかかります。

やりすぎると疲労骨折する人もいるくらいなので、自然体を意識して無理に吐き切ろうとはしないでください。

 

ブレストレーニングで腹式呼吸を練習

ピアノを横から取った写真
  1. 背筋を伸ばしてリラックスして立つ
  2. 息を吸う(鼻でも口でもOK)
  3. 「スー」と音を出して息を吐く

上記の工程を下の音源に合わせて、繰り返し行います。

8拍単位で音が変わるので、1234…と数えて7カウント目まで伸ばしたら息を吸って次に備えましょう。

練習用の音源

また、お尻の穴を締めるように意識すると、息を吸いやすいので意識してみましょう。

音源自体は1分ほどですが、1日で何回もやるよりは毎日やることが重要です。

自然にコントロールできるようになったら、日常の会話や歌にも少しずつ混ぜていくように意識しましょう。

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