カラオケではエコーなしで歌うべきか?エコーの仕組みや上手な付き合い方を解説

カラオケ部屋

ぎたすけ

カラオケでエコーをかけると上手く聞こえちゃうから切ったほうがいいってよく聞くよな

たけしゃん

エコーのかけすぎはよくないけど、かけないのもいまいちなんだよね。理由を解説していくね

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この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
そのほか雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、IPC VOICE STUDIOの公認ボイストレーナーの資格を持っています。
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カラオケのエコーとは

スピーカーと反響音

まずはカラオケで用いられるエコーについて、ザックリ理解しておきましょう。

エコーとは音に響音を加えるエフェクトのことを指します。

反響音のわかりやすい例はこだまですね。

こだまは声が反射して遅れて返ってくる

反射した音が遅れて返ってきます。

実際のカラオケで用いられるエコーを強めると、こだまよりはお風呂場に近い感じになりますね。

ちなみにライブやレコーディングでは、エコーよりリバーブというエフェクトが用いられることが多いです。

リバーブは残響音を加えるエフェクトです。

スピーカーと残響音

エコーとは異なり、原音と同じ音が返ってくるわけではないので、こだまのようにはなりません。

リバーブはシミュレートした反響効果だけを音に加えるエフェクトですね。

エコーとリバーブの違いはザックリと認識しておくだけで十分です。

たけしゃん

カラオケ機種やアプリによっては、エコーと書いてあるけど中身はほぼリバーブだったりもします
 

エコーはなしのほうがいいのか?

SHURE BETA58A

僕の結論は「ほどよくかけたほうが良い」です。

かけすぎはもちろんダメ。ただ、全くかけないのもよくないです。

理由は人前で演奏する際にエコー(リバーブ)なしというシチュエーションはまずないからです。

やはり、できるだけ本番環境と近い状態で練習するのが好ましいです。

SM58をマイクスタンドに取り付けたところ

結論だけ言うと以上なのですが、カラオケ環境においては複雑な要因がたくさんあります。

なので、ここからはもう少し掘り下げて、本質的な部分を解説していきます。

エコーを切る理由

女性ボーカルが歌っているところ

エコーを切る理由としてよくあげられるのは「自分の歌を正しく認識するため」です。

これをもう少し掘り下げますが、歌は主に3つの要素で構成されています。

歌の3つの要素

  1. 音程
  2. リズム
  3. 抑揚

エコーをどんどん強めていくと、この3つの要素が不明瞭になっていきます。

スピーカーからの音と反響音が混ざり合っている状態
反響音と混ざり合ってわけがわからなくなる

もともと、「音程」「リズム」「抑揚」が悪い人だと、不明瞭になったほうがマシなんですよね。

そのため、エコーを過剰に調整しがちです。

そこでエコーを切って、自分の歌声を正しく認識しようとするわけですね。

スピーカーからの素の音を聞く

ここまでは理にかなってますよね。

ただ、1点だけ落とし穴があるので、そこを次章で解説していきます。

人前で歌うときにエフェクトなしは基本ない

ライブなど人前で歌うときに「エコー・リバーブなし」という状況はほぼありません。

スタジオでもライブハウスでもカラオケ大会でも、絶対何かしらかかってます。

また、「歌ってみた」などのカバー動画・音源制作でも「エコー・リバーブなし」はまずありません。

DTMをやっているデスク

そして、エコーの有無で語尾や余韻の最適な付け方は変わってきます。

そのため、レコーディングにおいてもボーカルがREC中に聴くモニター音にはエフェクトをかけます。

モニター音

自分の演奏をリアルタイムで聞ける音のこと。返しとも呼ぶ

なので、カラオケでもほどよいレベルのエコーをかけた状態で歌ったほうがより実戦的なわけです。

 

エコーとの上手な付き合い方

AT8700JでAT4040を支えている画像

エコーを程よくかけるというのは地味にかなり難しいです。

なぜなら、部屋の広さなどで最適なエコーの設定は異なるからです。

都心だとものすごく狭い部屋が多いので、「エコーは切る」となってる人も多いはずです。

たけしゃん

部屋が狭いと部屋中に音が反響してナチュラルでエコーがかかります

なので、エコーのかけ具合は部屋の広さに合わせて柔軟に考えるのがベストです。

(参考)僕がDAMでよくやる設定

部屋の広さエコーの数値
2人部屋5~10
4人部屋10
広い部屋15

カラオケ店のデフォルト値だと大抵はかかりすぎなので、薄めになるように下げましょう。

あとは好きなアーティストのライブ音源を聞いて適正なかかり具合を測ることも有効です。

ライブ演奏しているバンド

エコーの調整は面倒ですが、経験しておくと活かせる場面が多いです。

例えば、ポケカラやnanaなどのカラオケ系のスマホアプリでは、自分でエコーの調整が必要です。

また、ライブ配信をするにもエコーの調整はかなり大事なポイントになります。

カラオケのエコーを自分で調整することは後々色んな事に役立つので、練習だと思って調整してみましょう。

たけしゃん

最近は配信やカラオケアプリの登場でエフェクト調整するスキルの重要性が大分上がりましたね
 

カラオケのエコー まとめ

カラオケ部屋
  • エコーはほどよくかけて練習したほうが良い
  • 部屋の広さによって最適値は異なる
  • エコー調整を練習すると色んなところで役立つ

ぎたすけ

エコーの調整って大事なんだなぁ。できれば調整とか何もせずに歌いたいけどなぁ

たけしゃん

それも良いと思うよ。歌を楽しむことが大事だから好きなようにやるのが一番だよ

カラオケのエコーについてでした。

歌の練習でカラオケに行く場合はエコーは薄めにして、自分の歌が分かるようにしたほうが良いですね。

一方で友達と遊びに行くときなどは、細かいことは考えずに楽しく歌うのも大事です。

メリハリ付けてやりましょう!

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