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ヤマハのサイレントギター SLG200Sをレビュー。自宅練習におすすめで優秀なエレアコ

YAMAHA SLG200Sの正面写真

評価:4

ぎたすけ

中身がスカスカでいかにも音が鳴らなそうなギターだな

たけしゃん

生音は全然鳴らないから、自宅練習におすすめだよ

しかも、アンプ通すと良い感じのエレアコの音でライブでも使えそうなんだよ

補足
レビューするにあたり、ヤマハさんにSLG200Sをお借りしました

飛ばし読みガイド

YAMAHA SLG200S

YAMAHA SLG200Sの正面写真

  • 生音が静かで家でも弾けるサイレントギター
  • アンプやヘッドホンを通すとアコギの音がするエレアコ
  • 実売価格 6.8万円程度

自宅で弾けるように音量を抑えたサイレントギターYAMAHA SLG200S。

試しに僕の自宅でAG(アコギ)・SG(サイレントギター)・EG(エレキギター)、Zoomでの雑談を騒音計アプリで計測した結果がこちら。

楽器 平均dB 最大dB
AG 84.8 90.9
SG 70.8 80.0
EG 68.5 79.1
会話 71.9 77.3

概ね、普通の会話と同じくらい。

早朝・深夜以外ならアパートでも普通に弾けるレベルでした。

 

そして生音はしっかり抑えつつも、アンプに繋いだり、イヤホン端子に繋ぐとキレイなアコギサウンドを出すことができます。

ぎたすけ

自宅だとヘッドホン繋いで音を聞いて練習すればいいのか

たけしゃん

そうそう。しかもスマホも繋げて音源聴きながらの練習もできるよ

なかなかのスグレモノだよ

自宅での練習から、弾いてみたやセッションまで幅広く活用できるSLG200S。

まずは製品の機能・仕様から解説していきます。

機能・仕様を飛ばしてレビューを読みたい方は<SLG200Sのレビュー>を参照ください。

SLG200Sの機能・仕様 目次

ボディの形状

YAMAHA SLG200Sのボディ形状

骨組みだけで中身は何もない形ですが、スリムなカッタウェイシェイプになっています。

弦長も普通のアコースティックギターに比べて短めと、全体に小さい作りです。

 

Gibson J-45と並べてみた画像がこちら。

YAMAHA SLG200SとGibson J-45を並べてみた

ご覧の通り、SLG200Sは縦がやや短めで横幅は大分スリムになっています。

自宅で使うことを想定しているので、取り回しが楽なサイズ感になっていますね。

 

なお、SLG200Sは初期状態は分解されていて、更に小さくなります。

YAMAHA SLG200Sを解体した状態

自宅で置いとく分には解体する必要はないですが、片付ける際にはここまで小さくできるのは便利ですね。

SLG200Sの組み立て方

手順1
組立前
ボディが分解されている

YAMAHA SLG200Sを解体した状態

手順2
取り付け
金属部分を差し込んでボディを連結する(差し込んでもカチッとはならない)

YAMAHA SLG200Sのボディ組立

手順3
固定
上下2か所のネジを締めて固定する

YAMAHA SLG200S ボディ固定(上) YAMAHA SLG200S ボディ固定(下)

完成!
 

YAMAHA SLG200Sの正面写真

組立・解体自体は非常に簡単です。

差し込む向きを逆にしていると、うまくハマらないので気づけるのも良いですね。

バリエーション

  • SLG200S…アコースティックギタータイプ
  • SLG200N…ネック幅50mmのクラシックギタータイプ
  • SLG200NW…ネック幅52mmのクラシックギタータイプ

ヤマハのサイレントギターは3種類のバリエーションが用意されています。

僕が今回お借りしたのはアコースティックギタータイプのSLG200Sですね。

 

そして、SLG200SとSLG200Nについては、カラーバリエーションも4種類用意されています。

ナチュラル

TBS(タバコサンバースト)

TBL(トランスルーセントブラック)

CRB(クリムゾンレッドバースト)

僕が今回お借りしているのはCRB(クリムゾンレッドバースト)ですが、大人っぽいおしゃれな雰囲気が良いですね。

豊富な機能が搭載

YAMAHA SLG200Sのプリアンプ部分

SLG200Sのすごいところはスリムボディの中に豊富な機能が搭載されていることです。

箇条書きで書きだすと、これだけの機能・端子がついています。

  • チューナー
  • イヤホン端子
  • AUX端子
  • EQ
  • マイクシミュレーター
  • エフェクト(リバーブ)

 

自宅練習で欲しい機能がしっかり詰め込まれてる上に、エレアコとしての完成度も高いのは驚きです。

 

それぞれの機能をザックリと解説していきます。

チューナー

YAMAHA SLG200Sのチューナー

ボディ内部にチューナー機能が組み込まれており、電源を入れてから「TUNER」というボタンを押すと起動します。

 

クロマチックチューナーになっており、半音ダウンチューニングや変則チューニングも対応できます。

イヤホン端子・AUX端子

SLG200Sのボディ横の端子

SLG200Sのプリアンプコントローラー

SLG200Sにはイヤホン端子とAUX端子が用意されています。

普通に弾くと消音されていますが、イヤホンを繋げて聴くとアコギらしい音がするわけですね。

 

更にAUX端子にはスマホやオーディオプレイヤーなどを接続できます。

なので、スマホから音源を流して、その音に合わせてアコギを弾くという練習ができるわけですね。

 

ちなみにイヤホンはSLG200Sに付属でついてきます。

SLG200S付属のイヤホン

スマホやオーディオプレイヤーを接続するためのAUX端子用ケーブルは付属しないので、別途用意しましょう。

また、最近のiPhoneだとイヤホンジャックがないため、Lightning変換ケーブルが必要です。

エフェクト関連

SLG200Sのエフェクト類

プリアンプコントローラー部分にツマミがたくさんあります。

電源、音量はいいとして、AUX音量はスマホなど接続した機器の音量バランスです。

 

そして目玉はブレンド機能ですね。

SRTパワードピックアップシステムと呼ばれるもので、ピエゾピックアップとマイクシミュレーターの音をブレンドできるようになっています。

 

実際の音質は<SLG200Sのレビュー>で音源付きで解説していきますが、普通のエレアコよりもよっぽど良い音が出ます。

このへんはさすがヤマハですねぇ…。

 

また、リバーブやコーラスもSLG200Sだけでかけることができます。

音質も上々でソロギターの練習などで重宝しそうです。

プリアンプの駆動は電池かACアダプタ

SLG200Sのボディ横の端子

SLG200Sの単三電池

※電池は僕が所有してるAmazonの充電電池

プリアンプ機能は単三電池もしくはACアダプタ接続で駆動します。

イヤホンを繋いだり、チューナーを使ったりする場合に必要になります。

 

もちろん、普通にサイレントギターとして弾く分には電池や電源は必要ありません。

 

ACアダプタは別売りです。

3週間借りて、単三電池で結構使いましたけど電池切れしていないです。

 

なので、充電電池で使うのが楽で実用的ですね。

なお、単三電池は2つ付属でついてきます。

単三の充電電池

充電電池と充電器のセット

付属ケースは携帯性に優れている

YAMAHA SLG200Sの付属ケース

付属でソフトケースがついてきます。

ソフトケースはSLG200Sを解体した状態で収納するようになっており、かなりコンパクトです。

 

中を開けると、解体したパーツを別々にいれるスペースがあります。

SLG200Sの専用ソフトケース 中

前面にはA4サイズは軽く入る収納もあって機能性も上々ですね。

 

なお、ソフトケースは手で持つ以外に付属のベルトを取付して背中でも担げる 2Way仕様になっています。

ギターの重さが2.1kgあるので、移動時は背中に担ぐのが良いでしょう。

横幅が薄いので、通常のギターよりは大分移動は楽そうです。

 

YAMAHA SLG200Sをレビューする

YAMAHA SLG200Sの正面写真

それでは、SLG200Sを細かくレビューしていきます。

最初に要点をザックリまとめると、以下の通り。

  • 音量はエレキギター並みで部屋でも弾ける
  • エレアコとしては普通に優秀
  • サイレントギターだけで弾き語り練習の完結は微妙
  • タオルを巻くとかしないと、長時間練習すると痛い

といった感じで、サイレントギターとしてだけではなくエレアコとしても活用できます。

 

一方で歌とギターの音量バランスという観点で、弾き語りの本格的な練習には適しません。

大きな音が出せない自宅での練習、自宅でのギターレコーディングでの活用を考えるのが良いでしょう。

レビューの目次

音量はしっかり抑えられてる

SLG200Sを横から撮った

サイレントギターだけあって、生音の音量はしっかり抑えられています。

普通の会話・やや大きめのテレビ・音楽くらいの音量でしか、鳴らないので部屋でも弾けます。

 

実際にどれくらいの音量なのか、同条件でアコギ・サイレントギター・エレキギターで聴き比べてみましょう。

参考までにスマホの騒音計アプリで計測もしてみました。

アコギ

814ceを弾いたときの騒音計アプリ

補足
数値は左が平均値、真ん中が止めた瞬間の値、右が最大値なので左と右の数値が重要です

サイレントギター(SLG200S)

SLG200Sを弾いたときの騒音計アプリ

エレキギター

エレキギターを弾いたときの騒音計アプリ

アコギに比べて、サイレントギターとエレキギターは大分音が小さいですね。

騒音計アプリの平均値を見ても、アコギは85dBのところをサイレントギターとエレキギターは約70dB。

 

数字自体も大分落ちてますし、ステータスも「普通の会話」から「静かな道路」といったところを推移してます。

 

ちなみに友達とZoomで落ち着いた雰囲気の雑談しているときの騒音計アプリの値がこれ。

Zoom飲み会しているときの騒音計アプリ

改めて、AG(アコギ)・SG(サイレントギター)・EG(エレキギター)、会話の騒音計アプリの結果を表にまとめるとこれ。

楽器 平均dB 最大dB
AG 84.8 90.9
SG 70.8 80.0
EG 68.5 79.1
会話 71.9 77.3

概ね、普通の会話と同じくらいと考えてよさそうです。

 

なので壁が薄い集合住宅でも、早朝・夜中でなければ問題はなさそうです。

エレアコの音質はかなり良い

YAMAHA SLG200Sで弾き語りしているところ

エレアコとしてSLG200Sを使うと、かなり良い感じの音が鳴ります。

 

試しにオーディオインターフェイスにSLG200Sを繋いで、演奏してみた動画がこちら。

ライン録りにしては相当良い感じですよね。

普通のエレアコでもライン録りで、ここまでの音出せてる機種はそう多くはないです。

 

ちなみによくあるピエゾピックアップの音とSLG200Sの音を比較してみましょう。

ピエゾピックアップ

SLG200S

SLG200Sの音は大分ナチュラルに仕上がっていますね。

サイレントギターで、これだけの音質は驚きです。

 

このSLG200Sの自然な鳴りを支えているのが、SRTパワードピックアップシステムです。

本体ツマミのブレンドでピエゾ、マイクシミュレーターの出力比率を変えられます。

YAMAHA SLG200Sのブレンドツマミ

先ほどのYouTube動画ではマイクシミュレーター側に全振りしてます。

ピエゾ臭さがほとんどなくて、聴きやすいサウンドになります。

 

逆にバンドやオケと一緒に演奏する時はピエゾの比率を高めると、音が埋もれにくくなります。

SLG200Sを使って、SYNCROOMでバンドセッションをしましたがツマミ12時くらいで良い感じに存在感出せてました。

SYNCROOM
PCを使ってオンラインで音楽セッションできる、高音質・低遅延を実現したヤマハの音楽アプリ

 

ぎたすけ

確かにエレアコの音聞いたら、普通のアコギと区別つかないな

たけしゃん

SYNCROOMで一緒にやったバンドメンバーも、みんなすごい!って驚いてたよ

エフェクトもなかなか良い

YAMAHA SLG200Sのエフェクト類

エフェクトとして2バンドEQとリバーブ・コーラスが備わっています。

エフェクトの効きも中々に良好です。

 

リバーブ・コーラスの音を実際に聞き比べてみましょう。

エフェクト無し

リバーブ1

リバーブ2

コーラス

なかなか、良い感じにかかりますね。かける深さはツマミで調整できます。

ソロギターなどのインストギターやる場合には重宝しますよね。

 

弾き語りでも、アルペジオでしっとりやるときに薄目にかけると良い感じに機能します。

ネックの弾き心地はアコギそのまま

SLG200Sのネック

ギターネックの弾き心地は普通のアコギそのままです。

ナット幅 43mmでやや弦高も低めに感じるセッティングになっており、大分弾きやすいですね。

 

手の小さい女性やお子さんでも弾きやすい仕様にセッティングされています。

サイレントギターだからといって変な癖がつくような心配もなく、左手の練習には不自由しません。

弾き語りの練習を完結するのは厳しい

YAMAHA SLG200SとGibson J-45を並べてみた

サイレントギターは弾いてる感覚はアコギにかなり近いので、ギターの練習や弾きながら歌う練習は充分できます。

ただ、弾き語りってアコギをしっかり鳴らして大きな声出して歌う練習も大事なんですよ。

 

ギターもボーカルも大きな音量を出した上での、ピッチ・リズム・抑揚の繊細なコントロールが弾き語りのキモになりますからね。

 

なので、サイレントギター1本で全部完結させようと考えるのは正直きついです。

ちゃんと、大きな音が出せない環境での練習と大きな音が出せる環境での練習を切り分けましょう。

 

とはいえ、昨今の情勢だと大きな音が出せる環境造りが困難ですからねぇ。

せめて、大きな音が出せない環境での練習を充実させるべきで、SLG200Sはその救世主になりそうな機種です。

長時間の練習するとやや痛い

YAMAHA SLG200Sの骨組みがやや痛い

骨組みしかなく、やや不安定なので弾くときは腕と胸でしっかりと支える形になります。

そのため、長時間使ってると胸の部分がやや痛くなってきます。

 

僕は長時間使うときは薄手のタオルを巻いて、紐で縛って固定していました。

タオルを巻いていれば、痛くなりません。

 

口コミとか見てると、みなさんタオル以外にも小さい枕挟んだり、クッション挟んだりしてるみたいですね。

外出自粛の遊び道具として最適

YAMAHA SLG200Sを解体した状態

SLG200Sは自宅での遊び道具として、超優秀です。

スマホとイヤホンを繋げるので練習にも使いやすいですし、家でギター録りできる性能なので自宅での音活もできます。

 

オーディオインターフェイスとSLG200Sがあれば、下記のような活動ができます。

  • SYNCROOMでみんなとセッション(※PCのみ)
  • nanaでギター伴奏をアップ
  • 弾いてみたをYouTubeにアップ

生音は普通の会話くらいの音量なので、深夜でもない限りは自宅でやれますからね。

 

僕はSYNCROOMでのセッションをメインに使ってましたが、バンドも弾き語りも全く問題なかったです。

 

弾き語りメインで活動している方も、SLG200Sを使ってnanaでギター伴奏を量産してみるといいですよ。

nanaで伴奏あげてると色んな人がコラボしてくれて、自然と伴奏を工夫するように考え始めますからね。

いざ、自分で弾き語りやるときも数段レベルアップできるはずです。

 

次章ではSLG200SでnanaやSYNCROOMなどを楽しむために必要なアイテムを解説していきます。

SLG200Sで音楽活動するためのアイテム

ボーカルレコーディング

SLG200Sを自宅練習用に買うのはもちろん良いですが、高性能なので自宅での音楽活動にも活用するのが効果的。

 

自宅でSLG200Sを使って音楽活動するのに、必要となるのはギターシールドとオーディオインターフェイスです。

ギターシールドは定番のCANAREあたりを買うのがおすすめ。

 

問題はオーディオインターフェイスでやりたいことによって分かれます。

スマホでnanaだけやる人は、TASCAM iXZが必要な機能は備わっていて最もリーズナブル。

 

対してSYNCROOMや弾いてみたなどやる人はSteinberg UR12が品質も良く、多機能なので安定です。

1つ上のモデルであるUR22Cまで頑張れば、ライブ配信やDTMにも便利な仕様になりますね。

 

オーディオインターフェイスがあれば、色んな音楽活動ができます。

そのため、オーディオインターフェイス選びは後々やりたいことも整理して品物を選ぶと良いですよ。

TASCAM iXZ

UR12

UR22C

SLG200S

 

YAMAHA SLG200S まとめ

  • ジャカジャカ弾いても、普通の会話レベルの音量に抑えられている
  • エレアコとしての性能は優秀でイヤホンやスマホを繋いで楽器の練習が可能
  • オーディオインターフェイスを買えば、nanaやSYNCROOMを通して自宅から音楽活動可能

ぎたすけ

自宅で練習するだけじゃなくて、音楽活動にも使えるのはいいな

たけしゃん

そうなんだよね。自宅からの音楽活動って本当に重要になってきてるから、サイレントギターの重要性はどんどん上がってるよ

ヤマハのサイレントギター SLG200Sのレビューでした。

音量は大体想像通りでしたが、エレアコとしての音質が素晴らしくて驚きましたねぇ…。

 

外出自粛の影響もあって、騒音問題が非常に多くなっていると聞きます。

ミュージシャンたるもの、快適に自宅で音楽できるように環境作りには気を使いたいもの。

 

自宅での演奏に困ってる方はサイレントギターを買って、周りに迷惑をかけずに自宅でギター練習できるようにしましょう。

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