ギター演奏に最適な右手の爪を考える

こんばんは!たけしゃん(@_tkshan)です。

今日はアコースティックギターを指弾きする際の問題。爪のお話です。

アコギ弾きならみんな悩むところじゃないでしょうか。

ピックで弾いたような抜けのある音で鳴らしたいけど、指肉部分で弾くと音が丸くて音量も出ない。
でも爪を伸ばすと大変だし、サムピックを使おうか…。

ソロギタリストやクラシックギターの方なら爪を伸ばす選択肢を取る人が多いし、情報量も多い。
弾き語りとなると極端に情報量が少ないんですよね。

でも、確実に伸ばしている人はいます。
今回は弾き語りのプロミュージシャンの実例も紹介しながら、弾き語りと爪について考えます。

1. 弾き語りにおける指弾き

guitar-1291810-639x426

ソロギタリストにとって指弾きは非常に重要です。爪を強化したり、付け爪している人も多い。

では弾き語りすとにとってはどうでしょう。
まず、一番最初に思いつくのがアルペジオです。ただ、ソロギターと違ってメロディーラインを弾くわけでもないので抜けのある音である必要もなく指の肉部分で弾いている人も多いです。

ソロギタリストやクラシックのギタリストは大抵の方が爪を伸ばして爪で弾きますが、弾き語りすとはどっちもどっちといったところでしょうか。

1-1. 爪を伸ばすメリット

さて、まずは爪を伸ばして演奏するメリットから。

  • 抜けのよい音でアルペジオを演奏できる
  • 指弾きでも音量を確保できる
  • ストロークも伸ばした爪で弾くことでピック同様に演奏できる
  • アルペジオ⇒ストロークと1曲で奏法を変えやすい
  • ピックと違ってなくすことがない

こんなところでしょうか。
やはり、メリットとして大きいのは「抜けのよい音でアルペジオを演奏できる」「指弾きでも音量を確保できる」の2点でしょうか。

指弾きしていると悩ましいのが、この2点ですからね。
また、地味に大きいのが「アルペジオ⇒ストロークと1曲で奏法を変えやすい」ですね。

短い爪でアルペジオ・ストロークの両対応もできますが、短い爪だとストロークって音が丸くなったり、擦れた音が入ってよくないんですよね。
これも対策として「ピックを隠し持ってアルペジオ」というテクニックがありますが、両方爪弾きで対応できれば必要ないですからね。

1-2. 爪を伸ばすデメリット

続いて、爪を伸ばすデメリット。

  • 抜けの良い音になる分、音に丸みが無くなる
  • 爪の管理が非常に面倒
  • 普段の生活が若干やりずらい
  • 爪補強するとランニングコストがかかる

こんなとこ。
最初の「抜けの良い音になる分、音に丸みが無くなる」は完全に好み。爪短い時の指弾きとピックの単音弾きの音でどっちが好みか比べてみましょう。
爪を伸ばすとピックの単音弾きの音に近づきます。

その後は演奏より、普段の生活面の話。
僕も一時期、爪を伸ばしてみましたが結構面倒。まずは爪の管理。爪切りだと対応できないことが多いのでヤスリとか使いますが、まあ面倒くさい。

そして普段の生活の影響も結構ある。僕の一番面倒だったのは仕事でキーボード打つ時に打ちにくくなったことです。
前、伸ばした時は爪伸ばしてベースコート的なもんを塗っていただけなので、家事にはあんまり影響なかったです。爪が長いと爪先の清潔感を保つのに手洗いする時に妙に意識したりと意外なとこで苦労が…。

また、男なのに爪長いって点は意外と言われない。
右手だけ長いこともあり「ギター弾いているんですか?」って結構聞かれるようになったくらいかな。

そして最後の「爪補強するとランニングコストがかかる」ってのもどんくらい補強するかにもよります。
前の僕みたいにベースコート塗るだけなら月数十円ってレベルですけど、爪割れます(笑)

ちゃんとギター用のネイルケア商品買ったほうがよい。でもそうすると1万とかするんですよね。
月で見ても1000円はランニングコストがかかるね。

ほんと、爪伸ばしているとネイルケアやっている女子の努力はすごいんもんだと感心しますよ。

2. 爪で演奏するためのグッズ

nail-clippers-1474454-638x239

それでは爪で演奏するためのグッズを何点かご紹介。
調べると色々あるんですね。

2-1. サムピック

IMG_0361

スリーフィンガーでよく使われるやつ。
写真は親指用ですが各指用のピックがあります。以前、山崎まさよしさんが小指以外の全指につけて演奏している動画がありましたね。

最近の弾き語り系アーティストで使っている人をみかけない印象です。

サムピックは慣れるまでが結構大変。まず弾き難い。
そして慣れてきたら、他の弦とのバランスがまた大変。親指だけつけるパターンが主流かと思いますが、そうするとベースラインだけやけに強調されがち。

そしてストロークも擦れた感じにならないように1弦ずつ粒になった音で弾くためには、これまた慣れが必要。

慣れが必要だけどサムピックで問題解消できれば一番楽なんですけどね。
僕には無理でした(笑)

2-2. グラスネイル

nail-polish-1555069-640x520

続いてグラスネイル。
押尾コータローさんが使用していることで有名です。ソロギタリストの中では定番化している爪補強手段です。

普通のネイル商品だと押尾さんがやっているような爪で叩くような演奏スタイルをやると爪が割れちゃいます。
なので、ギター用に特化している商品です。爪がカッチカッチになります。

値段が高いんですよね。スタンダードなキット買うと15,000円。なかなかでございます…。

ストローク含め、爪弾きでいくぞ!という気合がある方はチャレンジしてみましょう。

僕もチャレンジしてみました。レビュー記事はこちら。

グラスネイルの使い勝手をレビューする

2016.06.08

いまや、ギター商品として一般化しており、一部の島村楽器などに置いてあります。僕の家から一番近い島村楽器には置いてありました。

2-3. GUITAR NAILS

最後は付け爪です。ギター用の付け爪商品はいっぱい出ているんですが、一番見ている感じ良さげな商品。
公式サイトはこちら

両面テープで着脱可能なタイプの製品です。
手間としては自分で爪のサイズを測ってオーダーして、更に届いた商品を自分で爪に合うように加工しなきゃいけない。

細かい作業が苦手な僕としてはこれだけで気が引けてしまうのですが、グラスネイルの1/3の価格でメンテ商品含めて一通り買い揃う。

しかも、一回作ったあとはグラスネイルよりメンテの手間は少なそう。
こちらも同じくチャレンジしようか考え中。

GUITAR NAILS販売ページ

3. アーティストの使用状況

押尾コータローさんなど、ソロギタリストであればネイル商品の利用状況も出てきますが、弾き語りすとになると情報が全然出てこない。
そんな中で出てきた情報 + 僕の動画観察からの推測で使用状況をお届けします。

3-1. 大石昌良さん

以前も一度レビューしていますが、大石昌良さんです。

大石昌良の弾き語りラボ CDレビュー

2016.02.17

演奏動画を見ても奏法が中々にアグレッシブ。
聴いているだけで爪補強しているってわかりますが、本人のtwitterで回答されていました。

大石さんのような奏法だと、普通のベースコート塗っただけの爪だと即割れますね。
確かにグラスネイルとかで強化しないときつい。

この音源を聴くとストロークの音もよいですよね。
他の音源を聴いても親指でスラップしつつ1~4弦をかき鳴らしていることが多いです。この演奏手法はピックじゃできませんね。

先日、ライブを見に行ってきました。
ライブでも、もちろんストロークもアルペジオも爪弾きでした。

ライブの記事はこちら。

大石昌良さんのツアーファイナルのライブがとにかくよかった

2016.08.08

3-2. 小渕 健太郎さん/コブクロ

続いて、小渕さん。そういえば、コブクロってあんまり取り上げていないですね。
僕の持っている書籍で小渕さんの使用機材特集とか載っているし、気が向いたら別記事で取り上げましょうかね。

さて、お話戻しまして小渕さんは2章で紹介した「GUITAR NAILS」の公式HPに使用者ということで取り上げられています。

それ見た時は「へぇ~」と驚いてしまいました。僕の勝手なイメージですがピック使っている印象が強いんですよね。
Aメロ、Bメロは指で弾いてサビからマイクスタンドについているピック取ってストロークという感じ。

GUITAR NAILSのHPを見るとオフィシャルブック「CALLING」で紹介されたと書いてあるので、使用時期は2009年頃でしょうか。

コブクロの動画見ても判別できないですね~。2人が写るように引きで撮られるから小渕さんの右手が見えることないし、音もフルバンドがっつりなんでわからん。

ただ、動画見ているとイメージ通りでピック弾きが多かったです。
1番は指弾き、途中からピックに持ち替え。後半はそのままアルペジオ部分もピックで単音弾き。このパターンが多いですね。

手元をよくみるとピック弾きしていますが、右手の爪は長くしているように見えますので付け爪しているかネイルケアしていそうです。

3-3. 星野源さん

ここからはいつものお2人を続けて紹介。
まずは星野原さん。星野源さんはピックを使っていませんね。下記のDVDでもストローク含め、全編爪弾きと思われます。

星野源のライブDVD「ツービート」は弾き語りとバンド両方を堪能できて1つで2度美味しい

2016.03.21

DVD内で右手のアップも多々あるので爪も見えますが、長く加工しているように見えます。
別のインタビューでプレゼントでもらって嬉しかったものとして「割れにくい加工をした特別な爪切り」と応えていたので付け爪ではなくグラスネイル的なもので爪を強化していると推測されます。

ステージ上を見てもマイクスタンドに替えのピックを1つも刺していないので、基本ピックは使わないという大石さんと同じスタイルでしょうね。

星野源さんのライブDVDを見ていると指弾きからストロークの音量差が少なくて驚きます。
そして、1曲の中で指弾き⇒ストローク⇒指弾き⇒ストロークという曲も結構出てきます。これは爪オンリーで演奏しているメリットを活かしたスタイルですね。

3-4. 秦基博さん

最後は毎度紹介しています、秦基博さん。

秦さんは爪を伸ばしていないですね。音も指の肉で弾いてる感が出ており、非常に丸い。
聴いていると、これも悪くないと感じますねぇ。

「やわらかい午後に遅い朝食を」などは指弾きからストロークに切り替わりますが、昔は全編指弾きでアルペジオとストロークを交互に切り替えているのを見ましたが、2番サビからピックに持ち替えて最後のアウトロ前にピックを捨ててアルペジオという流れにしているようですね。

ライブDVDを見ても、「朝が来る前に」などアルペジオ⇒ストロークの曲はストロークに変わる段階でピックに持ち替えています。

やっぱり、短い爪で指のストロークって音が丸いし、粒にならないのでよくないんですよね。
爪を伸ばさないなら、このスタイルになりますよね。

4. まとめ

  • 爪を伸ばすことでストローク・アルペジオを爪だけで両対応できるのは非常に便利
  • 爪を伸ばすと手入れなど爪の取り扱いが大変。
  • プロミュージシャンは爪が長い人・短い人どちらもいる。

本日は右手の爪のお話でした。
爪を伸ばして強化して爪だけでストロークも演奏しきるスタイルが最近はちょっとずつ増え始めたというところでしょうか。

それでも、まだまだアルペジオだけ指弾き、ストロークになったらピックに持ち替えという手法が主力でしょうね。
なお、そのスタイルで行く人は指にピックを隠し持っておくのもよいですが、どちらにしろピックホルダーをスタンドにつけてピックを刺しておいたほうがいいです。

アコギに直接取り付けできるタイプもありますが、見た目がスタイリッシュではないので僕はおすすめしません。

話を戻しまして僕の爪を伸ばしていた時期のお話。
結局、止めて秦さんと同じくアルペジオは指弾きでストロークになったらピックに持ち替えるスタイルにしました。

理由として面倒というのも少しあったんですけど、何より爪が割れるんですよね。特に人差し指。人差し指だけ一向に長くならないという現象に困って止めました。
親指の爪は長くなってストロークに問題はなかったんですけどね。

今、現在はグラスネイルを用いて再度爪を伸ばしています。
音的には満足なんですが、弾き辛くって弾きやすい爪の形を試行錯誤中。そして、やっぱり生活面で不便だったりして葛藤しております。

グラスネイルの使い勝手をレビューする

2016.06.08

爪はギタリストの命!なんて言いますが、本当に日々悩むもんですね。
演奏と生活面とバランスよくとは中々行きませんが、試行錯誤を続けて最も良い形を探していきましょう。

【まとめ】アコギに必要なおすすめアクセサリー用品記事10本

2016.12.12

ギター演奏に最適な右手の爪は「親指だけ伸ばす」なのか?

2017.07.03

ABOUTこの記事をかいた人

たけしゃん

アコースティックギターによる弾き語りを中心に音楽を愛するアラサーのサラリーマン。20代はギターを片手にシンガーソングライターとして東京都内で音楽活動に精励。
30代になって音楽と仕事(サラリーマン)の両立を模索中。