リズム感とは。鍛える方法を練習音源付きで解説

メトロノームの写真

ぎたすけ

リズム感って曲のテンポに合わせて歌えるか?とかのことだろ

たけしゃん

そうだね。リズム感を鍛えるには細かいところまで突き詰めることが一番重要だね

弾き語りすとLABO ボイトレ講座。今回はリズム感についてです。

歌というと発声やピッチに意識がいきがちですが、実は一番重要なのはリズムです。

リズム感が良くないと、どんなにピッチが正確で発声がキレイでも下手に聞こえてしまうものなんですよね。

本記事では下記の点を解説していきます。

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この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
そのほか雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、IPC VOICE STUDIOの公認ボイストレーナーの資格を持っています。
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リズム感とは

メトロノームの写真

リズム感とは「曲のリズムを理解して実演する能力」のことです。

そして、リズム感を支えるのは下記の2つの能力です。

  1. 正確なリズムで発音できる能力
  2. リズムにノリを作れる能力

①は基本的な部分で、一定のリズムに乗っかって演奏する能力です。

手拍子や発声などリズムに合わせて体を使う練習を繰り返すことで能力を高めていけます。

2つ目はリズムにノリを作れる能力です。

リズムが正確でも強弱などでノリが作れないとリズム感は悪いと認識されます。

たけしゃん

打ち込みでタイミングは完璧に作られた伴奏もベタ打ちだと、リズムが悪い感じに聴こえますよね

リズムにノリを作るためには音の強弱や長さをうまく使い分けることが重要ですね。

よって、リズムトレーニングは

  1. 正確なリズムで発音できる能力
  2. リズムにノリを作れる能力

この2点を鍛えていくものになります。

 

表拍と裏拍を正確に取ってみよう

表拍と裏拍

リズムにノリを作るために欠かせないのが「表拍と裏拍の理解」です。

まずはリズムトラックで違いを聴き比べてもらいましょう。

表拍だけにバスドラムを入れたサウンドです。いわゆる4つ打ちというやつですね。

このサウンドの裏拍にハイハット(ツーという音)を追加すると、このようになります。

ドンツー、ドンツーというサウンドになってますね。ツーが裏拍です。

裏拍が入ると、急激に踊れそうなリズムパターンになったのがわかりますね。

この表拍と裏拍を正確に取れることが重要です。

ボイトレでのリズムトレーニングはクリック音などを使って、表拍と裏拍を正確に取る練習をします。

今すぐ練習できるようにサンプル音源を用意したので、手拍子で表拍と裏拍を取ってみましょう。

BPM60でリズムトレーニング

まずは遅いBPM60です。

STEP1は表拍を叩いてみましょう。

サンプルのドラムトラックは表拍だけクラップ音が入っていますので、同じように手拍子を入れてみましょう。

STEP2は裏拍です。

今度は裏拍にクラップ音が入っていますので、同じように手拍子を入れてみましょう。

STEP3も裏拍です。

今度はクラップ音が入っていないので、自身で裏拍に手拍子を入れてみましょう。

BPM90でリズムトレーニング

続いては少し早くして、BPM90です。

STEP1は表拍です。クラップ音に合わせて手拍子を入れてみましょう。

STEP2は裏拍です。

今度は裏拍にクラップ音が入っていますので、同じように手拍子を入れてみましょう。

STEP3も裏拍です。

今度はクラップ音が入っていないので、自身で裏拍に手拍子を入れてみましょう。

BPM120でリズムトレーニング

さらに早くして、BPM120です。

STEP1は表拍です。クラップ音に合わせて手拍子を入れてみましょう。

STEP2は裏拍です。

今度は裏拍にクラップ音が入っていますので、同じように手拍子を入れてみましょう。

STEP3も裏拍です。

今度はクラップ音が入っていないので、自身で裏拍に手拍子を入れてみましょう。

BPM120になると、正確に裏拍を刻むのは難しくなってきます。丁寧にやりましょう。

BPM150でリズムトレーニング

最後はBPM150です。大分早いので丁寧にやりましょう。

STEP1は表拍です。クラップ音に合わせて手拍子を入れてみましょう。

STEP2は裏拍です。

今度は裏拍にクラップ音が入っていますので、同じように手拍子を入れてみましょう。

STEP3も裏拍です。

今度はクラップ音が入っていないので、自身で裏拍に手拍子を入れてみましょう。


手拍子になれて来たら、裏拍にクラップが入っているトラックを伴奏に裏拍を叩きながら曲を歌ってみましょう。

最初は歌いづらいですが、裏拍を感じて歌えるようになるとリズム感が一気に良くなります。

次の章ではもう少し実戦的なトレーニング方法を紹介します。

 

曲でリズム感を鍛える

iPhoneを机に載せた画像

リズム感を鍛える方法というとメトロノームに合わせて発声とか手拍子するのが一般的です。

ですが、一番効果が高いのは何といっても曲を歌って聴きなおして改善を繰り返すことです。

たけしゃん

僕も仮歌の仕事で歌の録音しまくってたら、リズム感も一気によくなりました。

昔はカラオケを録音して聴きなおすのも大変でしたが、今では無料のスマホアプリで簡単にやれます。

今ならメトロノームの練習よりも、アプリで「録音して聴き直して改善」をひたすらやるほうが断然成長は早いです。

本章では無料で使える音楽アプリnanaを使って、練習する方法を紹介します。

nana - 生演奏カラオケ・歌ってみた投稿アプリ

nana – 生演奏カラオケ・歌ってみた投稿アプリ

nana music Inc.無料posted withアプリーチ

nanaの使い方については下記の記事を参照ください。

細かくパート分けして突き詰めよう

nanaの録音画面

nanaは90秒の時間内でユーザー同士がコラボできる音楽SNSアプリです。

楽器演奏者が伴奏を作って、ボーカルが歌でコラボするわけですが、自宅カラオケとして使っている人が多いです。

僕が友達とコラボした音源

nana-music.com

大半の曲の伴奏がある上に、自分の歌を簡単に聴き直せます。

編集画面で録音した音を聴ける

スマホとイヤホンだけでコラボできるので、伴奏のリズムに合わせて歌う練習をしましょう。

そのときのポイントですが、90秒フルで録らずにAメロ、Bメロ、サビで分割して録音しましょう。

代わりに各パートで伴奏と歌のリズムがピッタリ合うまで徹底的に録りなおしましょう。

たけしゃん

毎回リズムがズレた理由が早かったのか、遅かったのかをちゃんと確認してからリテイクに挑みましょう
nanaでレコーディングしているところ
nanaは納得するまでリテイク可能

リズム感の向上は、短いフレーズでいいので細かいところまで突き詰めることが重要です。

この練習をやるにはnanaを使うのが一番手っ取り早いです。

なお、人の伴奏を使わせてもらうので、マナーはちゃんとしましょう。

僕も最近の曲を中心に伴奏を色々上げているので、最初は僕の伴奏を使って色々やってみると良いです。

たけしゃん

練習とか実験に使ってもらって大丈夫なので、自由に使ってください
nanananaの使い方・録音のコツ・コラボのやり方を詳しく解説。スマホだけで楽しめる音楽コラボアプリ  

リズム感 まとめ

AT2040と別売りのショックマウントを組み合わせた画像3
  • リズム感は曲のリズムを理解して実演する能力
  • リズム感をよくするにはリズムキープとノリを作る力が重要
  • nanaを使って、曲を通してひたすら練習するのが早い

ぎたすけ

確かにメトロノームで練習してても実感わかないし、つまんないもんな

たけしゃん

そうなんだよね。効果はあるんだけど、楽曲で練習できるならそのほうが絶対良いと思うよ

リズム感についての解説でした。

僕もセッションでリズムが良いとよく言ってもらえますが、ひたすら仮歌やってる時期があったからです。

メトロノームトレーニングもやりましたが、やっぱり楽曲で突き詰めるほうが効果的です。

昔は楽曲で練習するにも環境を作るのが大変だったので、本当に良い時代になりましたね。

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