ギター弾き語りのコツ ~初中級者編~

たけしゃん(@_tkshan)です。

先日書いた「ギター弾き語りのコツ ~初級者編」の続編。

今回は初中級者編です。
初中級者って定義が様々ですが、ここでは「初心者と中級者の間」という意味合いで使っています。

  • 基本的なコードは覚えた
  • 通して演奏できる曲が数曲ある
  • Fコード等のバレーコードも何とか弾ける

こんな感じの方々。
簡単に言うと下記の記事に書いてあるお題は全部クリアした人と言ってもよいです。

ギター弾き語りのコツ ~初心者編~

2017.03.13

結構、このあたりで成長が止まる人が現れます。
初中級者~中級者くらいで成長が止まる人が多いのが「アコギ弾き語り」というジャンルです。

今日はそういった頭打ちになる現象について言及しながら解説していきます。

1. 覚えるべき事項

さて、まずはこの段階でやっておきたい事項から触れていきます。
といっても、この段階って可能性が無限にあるというか、チャレンジさえすれば何やっても上手くなっていく段階でもあります。

だから、「必ず〇〇を覚える!」ってよりも色々やってみたほうがよいですが、基本的なところで身に着けたいテクニックをいくつか。

1-1. コードを覚える

まずはコードから。
ギター弾き語りについてはコードの引き出しは多ければ多いほど良いです。そして、引き出しの多さが腕前にも直結します。

例えば、「コードを弾きながらメロディを入れる」「前後のコードと繋がりを持たせる」「テンションでフックをつける」といった事をやるためにもコードの選択肢はいっぱいあるに越したことはありません。

この段階である程度、網羅性のあるコード本を1冊は購入しておいたほうがよいです。これとかオススメ。

最強のギターコード本!「究極コード図鑑」をレビューする

2017.08.21

くそ重たいけど、網羅性はすさまじいのでジャズコードなどの特殊コードといったジャンル特化型コード以外はこれ1冊で賄えます。

■5・6弦ルートのコードを覚えよう

コードを覚えようといっても、膨大な数あるので何を覚えたら…という話になります。

なので、まずは下記コードについて。
「C」「Dm」「Em」「F」「G7」「Am」「Bm」

作曲をやっている方はおなじみ。ダイアトニックコードです。まずはここから。

このコードをルート(簡単に言うと一番低い音)別に覚えましょう。具体的には6弦ルート・5弦ルート。

ちなみに「C」だと…

・6弦ルート

・5弦ルート

こんなな感じ。5弦ルートにはこんなパターンもある。

まずはそれぞれの5弦ルートと6弦ルートのコードフォームを覚えましょう。

ギターのコードって基本形には規則性があって、その規則を覚えちゃえば飛躍的に大量のコードを把握できるようになります。そして、そっから応用もできるようになります。

さすがに初中級者って段階で、それは無理があるので今回はそこに繋げるための準備…というところです。

1-2. ストローク

続いてはストローク。
アコギをやっていて成長が止まる理由として、ワンパターン化してしまうことが挙げられます。

その中でもワンパターン化の代表例がストロークパターン。
結構、長い期間アコギをやっていて曲数もかなりできるのにストロークパターンが数種類しかない…ミュートができない…って人は多いです。

教則本に書いてある、ストロークパターンを種類多く練習しましょう。

特にミュート関係です。
切れ味良いミュートはストロークの質を圧倒的に高めてくれます。

左手・右手ともにミュートできるようにしましょう。
左手のミュートはバレーコード使うことが多いので、前章のコードをたくさん覚えるところも大事です。

ストロークの練習をする際はリズムが大事なので、スマホアプリでメトロノームを出して聞きながら練習するのが良いです。

始めは遅いリズムで繰り返し練習して、最終的にはテンポを速めてもできるようにするとよいでしょう。

まあ、BPM120くらいでブレずにできれば弾き語りジャンルではかなり実用的かと。

1-3. アルペジオ

初心者時代は指弾きでのアルペジオは相当苦戦したでしょう。

アコギでは指弾きでのアルペジオは必須です。

スリーフィンガーとフォーフィンガーの選択肢は好きなほうを選べばいいかと。

スリーフィンガーのほうが最終的には便利…と言う人が多いですがフォーフィンガーが主流ですし、フォーフィンガー基準で譜面が書かれていることも多いので、まずはフォーフィンガーでいいでしょう。

フォーフィンガーであれば各指の基本ルールは下記の通り。

  • 4-6弦…親指
  • 3弦…人差し指
  • 2弦…中指
  • 1弦…薬指

必ずしも、このルールで進むわけではないので徹底する必要はありませんが親指は守ってください。親指で3弦以下は弾かない。

こちらも、メトロノームを使ってリズムを合わせて練習しましょう。
遅いリズムで弾けるようになってから、少しずつリズムを早くして慣れていく事。

どの練習でもリズムとチューニングを合わせる事は大事。今はスマホでメトロノーム機能を使えるので、すごく便利です。

そして、アルペジオについては指だけでなくピックでできるようになることも重要。

僕もエレキギターを弾く機会が増えるまではピックでのアルペジオはすごく苦手でした。

しかし、指でしかできないアルペジオもあればピックしかできないアルペジオもあります。

両方できることで演奏の自由度が全然変わるので偏ることがないように両方練習しましょう。

ピックを使ったアルペジオは右手が重要。
オルタネイトピッキングを中心に教本を参考にいろんなピッキングパターンを練習しましょう。

2. 適した課題曲

DCF 1.0

適した課題曲を何曲かご紹介します。
ちなみに秦基博さんの楽曲を何曲か紹介しますが、下記記事でも紹介しているので参考にしてください。

弾き語り初心者の課題曲に最適な秦基博の楽曲 5選

2016.04.04

それではご紹介していきます。

2-1. アイ/秦基博

最初の楽曲は秦基博さんの「アイ」です。
この楽曲の練習内容は指弾きのアルペジオです。

コードもオーソドックスなものが多く、プレイ内容も基本に忠実。基本的な指弾きアルペジオを練習するにはもってこいです。

ハンマリング・プリングといったテクニックも随所に登場するので、本当に基本的な技術を網羅している楽曲です。

歌がキーも高く比較的難しいのがネックではありますが、知名度もそこそこあり、結婚式などの余興にもピッタリなので弾けるようになると何かと便利。

まずは弾けるようになることが先決ですが、弾けるようになったらリズムと曲の展開を意識しましょう。

こういったバラードのアルペジオはコードチェンジする際にリズムが崩れがちで気づかないうちに演奏のスピードが早くなりがちです。

そして、アルペジオと歌だけで演奏すると曲の展開を意識して強弱をつけないと演奏がのっぺりしがちです。

しっかりと、音量を上げるところと下げるところを歌とギター両方を活用して差別化すると演奏力がグッと上がって聴こえます。

2-2. キミ、メグル、ボク/秦基博

二曲目はストローク系で基本を網羅している曲。秦基博さんの「キミ、メグル、ボク」です。秦基博さんばかりですみません。

中々、本人が監修してアコギ1本用にガッツリ完コピされてる譜面ってないのよ。

そして、補足ですが完コピするなら必ず「evergreen」版にしましょう。このバージョンはミュートからシンコペーションから基本的なストロークテクニックが網羅されています。

ただ、ちょっと難しいです。初中級者よりは中級者よりかも。

「evergreen」の譜面買えば「アイ」と「キミ、メグル、ボク」、両方入っているので買って両方とも完コピするのが良いです。

ほんと、秦基博さんの「evergreen」は初心者~中級者の練習曲として鉄板のアルバム&譜面です。とりあえず、買っておけってレベル。

2-3. CHE.R.RY/yui

女性曲もご紹介ってことでyuiさんのCHE.R.RY。

ストローク的には普通っちゃ普通。右手ミュートを上手く入れると良い感じになります。本人は入れていないver多いですが。

この曲はコードがバレーコードが多くて若干辛いです。
だけど、その分練習になるし、最初の章で書いた「コードを覚える」って点で有効な曲です。

コードは基本の法則覚えれば大量にコードを覚えることができますが、基本の法則に則ったコードは大半出てきます。

2-4. トイレの神様/植村花菜

最後はトイレの神様。割と簡単なようで、ちゃんとリズムキープしながらやると結構難しい。

メトロノームを置いて練習してみると結構難しいことに気が付きますので、おすすめです。

ベース単音と指3本での和音を交互に鳴らすというフォーフィンガーのオーソドックスな弾き方で
ところどころ、ウォーキングベースさせたり、トップの音でメロディーを作ったりと工夫されています。

こういった細かい工夫を完コピして自身の血と肉とすることが大事。なので、この曲も是非譜面を買うか、耳コピして完コピするようにしてください。

3. 上達するためのコツ

初心者編では「練習は時間ではなく日数を大事にしよう」「仲間を作って発表の場を設けよう」と書きました。

上記二点は初中級者の方にとっても共通ですが、ここでは他にも気をつけるべきことを何点か紹介します。

3-1. ワンパターン化しないこと

アコギ弾き語りでも成長が頭打ちするパターンの典型はワンパターン化です。

アコギってストロークもアルペジオも基本系だけ覚えてしまえば大抵の曲がなんとかなります。

なので、アコギに執着がない人は曲数いっぱい弾けるけど、ストロークパターンは全部一緒。みたいな人が結構多いです。

それでなんとかなっちゃう部分は敷居が下がって良いところでもありますが、上手くなりたい場合はワンパターン化しないように気をつけましょう。

特にだけど初中級者時代はようやく弾ける楽曲が増えてきて、1曲通して弾き語りできるようになって楽しくて仕方がない時期でもあります。

演奏できる曲数を増やす一方で毎月何かしらの課題を自身で設けて新しいことを覚えていくように意識しましょう。

3-2. 完コピすること

僕のブログではしょっちゅう書いていることですが、やはり大事なのが完コピすること。

本当は耳コピするともっと良いのですが、それは敷居が少し高いので、まずは本人監修のスコアを購入して音源を聴きながら完コピしてみましょう。

無料で拾えるコードサイトは便利ですが、簡易的にコードが記載されているだけです。

初心者はネットでコード譜を拾う習慣を止めたほうがいい4つの理由

2017.01.27

それに比べて本人監修のスコアにはテンションを含めた正確なコードがが記載されており、コードフォームにやストローク・アルペジオパターンが記載されています。

完コピしてみるとわかりますが、本人監修の譜面にはプロのノウハウがギッシリ積み込まれています。

前後のコードフォームを意識したコードの選択や音選びなどネットのコード譜では気づけないことが盛り沢山です。

全曲、完コピする必要はないですが定期的に完コピする癖をつけましょう。そして、プロのノウハウをちゃんと盗みましょう。

4. まとめ

  • リズムキープや指のルール等、まずは基本を忠実にやりましょう
  • ワンパターン化しないようにバリエーションを増やす努力をしましょう
  • 曲を覚える時は毎回でなくていいので、定期的に完コピしましょう

まとめるとこんなとこ。
一番推したいポイントは「完コピ」かなぁ。

完コピすれば、自動的に基本に忠実に練習できて、かつバリエーション増えますからね。

完コピしたい!って熱意が出る曲をどんだけ見つけられるかもポイント。

エレキギターやっていると、リフがカッコよくて完コピしたい!って動機付けがされやすいけど、アコギってそのパターン少ないからねぇ。

だから、ワンパターン化する人が多いのかもしれないですね。

この初中級者くらいの時期って、一番楽しいです!
ここから少し上手くなってくると、自分のプレイに悩みがいっぱい出てきます。

逆に趣味で軽くやるって方はこのあたりでワンパターン化しちゃうのもありだし、上手くなりたいって人は色んな事にチャレンジしてみましょう。

そういった意味ではちょうど「ほどほどに楽しくやる」か「やり込む」という二つのルートに分かれる分岐点と言える時期です。

自分がどうしたいかを考えて、弾き語りに取り組むと良いでしょう。

本ブログは「やり込む」ルートを選択肢する人向けのブログなので「やり込む」方は他の記事も是非読んでください。

【まとめ】ギター弾き語り初心者に読んでほしい当ブログ記事15本

2016.07.27

ギター弾き語りのコツ ~初心者編~

2017.03.13

ABOUTこの記事をかいた人

たけしゃん

アコースティックギターによる弾き語りを中心に音楽を愛するアラサーのサラリーマン。20代はギターを片手にシンガーソングライターとして東京都内で音楽活動に精励。
30代になって音楽と仕事(サラリーマン)の両立を模索中。