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アコースティックギター用のエフェクターとは -ギターアイテム解説シリーズ-

ぎたすけ

エフェクターってオーバードライブとかだろ?

たけしゃん

そうだね。エレキギターでよく使うけど、アコギで使用するエフェクターは少し毛色が違うんだよね
この記事でわかること
  • エフェクターとは何か?
  • アコギに使われるエフェクターの種類
  • アコギはどんな場面でエフェクターを使うのか?

エフェクターとは

エフェクターとは電気信号に変換された音に対して一定の効果を加え、音を変質させる機材です。

ギターとアンプを接続する間にエフェクターを挟み、音を変質させてアンプに送ります。

イメージ画像

こんな感じでギターからエフェクター、エフェクターからアンプ…とギターシールドで接続していきます。

よって、アコースティックギターで使用するにはピックアップが搭載されている、いわゆるエレアコである必要があります。

参考記事

アコースティックギター用のピックアップとは -ギターアイテム解説シリーズ-

アコースティックギター用のエフェクター

たけしゃん

アコギでは歪んだ音はあまり使わないので、エレキギターは音作りの根本が少し異なります

エフェクターというと…。

代表的なエフェクター

  • オーバードライブ
  • ディストーション

…と、音を歪ませてロックな感じを演出するイメージが強いですよね。

 

ですが、アコースティックギターでは音を歪ませることはほぼありません。

音を整えるためにエフェクターを用いることがほとんどです。

 

アコースティックギターで活用するエフェクターの代表例を見てみましょう。

  1. EQ(イコライザー)
  2. コンプレッサー
  3. クリーンブースター
  4. リバーブ
  5. ディレイ
  6. ルーパー
  7. ギターモデリング

使用されることが多いのは、このあたり。

詳しく解説していきましょう。

EQ(イコライザー)

  • 特定帯域の音をブースト
  • 特定帯域の音をカット

アコースティックギターやボーカルで必須のエフェクト、EQ(イコライザー)。

特定帯域(バンド)に限定して音をブースト、あるいはカットできます。

 

ギター用では「LOW、MID、HI」の3バンドで調整できる3バンドEQがスタンダードです。

MID・HIの中間やHIの更に上のバンドを加えた5バンドタイプも多いです。

 

弾き語りだと主に低音が飽和してモコモコすることが多いため、LOWをカットすることが多いです。

帯域がぶつかると音が聞き取り辛くなります。

EQは各楽器の音を聴こえやすくするための音の交通整理的な役割を果たします。

参考記事

弾き語りでライブするならEQ(イコライザー)は勉強しておこう

コンプレッサー

  • 大きい音を圧縮
  • 全体通した音量を均一化させる
  • 圧縮による独特な音色付けをする

大きい音を圧縮することで全体の音量を均一化するエフェクター。

ボーカルにもギターにも欠かせないエフェクトです。

 

盛り上がりに音量を合わせると、他のエリアが小さて聴こえず辛い。

Aメロなど大人しいところに音量を合わせると、盛り上がるところが大きくなりすぎる。

かといって、プレイヤーが音量調節するとダイナミクスがなくなり魅力が出ません。

 

そこでコンプレッサーの出番。

基準から大きいところはアタック感を損なわずに音量を抑え、均一化してから全体の音量を底上げします。

 

また、コンプレッサーには機種によって独特の音色付けがあります。

例えば真空管コンプレッサーでは真空管独特の太さや温かさを音色付けしてくれます。

参考記事

コンプレッサーの使い方を理解してボーカル・ギターの音を整えよう

クリーンブースター

  • 特定部分で音量をブースト
  • 歪ませずに綺麗に音量を上げられる

ギター演奏ではギターソロや特定のバッキング部分で音量を上げたくなる場面があります。

 

エレキギターではオーバードライブをはじめ、音を歪ませて音量を上げる場合が多いです。

逆にアコースティックギターでは音質を変えずに綺麗に音量だけ上げたいことがほとんど。

 

そこで登場するのがクリーンブースター。

音を歪ませず、綺麗に音量だけ上げることができるエフェクターです。

ギターソロや盛り上げる場面でのストロークに利用します。

参考記事

アコギ用クリーンブースター EP Booster をレビューする

リバーブ

  • 音に残響音を加えて余韻を出す
  • ホールやルームなど様々なパターンがある

元々の音にモデリングした残響音を加えて余韻を出すエフェクトです。

カラオケのエコーと仕組みは違いますが、同じ役割を果たします。

ライブ、レコーディング共にお世話になることが非常に多いエフェクトです。

 

リバーブにはモデリングされたパターンがいくつもあります。

主なモデリング

  • Hall
  • Room
  • Plate(鉄板プレートの残響音)
  • Convolution(実在する場所からモデリング)
  • Spring(金属スプリングの残響音)

もっとたくさんありますが、良く使われるのはこんなところ。

 

自宅からのライブ配信でもリバーブはかける人が多いです。

僕はライブ配信する時は狭めのRoomをモデリングしたリバーブを薄くかけてます。

参考記事

リバーブの使い方を覚えてボーカル・ギターの魅力を引き出そう

ディレイ

  • 原音の後に遅らせて同じ音を鳴らす
  • 遅らせる時間や音の鳴る長さを細かく調整可能

いわゆる山彦と同じ現象を作り出すエフェクト。

遅らせる時間の設定などができるため、使い道は多彩。

よくある活用パターンは下記の2つ。

活用パターン

  • 少しだけ遅らせた音を薄っすらいれて響きを加える
  • 大幅に遅らせて、フレーズ化する

エレキギターだと三種の神器なんて言われるくらい、良く使われるエフェクターです。

 

アコースティックギターだと、あまり活用場面はありません。

…がデジタル感だしたり、普通の弾き語りとは違う感じにしたい時には真っ先に活用されるエフェクターではあります。

ちなみにリバーブやディレイなど音に余韻を加えるものを「空間系エフェクター」と呼びます。

参考記事

ディレイとはどんなエフェクト?ボーカル・ギターへの活用術を紹介

ルーパー

  • 録音した音を繰り返す
  • 繰り返す音をダビングして増やすことも可能

最近の弾き語りでは、すっかりおなじみのルーパー。

特定フレーズを録音して、繰り返す鳴らすことができるエフェクターです。

弾き語りでの使い方は主にはリズム作り。

ギター本体を使ってドラムの代わりの音を重ねて、リフのようなフレーズを重ねる。

ギターモデリング

  • 有名ギターの音に近くなる
  • マイクで録ったようなアコギの箱鳴り感を加えられる

モデリングは特定のシチュエーションをモデリングした音を原音に加える機能です。

パターンは大きく2つ

モデリングパターン

  • 原音を有名ギターの音に寄せる
  • 原音にシミュレートした音を加える

原音を有名ギターの音に寄せる

Gibson J-45やMartin D-28の音に原音を変化させて寄せるパターン。

自身のギターの音がイマイチ気に入っていない場合やステージごとにギターの音色を変えたい場合に有効。

下記はZoom AC3の本体。

英語でわかり辛いですが、D-28やJ-45を中心に有名ギターの音がモデリングされています。

原音にシミュレートした音を加える

ピックアップが拾うギターの原音からシミュレートして作った音を混ぜるパターンです。

ギター本体の箱鳴り感をプラスするものが大半です。

 

ピエゾやマグネットタイプのピックアップは弾き語り・バンド問わずに使えて万能。

その一方でアコースティックギターの箱鳴り感は出ないので、エレキギターっぽい音になるのが欠点。

 

その弱点を補うためにエフェクターで箱鳴り感をプラスして自然な音に整えるわけです。

代表的な製品はFISHMAN AURAシリーズ

上部中央にあるツマミでギターのボディサイズ別の箱鳴り感を原音に追加できます。

Zoom AC3にも同じ機能はついていますが、自然なミックスに定評があるのはFISHMAN AURAシリーズですね。

アコギでエフェクターを使う場面

ぎたすけ

色々あるんだなぁ。でも、あんまり使っている人いなくない?

たけしゃん

そうなんだよ。弾き語りやっている分には自分でエフェクターを用意する必要ってあんまりないんだよね

それでは、具体的にアコギでエフェクターを使う場面について解説をしていきます。

まずは前章で紹介したエフェクター6つをライブでの必要度で分けてみましょう。

必須エフェクト

  • EQ(イコライザー)
  • コンプレッサー
  • リバーブ

状況によって使用

  • クリーンブースター
  • ルーパー
  • ディレイ
  • ギターモデリング

こんな分け方をされます。

それぞれをライブハウスでライブすることを前提に解説していきます。

必須エフェクト

  • EQ(イコライザー)
  • コンプレッサー
  • リバーブ

この3つのエフェクトはライブでは必ずと言っていいほど利用します。

弾き語りすと

あれ?僕はライブで使ったことないけど…

…と思った人も安心してください。

基本はライブハウスの音響さんがエフェクトをかけてくれます。

なので、あなたが知らない間に上記のエフェクトはかかっていたわけです。

 

つまり、必須エフェクトに該当するものは個人で買う必要はあまりありません。

「特定の音色が作りたい」「自分で設定したい」といったこだわりがなければ音響さんにお任せすればOKです。

 

ただし、色んなところでライブをする人は音響さんがいないステージもよくあるので、EQくらいは持っておいたほうがよい。

アコギ用プリアンプにはEQやハウリング対策の機能がついてるので、お供に1つ持っておくと安心です。

おすすめの関連記事

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状況によって使用のエフェクト

  • クリーンブースター
  • ルーパー
  • ディレイ
  • ギターモデリング

こちらのエフェクトは弾き語りではあってもなくてもよいもの。

使う場面はこんなところ。

  • クリーンブースター…アンサンブルでのギターソロ用
  • ルーパー…音を重ねて弾き語りのバリエーションを増やす
  • ディレイ…遅らせて音を重ねてフレーズを作る
  • ギターモデリング…ギターの音質を変える

クリーンブースターとディレイはギタリスト向け。

ルーパーとギターモデリングは弾き語り・ギタリスト両方使う機能って感じですね。

 

僕は全部持ってますが、弾き語りだとルーパーくらいしか使いません。

逆にアコースティックユニットにアコギサポートで入る場合はクリーンブースターとディレイは使用頻度高いです。

ピアノにバッキングを任せて、フレーズを弾く場合に重宝します。

まとめ

  • エフェクターは音を変質させる機材
  • アコギ用エフェクターは原音を整えたり、ブーストするだけのものが中心
  • 弾き語りすとはエフェクターを個人で持つ必要はあまりない

ぎたすけ

結局、弾き語りすとには必要ないのか

たけしゃん

普通に演奏する分にはね。ルーパーあたりは使っている人も多いし、持っておくとよいと思うけどね

アコースティックギター用のエフェクターについての解説記事でした!

弾き語りすとに薦めたいのはルーパーEQ付きのプリアンプくらい。

あとは必要になったら買うくらいのスタンスで十分です。

 

エフェクター単品で買うよりは色んな機能が入っているプリアンプを買うのがコスパ的にも最も有効ですね。

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弾き語りすとに必要なものは少ない…。

といってもルーパーも、ここ最近で一気に活用されるようになったわけでアイデア1つで面白いことができます。

他の人に先駆けて新しいことをやりたい人はエフェクターも色々と触ってみると良いでしょう。