MOTU UltraLite mk5をレビュー。制作・配信ともに超便利なオーディオインターフェイス

MOTU UltraLite mk5

評価:5

ぎたすけ

ケーブル挿せる口がすげーいっぱいあって、本格的な見た目だな

たけしゃん

UltraLite mk5は高音質で入出力も豊富なガチの制作環境を作る人向けの製品だね
補足

レビューするためにハイ・リゾリューション様からデモ機をお借りしました

UltraLite mk5の評価
音質
 (5)
機能性
 (5)
コスパ(99,000円程度)
 (4.5)
総合評価
 (5)
メリット
デメリット
  • プロユースの音質
  • 出力の音も非常に良い
  • 専用アプリの機能性がすごい
  • コンパクトで豊富な入出力
  • ループバックなどの仕様がやや特殊
  • 和文の取扱説明書がない
メトロ・フィルム / 秦基博 【アコースティックCover】
この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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MOTU UltraLite mk5

MOTU UltraLite mk5 斜め
入力端子コンボジャック×2
1/4 “TRSライン入力×6
S/PDIF
OPTICAL
出力端子1/4 “TRSライン出力×10
ヘッドホン端子 ×1
S/PDIF
OPTICAL
サンプルレート192kHz
接続端子 USB-C(2.0)
対応OSWin,Mac,iOS
寸法(幅×奥×高)約22×17.5×4.5cm
重量1.31kg
公式HP

プロユースで人気のメーカー MOTUのオーディオインターフェイス UltraLite mk5

10万円でハーフラックサイズ、入出力豊富、高音質と非常に使い勝手の良い製品です。

一通り使ってみた感じはめちゃくちゃ良いです。

音質はもちろんのこと、付属アプリのCueMix 5が非常に優秀です。しかも、iOS版もあります。

MOTU UltraLite mk5の専用アプリ CueMix 5

音楽制作だけではなく、配信でもめちゃくちゃ便利です。

ハイエンドモデルで、配信もここまで快適な製品は初ですね。

それでは製品仕様から解説していきます。

製品仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<UltraLite mk5をレビュー>を参照ください。

製品仕様の目次

8 in 10 out

MOTU UltraLite mk5
MOTU UltraLite mk5 背面

UltraLite mk5は8IN 10OUTのアナログ入出力を備えています。

入力は前面のコンボジャック2基、背面のLINE IN 6基です。

MOTU UltraLite mk5 正面左
MOTU UltraLite mk5の背面右
右がLINE IN

出力は背面のLINE OUT 10基です。

MOTU UltraLite mk5の背面右
左がLINE OUT

ヘッドホン端子は前面についています。

MOTU UltraLite mk5 正面真ん中

なお、ヘッドホン端子の上にボリュームノブがありますが、MAIN OUTと兼用になっています。

ノブを押すと、ヘッドホンVolとMAIN Volが切り替わります。

そのほか、背面にはMIDI入出力、S/PDIF、OPTICALがついています。

MOTU UltraLite mk5の背面左

かなり充実した入出力ですね。

ハードウェアを色々持っている人にも対応できる仕様です。

ループバック機能

外部ソフトでルーティングを追加して、BGMの音を配信に載せる

UltraLite mk5はループバック機能が搭載されています。

なお、ループバックの使用には専用ドライバのインストールが必要です。iOSは専用アプリのインストールが必要です。

CueMix 5

CueMix 5

MOTU Inc.無料posted withアプリーチ

UltraLite mk5のループバックは少し特殊で、ループバック専用の入力チャンネルが用意されています。

そのため、入力にLoopbackを指定することで、ループバックが使用できます。

OBS STUDIOでUltraLite mk5のループバックをONにする
Loopbackを選択する

また、Loopbackチャンネルは特定の出力チャンネルの音をそのまま入力する仕様です。

そのため、CueMix 5でループさせる出力チャンネルを指定できるようになっています。

CueMix 5のアウトプット画面
LoopbackのSourceで出力チャンネルを選べる

デフォルトではPhone端子がソースに指定されているので、ヘッドホンに流れる音と同じ音がLoopback in 1-2に入力されます。

各出力チャンネルはミキサーを操作する要領で、何の音をどれくらい返すか設定できます。

CueMix 5の出力ミキサー画面

つまり、ループバックソースに指定する出力チャンネルをいじることで、配信に出す音を自由自在に変えられます。

普通は別ソフトでの設定が必要となる「DAWの音を配信で流す」という設定も簡単にできます。

なお、ループバックを使うための初期設定がOSによって違うので、少し複雑です。

備忘録がてら一通り書いておくので、必要な方は下記を参照ください。

初期設定ではLoopbackチャンネルは非表示になっています。

そのため、CueMix 5を立ち上げ、「DEVICE」→「Enable Windows Audio Streams:」で「Loopback in 1-2」にチェックを入れます。

CueMix 5のオーディオドライバ設定画面
初期設定時の画面

すると、配信アプリやOBS STUDIOなどのマイク入力で「Loopback in 1-2」を選べるようになるので、選択します。

OBS STUDIOでUltraLite mk5のループバックをONにする

以上でループバック機能が使えます。

Macは少しややこしい仕様になっています。

まず、専用ドライバをインストールすると、OS側の入力設定は強制的にループバックONになってしまいます。

MacのUltraLite mk5の表示
UltraLite-mk5を選択するとループバックが勝手にかかる

そのため、ZOOMや配信アプリでも、マイク入力にUltraLite mk5を指定すると勝手にループバックがかかります。

補足

OBS STUDIOなど一部のアプリではループバックがかかりません。かけ方は後述します

ループバックをOFFにするにはFinderから「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「Audio MIDI設定」で設定を変えましょう。

画面左で「UltraLite-mk5」を選んで画面右の「入力」をクリックして、Loopback in 1と2の「消音」にチェックをつけます。

MacでUltraLite mk5のループバックをOFFにする

これでループバックが機能しなくなります。

配信でループバックを使う際は「消音」のチェックは外しましょう。

基本は上記の操作になりますが、OBS STUDIOなど一部アプリはループバックがかかりません。

MacのOBS STUDIOでUltraLite mk5の表示
UltraLite-mk5を選んでもループバックがかからない

OBS STUDIOなどでループバックをかけるためにはCueMix 5を立ち上げます。

立ち上げたら、「DEVICE」→「Loopback Location」で「USB in 1-2」を選択します。

CueMix 5のLoopback Locationの設定

選択後はOBS STUDIOを立ち上げ直し、マイク音声に「UltraLite-mk5」を選択すると、ループバックがかかっています。

ただし、前述の「Audio MIDI設定」でループバックチャンネルを消音していると、音が出ないので注意しましょう。

まず、専用アプリのCueMix 5をインストールして立ち上げます。

CueMix 5

CueMix 5

MOTU Inc.無料posted withアプリーチ

立ち上げたら、「DEVICE」→「Loopback Location」で「USB in 1-2」を選択。

iOS版CueMix 5。ループバックロケーションを変更

選択後にアプリなど立ち上げ直すと、ループバックONになっています。

ループバックをOFFにしたい場合は「USB in 9-10」に戻しましょう。

ちなみにiPhone 13 Proだと「USB in 1-2」に変更した後、高確率でCueMix 5がUltraLite-mk5を認識しなくなります。

その場合はiPhone自体を再起動すると、認識されるようになります。

iOSの場合はDSPエフェクトを配信で使うためにループバックを使用することが多いですね。

CueMix 5のEQ設定画面

また、ループバックチャンネルは全ての音がステレオミックスされて入力される仕様なので、ツイキャスやYouTube Liveなどステレオの配信アプリでも重宝します。

DSPエフェクト

CueMix 5のリバーブ設定画面

UltraLite mk5はDSPエフェクトを内蔵しており、CueMix 5経由で使用することができます。

DSPエフェクトの種類

エフェクト概要
CueMix 5のEQ設定画面
EQ
特定帯域の音を
カット or ブーストする
CueMix 5のコンプレッサー設定画面
コンプレッサー
任意の音量レベルを
超えた音を圧縮する
CueMix 5のGATE/コンプレッサー設定画面
GATE
任意の音量レベルを
下回った音をカット
※IN1、2のみ使用可能
CueMix 5のリバーブ設定画面
リバーブ
音に残響音や
反射音を加える

どれも良い感じですね。

低価格帯のオーディオインターフェイスについてるDSPエフェクトより大分良いです。

ただし、UltraLite mk5のDSPエフェクトは繋いだスピーカーやヘッドホンにしか反映されません。

DAWの録音やライブ配信の音に反映させるにはループバックを使う必要があります。

付属品

MOTU UltraLite mk5の付属ACアダプタと変換アダプタ
MOTU UltraLite mk5付属のUSBケーブル 2本

UltraLite mk5の付属品はACアダプタ、変換アダプタ、USBケーブル2本です。

また、ダウンロード形式でDAWのPerformer Liteも付属しています。

MOTU perfomer lite

Performer Liteはソフトウェアやループ素材も豊富なので、すぐに音楽制作をはじめることができます。

 

MOTU UltraLite mk5をレビュー

MOTU UltraLite mk5
UltraLite mk5の評価
音質
 (5)
機能性
 (5)
コスパ(99,000円程度)
 (4.5)
総合評価
 (5)

それでは、UltraLite mk5を細かくレビューしていきます。

はじめにメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。

メリット
デメリット
  • プロユースの音質
  • 出力の音も非常に良い
  • 専用アプリの機能性がすごい
  • コンパクトで豊富な入出力
  • ループバックなどの仕様がやや特殊
  • 和文の取扱説明書がない

総評としては、すごく良い製品だなと思いました。

予算10万円で制作・配信の両面ともガチでやる人には一番に薦めたい製品です。

ちなみにUltraLite mk5はWindowsでの動作も非常に安定していました。

昔はMOTUはWindowsだと動作不安定でしたが、最近の製品は全然問題ないですね。

製品仕様のレビュー

音質はクリアで良質

MOTU UltraLite mk5 使っているところ

UltraLite mk5でボーカル・アコギの録音、色んなサウンドを聴き比べてみました。

録音・再生ともに非常にクリアで良い音ですね。

特に再生音が非常に良質に感じました。

ベース音など重低音のうねりで高級オーディオ機器ならではの魅力を随所に感じます。

このレベルならPC用のDACとして購入しても満足度高いですね。

MOTU UltraLite mk5 横から撮った

マイクを繋いで録音してみると、入力の質も良いですね。

硬めでクリアな音質で、マイクプリのGAINに余裕があり、かなり引き上げても低ノイズです。

UltraLite mk5を使ってレコーディングした動画がこちら。

メトロ・フィルム / 秦基博 【アコースティックCover】

MOTUらしいサウンドですね。

僕は828mk3 Hybridを使ってましたが、音の解像度的にはUltraLite mk5のほうが良いと感じました。

MOTU 828mk3 Hybrid
828mk3 Hybrid

10万円以内で変える製品の中では、間違いなくトップレベルの音質です。

CueMix 5は配信で最高

MOTU UltraLite mk5の専用アプリ CueMix 5

UltraLite mk5で音質以上に感動したのが、CueMix 5の配信での使いやすさです。

USBオーディオも含めて、ルーティングが自由自在です。

DAWの音を流したい、配信に出す音とモニターを別管理したい…など色んな配信の悩みがCueMix 5だけで全部解決します。

CueMix 5は出力端子毎に流す音を細かく設定できるようになっています。

CueMix 5は本体の出力端子と連動している
UltraLite mk5におけるCueMix 5の表示と本体の出力端子
UltraLite mk5におけるCueMix 5の表示と本体の出力端子

例えば、ヘッドホン端子にマイクの音声をダイレクトに返したい場合は「PHONES 1-2 MIX」を選択して、マイクを繋いだチャンネルのフェーダーを上げます。

CueMix 5の設定画面
いわゆるダイレクトモニター機能です

なお、同じ画面でMic 1の文字をクリックすると、エフェクト画面に遷移します。

CueMix 5でエフェクト設定画面へ飛ぶ
CueMix 5のGATE/コンプレッサー設定画面

ここで設定したエフェクトはアナログ出力にのみ反映され、配信やDAWにいくUSB出力には反映されません。

DSPエフェクトのかかった音を配信に出すためにはループバックを使いましょう。

ループバックの設定
  1. 特定の出力チャンネルでDSPエフェクトを設定
  2. その出力チャンネルをループバックソースに指定
  3. 配信アプリのマイク入力にLoopback in 1-2を指定

また、CueMix 5のループバックは特定の出力チャンネルの音をそのままループさせる仕様です。

ループバックさせる出力チャンネルはOUTPUT画面で任意に設定できます。

CueMix 5でループバックソースを指定する画面

なので、使用しない出力チャンネルをループバック用にすることでモニターと配信に流す音を完全に別管理できます。

CueMix 5はモニターとループバック用のチャンネルを分けて管理できる

例えば、歌配信で配信に流す音はバランスを整え、モニターはボーカルを大きくする…といったことが可能です。

やり方はシンプルで、モニター用のPHONES 1-2 MIX側のマイクトラックのフェーダーを上げるだけです。

CueMix 5でオケの音量だけ下げる

更にDAWの音を配信に流すことも簡単にできます。

ループバック用の出力チャンネルで、DAWの音が出ているトラックのフェーダーを上げればいいだけです。

CueMix 5でDAWの音を配信に出す

ちなみにDAWの音は配信に流すけど、YouTubeやSpotifyなどを聞いてる音は配信に出したくないという人も多いですよね。

補足

歌配信ではリクエストなどで原曲を聴いたりしますが、配信で原曲が流れると著作権に引っかかります

その場合は下記のような設定でDAWの音だけ配信に出せます。

CueMix 5の「DEVICE」→「Mix USB Channels」で「Additional」に設定を変更。

CueMix 5のMIX USB Channels
Additionalに変える意味

初期設定だとUSBオーディオはMAIN 1-2以外非表示になっているので、全部表示する設定に変える

DAWの出力先とOSの出力先を別のチャンネルに指定します。

Windowsのサウンドプロパティ
Windowsのサウンドプロパティ
Cubaseのオーディオコネクション
Cubaseのオーディオコネクション

そうすると、CueMix 5でもそれぞれ別のトラックに音が出ます。

ループバック用の出力チャンネルで、YouTubeが出ているトラックのフェーダーを0まで下げましょう。

CueMix 5でDAWの再生音だけを配信に流す設定

これで配信にはDAWの音しか載らなくなります。

なお、PHONES 1-2 MIXでYouTubeトラックのフェーダーを上げておけば、自身のヘッドホンにはYouTubeの音が出ます。

CueMix 5のPHONES 1-2の調整画面

ここではよく使いそうなパターンを例に出しましたが、いくらでも応用が効きます。

nanaのようなカラオケ系のアプリでも、ループバックを使いこなすとDSPエフェクトを使った良い音で歌録りできます。

CueMix 5があれば、配信用に他のソフトやハードを導入する必要ないですね。めちゃくちゃ良いです。

全方位の使い方で便利

MOTU UltraLite mk5 斜め上

UltraLite mk5はiPhoneやiPadでも動作します。

補足

iOSとの接続にはUSB 3カメラアダプタが必要です

しかも、CueMix 5はiOSにも対応しており、PC版と同じ感じで使えます。

iOS版CueMix 5
iPhone版 CueMix 5

iOSの配信アプリはステレオ仕様のものが多いですが、ループバックを使うことでステレオミックスされた音が入力できるのも良いところですね。

ステレオミックス

全ての入力音を2mixして出す機能。ステレオ仕様のアプリでモノラル入力だと片耳からしか音が出ない

iOS版のツイキャス、YouTube Liveはステレオなので、ループバックを使ってステレオミックスした音を配信に使いましょう。

UltraLite mk5はPC、スマホのどちらでも非常に使い勝手が良いです。

誰に対してもオーバースペック感はある

MOTU UltraLite mk5 斜め

デメリットというほどではないですが、UltraLite mk5は誰に対してもオーバースペック感はあります。

例えば、配信で超便利ですが、ボーカルや配信者はこんなに入出力いらないですよね。

MOTU UltraLite mk5 背面

逆にDTMerの方だと歌配信をやる人はほとんどいないので、CueMix 5を使い倒す人は少ないでしょうね。

なので、個人的にはM2にCueMix 5を搭載した機種が出てくれれば、歌い手が歓喜するだろうけどなぁ…と思っちゃいました。

MOTU M2
MOTU M2

とはいえ、これだけの音質、機能で10万円というのは間違いなくすごいです。

オーバースペックで困ることもないので、予算的にいけるならどの用途でも間違いない選択肢ですね。

競合製品との比較

製品MOTU UltraLite mk5
UltraLite mk5
Universal Audio Apollo Solo
Apollo Solo
RME Babyface pro fs
Babyface Pro FS
メーカーMOTUUniversal AudioRME
アナログ入力コンボジャック×2
1/4 “TRSライン入力×6
コンボジャック×2
1/4ライン×1
コンボジャック×2
1/4ライン×2
ループバック×
エフェクトEQ
コンプレッサー
GATE
リバーブ
UADプラグインEQ
リバーブ
対応OSWindows、Mac、iOS
(USB 2.0)
Windows、Mac
(Thunderbolt 3)
Windows、Mac、iOS
(USB 2.0)
実売価格約99,000円約95,700円約129,800円
ECサイトAmazon
楽天市場
Yahoo!
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
Yahoo!
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
Yahoo!
サウンドハウス

最後は近しい価格帯の競合製品との比較です。

本記事ではUniversal Audio Apollo SoloとRME Babyface Pro FSを選出しました。

最初に僕の意見をまとめると以下の通りです。

  1. 外にも持ち歩くならBabyface Pro FS
  2. ハード音源などを色々繋ぐならUltraLite mk5
  3. iPhoneでも配信するならUltraLite mk5

まず、UltraLite mk5は他2機種と比べて、アナログ入出力が断然多いです。

MOTU UltraLite mk5 背面

そのため、色んなハードを同時にアナログで繋ぐ場合はUltraLite mk5が最適です。

一方でUltraLite mk5はUSBバスパワーでは動きません。

MOTU UltraLite mk5の付属ACアダプタと変換アダプタ
付属のACアダプタでの電源供給が必要

対して、Apollo Solo(Thunderbolt 3)とBabyface Pro FS(USB 2.0)はバスパワーで動きます。

RME Babyface Pro FS
補足

Babyface Pro FSは、iOS動作時のみACアダプタでの電源供給が必要です

サイズもUltraLite mk5の半分以下なので、場所も取りません。

Universal Audio Apollo Solo

外に持ち歩くなら、Babyface Pro FSもしくはApollo Soloが良いですね。

続いて、音質についてです。

僕の所感では以下の通りに感じました。

録音
再生
  1. Babyface Pro FS
  2. UltraLite mk5
  3. Apollo Solo
  1. Babyface Pro FSとUltraLite mk5
  2. Apollo Solo

大きな差はないですが、音の解像度や艶感的な部分でBabyface Pro FSが良いと感じました。

RME Babyface Pro FS

とはいえ、3製品とも十分な品質なので、どれを選んでも音質的に課題を抱えることはないですね。

また、Apollo SoloはDSPエフェクトがダントツで優秀です。

UAD Consoleを動作させている画面

プロの使用者も多い、UADプラグインが多数内蔵されています。

DSPエフェクト込みで考えると、音質はApollo Soloが一番良いとも言えます。

最後は配信においての使い勝手です。

Babyface Pro FSとUltraLite mk5はどちらもルーティングの自由度が高く、配信には最適です。

RME Totalmix FX
RME Totalmix FX

Apollo Soloはループバック機能などなく、配信においての使い勝手はいまひとつです。

Babyface Pro FSとUltraLite mk5を細かく比較すると、以下の点でUltraLite mk5のほうが優れています。

MOTU UltraLite mk5の専用アプリ CueMix 5
  1. DSPでコンプレッサー、GATEが使える(BabyfaceはEQ・リバーブ・エコーのみ)
  2. 専用アプリのUIがわかりやすい
  3. iPhoneでも専用アプリがある(RMEはiPadのみ)

DAWで調整した音をループバックでOBS STUDIOに回す人はどっちでも変わりません。

ただ、DSPエフェクトで音作りするならコンプレッサーがついているUltraLite mk5のほうが有利です。

補足

RMEも上位モデルだとDSPでコンプレッサーが使えます

あとはUIがMOTUのほうが断然わかりやすいです。

CueMix 5のPHONES 1-2の調整画面

RME Totalmix FXは僕も理解するのに、結構苦労しましたが、CueMix 5は10分くらいで理解できました。

自由度の高さはほぼ同等ですが、直感的に使えるのは断然CueMix 5です。

僕の意見を改めてまとめると、以下の通りです。

  1. 外にも持ち歩くならBabyface Pro FS
  2. ハード音源などを色々繋ぐならUltraLite mk5
  3. iPhoneでも配信するならUltraLite mk5

持ち運びしないならUltraLite mk5が万能ですね。迷ったら、UltraLite mk5が間違いないです。

MOTU UltraLite mk5

一方で外に持ち歩いたり、コンパクトな制作環境を作りたい人は小型でUSBバスパワーで動作するBabyface Pro FSをおすすめします。

 

MOTU UltraLite mk5 まとめ

MOTU UltraLite mk5 外箱
  • 高音質で豊富な入出力を備えた10万円で買えるオーディオインターフェイス
  • 専用アプリのCueMix 5が配信でも非常に便利
  • 制作・配信の両面で非常に強い万能機種

ぎたすけ

すごいな。プロユースの音質で配信の使い勝手も良いって最強じゃん

たけしゃん

そうなんだよね。プロユースの製品って配信は全く考慮されてないのが多いから貴重だよね

MOTU UltraLite mk5についてのレビューでした。

音楽制作、配信のどちらの面でも非常に使い勝手の良い製品でした。

歌い手だと入出力数を持て余すところはありますが、多くて困ることはないので、予算的に大丈夫ならおすすめしたいです!

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