OneOdio MONITOR 60をレビュー。1万円未満で普段使いもしやすいモニターヘッドホン

OneOdio monitor60

評価:4

ぎたすけ

耳の部分がふかふかで付け心地よさそうだな

たけしゃん

そうだね。付け心地は快適だったね。音も安いのになかなか良かったよ
補足

レビューのためにメーカー様にサンプルを提供いただきました!

MONITOR 60の評価
音質
 (4)
付け心地
 (4.5)
コスパ(8,680円程度)
 (4)
総合評価
 (4)
メリット
デメリット
  • ハイレゾ対応の高音質
  • 付け心地が非常に良い
  • 2系統の入力端子がある
  • 付属ケーブルが3種類ついている
  • 低音がやや薄め
  • イヤーパッドの可動範囲が広く、録音用途では少し不便
主な用途所感
iPhoneでYouTubeを聴いている写真
普段使い
付け心地良好
音も聴きやすい
マイクを設置しているスタジオ

DTM
問題なく使えるが
フラットではない印象
オンラインで仕事しているところ

ライブ配信
マイク付きケーブル付属
使いやすい
OneOdio
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この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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OneOdio MONITOR 60

OneOdio monitor60
型式オーバーヘッド
ドライバー50mmデュアル
ダイナミックドライバー
ヘッドホンジャック3.5mm ×1
6.35mm ×1
製品サイズ20 x 10.5 x 20.5 cm
重量320g
公式サイト

低価格帯中心に人気のメーカー OneOdio。

MONITOR 60はその中でもグレードが高い高音質のモニターヘッドホンです。

1万円を切る価格帯でありながら、ハイレゾに対応しています。

OneOdio monitor60の外箱
パッケージにはSONYのHi-Res認証マークがついている

製品を使ってみた感じは普段使い、DTM用途のどちらでも便利な製品です。

どちらかというと、普段使いのほうが良いですね。

DTM用途だと、いくつか微妙な点もあったので、そのあたりも後半でレビューしていきます。

まずはMONITOR 60の製品仕様から解説していきます。

仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<MONITOR 60をレビュー>を参照ください。

ハイレゾ対応&50mmドライバー

OneOdio monitor60

MONITOR 60はハイレゾ対応したヘッドホンです。

また、50mmデュアルダイナミックドライバー搭載で音はなかなかに良いです。

ストリーミングやYouTubeの視聴など、日常使いでも非常に使いやすいですね。

最近はストリーミングもハイレゾ音源が中心になりつつあるので、高音質で聴けるのは良いですよね。

1万円未満のヘッドホンでハイレゾ対応したものは多くはないので、コスパに優れています。

入力が2系統ある

monitor60の2系統の入力にケーブルを挿しているところ

MONITOR 60は2系統の入力を同時に再生できるようになっています。

OneOdio monitor60の右の端子
片方は6.35mm
OneOdio monitor60の左の端子
もう片方が3.5mm

2つ同時に再生すると、両方ともステレオミックスされて再生されます。

また、音圧が自動調整されて音量が変化するようになっています。

歌ってみたをRECしているときにPCとスマホの両方を接続しておくのはいいかもしれませんね。

DAWのモニターはPCから出して、原曲を確認したいときはスマホで再生とすると地味に楽です。

また、マルチエフェクターやギターアンプなどのイヤホン端子と接続することで、伴奏を聴きながらギターを弾くこともできます。

THR30ⅡA Wireless

地味に色んな使い方ができる便利な機能ですね。

なお、ギターシールドは5種類試しましたが、全て端子の入り口に引っかかって接続できませんでした。

OneOdio monitor60の右の端子

楽器と直接接続は難しいかもしれません。

音質的にもアンプ、エフェクター、ミキサーなどを介してイヤホン端子で接続するのが良いでしょう。

人間工学に基づいた設計

OneOdio monitor60

MONITOR 60は人間工学に基づいた設計になっており、付け心地が良いです。

この点は下位モデルと明らかに差があり、長時間付けていても疲れないですね。

頭のサイズに合わせて可変できますが、余裕があるので頭が大きい人でも大丈夫そうです。

OneOdio monitor60の可変部分

耳当てもふかふかで長時間付けていても疲れないのが良いですね。

OneOdio monitor60はLとRがイヤーパッド内に書かれている
イヤーパッド内部にLとRの表記がある

また、イヤーパッドは回転できる仕様になっています。

monitor60のイヤーパッドは回転する

イヤーパッドだけでなく、上部のパーツも横回転するので可動域はかなり広いです。

この可動域の広さについては用途によって、良い悪いがありますね。詳しくは後半のレビューで解説します。

付属品

OneOdio monitor60付属のケース
ポーチ
OneOdio monitor60付属ケーブル1
3.5mm-3.5mmケーブル
OneOdio monitor60付属ケーブル2
マイク付き3.5mm-3.5mmケーブル
OneOdio monitor60付属ケーブル3
3.5mm-6.35mmケーブル

付属品は専用ポーチとケーブル3本です。

3.5mmと6.35mmに対応したケーブル以外にもマイク付きのケーブルも付属しています。

モニターヘッドホンではあるものの、かなり日常使いを意識した構成になっていますね。

ポーチはケーブル全部入れるときついですが、ヘッドホンは余裕で入ります。

OneOdio monitor60付属ケースに全て収納した状態

ケーブルも3.5mm、6.3mmそれぞれに対応したものが入っているので、追加購入する必要がないのはありがたいですね。

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OneOdio MONITOR 60をレビュー

OneOdio monitor60
MONITOR 60の評価
音質
 (4)
付け心地
 (4.5)
コスパ(8,680円程度)
 (4)
総合評価
 (4)

それでは、OneOdio MONITOR 60をレビューしていきます。

はじめにメリット・デメリットを箇条書きでまとめたものがこちら。

メリット
デメリット
  • ハイレゾ対応の高音質
  • 付け心地が非常に良い
  • 2系統の入力端子がある
  • 付属ケーブルが3種類ついている
  • 低音がやや薄め
  • イヤーパッドの可動範囲が広く、録音用途では少し不便

ザックリいうとの日常使い、モニター用途のどちらもいける万能品という印象です。

その分、モニター専用として買うには少し弱いかなとも感じました。

そのあたりの話をレビューでは細かく解説していきます。

聴きやすくバランスの取れた音

OneOdio monitor60

MONITOR 60で色んな音源を聞いてみて感じたことは「聴きやすい」という点です。

低音はスッキリして、バランス良い出音で心地よく聴けます。

リスニング用途で考えると非常に優秀です。

一方でモニター用途で考えると、ランスよすぎな気もします。

MDR-CD900STだと耳に刺さる高音も、MONITOR 60で聴くと違和感なく聴こえちゃうんですよね。

SONY MDR-CD900ST
MDR-CD900ST

MONITOR 60は良くも悪くも聴きやすくチューニングされている印象を受けました。

なので、購入すべき人はメインは普段使いで、プラス趣味で音楽制作をやる人かなと感じました。

普段使いせずにモニター専用となると、MONITOR 60の魅力が半減しちゃいますね。

イヤーパッドの可動域は注意が必要

monitor60のイヤーパッド。可動域が広い

MONITOR 60は普通のモニターヘッドホンと比べてイヤーパッドの可動域がかなり広いです。

これが人によって、好みが分かれそうです。

まず、DJとか普段使いなどしている分にはおそらく便利だと思います。

状況に応じて、片耳だけで聴いたり、少し外音が入ってくる角度で聴いたりと自由度が高いです。

OneOdio monitor60はLとRがイヤーパッド内に書かれている

一方で録音のモニターなどにおいては、気を付けて装着しないと微妙に定位がズレます。

定位

ステレオサウンドにおける音の配置のこと

僕も最初は録音していて、PANの設定を変えていないのにアコギの位置がいつもと違う…と感じました。

色々試した結果、装着時にイヤーパッドが微妙にズレてることに気づき、そこからは大丈夫になりました。

OneOdio monitor60

雑に装着すると、横軸が気づかないうちに動いちゃってるんですよね。

録音・ミックス時は軸がズレてないか装着時に確認したほうが良いです。

このあたりも何の用途で買うのかが重要に感じます。

モニター専用だったら、横軸は可変しない普通のモニターヘッドホンを買ったほうが楽です。

一方で普段使いなども考えると、可動域が広いMONITOR 60は便利なんですよね。

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付け心地は非常に良く、音漏れも少ない

OneOdio monitor60

MONITOR 60は付け心地は非常に良いです。

長時間使っていても耳が痛くならないし、疲れないです。

MONITOR 60はサイズ調整の範囲が広いので、頭が大きい自分でも余裕があります。

OneOdio monitor60の可変部分

圧迫感など感じることがないので、疲れません。

また、耳当てがふかふかで長時間付けていても耳が痛くならないのも良いですね。

OneOdio monitor60

左右からくる圧迫感もないので、快適ですね。

付け心地に関しては、他メーカーの製品と比べても大分良いですね。

長時間のリスニングや作業に使うにはもってこいです。

また、実際にレコーディングで使ってみましたが、音漏れの心配はありませんでした。

monitor60の2系統の入力にケーブルを挿しているところ

クリック音などしっかり聞こえる音量で鳴らしても、録音データに混入することなく演奏できました。

競合製品との比較

製品OneOdio monitor60
MONITOR 60
audio technica ATH-M20x
ATH-M20x
SONY MDR-CD900ST
MDR-CD900ST
ハイレゾ××
入力端子211
特性聴きやすいフラットフラット
実売価格約8,680円 約5,800円 約15,000円
ECサイトAmazon
楽天市場
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Amazon
楽天市場
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サウンドハウス
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サウンドハウス

MONITOR 60を自宅にあるaudio technica ATH-M20xとSONY MDR-CD900STと比較してみました。

比較してみるとわかりやすく、普段使いするならMONITOR 60が一番優秀です。

OneOdio monitor60

リスニング用途では音も聴きやすく、付け心地も良好です。

一方で純粋なモニターヘッドホンで考えると、ATH-M20xやMDR-CD900STのほうが良いですね。

audio technica ATH-M20x
ATH-M20x

音がフラットですし、装着時の定位も安定しており、正確に音をモニターできます。

もちろん、MONITOR 60でも録音・ミックス作業は問題なくできます。

なので、どこに重きを置くのか?が製品選びのポイントとなりますね。

配信やテレワーク、リスニングなど日常でも多用するのであれば、MONITOR 60はかなり使いやすいヘッドホンです。

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OneOdio MONITOR 60 まとめ

OneOdio monitor60の外箱
  • 1万円未満でハイレゾ対応のモニターヘッドホン
  • モニター用途より普段使いのほうが適した部分が多い
  • 2系統の入力端子があって、2つの音を同時に聴ける

ぎたすけ

うーん、普段使いは便利だけどモニター用途だと他製品のほうが良いって何か迷うな

たけしゃん

まあ、モニター用途でも十分使えるけどね。1台で色んなことに使いたいならすごく良いよ

OneOdio MONITOR 60のレビューでした。

音質や付け心地は良好で普通に高品質な製品でした。

モニター用途に限定して使う人よりはリスニングも含めて、日常使いしたい人に適した製品ですね。

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