SKB SC18をレビュー。軽くて使いやすいアコギ用セミハードケース

SKG SC18

評価:4.5

ぎたすけ

セミハードケースってハードケースほどは固くないけど頑丈ってレベル?

たけしゃん

そうだね。柔らかくて軽いけど、衝撃吸収できる硬質EPSフォームでギターを守ってくれるよ
メリット
デメリット
  • 衝撃に強い
  • 比較的軽い
  • 収納ポケットが豊富
  • 質の割に安い(1.4万円程度)
  • チャックを全開にしないとギターを取り出せない
  • 空の状態で横にしてケースを開けると自立しない
サイズ

ドレッドノート用のギターケースです。Gibson ES-335などのセミアコでも使えます

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音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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SKB SC18

SKG SC18 横
種類アコースティックギター
セミハードケース
サイズドレッドノート用
内寸 全長:約107.96cm
ボディ部長さ:約55.88cm
ボディ上部最大幅:約34.29cm
ボディ下部最大幅:約41.91cm
厚み:約13.97cm
外寸全長:約113.03cm
横幅:約45.72cm
厚み:約17.78cm
重量約2.81kg

様々な楽器・機材のケースを販売していることで有名なSKB。

そのSKBのアコースティックギター用セミハードケースがSC18です。

筆者も主にGibson J-45とGibson ES-335の外出用ギターケースとして使っています。

SKG SC18 Gibson J-45を入れた写真

軽量ですが、十分な緩衝材で覆われており、衝撃にも強いよく出来たケースです。

まずは製品の仕様から解説していきます。

仕様を飛ばしてレビューを読みたい方は<SKB SC18をレビュー>を参照ください。

製品仕様の目次

ドレッドノートサイズ

SKG SC18 横2

SC18はドレッドノート用のサイズになっています。

自宅にあるギターで試したところは下記のギターは問題なく収納できました。

  • Gibson J-45(ラウンドショルダー)
  • Gibson ES-335(セミアコ)
  • Taylor 814ce(グランドオーディトリウム)
  • 安いドレッドノートサイズのギター

通常サイズのギターなら一通りいける感じですね。

Martinのドレッドノートも口コミを見ると問題なく入るようです。

ちなみにTaylorはギターヘッドが大きくてドレッドノート用でも入らない場合がありますが、SC18は特に問題なかったです。

テイラーのギターヘッド

Taylorは入るギターケースが地味に少ないので、もっと早くSC18を買えばよかったです。

なお、SC18はギター形状に合わせたシェイプド仕様なので、見た目もスタイリッシュで良いです。

硬質EPSフォームで衝撃に強い

SKG SC18 開けて上部を撮影

SC18は内部に硬質EPSフォームが使用されており、衝撃に強い造りになっています。

内部・外部ともに質感もなかなかに良い感じで、1万円半ばにしては良く出来ています。

持った時の重量も軽いので、自転車や電車での移動に適していますね。

なお、背面には背負うためのベルト、側面には手で持つ用の取手がついています。

SKG SC18 背面

豊富な収納ポケット

SKG SC18 横

SC18は内部・外部合わせて3ヶ所の収納ポケットがついています。

ギター弦などの小物は前面上部ポケットが使いやすいですね。

SKG SC18 前面上部ポケット
前面上部

譜面などは前面下部のポケットで収納できます。

SKG SC18 外部の下ポケット
前面下部

なお、下部のポケットは開くと中に様々なサイズの収納ポケットが付いています。

SKG SC18 下ポケット内部の小物用ポケット

更にはギターケース内部にも収納できるスペースがついています。

SKG SC18 内部のポケット
ケース内部

かなり豊富な収納スペースが用意されているため、必要なものはギターケースだけで収納できそうです。

できるだけ、ケース一つで外出したい方にも適したケースです。

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SKB SC18をレビュー

SKG SC18

それではSC18をレビューしていきます。

はじめにメリット・デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。

メリット
デメリット
  • 衝撃に強い
  • 比較的軽い
  • 収納ポケットが豊富
  • 質の割に安い(1.4万円程度)
  • チャックを全開にしないとギターを取り出せない
  • 空の状態で横にしてケースを開けると自立しない

買ってよかったです!

製品の品質が良く、収納ポケットも豊富なので大変助かっています。

一方で惜しい点もあるにはあるので、レビューでそのあたりも細かく解説していきます。

レビューの目次

軽量だが衝撃には強い

SKG SC18 開けて上部を撮影

SC18はさすがSKB製だけあって、軽量ながらも頑丈です。

以前使っていたギグバッグに比べても、背中に担いだときの重さが大分軽く感じます。

それでいて、衝撃にも強いですね。

先日、自転車移動している時にトンネルでケースを強くぶつけてしまったのですが、ギターは無事でした。

SKG SC18 Gibson J-45を入れた写真
めちゃくちゃ焦ったけど、無事でよかった…

ギグバッグと同じくらいの重量ですが、衝撃への対応力は高いため、非常に使いやすいです。

価格も1.4万円程度と品質の割には安い点もいいですね。

チャック全開じゃないとギターを取り出せない

SKG SC18 チャックの位置

SC18はチャックを全開にしないと、ちゃんと開かない仕様になっています。

そのため、チャックを半分くらい開けてギターをパッと取り出すといったことはできません。

ライブハウスの楽屋は狭いところが多いので、全開にするのは地味に大変なんですよね。

SKG SC18 開けた写真
この状態でしか開かない

一方で中途半端に開いて、ギターを落下させるリスクはありません。

面倒ですが安全面を考えると、この仕様がいいのかなとも思います。

空の状態で開けると自立できない

SKG SC18 横

これも大したことはないデメリットですが、ギターが空だとケースを開けた状態で自立できません。

上部の重さでひっくり返ってしまいます。

SKG SC18 開けた写真。上部が重くてひっくり返る

下の写真もケースがひっくり返らないように上部を手で押さえています。

SKG SC18 開けた写真

ケースを閉めれば問題ないので、大したデメリットではないですが、たまにイラっとします。

収納ポケットが豊富

SKG SC18 外部の下ポケット

SC18は収納ポケットが豊富な上に多種類のポケットが用意されているため、道具整理が楽です。

僕はこの点が非常に気に入っています。

ハードケースで一般的なケース内部の収納が地味にいいんですよね。

SKG SC18 内部のポケット

弦交換時の道具、9V電池といった常備品はここに入れておくと楽でいいです。

ギグバッグだとケース内部の収納は基本ないので、セミハードの大きなメリットですね。

また、前面下部のポケットも内ポケットがあるので、ものを整理するのが楽です。

SKG SC18 下ポケット内部の小物用ポケット

僕は弾き語りであれば、ギターケースの収納だけで余裕で足りています。

ケース1つで外出できるので楽でいいですね。

 

SKB SC18 まとめ

SKG SC18 横2
  • ドレッドノート アコギ用のセミハードケース
  • 軽量だが硬質EPSフォームで衝撃にも強い
  • 収納ポケットが豊富でギターケース一つで事足りる

ぎたすけ

軽くても衝撃に強いのはいいな!ハードケースはやっぱり重いもんな

たけしゃん

そうなんだよね。軽くて収納も豊富だから、いろんなところに持ち歩くのにすごく便利だね

SKB SC18のレビューでした。

僕もSC18に買い替えてから、移動が楽で非常に助かっています。

通常サイズのアコギ・セミアコのケースを探している人はぜひチェックしてください。

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