評価:4
ぎたすけ
たけしゃん
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Elgato Wave Mic Arm LP

長さ | 740 × 160mm |
対応テーブル厚 | 60mm |
最大荷重 | 2kg |
ケーブル収納 | 本体収納 |
ねじサイズ | 1/4 変換ネジ付属 |
実売価格 | 13,800円 |
設置の自由度が高く、人気のマイクアーム Elgato Wave Mic Arm LP。
普通のマイクアームと違って、ディスプレイ下を通して、設置できるのが魅力です。

普通のマイクアームは机の横に設置しますが、視界に入ったり、やや邪魔に感じることはありますよね。

PCデスクのレイアウト的にマイクアームを正面から通したい人は多いはず。
そんな要望に応えた人気マイクアームです。

僕の結論から言うと、テレワーク・配信では超便利。
音楽制作や音質にこだわるナレーション録りで使うのは厳しいです。
理由はレビューで細かく解説していきます。
まずは製品仕様から解説します。
仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<Elgato Wave Mic Arm LPをレビュー>を参照ください。
製品仕様の目次
ロープロファイル仕様のマイクアーム

Elgato Wave Mic Arm LPは低い位置で設置できるロープロファイル仕様のマイクアームです。
高さ70mmで設置できるので、ディスプレイ下などに設置することも可能になっています。

従来のマイクアームと比べても設置の自由度は圧倒的に高いです。
設置角度の調整は3か所で行えるようになっています。
まずは根本部分ですね。360°で横回転できます。

続いて、中間部分です。
中間部分は360°の横回転します。

横回転に加えて、上に90°、下に60°動きます。

3か所目はマイクを接続する先端部分です。
根本が360°回転し、先端部分が180°縦回転します。

これだけ、可動範囲が広いので設置の自由度はものすごく高いです。
ただし、ロープロファイルなので逆さに吊るす設置は難しいです。
(参考)Blue Compassで逆さに吊るした

ちなみにElgatoでも逆さに吊るす向けに「Wave Mic Arm」という製品が販売されています。
「Wave Mic Arm LP」がロープロファイルで、「Wave Mic Arm」は上から設置タイプになってます。
Wave Mic Arm
Wave Mic Arm LP
机の取付幅は60mm

Wave Mic Arm LPは机に取付するテーブルクランプは可動するタイプで60mmまで調整可能です。
一般的な机は25mm~30mm厚なので、かなり余裕があります。
取付・組み立ては非常に簡単で、テーブルクランプを机に固定してアームを挿し込むだけです。

工具も不要で1分で終わります。
なお、アームは2つのパーツで構成されており、取り外し可能です。

アームが長すぎる場合は①を取り外して、②とテーブルクランプを繋いで使うこともできます。
ケーブル収納可能

Wave Mic Arm LPはアーム部分にケーブル収納できるスペースがあります。
上部がマグネットで固定された蓋になっており、簡単に取り外せます。

太めのXLRケーブルでもキレイに収納されるので、ケーブル周りはキレイにできます。
ライブ配信でデスクを映す人には非常に使い勝手が良いです。
最大重量2kgとなっているが…

Wave Mic Arm LPは最大重量2kgまでのマイクに対応となっています。
しかし、テストした感じでは2kgどころか1kgも無理です。
使うマイクの仕様にもよりますが、金属製の重いショックマウントだと先端部分の固定力が弱くてお辞儀してしまいます。

SHURE MV7(約550g)は任意の角度で固定できましたが、やや安定性には欠けます。

基本的にはコンパクトで軽いマイクを使う前提で買いましょう。
セット売りされているElgato Wave:3みたいなマイクが適しています。
Elgato Wave Mic Arm LPをレビュー

それでは、Elgato Wave Mic Arm LPを細かくレビューしていきます。
はじめにメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。
この製品の評価は用途によって、大きく変わります。
テレワーク・配信のみであれば、使い勝手No.1です。めちゃくちゃよい。
逆に音楽制作などシビアな録音用途には適していません。
レビューの目次
省スペースでの設置が可能

Elgato Wave Mic Arm LPの強みは省スペースで設置できる点です。
ディスプレイ下が80mmほど空いていれば、下からアームを配置できます。
ディスプレイ下は大抵はデッドスペースになっているので、ここを使えるのは大きいですね。
また、下からの設置だと視界の邪魔になりません。

そのため、画面を見ながらのテレワークやゲーム実況で非常に使いやすいです。
テレワーク、配信用途であれば、使い勝手No.1のマイクアームです。
音楽制作などでは使い辛い

テレワーク・配信では最高な一方で音楽制作などでは、2点の理由で使い辛いです。
- クランプ式ポップガードが使えない
- 高級マイクは支えられないものが多い
まず、クランプ式ポップガードというのは下の画像のようなものです。

マイクアームに挟んでネジを締めて固定する最もオーソドックスなタイプです。
Elgato Wave Mic Arm LPはアームが太くて、ほとんどのポップガードが取付できません。
そのため、マイクに直接取付するタイプのポップガードを使うしかないです。

2点目は高級マイクの多くを支えられない点です。
これはマイク本体もそこそこ重く、ショックマウントが金属製の製品が該当します。

2kgのマイクまで対応となっているものの、実際に設置すると800gくらいで先端のネジがお辞儀してしまいます。

これでも録れなくはないですが、マイキングの自由度がないので厳しいですね。
色んなマイクを使い分ける人、良いマイクを使おうと考えている人には不向きです。
制作用途の方はaudio technica AT8700Jをおすすめします。

スタイリッシュな配信環境を作れる

Elgato Wave Mic Arm LPはコンパクトなマイクでスタイリッシュな配信環境を作るには最適な製品です。
設置角度の自由度が高いので、自由自在にマイク位置を調整できます。
マイクを口元に持ってくるのも良いですし、ディスプレイ手前に設置するのも良いですね。

こういった角度でマイクを上向きに設置すると、キーボード打ちながら配信するのにちょうど良いですね。
コンパクトなマイクとセットで使うと、テレワーク・配信で非常に使い勝手が良いです。
カメラの画角からマイクを外しつつ、声が拾いやすい位置に設置できるので素晴らしいですね。
Elgato Wave Mic Arm LP まとめ

- ディスプレイ下から伸ばせる便利なマイクアーム
- コンパクトなマイクと組み合わせると使い勝手が非常に良い
- 音楽制作などには不向き。テレワーク・配信向け
ぎたすけ
たけしゃん
Elgato Wave Mic Arm LPのレビューでした。
ロープロファイルのマイクアームは初めて使いましたが、設置の自由度が高いのは良いですね。
配信の画角と考えると、このタイプのマイクアームがベストだなと思いました。
制作よりはテレワーク・配信用途中心の方にはほんとにおすすめです。







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