ぎたすけ
たけしゃん
なんかできると玄人感出てカッコいいよね
飛ばし読みガイド
ハーモニクスチューニング
ハーモニクスチューニングとは各弦のハーモニクスの音を利用して、ギターのチューニングする方法です。
ハーモニクス音だと音の高さ以外にポーンと鳴る音のうなりでズレを確認できるので、実音よりわかりやすいメリットがあります。
そのためか、ギター歴が長い人ではハーモニクスチューニングを活用する人が多いです。
楽器屋さんでもギターの試奏をするときは、店員さんが音叉を使ってハーモニクスチューニングすることが多いですよね。
実際にハーモニクスチューニングを覚えると実音で合わせるより、やりやすいと感じる事が多いです。
ものは試しにやってみましょう。まずはハーモニクスの出し方からです。
5弦5Fのハーモニクス音
さて、ハーモニクスの出し方がわかったところで次章からはハーモニクスチューニングのやり方を具体的に解説していきます。
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まだやってない人はやってみましょう!
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ハーモニクスチューニングのやり方


1弦と2弦だけ開放弦の実音使うので注意しましょう。
なお、手順1で登場する音叉(おんさ)は叩くとラの音が鳴る特殊な金属棒です。
チューナーを使わずにチューニングする場合は基準となる正確な音が必要なので音叉を利用するのが一般的です。
ギタリストたるものアナログのチューニングも出来たほうが良いですからね。
安いし、とりあえず1本は持っておくと良いです。
ハーモニクスチューニングは絶対合わない?
ハーモニクスチューニングは純正律向けのチューニング方法であり、実は12平均律では正しい調律は不可能です。
ぎたすけ
たけしゃん
純正律と平均律
- 純正律…周波数の比が単純な整数比になる音程を用いたチューニング
- 平均律…オクターブを均等な周波数比で12分割したチューニング。12平均律と呼ぶ
ポップスなどの大衆音楽で用いられるのは12平均律です。
そして、ハーモニクスチューニングは厳密には純正律の考え方でのチューニング方法なので平均律とは周波数が合いません。
ぎたすけ
たけしゃん
ちなみにA=110Hzから1オクターブ上のA=220Hzの間で、純正律・12平均律の周波数を比べると、最大で1.6Hzほどの違いが発生する音があります。
純正律と12平均律の周波数
音階 | 純正律 | 12平均律 |
A | 110Hz | 110Hz |
B♭ | 117.3Hz | 116.5Hz |
B | 123.7Hz | 123.4Hz |
C | 132Hz | 130.8Hz |
C# | 137.5Hz | 138.5Hz |
D | 146.6Hz | 146.8Hz |
E♭ | 154.6Hz | 155.5Hz |
F | 176Hz | 174.6Hz |
F# | 183.3Hz | 184.9Hz |
G | 195.5Hz | 199.9Hz |
G# | 206.2Hz | 207.6Hz |
A | 220Hz | 220Hz |
1.6Hzというとチューナーの目盛りで1~2つ分くらいです。
そして、ハーモニクスチューニングが厳密には合わない…といっても人間の耳だと実音よりはハーモニクスのほうが音を合わせやすいのも事実。
そして、人間の耳では実音でチューニングしたほうが狂うことが多いので、ハーモニクスチューニングしたほうがよかったりするわけです。
ただ、12平均律で正確にチューニングするならチューナーを使って開放弦でチューニングするのがベストです。
なので、このあたりは使い分けですね。
- 音感を鍛える…ハーモニクスチューニングで耳でチューニング
- 正確に合わせる…チューナーで開放弦を使ってチューニング
耳で音を合わせるのは音感トレーニングになるので、日頃からやったほうが良いです。
また、ライブ前などにチューナーが壊れたときにとっさにチューニングできないようでは困りますからね。
ハーモニクスチューニング まとめ
- ハーモニクスはうねりが聴こえるので、実音より音のズレがわかりやすい
- 1弦と2弦だけは実音とハーモニクスで音を合わせる
- 正確なチューニングが求められる時はチューナーで開放弦の音を合わせよう
ぎたすけ
たけしゃん
状況によって使い分けするべきだよね
ハーモニクスチューニングについての解説でした。
何回かやって、覚えてしまえばなんてことはありません。便利だし、覚えましょう。
もう一度、ハーモニクスチューニングのやり方を確認したい方は<ハーモニクスチューニングのやり方>を参照してください。
ギタリストなら、色んなチューニング方法を知っておいた方が便利ですし、音への執着も出ます。
毎回、チューナーを使ってチューニングしていると耳で確かめる感覚が鈍っちゃうので、音叉を使ってハーモニクスチューニングを定期的にやるようにしましょう。




