ぎたすけ
たけしゃん
- エコーの効果について
- エコーなしで歌うことの効果
- エコーなしで歌うことによる弊害
- エコーとの上手な付き合い方
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カラオケのエコーについて
エコーとは音の反響を表す言葉。
カラオケで音を響かせるために用いられるエフェクトのことです。
ちなみにライブハウスで主に用いられるものはエコーではなくリバーブ。
リバーブは反響音ではなく残響音を付けたすエフェクトです。
反響音というと「やまびこ」「こだま」といった全く同じ音が遅れて聴こえてくるというイメージ。
残響音というと、色んな音が混ざり合った後の音が鳴ってるから同じ音ではないけど響きが足されるイメージ。
ボーカルで使う範囲だと、どっちも大して変わらない。
エフェクトを強めていくとエコーは全く同じ音が聞こえてくるけど、リバーブは同じ音は聞こえてこない。
近い性質のものだけど、仕組みが少し違うことを認識しておけば十分です。
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エコーなしで歌ったほうが良い理由
エコーを使うメリットと言えば「歌がうまく聴こえる」ということ。
歌声に反響による余韻が加わることで非常に聴きやすくなります。
では、何故エコーをかけないほうがよいのか。
それはエコーを強くかけることで本来の歌声がわからなくなってくるからです。
エコーを強くかけると、反響音でどんどん音がぼやけてきます。
強めにかけるとお風呂の中で歌っているような感じになってきます。
反響音が強くなると、歌に「音程」「リズム」「抑揚」が一切感じられなくなってきます。
この3つの要素は歌の上手い下手を分ける大きな要素です。
感じられないと、歌を聴いていても良いか悪いかわからなくなってきます。
しかし、そもそも音程、リズム、抑揚が悪い人の歌だとわけわからない状態のほうがマシに聞こえるわけです。
マシになるといっても、わけわからない状況で感動するわけもなく…。
改善するためにはちゃんと自分の歌の状況が分かるようにエコーをなしにするか、弱めるかする必要がでてきます。
つまり、エコーを切って歌うのは自身の歌を正しく聞くことができるようにするためなわけですね。
エコーを切ることに慣れてはいけない
さて、理屈もしっかりしているし、今後はエコーを切って歌おう。
…そう思った方は少し待ってください。
事はそう単純ではありません。
ここで忘れてはいけないこと。それは…。
「人に歌を披露する場合は必ずエコーやリバーブがかかるということ」です。
エコーやリバーブをかけているほうが絶対に聴きやすく、プロのライブでも必ずかかっています。
だから、あなたもライブをしたり、録音して誰かに聞かせるときはもちろんエコーやリバーブをかけるわけです。
つまり、エコーなしで歌うことに慣れてしまっても本番とは違う環境になるのでよろしくないのです。
できるだけ、本番と同じ状況で練習することが望ましい。
表現力のある余韻の作り方や音の伸ばし方、切り方などは反響音も考えて作り込んだほうが良いです。
エコーとの上手な付き合い方とは
エコーと上手に付き合っていくには状況による使い分けが必要です。
- 音程・リズム・抑揚をチェックする音源⇒エコーを弱めよう
- 客観的に聴く音源⇒程よくエコーをかけよう
①は自分の練習用に録音して、②は人に聴かせる音源として良いかどうかを客観的に確認するもの。
チェックするためのものは歌の表現がわかるように薄っすらレベルまでエコーを弱くしましょう。
そして、客観的に聴くためのものは程よいレベルのエコーをかけましょう。
具体的には自分が好きな歌手の音源を聴いて比べて、同じくらいの深さのエコーをかけるのがベスト。
やりこんでいくと、客観的に聴く音源で自身の歌のチェックもできるようになります。
なので、最終的には「②客観的に聴く音源」で使うエコーレベルに統一すれば良いでしょう。
歌声のチェックを採点マシンでやろうと思う人がいると思いますが、カラオケマシンでできることは機械的な採点でしかありません。
歌は感覚的に良い悪いを感じ取って改善理由を自分で考えることが重要なので、自身の耳で聴いて考えるようにしましょう。
エコーの使い方
カラオケのエコーの使い方はツマミやリモコンの±で値を設定するだけです。
しかし、適切なエコーの設定値…というのは非常に難しいものです。
なぜなら、部屋の反響度合いによって、適切な値が変わるからです。
しかも、部屋のサイズや部屋にいる人数によって反響度合いが異なるので毎回適正値は変わると思ったほうが良いでしょう。
なので、自分が好きな歌手の音源を聴いて比べて、同じくらいの深さのエコーをかけるのがベスト…と書いたわけです。
自分の耳に基準を作ってしまうのが最も確実な使い方の習得になります。
歌を楽しむことも忘れずに
歌が上手くなるには歌うことが好きであること非常に重要。
上手くなるために…といって毎回エコーなしで歌っていても気持ちよくないです。
重要な事は自分の歌声を正しく把握すること。
正しく把握できて、改善していければエコーなしで歌う必要なんてありません。
あくまで、エコーを切るのは一つの手段。
そこに執着して、歌うことが楽しくなくなっては本末転倒です。
気持ちよくカラオケで歌うこともボーカルとして非常に大事であることは意識しましょう。
楽しむときと練習する時は区別するのもよいでしょう。
カラオケのエコー まとめ
- エコーは強くかけると本来の歌声がわからない
- かといって、エコー(リバーブ)を全くかけない環境はライブでは存在しない
- エコーの適切なレベルをプロアーティストの音源を参考に勉強すべし
- たまには何も考えずに気持ちよく歌うべし
ぎたすけ
たけしゃん
カラオケにおけるエコーの使い方についての解説でした!
自身の歌を正しく聞ける環境を作れば良くて、その一つの手段がエコーを弱めるということですね。
カラオケにしろ、ライブにしろ、レコーディングにしろ自身の演奏を確認するモニター環境というのは非常に大事です。
プロのアーティストほど適切なモニター環境には気を配っています。
なので、カラオケでも自身の歌を適切に聴く環境を作る意識を持つのはアーティストとして非常に良いことですね。