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エリクサー弦の特徴

Elixir(エリクサー)は特殊なコーティングを施したギター弦です。
長期間サビずに使えることで、プロアマ問わずに人気のある製品です。
また、Taylorをはじめ様々なギターメーカーの初期出荷弦として利用されています。

エリクサー弦は数あるコーティング弦の中でもダントツで持ちが良いです。
僕は毎日弾いてますが、数か月弾いていても変色する程度でサビないです。
他メーカーのコーティング弦だと1か月半くらいでサビてくるので、驚異的な持ちの良さですね。

一方でエリクサー独特の音質が合わない人もいます。
エリクサーのアコギ弦はキラキラした音で特徴的です。
標準的なMartin弦との比較音源を用意したので、聴き比べてみてください。


僕はエリクサーの音は好きですが、ギターによっては相性がありますね。
ここからは比較できるサンプル音源付きで、エリクサーの種類や違いを細かく解説していきます。
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エリクサー弦の寿命

エリクサー弦は非常に長持ちでサビません。
他メーカーのコーティング弦と比べても圧倒的に持ちが良いです。
実験的に6か月継続的に使った状態の写真、音源を用意しました。
まず、6か月経過後の弦はよく触るポイントが変色してささくれる程度です。

通常弦のようにサビが粉状になって、落ちてくるようなことはありません。
弦の滑りも良いままで、演奏性の低下もさほどありません。すごいです。
そして、音も張り替えたときほど煌びやかではなくなりますが、まあそんなに問題ないレベルです。
張り替えてすぐの音
張り替えて6か月経過の音
なので、弦が切れるまで使う場合は1年以上でも普通にいけます。
ただ、弦を張ってから2か月くらいで弦が伸びてくるので、チューニングがズレやすくなります。
半年も付けていると、曲中でのチューニングのズレもやや気になるレベルです。
なので、チューニングの観点も考えると2か月くらいで交換するのが望ましいですね。
実験で張っていた弦
エリクサー弦の太さ

太さ | 概要 |
EXTRA LIGHT (10,14,23,30,39,47) | 最も細い弦 |
CUSTOM LIGHT (11,15,22,32,42,52) | 高音弦は細い 低音弦はやや太め |
LIGHT (12,16,24,32,42,53) | バランスが取れた弦 一番人気がある |
LIGHT/MEDIUM (12,16,24,35,45,56) | 高音弦はLIGHT 低音弦はMEDIUMの混合 |
HD LIGHT (13,17,25,32,42,53) | 高音弦はMEDIUM 低音弦はLIGHTの混合 Taylorの初期出荷弦 |
MEDIUM (13,17,26,35,45,56) | 低音から高音まで 太めの弦 |
エリクサーのアコギ弦は主に6種類の太さが用意されています。
他のメーカーと比べても、バリエーション豊富になっています。
人気なのは何と言っても、標準であるLIGHTです。

一方でフィンガーピッカーの方はCUSTOM LIGHTを使う方も多いです。
大石昌良さんもフォスファーブロンズNANOWEBのCUSTOM LIGHTを使ってますね。
とりあえずはLIGHTから試してみるのがおすすめです。
色んなバリエーションが用意されているのも、エリクサーの利用者が多い理由でもありますね。
アコギのエリクサー弦の種類
パッケージ | 概要 |
![]() フォスファーブロンズ NANOWEB | 煌びやかな音質 使用者も非常に多い |
![]() 80/20ブロンズ NANOWEB | やや煌びやかな音質 こちらも使用者が多い |
![]() 80/20ブロンズ POLYWEB | 暖かい音質 非常に滑らか 使用者は少ない |
エリクサーのアコギ弦は3種類のバリエーションがあります。
まずは弦の材質でフォスファーブロンズ、80/20ブロンズに分かれます。
どちらの材質もアコギ弦では一般的で、どこのメーカーもこの2種のバリエーションを用意しています。
なお、材質はパッケージ右上に記載されています。

次はコーティングの種類でNANOWEBとPOLYWEBに分かれます。
パッケージ | 概要 |
![]() NANOWEB | くっきりとした音色 滑らかな弾き心地 |
![]() POLYWEB | 暖かい音色 極めて滑らかな弾き心地 |
パッケージでは、材質の下に記載されています。

なお、POLYWEBにはフォスファーブロンズはなく、80/20ブロンズのみです。
参考ですが、エリクサー弦の使用者50名にアンケート調査した結果は使用者比率は以下の通りでした。
まあ、納得の結果ですね。僕もおすすめはフォスファーブロンズ NANOWEBです。
ここから3種類のエリクサーをサンプル音源付きで紹介するので、参考にしてみてください。
フォスファーブロンズ NANOWEB

項目 | 内容 |
材質 | フォスファーブロンズ (コーティング弦) |
実売価格 | 1,900円 |
最もオーソドックスなフォスファーブロンズのNANOWEBです。
煌びやかな音で弦の滑りも非常に滑らかです。
ちなみに公式だと80/20ブロンズ NANOWEBのほうが音色はBrightとなっています。
僕がJ-45と814ceで試した感じはフォスファーブロンズのほうが明らかに煌びやかでした。
- 高橋優
- 大石昌良
- 有田純弘
- 井草聖二
- 伊賀賢一
- 川畑トモアキ
- 佐藤克彦
- 住出勝則
- 西山隆行
- 丸山ももたろう
- 山内雄喜
- わたなべゆう
80/20ブロンズ NANOWEB

項目 | 内容 |
材質 | 80/20ブロンズ (コーティング弦) |
実売価格 | 1,600円 |
続いて、80/20ブロンズのNANOWEBです。
フォスファーブロンズに比べると落ちついた音色ですが、普通の弦よりは大分煌びやかです。
あとフォスファーブロンズより、数百円安いのでお財布にも優しいですね。
- 坂崎幸之助
- 青山陽一
- 小倉博和
- 小坂忠
- 徳岡慶也(DEPAPEPE)
- 三浦拓也(DEPAPEPE)
- 西海孝
- 濱口祐自
- 山口岩男
80/20ブロンズ POLYWEB

項目 | 内容 |
材質 | 80/20ブロンズ (コーティング弦) |
実売価格 | 1,600円 |
80/20ブロンズでコーティングが異なるPOLYWEB弦です。
音は丸くて暖かい感じで、他の2つとは大分違います。
また、弦の滑りがエリクサーの中ではナチュラルで通常弦に近いです。
このへんは良い悪いありますが、ソロギターの方で一定の使用者がいます。
エリクサー弦 まとめ

- 非常に持ちが良いコーティング弦
- アコギ用は3つのバリエーションがある
- 6か月以上余裕で持つが、弦が伸びるので2か月くらいで交換がおすすめ
ぎたすけ
たけしゃん
エリクサー弦の解説でした!
僕はずっとフォスファーブロンズのNANOWEBを愛用しています。
僕の所有ギターであるGibson J-45とTaylor 814ceはどちらも相性も問題ないので、重宝してますね。
一方で昔使っていたGUILDのアコギは相性が悪かったです。
なので、まずは1パック買って試してみて、相性に問題なかったらまとめて買うのがおすすめです。
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