ぎたすけ
たけしゃん
飛ばし読みガイド
ギター チューニングの基準音
ギターのチューニングを行う時に基準とする音は「A(ラ)=5弦の開放弦」の音が一般的です。
理由はチューニングを行うときに、基準の音を確認するのに用いる音叉(おんさ)と呼ばれるアイテムがA(ラ)の音が鳴るからです。
※どこを叩いてもAが鳴る音叉
まずは音叉を鳴らして、Aの音を確認しながら5弦の開放弦(もしくは5弦5Fハーモニクス)を合わせます。
音叉がない方はこの音で合わせてみましょう。
音叉を叩くと鳴る音
音的に5弦の開放弦よりは5弦5Fのハーモニクスのほうが合わせやすいです。
5弦5F ハーモニクスの音
5弦の音を合わせ終わったら、他の弦もチューニングしていきます。
チューニング方法の種類
音程の変え方を覚えたら、いよいよチューニングです。
各弦の音を合わせていきますが、基本は弦が太い順に初めて、最後は最も細い1弦を合わせます。
チューナーなしでチューニングする方法は主に2パターンに分かれます。
チューニング方法 | 内容 |
開放弦を使う | 各弦の開放弦と他の弦の同音の音で聞き比べて合わせる |
ハーモニクス チューニング | 異なる弦で同じ音程のハーモニクスを聴き比べて合わせる |
なお、上記2パターンとは別で楽器の状態を確認するためのオクターブチューニングというものも存在します。
ぎたすけ
たけしゃん
オクターブチューニングの解説は下記の記事を参照してください。
次章からは2つのチューニング方法を具体的に解説していきます。
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開放弦を使ったチューニング方法
チューナーを使わずに行うチューニングとしてはオーソドックスなのが開放弦を利用したチューニングです。
方法はシンプルで各弦の開放弦と同じ音を他の弦で鳴らして音程を合わせます。
各弦の開放弦と同じ他弦の音
- 6弦→ 1弦開放弦
- 5弦→ 6弦5F
- 4弦→ 5弦5F
- 3弦→ 4弦5F
- 2弦→ 3弦4F
- 1弦→ 2弦5F
特定の弦だけ、チューニングが狂っているときにサッと合わせられるので便利ですね。
なお、全弦のチューニングをちゃんと合わせるのであれば、基準の音が必要となります。
その基準の音は音叉(おんさ)を使って確認しましょう。
音叉(おんさ)は叩くと、必ず同じ音がする金属製の特殊な棒です。
一般的な音叉は叩くとA(ラ)の音が鳴りますので、5弦の開放弦と音叉の音を合わせてから5弦を基準に他の弦を合わせます。
ハーモニクス チューニング
ハーモニクスチューニングとは各弦のハーモニクスの音を使って、チューニングする方法です。
まずはハーモニクスの出し方から。
ハーモニクスを出す方法
- フレット直上位置の弦に左指をそっと当てる
- 右手で弦を弾いた瞬間に左指を離す
成功すると、このような音が鳴ります。
5弦5F ハーモニクスの音
そして、異なる弦同士で同じ音のハーモニクスを発音して違いを聴き分けます。
同じ音のハーモニクスになるフレット
- 6弦5F→ 5弦7F
- 5弦5F→ 4弦7F
- 4弦5F→ 3弦7F
- 2弦開放弦(実音)→ 6弦7F
- 1弦開放弦(実音)→ 6弦5F
ハーモニクスチューニングについても、特定の弦がズレてる時にパッと使うことが多いです。
全弦をきっちり合わせる場合は基準となる弦が必要になるので、音叉を使いましょう。
音叉を机などにぶつけて鳴らす音は、5弦5Fのハーモニクスと同じ音です。
5弦のチューニングを音叉で合わせた後は5弦を基準にハーモニクスを活用して各弦を合わせていきます。
音叉を使ったハーモニクスチューニングの良くある工程は下記の5ステップです。


ぎたすけ
たけしゃん
更に詳しい解説はこちら
チューナなしのチューニング方法 まとめ
- 基準となる音はA(ラ)。音叉を使って音を確かめる
- チューナーなしのチューニングでは開放弦を使う方法とハーモニクスを使う方法に分かれる
- ハーモニクスを使ったほうが耳で音を合わせやすい
ぎたすけ
たけしゃん
何か、玄人感出るんだよね。簡単なのに(笑)
ギターのチューニング方法についての解説でした!
チューナーの電池が切れた…。
チューナが使えないと演奏できない…となってはミュージシャンとして少し恥ずかしいです。
ギターケースに音叉を1つ入れておけば、チューナーが使えなくなっても心配もありません。
音叉は膝の上で叩いても音が鳴りますので、どこでも対応可能ですからね。
備えあれば憂いなし。
チューナーを使う以外のギターのチューニング方法をちゃんと身に着けておきましょう。
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