優秀な派遣社員が会社に残れないのは何故か

こんばんは!たけしゃん(@_tkshan)です。

優秀な派遣社員って多いんですよね。
現状って派遣会社も多くて、ミュージシャン・役者・お笑い芸人の人はみんなどこかの派遣会社に登録している。

そんな中で知り合いのミュージシャンや派遣で働いている友達と飲みに行くとよく言われるんですよね。

「こないだの会社、働きやすくて残りたかったんだけどダメだったよ。評価良かったのにさ」

うん、よくわかる。
でもね、評価がいいかどうかって正直そこまで関係ないんだよね。

今日は何故、優秀な派遣社員が会社に残れないかをお教えします。

1. 派遣と直接雇用の違い

YUKA150701598457_TP_V

派遣と直接雇用って実は色々違います。
あんまり、考えないことではありますが実は大事なところもあるんです。

1-1. 待遇の違い

直接雇用のほうが給料が高いって誰もが思うのですが、意外と派遣のほうが高い時もあります。

特に就業期間が限定されている時は派遣社員のほうが直接雇用者より時給が高く設定されていることは結構多いです。
長期雇用を望まないのであれば、むしろ派遣社員のほう有利な時は多いです。

そして、派遣は大半が交通費支給がされません。
その分、時給設定が高い場合があります。なので職場が近いか遠いかで、どちらが待遇が良いか変わってきます。

ちなみに交通費分を加味して所得を考えたときに待遇が同等であれば「交通費有」のほうが有利です。

何故なら、交通費は非課税だからです。天引きされる所得税が交通費有のほうが低くなり手取り額が上がります。

1-2. 長期雇用の有無

当たり前ですが会社側からすると直接雇用のほうが人件費が安いです。
派遣社員は派遣会社のマージンがあるので、2~3割は高くなります。

なので、長期雇用するなら直接雇用のほうが良いに決まっています。
派遣会社に人材紹介をお願いする時は最初から長期雇用する気があまりありません。

頼むときはどうしても自社で採用ができない時か最初から人材に特定のスキルやキャリアを求める場合です。
特に管理職などの会社のキーになる人材を採用する場合は他の会社に知られたくないという事情が入るので、人材紹介会社を介して秘密裡に採用するのが一般的です。

ミュージシャンがバイトとして働くレベルであれば派遣社員で長期雇用する場合は自社で採用活動しても採用できない場合くらいでしょう。

2. なぜ優秀でも継続してくれないのか

jobs-1533291-639x852

さて、本題です。
なぜ、優秀で労働者自身が継続したいといっても継続してくれないのか。

主な理由として3点ご紹介します。

2-1. 枠が直接雇用者で埋まっているから

一番よくあるのが、これ。
要員数が直接雇用のアルバイト・契約社員で埋まっているからです。

しかも、直接雇用だと普通の会社はそんな簡単に契約終了にできないのです。
だから、仮に派遣社員のあなたのほうが優秀だったとしても、直接雇用の人を終了にしてあなたを雇用するというのは難しいわけです。

こればっかりはどうしようもありません。

結構、直接雇用者と派遣社員を入れ替えればいいって考える人が多いんですけど、雇用の法律って労働者が相当有利に作られているので、そんな簡単じゃないんですよね。

2-2. 人材紹介費が高いから

派遣社員を直接雇用に切り替える時は大抵は転籍費用を派遣会社に支払う必要があります。
しかも、結構な額です。

どこの派遣会社でも言われる一般的な金額は年収の2割ってところです。
仮に年収300万円なら60万円です。

この金額支払って転籍後にすぐ退職されちゃったら60万円が丸々損。
その時はもちろん社内でも問題になっちゃうでしょう。

こんなリスク抱えてまで、転籍させようとする場合は人がいなくて困っているか、その人を今後のマネージャーとかに育てたいと思うほど良いと思っているかくらいです。

他の人より優秀なくらいじゃ転籍させてまで継続してもらおうなんて思いません。

2-3. 派遣の営業担当が妨害している

えーって思っちゃうけど、これも元派遣の営業担当だった人に聞くと意外とあるらしいですね。

こちらから転籍や契約期間延長の依頼を出しても派遣の営業担当が、それを本人に通知しないで断っているか通知したうえで止めたほうが良いと勧めているケースです。

派遣の営業担当も案件を複数持っていて、埋めるために必死ですからね。
紹介の話を通知せずに他の案件を紹介するのも無理はないのも理解できます。

これはどうしようもないですね。
直接派遣先に交渉してくる人もいますけど、それを受けちゃうと派遣会社側と信頼関係崩れちゃうから派遣会社を通してねと言うしかないしね。

3. まとめ

  • 派遣社員は元から期間限定就業を想定されていることが多い
  • 直接雇用者は仕事ができるかどうかだけで契約終了にはできない
  • 転籍をするには派遣先会社に高いコストとリスクがかかるのでハードルが高い

そもそもで言うと、派遣社員って就業形態が長期雇用向けじゃないので長く働けないのはある程度はしょうがない。
長く働きたいなら直接雇用で探したほうがよい。

ただ、自身の都合で長く働けなくて転々とするなら派遣で働くのは有効。
だからミュージシャンや役者は派遣で働くのは有効。

要は派遣と直接雇用と自身の目的に合わせて使い分けるのが大事ってことです。

長く働きたいと思っているのに、求人に終わりが書いてある派遣の仕事に応募するのは非合理。
いくら仕事ができたって、色んな都合があって長期に変わるのは難しいのです。

働き方が多様化している分、労働者も賢くならないといけないんでしょうね。

ABOUTこの記事をかいた人

たけしゃん

アコースティックギターによる弾き語りを中心に音楽を愛するアラサーのサラリーマン。20代はギターを片手にシンガーソングライターとして東京都内で音楽活動に精励。
30代になって音楽と仕事(サラリーマン)の両立を模索中。