ぎたすけ
たけしゃん
- Martin(マーチン)弦の種類
- Martin(マーチン)弦のおすすめポイント、不満ポイント
- Martin(マーチン)を使用しているプロアーティスト
読みたい場所をクリック!
マーチン(Martin)弦について
たけしゃん
- 安価で買い求めやすい
- 種類が豊富
- アコースティックギター弦の基準となっている
アコースティックギター弦では、昔から定番であるマーチン弦。
ギター弦の基準と言える弦です。
初心者が弦を選ぶなら、まずはマーチン弦を使ってみるのが良いでしょう。
種類も豊富で色んなタイプの弦があります。
自身のプレイスタイルに合わせて、適切なものを選べるよう勉強していきましょう。
楽器別のMartin(マーチン)弦
エレキギター用の弦はありませんが、それ以外は一通り販売しています。
しかも、それぞれの楽器で色んな種類の弦が販売されています。
本記事ではこの中からアコースティックギターに絞って解説を行います。
Martin(マーチン)弦の材質
- 80/20 BRONZE…銅80%、スズ20%
- PHOSPHOR BRONZE…銅92%、スズ7%、リン1%
- ニッケル…ニッケル
- 加工弦…①、②を特殊加工した弦
大きくマーチンのアコースティック弦は上記の4種類が存在します。
「④ 加工弦」は「80/20 BRONZE」「PHOSPHOR BRONZE」を基に加工を施した弦です。
プロアーティストだとPHOSPHOR BRONZEの使用者が多いです
【参考記事】アコギに使うブロンズ弦の種類と違いを解説。プロ63名の使用率も紹介
Martin(マーチン)弦の太さ
- EXTRA LIGHT (.010-.047)
- CUSTOM LIGHT (.011-.052)
- LIGHT (.012-.054)
- MEDIUM (.013-.056)
マーチンのアコースティックギター弦は4種類の太さが用意されています。
マーチン弦が基準なので、大抵のメーカーがこの4種類になってます。
弦の太さについてもプロ・アマ問わず「LIGHT」を使っている方が圧倒的に多いですね。
【参考記事】ギターの弦の太さによる違いとは?プロ 77名の使用率を調べて解説
nanaはスマホで楽しめる無料の音楽コラボアプリです!
投稿されたサウンドに歌や楽器を重ねることができ、音楽を通じたコミュニケーションが楽しめます。
ユーザー900万人以上の音楽SNSなので、音楽友達を作りたい人にも最適なアプリです。
僕も歌や伴奏を投稿して、nanaで知り合った友達も増えました。
まだやってない人はやってみましょう!
nanaの使い方解説記事

マーチン(Martin)弦の種類
たけしゃん
マーチンはアコースティックギター用の弦だけでも相当な種類があります。
- ACOUSTIC
- SP ACOUSTIC
- MARQUIS
- RETRO
- SP Flexible Core
- SP Lifespan
- SIGNATURE ARTIST
上記の各種類から、また細かく分岐しますので何十種類も弦が存在します。
それぞれの代表的な製品と合わせて説明します。
ACOUSTIC
- アコースティックギター弦の標準
- 音質は可もなく不可もなく
- 安くて、どこでも売ってる
マーチン弦の基準となる弦がACOUSTICシリーズです。
代表的な製品はM140。
マーチン弦を象徴する標準的な弦が、このM140。
音質は可もなく不可もなく。アコースティックギターらしい鳴りをしてくれます。
価格も600~700円くらいで購入できるため、普段使いしやすいです。
ネットでまとめ買いしておくと非常に便利。
SP ACOUSTIC
- 芯線をゴールドメッキした弦
- 音が若干煌びやかになっている
- 価格は普通
SP ACOUSTICシリーズです。
ACOUSTICシリーズを基調に芯線をゴールドメッキした弦になっています。
代表的な製品はMSP4100。
音が若干煌びやかになっており、マーチン D-28などのサイド&バックの木材がローズウッドのギターにはSP ACOUSTICが適しています。
【参考記事】マーチン(マーティン)のギターを徹底解説しておすすめアコギを紹介する
音質が煌びやかで歌モノと相性がよくシンガーソングライターでも使用者が多い、マーチン弦です。
- 斉藤和義
- 植村花菜
MARQUIS
- ボールエンド付近をシルクで包括処理
- 音質は可もなく不可もなく
- 価格はやや安め
ボールエンド付近をシルクで包括処理している弦がMARQUISシリーズです。
代表的な製品はM2100。
ポールエンド付近が包括処理されているので、弦交換時にギターを傷つけるリスクが低くなっています。
音質的にはACOUSTICシリーズに近いです。
価格もACOUSTICとSP ACOUSTICの中間くらいです。
普段使いしている方はそこそこいる印象です。
- Rei
- 鬼怒無月
RETRO
- ニッケル弦
- 音質は軽め、エレキギターっぽい
- 価格は高い
エレキギターで良く使われるニッケル弦を使ったアコースティックギター弦。
代表的な製品はMM12。
音は若干軽いです。低音も弱め。
その分、弦も軽い感じで弾きやすいです。
低音を薄くしたい場合に使える弦ですね。
滅多に使っている人は見ませんが、マーチン 0シリーズのようにコンパクトなギターでテクニカルプレイするなら向いている弦です。
SP FLEXIBLE CORE
- 芯線がブロンズドスチール
- タッチがソフトで弾きやすい。音は軽め
- 名ギタリスト トミー・エマニュエルが使っている
芯線にマーチン弦の中で最も細いブロンズドスチールを用いた弦。
代表的な製品はMFX740です。
音は軽めで、ソフトなタッチがフィンガーピッキングに最適です。
軽くて押弦しやすいので、コードが綺麗に鳴らない初心者にも向いています。
トミー・エマニュエルが使用していることもあって、ソロギタリストで使っている方が多いようです。
SP LIFESPAN
- 特殊なトリートメント処理で弦の寿命が長い
- コーティング弦にしては落ち着いた音
- エリクサーの方が長持ち
マーチンのコーティング弦、SP LIFESPANです。
代表的な製品はMSP7100。
通常の弦に特殊なトリートメント処理を施したことでサビに強く、2倍程度の期間もちます。
コーティング弦の代表格であるElixir(エリクサー)と比べると…。
寿命はElixir(エリクサー)のほうが上です。
メインギターで使うのであれば、2か月程度で弦交換するでしょうから大差ありません。
サブギターなどで、半年近く放置するのであればElixir(エリクサー)の方が良いでしょう。
【参考記事】寿命が長いギター弦 Elixir(エリクサー)の種類とおすすめのポイントを解説する
音質は明るすぎず、落ち着いています。
Elixir(エリクサー)のキラキラした音が合わない人はMSP7100はおすすめです。
- 高田漣
SIGNATURE ARTIST
- アーティスト特注をレギュラー製品化した弦
- 音質にアーティスト特性が出ている
- 価格はやや高め
特定アーティストの特注弦をレギュラー製品化したシグネイチャーモデル。
対象アーティスト
日本で一般的に販売されているのはエリック・クラプトンモデルのMEC-12とMEC-13です。
PHOSPHOR BRONZEをしなやかになるように加工してチョーキングをしやすくしています。
クラプトンのようなブルースギターだとアコースティックギターでもチョーキングが多用されるので、カスタマイズしているのでしょう。
音質も少し変化しており、煌びやかなサウンドから落ち着いた音になってます。
80/20 BRONZEとPHOSPHOR BRONZEの中間くらいの音です。
ブルースをやる方には非常におすすめな弦です。
マーチン(Martin)弦のリニューアル
2018年10月1日からMartin(マーチン)弦が新しくなりました。
ここまで、紹介してきた多数のパッケージを3種類に統合しています。
目的としては弦の種類が増えすぎたため、わかりやすくするため。
そして、弦の種類を集中させて製造におけるコスト抑制・品質向上を図るためのようですね。
SUPERIOR PERFORMANCE (スーペリア・パフォーマンス)
SUPERIOR PERFORMANCE (スーペリア・パフォーマンス)は従来のSP ACOUSTICを踏襲した弦です。
昨今ではSP ACOUSTICがマーチン弦の主流。
そのため、今後はこのSUPERIOR PERFORMANCE(青パッケージ)がメインになっていくでしょう。
MARQUIS SILKED(マーキス・シルクド)
MARQUIS SILKED(マーキス・シルクド)は従来のMARQUISを踏襲した弦です。
ポールエンド部をシルクでラッピングしており、ギター側のブリッジを守る役割を果たします。
Treatment for long life/LIFE SPAN(トリートメント・ロング・ライフ/ライフ・スパン)
Treatment for long life/LIFE SPAN(トリートメント・ロング・ライフ/ライフ・スパン)はSP LIFESPANを踏襲した弦。
特殊なトリートメント処理を施して、弦の寿命を長くした弦です。
音質はコーティング弦にしてはキラキラ感が薄く、良い意味で落ち着いています。
買うなら新パッケージ?
全部使ってみましたが、旧パッケージと差は感じられませんでした。
そして、2018年12月現在では新パッケージはまだ普及できておらず旧パッケージのほうが安くて、在庫も豊富に見えます。
よって、旧パッケージがあるうちは旧パッケージを買う方がお得です。
入れ替わるまではあわてて、新パッケージを買う必要はありません。
マーチン(Martin)弦のレビュー
たけしゃん
それでは、マーチン弦のレビューをしていきます。
総評すると「ザ・普通」。
値段安めで質は平均的です。
ギター弦は高頻度で交換するタイプの消耗品なので、「可もなく不可もなく、安い」はかなり強いですね。
世界的に定番弦になるだけのことはあります。
Martin(マーチン)弦のおすすめポイント
- 安い
- 音質は平均的
安い
購入する種類にもよりますが、全体的に安いです。
3パッケージなど、まとめ買いすると1個あたり500~600円で買えるものも多く財布にやさしいです。
弦は消耗品なので、月に1回交換することを考えると1個200円の金額差でも年間で2,400円にもなります。
特にライブを行う頻度が高い人はライブ毎に弦交換したいはず。
すると、年間での弦購入費は結構な額になるので交換頻度が高い人ほどマーチン弦はおすすめと言えます。
音質は平均的
マーチン弦は安いですが、音質は平均的で本格的な音楽活動にも十分使用できます。
弦は高頻度で交換する消耗品なので「値段が安くて、音質もOK」という特性は非常に強いです。
Martin(マーチン)弦の不満ポイント
- 煌びやかな音が欲しいときはイマイチ
- コーティング弦が弱い
煌びやかな音が欲しいときはイマイチ
落ち着いた音が欲しいときは良いのですが、煌びやかな音が欲しいときは弱いです。
MSP4100が一番良いのですが、それでも弱い。
D’ADDARIO EJ16やDR VTA-12などを活用したほうが良いでしょう。
マーチン弦に対抗できる種類はありません。
コーティング弦が弱い
マーチンのコーティング弦はMSP7100などになりますが、イマイチです。
値段の割にはもちが悪く、Elixir(エリクサー)に比べて使い勝手はよくありません。
アマチュアだと寿命が長いコーティング弦のほうが何かと便利なので、コーティング弦のジャンルに弱いのはイマイチです。
【参考記事】アコギのコーティング弦と普通の弦は普段使いでどっちが便利か比較する
Martin(マーチン)弦を使用しているプロアーティスト
これまでも機種別にご紹介していますが、改めてまとめて紹介すると…。
…とこんなところ。
多いようで意外と少ないですね。
シンガーソングライターにはバランスが良くて歌モノと相性が良いMSP4100が良いですね。
Martin(マーチン)弦 まとめ
- マーチン弦は安くて質は平均的なので消耗品として優秀
- マーチン弦は非常に多種類で色んなニーズに応えている
- シンガーソングライターにおすすめはMSP4100
ぎたすけ
たけしゃん
マーチン弦の特集でした!
改めて、種類と代表的な製品をまとめてみると…。
シンガーソングライターにおすすめなのはSP ACOUSTICのMSP4100。
マーチン弦はアコースティックギター弦の基準と言える製品です。
僕も弦を試して、レビューを書くときの基準は80/20 BRONZEならM140ですし、PHOSPHOR BRONZEならMSP4100。
あなたのお気に入りの弦を探すなら、初めにマーチン弦を弾いて基準を作ってから色んな弦を触ると良いでしょう。
M140
MSP4100
おすすめの関連記事
おすすめのアコギ弦ベスト10をランキング形式で解説【各弦のプロアーティスト使用者も紹介】
