評価:3
ぎたすけ
たけしゃん
カポタストは色々持ってるけど、他と比べてもそこまで悪くないよ
読みたい場所をクリック!
Phoenix Type Rとは

Amazonでベストセラーになっている安価なカポタスト、Phoenix Type R。
見た目からもわかりますが、JIM DUNLOP トリガーカポの類似品です。

クリップタイプでシンプルな構造。
値段もピックやファイバークロスがついて1,000円未満と激安で人気の製品です。
Phoenix Type R 付属品

- カポタスト本体
- ピック 1枚(ティアドロップ型 MEDIUM)
- ファイバークロス 1枚
カポタスト本体に加えて、ピックとファイバークロスが付属されています。
といっても、ピックはペラペラ、ファイバークロスは目が粗い。
…とおまけ程度の品質。
まあ、全部合わせて1,000円未満なので頑張っているとは思います。
そこそこ良いギター使っている人はちゃんとした、ファイバークロス買いましょう。
キョンセームクロスが鉄板です。
Phoenix Type Rのカラー
カラーバリエーションは豊富ですね。
無難なのはブラックかシルバーですね。
シンプル構造
シンプルなクリップタイプ。
握って開いてギターに取付するだけです。
ネジ調節などの機能はありません。
Phoenix Type Rをレビュー

たけしゃん
それでは、Phoenix Type Rをレビューしていきます。
総評すると「普通に使えるけど、品質は価格相応」です。
価格を考えると相当頑張っているなぁと感心するものの、ところどころに安かろう悪かろう…という部分があります。
ネジの動きがぎこちなかったり、シリコンが弱かったり…と耐久性に不安を感じます。
品質と価格のどちらを優先するか?がPhoenix Type Rを選択するかのポイントです。
グリップがとにかく固い
クリップタイプの中でも、固さトップです。
女性だけでなく男性でも両手を使わないと、装着できない人が結構いるであろうレベルです。
スクリュータイプと異なり、固さ調節できないので慣れるしかありません。
握力が弱いと自覚がある人はスクリュータイプなど、他のカポタストを選択したほうが良いです。
【参考記事】カポタスト5種類のタイプ別の特徴をプロの使用率も踏まえて解説
シリコンくさい
ギター本体と接触する部分にはシリコンが使用されています。

これが、なかなかにシリコンくさいです。
手にも匂いが移ります。
使い込んでいけば匂いが消えるのかもしれませんが、買ってから3か月の時点では未だにシリコンくさいです。
押弦はかなり強め
グリップが固いのもあり、押弦はかなり強めです。
強めな分、響きは良く音質は良好です。
僕の家のアコースティックギター4本では低~高フレットまでビビリも発生せず、問題なく使えました。
チューニングは良好
機種名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
---|---|---|---|---|---|---|
G7th | 〇 | 〇 | -1 | -2 | 〇 | 〇 |
C-1 | +1 | 〇 | -2 | -1 | +1 | +1 |
KG6 | +1 | +1 | -2 | -2 | +1 | +2 |
PC-6 | +1 | 〇 | 〇 | +1 | +1 | 〇 |
Nash | +2 | +1 | +2 | +2 | +1 | +1 |
CP10 | +1 | 〇 | 〇 | 〇 | +2 | 〇 |
トリガー | +1 | +1 | +1 | +1 | +2 | +1 |
TypeR | +2 | 〇 | 〇 | 〇 | +1 | 〇 |
NS | 〇 | 〇 | 〇 | +1 | +2 | 〇 |
ビクター | +1 | 〇 | 〇 | 〇 | +1 | 〇 |
テスト環境
- ギター…Taylor 814ce
- カポ位置…2フレット目に取付け
- チューナー… tc electronic PolyTune
カポタストによるチューニングのズレはトップレベルに少ないです。
この安さで素晴らしいですね。
ただ、グリップが硬くて押弦が強いので、ギターによっては音がシャープすることはありそうです。
上記結果はあくまで参考程度に考えたほうがいいでしょうね。
曲中でのカポ移動は不可能
クリップタイプなので、本来は移動できるのですがグリップが固くて片手での瞬時の移動は厳しいです。
握力が相当ないと、瞬時に安定した移動はできません。
曲中で瞬時に移動させたい場合は移動を考慮して作られたグライダーカポを使いましょう。
関連記事
一瞬でキーチェンジ!グライダーカポの使い方を解説しつつ、レビューする

ギターヘッドに取付け可能

クリップタイプなので、未使用時にはギターヘッドに取付できます。
ステージでカポタストの収納場所に困ることがないため、助かりますね。
ただ、押弦の強さが強く、シリコン部分が薄めなので本体に傷がつかないか心配ではあります。
まとめ

- Phoenix Type Rは安くて、それなりに使えるカポタスト
- グリップがかなり固いため、握力が弱いと辛い
- 耐久性に不安ありだが、音質やチューニングは良好
ぎたすけ
たけしゃん
ギター用カポタスト Phoenix Type Rのレビュー記事でした!
ギターアイテムのコストは抑えたい…という方には頼りになる製品です。
グリップが固いのが難点ですが、初心者のうちはPhoenix Type Rを使ってみて慣れてきたら他の製品に乗り換えるのも良いでしょう。






よく読まれている記事
初心者が覚えるべき ギターコード 10個を練習用の譜例付きで解説
男性の音域を平均・低め・高めの3種類で解説。音域チェックできる音源付き
コンデンサーマイク おすすめランキングベスト10【2023年版】 〜プロアーティスト使用マイクも紹介〜
初心者向けアコースティックギター おすすめ6選。購入するギターの選び方を107名のアンケート調査付きで解説
ギターのストロークパターンを練習しよう。弾き語りでよく使う譜例 10パターンで解説
SYNCROOM(シンクルーム)の使い方、設定、遅延対策を解説。無料で自宅セッションを楽しもう!
ギターのカポタストでキー変更するための上げ方、下げ方を役立つ早見表と合わせて解説
【2023年】ミニギター おすすめランキング ベスト10。選び方や大きさの違いを比較画像付きで解説
アコギ メーカー11社を解説。ブランドごとの特徴やおすすめのギターを紹介
Bmコード(ビーマイナー)の押さえ方。ギターでキレイに鳴らすためのコツや良く使うコードフォームを解説