ぎたすけ
たけしゃん
- ブロンズ弦の種類
- ブロンズ弦を選ぶポイント
- プロアーティスト63名の使用率
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ブロンズ弦
- 主に銅80%、スズ20%の80/20が主流
- 渋めで落ち着いた音
- 値段が安く、サビるのが早い
最も一般的なアコギ弦であるブロンズ弦。
主流なのは銅80%、スズ20%の割合で作られた80/20ブロンズ。
ストロークでは自然な鳴りで心地よい音がします。
プロのミュージシャンだとフォスファーブロンズを使用されている方が多いです。
80/20使用者は意外と少ないですが、音に温かみが出て曲のテイストに合うという理由で使用されている人が一定数います。
- 秦基博(John Pearse)
僕はサブギターのMartinにはコーテッドブロンズの80/20を使っています。
フォスファーブロンズより、高音がギラつかなくて良いんですよね。
ちなみに磁気特性面からマグネットピックアップと相性が悪いと言われることがありますが、そんなことないです。
80/20ブロンズとL.R.BaggsのM-1という組み合わせの人を何人も見てますが、別に普通です。
代表的な製品はMartin 80/20ブロンズ。
アコギ弦の代名詞と言えば、この弦でしょう。
パッケージが変わっちゃったけど、昔は「マーチンの赤いやつ」でアコギ弾いている人は誰でもわかる定番製品でした。
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フォスファーブロンズ
- 92/8フォスファーブロンズが主流
- 明るくてキラキラした音色
- ブロンズ弦より数十円高く、やや持ちがよい
使用者が最も多い、フォスファーブロンズ弦。
主流は銅92%、スズ7%、リン1%で構成される92/8ファスファーブロンズ。
明るく抜けの良い音から、どのギターでも万能に使われる。
プロの使用者も多い弦です。
- 山崎まさよし(DR)
- 斉藤和義(Martin)
- 植村花菜(Martin)
- おおはた雄一(D’ADDARIO)
- 佐藤良成(JOHN PEARSE)
フォスファーブロンズ弦は音の抜けが良くていいですね。
僕もメインギターのTaylorでコーティングされたフォスファーブロンズ弦を使用しています。
ちなみにブロンズより持ちが良いと言われますが、大して変わりません。
体感だと数日~1週間程度の差です。
フォスファーブロンズで代表的な製品はD’ADDARIOのEJ16。
どこの楽器屋にもある定番弦でプロの使用者も非常に多く、信頼度が高い弦です。
ブロンズ弦より高音強め、中音控えめなドンシャリな音。ストロークをマイクで拾った時の音が僕は好きです。
EJ16の解説記事

コーテッドブロンズ
- 別名、コーティング弦
- アンバランスなものが多かったが、最近は自然な鳴りになった
- ブロンズ弦の2~3倍の値段。持ちも2~3倍
コーテッドブロンズ弦なんて長い名前ですが、通称はコーティング弦。
いわゆる、Elixirのようなサビ防止が施された寿命の長い弦のこと。
基本的にはブロンズ弦もしくはフォスファーブロンズ弦を特殊加工したもの。
なのて、コーテッドブロンズの中でもブロンズ弦とフォスファーブロンズ弦に分かれます。
発売当初はキラキラしすぎて音がアンマッチだったりもしましたが、最近は自然な音質が増えてきて使用者も増加しました。
僕もその一人です。ElixirもNANOWEBになってから、ほんと使いやすくなりました。
プロの使用者も多く、コーテッドブロンズ弦を張ってライブ・レコーディングの直前にだけ変えるというスタンスの方が多いです。
- 高橋優(エリクサー)
- 坂崎幸之助(エリクサー)
- 高田 漣(Martin)
- 仲井戸”CHABO”麗市(D’ADDARIO)
- DEPAPEPE(エリクサー)※二人ともです
コーテッド弦と普通の弦で、どちらがコスパが良くて便利か?はみんな悩むお題。
下記記事にどっちがお得で便利かをまとめたので、参考にしてください。

定番製品はやっぱり、Elixir。
滑らかでスライドしやすい。音はキラキラ感があって特徴あるキャラクターです。
使用者が多い安定の1品ですがキャラが立っているので、合わないと思ったら他のコーテッド弦を使ってみるのも良いでしょう。
関連記事
寿命が長いギター弦 Elixir(エリクサー)の種類とおすすめのポイントを解説する

プロミュージシャンのアコギ弦使用率
- ブロンズ弦 6名(9.5%)
- フォスファーブロンズ弦 31名(49.2%)
- コーテッド・ブロンズ弦 26名(41.3%)
僕の持っている資料でブロンズ弦の種類が分かったプロミュージシャン63名で調査。
やはり、トップはフォスファー・ブロンズ弦。
思ったよりコーテッド・ブロンズを使っている人が多いですね。
コーテッド弦の人でブロンズ弦の種類を調査するとこんな感じ。
- 80/20ブロンズ 9名(34.6%)
- 92/8フォスファーブロンズ 17名(65.4%)
やっぱり、全体的にフォスファーブロンズが多いですね。
最近はキラキラと明るめの音が人気なのかもしれないですね。
更に掘り下げまして、63名の中からシンガーソングライターだけ切り出してみましょう。
- ブロンズ弦 3名(9.7%)
- フォスファー・ブロンズ弦 19名(61.3%)
- コーテッド・ブロンズ弦 9名(29.0%)
コーテッド弦の比率が下がり、フォスファーブロンズが上がる結果となりました。
へー、コーテッド弦の人が多いイメージがあったので意外ですね。
こうしてデータで出してみると面白いですね。
まとめ
- プロではフォスファーブロンズとコーテッド弦の使用者が多い
- 温かみの音はブロンズ、明るいキラキラした音はフォスファーブロンズ
- とりあえず、全部の種類試してみるのがベスト
ぎたすけ
たけしゃん
アコギで使うブロンズ弦の種類でした!
材質によって、特性はありますが万能なのはフォスファーブロンズ弦。
また、Elixirなどキャラクターが強い弦はギターによって相性があります。
僕の場合はTaylorには非常に合うのですが、Guildのギターで使うとシャリシャリな音になって相性が悪かったです。
まずは色んな弦を使ってみて、そこからお気に入りの弦を見つけましょう。
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