K.Yairi(ヤイリギター)のギターを徹底解説して、おすすめアコギを紹介する

ぎたすけ

ヤイリってKとかSとかあるメーカーだよね

たけしゃん

そうそう。今回紹介するのはK.Yairiだよ。職人が手作りでギターを作っているこだわりの国産メーカーなんだ
この記事でわかること
  • K.Yairiについて
  • K.Yairiギターの種類と特徴
  • K.Yairiギターのおすすめ製品

K.Yairi(ヤイリギター)について

  • 1935年設立
  • 本社は岐阜県可児市
  • 品質の高い国内メーカー。永久保証などサポートが充実

岐阜にある国内ギターメーカー、K.Yairi。

ヤイリギターは機械製作部分を最小限に抑え、大量生産はせずに30人ほどの職人が手作業で1本ずつギターを制作しています。

 

製造されたギター販売はもちろん、オーダーメイドギターの製造・販売も行っています。

 

販売したギターの保証については永久保証が採用されています。

MEMO
各種調整、消耗品の交換・修理、経年劣化や人災・天災などに起因する不具合等は有料修理です

永久保証といっても、製品の不良以外は有償なのですが有償修理も安いことで有名。

 

こだわりの職人技、販売後のアフターケア充実などからプロ・アマ問わず信頼されているギターメーカーです。

K.Yairi(ヤイリギター)の種類

たけしゃん

K.Yairiのラインナップはかなり豊富。その中でもメインどころを中心に解説していきます

K.Yairiギター種類

  • YSシリーズ…ハイエンドアコースティックギター
  • RFシリーズ…小型シェイプのアコースティックギター
  • LOシリーズ…ドレッドノートを日本風にしたアコースティックギター
  • WYシリーズ…エレアコ
  • スタンダードシリーズ…海外の有名ギターを踏襲したモデルが中心
  • Nocturne…ミニギター
  • YC/YCT/CE…クラシックギター。CEはエレガット

…とメインどころだけ集めても、これだけの数あります。

1つずつ掘り下げて解説していきましょう。

YSシリーズ

K.Yairi(ヤイリギター)のハイエンドモデル。

YSシリーズは全部で5種類あります。

YSシリーズ

  • YS-1202L…スプルース×ローズウッドのドレッドノート型
  • YS-1201L…YS-1202Lのカッタウェイ
  • YS-902L…スプルース×マホガニーのドレッドノート型
  • YS-901L…YS-902Lのカッタウェイ
  • YS-120KM…スプルース×ローズウッドの小ぶりシェイプ

高級ギターの王道木材「スプルース×ローズウッド」、「スプルース×マホガニー」というコンビでそれぞれ2種類ずつ製作されています。

マーチンよりの音が欲しい方はYS-1200系、ギブソンよりの音ならYS-900系というイメージですね。

【参考記事】ギターって木材でそんなに音が変わるのか?木材別の特徴と代表機種を解説。

 

ザ・王道!…といった位置付け。

どのプレイスタイルにも柔軟に対応できる万能タイプがYSシリーズです。

RFシリーズ

丸みを帯びた小型シェイプが人気のRFシリーズ。

トップの木材はソリッドスプルースで固定ですが、サイド&バックの木材が型番によって変わります。

型番とS&B木材

  • RF-150…コア
  • RF-130…ホンジュラスローズウッド
  • RF-120…インディアンローズウッド
  • RF-90…マホガニー
  • RF-95…ローズウッドラミネーター
  • RF-65RB…マホガニーラミネーター

最上位モデルRF-150はコア。

音が固いため、粒立ちがよく、中高音がクッキリ出る木材ですね。

 

RFシリーズは小ぶりなシェイプで音の立ち上がりが非常に良いです。

そのレスポンスの良さから、技巧派な方からは非常に好評なギターです。

LOシリーズ

ドレッドノート型を基調に日本人の体形に合わせたものが、LOシリーズ。

木材の組み合わせはRFシリーズと同じ。

トップがソリッドスプルースでサイド&バックが型番により変化します。

型番とS&B木材

  • LO-150…コア
  • LO-130…ホンジュラスローズウッド
  • LO-120…インディアンローズウッド
  • LO-90…マホガニー
  • LO-95…ローズウッドラミネーター
  • LO-65RB…マホガニーラミネーター
  • LO65S-VS…マホガニーラミネーター

LOシリーズはドレッドノート型が貴重なのでオールマイティ。

レスポンスの良さはRFシリーズに負けますが、音量や低音のどっしり感はLOシリーズに軍配が上がります。

 

歌モノPOPSを中心に演奏するならLOシリーズのほうが万能にこなせます。

WYシリーズ

K.Yairiのエレアコ、WYシリーズ。

WYシリーズの木材

  • WY1…シダー × ローズウッドラミネーター
  • WY2…スプルース×メイプルラミネーター

搭載されているピックアップはL.R.Baggs Stagepro Elementです。

クロマチックチューナーを搭載したサイドマウント型プリアンプ/EQにピエゾ型ピックアップのL.R.Baggs Elementが接続されています。

 

プロアーティストではハナレグミこと永積さんがWY1を使用されています。

【参考記事】ハナレグミのギター・ボーカル難易度や使用機材を解説

スタンダードシリーズ

スタンダードシリーズはマーチン、ギブソンの有名モデルを踏襲しつつ、K.Yairiの卓越した職人技術を盛り込んだギターで構成されています。

型番とモデルギター

  • DY-45…マーチン D-45
  • DY-28…マーチン D-28
  • DY-18…マーチン D-18
  • YW1000HQ…マーチンのハイエンドモデル
  • YW800G…マーチンのハイエンドモデル
  • YF-00028…マーチン 000-28
  • YF-00018…マーチン 000-18
  • YF-018…マーチン 0-18
  • JY-45…ギブソン J-45

【参考記事】マーチン(マーティン)のギターを徹底解説しておすすめアコギを紹介する

【参考記事】ギブソン(gibson)のギターを徹底解説しておすすめのアコギを紹介する

 

このスタンダードシリーズが本当にすごくて…弾いてみると、ビックリするくらい同じ感触です。

しかし、値段は本物よりワンランク下。しかも永久保証。

MEMO
ギブソンも永久保証です

 

ヴィンテージものを買うなら歴史が長いマーチン、ギブソンがまだまだ豊富。

しかし、新品を買うならK.Yairiのスタンダードシリーズを買ったほうが安くて質の良いギターが手に入る可能性は高いです。

Nocturne(ノクターン)

K.Yairiのミニギター ノクターンです。

トップがスプルース単板・サイド&バックがマホガニー単板と上質な木材で作られています。

 

ミニギターらしく低音が弱くペラい音ですが中高音はしっかりとなるため、ライブでも十分使えるミニギターです。

 

また、ノクターンは0フレットがついています。

0フレットありのギターは弦高が下げやすかったり、ピッチがずれにくかったりします。

 

プロアーティストでは森山直太朗さん、藤井フミヤさんなどが使用されています。

【参考記事】おすすめのミニギター14本を価格帯別で徹底解説!

YC/YCT/CE(クラシックギター)

K.Yairi製のクラシックギターです。

YC・YCTはノンピックアップモデル。CEはピックアップ付きのエレガットです。

YC/YCTの種類

  • YC-20…シダー × インディアンローズウッド
  • YCT-20…YC-20と同じ木材でボディの肩がフラットになったもの
  • YC-12…シダー×ローズウッド
  • YCT-12…YC-12と同じ木材でボディの肩がフラットになったもの
  • YC-8…シダー×ローズウッドラミネーター
  • YCT-8…YC-8と同じ木材でボディの肩がフラットになったもの
  • YC-6…シダー×オバンコールラミネーター

YCとYCTはボディ肩の丸みが異なります。

YCTのほうがフラット気味で、YCはなで肩です。

CEの種類

  • CE-1…ナチュラルカラー
  • CE-3…CE-1のナローネックタイプ(45mm)
  • CE-62

CEについては全てシダー×ローズウッドラミネーターなので基本はYC-8に近い造りです。

違いはカッタウェイであること、ピックアップ搭載であることですね。

 

CEのピックアップにはピエゾタイプのL.R.Baggs Element VTCが搭載されています。

オーダーメイドギター

K.Yairiの特色としてオーダーメイドギターの製造・販売を行っています。

岐阜県の工房で自分だけのオリジナルギターを作ってもらえるというのはギタリストにとって、1つの夢ですね。

オーダータイプ

オーダーメイドのタイプは3種類。

  1. セレクト・オーダー
  2. オリジナル・オーダー
  3. K.Yairi カスタムショップ

セレクト・オーダー

出典:K.Yairi公式HP

セレクトオーダーはカタログモデルから素材・形状・パーツを自由に組み合わせるタイプ。

上記画像部分の細かいところはカスタマイズ可能です。

 

最も安価にオーダーモデルのギターを製作できます。

オリジナル・オーダー

セレクトオーダーでは実現できないような細かい仕様まで依頼できるのがオリジナルオーダー。

自身のオリジナルインレイや特殊な装飾など…特別のギターをK.Yairiの職人さんと作り上げることができます。

K.Yairi カスタムショップ

プロモデルやショーモデルも手がける熟練のクラフトマンがあなたのフルーオーダーギターを作ってくれます。

正にギタリストの夢。僕もいづれ1本作ってもらいたい。

オーダー方法

  1. K.Yairi特約・取り扱い店でオーダー
  2. ヤイリギター(岐阜県可児市)にてオーダー

オーダー~引き渡しまで

  • 手順1
    オーダー内容の相談
    店頭やヤイリギターへ来店し、オーダー内容を相談
  • 手順2
    見積
    オーダー内容からできた見積をもらう
  • 手順3
    発注
    金額や納期を了解したら頭金を支払い正式発注
  • 手順4
    途中経過
    進捗状況の連絡がきます。不明点は聞きましょう
  • 手順5
    完成
    実物の仕様を確認し、オリジナルギターを受取!

…とこんな流れ。

ちなみにオーダーシートなるものがあります。

オーダーシート(サンプル)

出典:K.Yairi 公式HP

オーダーシート

参考 オーダーシートヤイリギター

納期は半年~1年程度かかるようです。

さすがにフルオーダーだと時間がかかりますね。気長に待ちましょう。

おすすめのK.Yairi(ヤイリギター)ギター

ぎたすけ

いよいよ、おすすめギターだな!

たけしゃん

こないだ、ヤイリギター工場に行ってたくさん弾いたんだけど良いギターが多くて迷っちゃうね

それでは、K.Yairiのおすすめギターです。

K.Yairiの狙い目はズバリ…。

「10万円半ば~20万円前半」の価格帯にあるギターです。

 

その理由としては…。

  • 海外メーカーの20~30万円する新品ギターと互角以上
  • 予算20万円以内では抜群のクオリティ

この2つ。特に後者です。

予算20万円以内で考えるなら、K.Yairiは候補から外せないくらい強いメーカーです。

 

それでは10万円半ば~20万円前半のおすすめギターを紹介していきます。

【おすすめギター】K.YAIRI DY-18

  • トップ木材:ソリッドスプルース
  • サイド&バック:ソリッドマホガニー
  • マーチン D-18を基に作られている

スタンダードシリーズより、DY-18です。

マーチンの名機D-18に近いスペックで製作されています。

 

音はマホガニーの特色が出ており、中音域が強めのクリアで素朴な音です。

ストロークで鳴らした際に箱鳴りもして、気持ち良いですね。

 

通常のマーチン D-18を買おうとすると20万円後半するので、約10万円の価格差があります。

…が出音はほとんど差がありません。

 

10万円台で買えるギターでは最高レベルのクオリティです。

【おすすめギター】K.YAIRI JY-45

  • トップ木材:ソリッドスプルース
  • サイド&バック:ソリッドマホガニー
  • ギブソン J-45を基に作られている

スタンダードシリーズより、JY-45です。

こちらはギブソン J-45に近いスペックで製作されています。

 

DY-18と同じ木材なのですが、ギブソンに近くジャキっとした音になっています。

形もギブソン特有のラウンドショルダー型とそっくり。

 

持った感じや弾いた感触がほんとにJ-45とそっくり。

目を閉じてギターを弾いたら、僕は絶対区別できないです(苦笑)。

 

JY-45を買って、L.R.Baggs Anthemをつけてエレアコ化すると20万円前半で強力なエレアコが出来上がります。

この「JY-45L.R.Baggs Anthem」は相当魅力的な組み合わせです。

【おすすめギター】K.YAIRI YF-00028

  • トップ木材:ソリッドスプルース
  • サイド&バック:ソリッドローズウッド
  • マーチン 000-28を基に作られている

またまたスタンダードシリーズより、YF-00028です。

ローズウッドらしい煌びやかな鳴りと伸びやかな高音が魅力。

 

小ぶりでレスポンスが良いため、テクニカルなプレイに向いています。

ローズウッド系の音色でストローク中心にプレイしたい人はマーチン D-28を基に作られたドレッドノート型のDY-28を選択しましょう。

 

ヤイリギターで試し弾きした際に一番好みだったのが、このYF-00028でした。

レスポンスが良いことに加えて、中高音の伸びがほんとに良くて気持ちいいサウンドなんですよね。

 

僕も予算をこそこそ貯めて、買おうかなぁと悩むほど魅力的なギターでした。

YF-00028

DY-28(ドレッドノート)

【おすすめギター】K.YAIRI LO-120

  • トップ木材:ソリッドスプルース
  • サイド&バック:インディアンローズウッド
  • K.Yairiオリジナルのドレッドノート型を日本人サイズにした形状

K.YairiオリジナルシェイプLOシリーズからLO-120

鳴りはDY-28にかなり近いです。高音の伸びが良く、バランスの取れたサウンド。

 

形状がDY-28と異なり、LO-120ドレッドノート型を少しだけ小さくして日本人向けの形にカスタマイズされています。

 

ヤマハギターと同様に女性にはドレッドノートより、LO-120サイズのほうがフィットしますね。

立って弾くときに大きすぎず…小さすぎず良い感じになります。

終わりに

ぎたすけ

へ~、海外メーカーに比べると影が薄い感じするけど良いギターがたくさんあるんだなぁ

たけしゃん

僕も岐阜(ヤイリギター本社)まで行ってみて、ほんとに良いギターがたくさんあるメーカーなんだなぁって驚いたよ

K.Yairi(ヤイリギター)の特集でした!

改めて、オススメギターを振り返ると…。

  • DY-18…マーチン D-18を基にしたギター
  • JY-45…ギブソン J-45を基にしたギター
  • YF-00028…マーチン 000-28を基にしたギター
  • DY-28…マーチン D-28を基にしたギター
  • LO-120…K.Yairiオリジナルシェイプのギター

…と、この5本。

10万円後半~20万円ジャストくらいの価格間で、このクオリティーは強いですね。

 

もちろん、マーチン・ギブソンというブランド力はセルフプロデュースにも使えるため軽視はできません。

 

…ですが、同等レベルのギターをワンランク下の価格で手に入れて、浮いたお金で高品質なピックアップ・プリアンプを揃える…という選択肢は大いにありですね。

 

本格的なギターが欲しい!…と思った時には海外メーカーだけでなく、K.Yairiも是非検討してみましょう。