ぎたすけ
たけしゃん
この記事では基本的な使い方から、ボーカル向けに良い音で録るためのポイントまで解説していくよ
たけしゃん
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nana(アプリ)

nanaはボーカル・楽器演奏者が自由にコラボして音楽を楽しめるスマホアプリです。
割と歴史も長くなってきて、2020年現在では世界で600万人もユーザーがいるほど。
伴奏者の人口もかなり多く、伴奏も充実しているので歌い手さんにはカラオケ代わりに使えて気軽に発信できる人気アプリです。
人口数も多いので、コミュニティも出来上がっていてnanaを通じた活動やイベントなども多いのもいいですよね。
本記事では、nanaをこれから始める人向けにnanaの基本的な使い方を解説していきます。
そして、後編では実は奥が深い歌い手向けのボーカル録りや機材選びについて掘り下げて解説していきます。
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nanaの使い方

本章では下記の流れで、nanaの初期設定から基本的な操作について解説していきます。
- インストール
- 基本操作
- 録音
nanaの基本操作は難しいところはありません。シンプルでわかりやすいです。
難しいのはキレイに良い感じの音を録ることです。
録音の工夫については後述の<歌い手がnanaで綺麗に録音するには>で別途解説をします。
まずは基本的な使い方解説を行うので、説明に沿って試しに使ってみましょう。
nanaのインストール
最初に上記リンクから、nanaのアプリ本体をインストールします。
インストールして、起動するとユーザーログイン画面になるので、初回の方はユーザー登録をしましょう。
登録したら、ログインです。

ここまでは他のアプリでも一緒なので、特には細かい解説はありません。
nanaはTwitter連携させて、nanaとTwitterの両方を使って発信している方が多いかなという印象はあります。
nana内で個別にDMはできないので、よくコラボしてくれる人と一緒に音源作る場合などの打合せはTwitterのDMでやりとりしてることが多いみたいです。
基本操作

nanaのトップ画面では、nanaで演奏をアップデートした人たちがズラーっと表示されます。
画面上部の切り替えで表示される人たちの種類を変更できます。

- ライブ…今、ライブ配信している人たちが表示される
- フレンド…自身がフォローしている人たちだけ表示される
- 新着…直近で演奏をアップした人たちが表示される
なお、月額580円のプレミアム会員はライブ配信も可能です。
自身がライブ配信するときも「ライブ」のタブを選択します。
すると、ライブ配信というアイコンが表示されますのでタップしてライブ配信を始めることが可能です。

ライブ配信の仕様については後述の<nanaパーティー>を参照ください。
続いて、TOP画面下にあるメニューバーです。
大体、読んだ通りの内容にはなっているのでわかりやすいです。

- ホーム…トップ画面に戻る
- 見つける…楽曲やnanaユーザーを検索する
- 録音…演奏を録音したり、コラボする
- 再生中…現在、再生している音源や過去の再生履歴が表示される
- マイページ…自身の専用ページが表示される
特に説明も必要ないくらいシンプルで、使ってみればすぐにわかります。
最初にプロフィール系の設定は済ませましょう。
プロフィールの説明や画像の設定はマイページから行います。

マイページの左上に設定ボタン、右上に通知ボタンがあります。
ここでは左上の設定ボタンを押下しましょう。

左上の設定ボタンを押すと、プロフィール系の編集項目がありますので画像の設定や自身の説明を記載しましょう。


ちなみにnanaプレミアムの加入もマイページの設定画面から行いますが、後述します。
初期設定は以上で終了なので、続いては具体的な録音の録音に入っていきます。
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- nanaの使い方から見る
- nanaの録音・投稿から見る
- nanaで綺麗に録音するにはから見る
nanaの録音・コラボのやり方

ぎたすけ
たけしゃん
メニューバーの録音ボタンを押下すると、録音画面に移行します。

録音には二種類のモードがあります。

- コラボ録音…人の演奏に追加でのっかる
- 新規録音…一から演奏を録音する
この章の目次
コラボ録音
コラボ録音は人の演奏に追加で乗っかるもので、nanaの醍醐味ともいえる機能です。
コラボ録音を選択すると、自動でおすすめが表示されます。

他にも、トップ画面や検索機能で見つけた曲からコラボ録音モードにも移れます。
「後でコラボ」ボタンでストックすることも可能です。

「コラボ」ボタンを押下すると、最初から録音するか現在の再生位置から録音するかを聞かれます。

基本は「最初から」を選択しましょう。
ただ、部分的に録音する場合は演奏していない部分への余計なノイズ混入を防ぐために録音部分に近い位置から録音しましょう。
録音の開始位置を選択すると、いよいよ録音開始です。

録音開始時の操作は<録音画面の使い方>を参照ください。
新規録音
新規録音は一から演奏を録音するモードです。
新規録音側をタップしましょう。

すると、録音という大きいボタンが出てくるので押下します。
押下すると、そのまま録音画面に移行します。

録音画面

コラボ録音と同じ画面になりましたね。
続いては、この録音画面の使い方を解説していきます。
録音画面の使い方

- 閉じる…録音をやめる
- 設定…録音時の設定変更
- メモ…注意事項などを記入可能
- 録音…録音開始ボタン
- 音量…演奏の入力音量を調整
- ミュート…マイクの入力音を消す
録音画面は小さい画面に色んなボタンや機能が詰め込まれています。
大体は上記の通りですが、「設定」「メモ」「音量」の3つだけ画面付きで補足します。
設定画面

- カウントイン…ONにすると、4カウント入ってから録音開始になる
- モニター…ONにするとマイクの入力を聞きながら録音できる
特に理由がなければ、両方ONでOKです。デフォルトでONになってます。
続いて、メモです。これは結構活用されてます。
メモ

コラボで入る場合はコラボ元の投稿者さんが入力している説明文(キャプション)が自動で表示されます。
そのため、コラボする人向けに注意事項や必要情報をお知らせするのに活用されてます。
- 歌が入るタイミングは何秒からか
- イントロの尺はどれくらいか
- 曲の構成は原曲通りか、省略部分があるか
これに加えて、歌う人のために歌う箇所の歌詞やパート分けを記載してくれる人もいたりします。
また、メモ部分は自分で追記したり消したりできます。
録音しているときもメモを見ることができるため、歌詞や注意事項をメモしておけば確認しながらレコーディングできます。
ただ、歌詞についてはメジャーな曲は、一人目が録音してアップすると以降は歌詞表示されたりもします。

あとコラボ用の音源だと、コラボ元の方が色々と書いてくれてるので自分でメモ書きすることはあんまりないですね。
音量

nanaで使うマイクや楽器の音量フェーダーで調整します。
右に動かせば、音量が上がって左に動かせば音量が下がります。
下のメーターの色が黄色の範囲で収まるように音量フェーダーを調整しましょう。
小さすぎてはだめですが、大きいと音が割れるので割れない程度に上げるのがポイントです。
この音量フェーダーの調整については、外部マイクを使うケースなど…結構いろいろあるので後述の<歌い手がnanaで綺麗に録音するには>で細かく解説します。
録った音の調整

録音を完了させると、録った音の音量やエフェクト調整の画面に移ります。
まずは画面中央のフェーダーで音量調整を行いましょう。

このフェーダーは下記のように音量が変わります。
- 右に動かす…自身の録った音が音量アップ、コラボ音が音量ダウン
- 左に動かす…自身の録った音が音量ダウン、コラボ音が音量アップ
なお、コラボ音がない場合は自身の録った音が上がり下がりするだけです。
エフェクト調整
続いてはエフェクトです。
エコーを中心にラジオボイスやテレフォンボイスなど、声のエフェクトが多彩に入ってます。

名称 | 効果 |
---|---|
Echo(Studio) | 浅めのエコーがかかる |
Echo(Stage) | 深めのエコーがかかる |
Echo(Arena) | 超深めのエコーかかる |
nana-Tune℗ | ケロケロボイスになる |
Hamo-Tune(Lower) | 音が低くなって、ケロケロっぽくなる |
Hamo-Tune(Upper) | 音が高くなって、ケロケロっぽくなる |
Dobler | 同じ音をダブルで重ねた感じになる |
Sunshine | 高音が強くなる |
Octaver1℗ | 1オクターブ下の音が重なる |
Chorus | コーラスエフェクトがかかる |
Harmonizer(Lower)℗ | 下ハモリが追加される |
Harmonizer(Upper)℗ | 上ハモリが追加される |
Privacy℗ | 誰かわからない声に変わる |
Chip Munk | 声が超高くなる |
Monster | 声が超低くなる |
Flanger | フランジャーエフェクトがかかる |
Radio Voice | ラジオボイスになる |
Telephone | テレホンボイスになる |
特殊な使用用途でなければ、下記の2種類の使い分けでいいかなと。
- アコースティック系…Echo(Studio)
- バンド…Echo(Stage)
なお、エフェクトは部分的にかけることはできません。
部分的にラジオボイスにしたい場合などは、下記の手順をふみましょう。
- ラジオボイスにする部分以外のパートを録音して投稿
- コラボして、ラジオボイス部分を録音。エフェクトをかけて投稿
部分的にかけられないので、単純にトラック分けようって話ですね。
さて、一般会員は以上で音の調整は終わり。
なんですが、月額580円のプレミアム会員はさらにもう一段階、音の調整が可能です。
音質調整(プレミアム会員のみ)
プレミアム会員はサウンド調整というタブで音量系の調整ができるようになっています。


- コラボ元音量…コラボ元音量を調整
- マイク音量…自身が録音した音量の調整
- クリア…中高音域を持ち上げて、煌びやかな音質にさせるっぽい
- パワフル…音量を底上げしてくれる
クリア・パワフルは公式にも詳細説明がないんですけど、音を聞き比べた感じは上記動作をしてる感じです。
大きなところとしては、コラボ元の音量と自身のマイク音量を個別に操作できることですね。
やっぱり、伴奏と歌の音量バランスは重要なので個別に調整できたほうがいい感じにできます。
また、パワフルは音量を底上げしてくれます。
コンプレッサーみたいな動きをしてると思ってましたが、色々使ってみると純粋に音を底上げしてるだけな感じを受けます。
マイク音量で上げ切れないときにパワフルで更に音量上げる感じかなと。
音の調整が終わったら、「次へ」を押下して投稿画面に進みます。

演奏の投稿

- 曲名…演奏曲名を入れる。コラボの場合は入力済
- アーティスト名…原曲のアーティスト名を入れる。コラボの場合は入力済
- キャプション…紹介文
- シークレット投稿…非公開や限定公開で投稿できる機能。プレミアム会員のみ
- コラボ歓迎にする…コラボ歓迎という表示がでる
- パート…自身の楽器パートを表示
- ジャンル…演奏曲のジャンルを表示
- キー…曲の調を選択。選択しておくとケロケロボイスの自動調整などに使われる
必要事項を入れたら、右上の投稿ボタンで投稿できます。
曲名だけ必須入力で、あとは任意入力になってます。
以上でnanaの基本的な操作は終了です。
割と長いものの、一度流れに沿って使ってみれば簡単に覚えられます。
この手軽さが、nanaのいいところですね。
ぎたすけ
たけしゃん
次章ではnanaの録音環境や録音方法を掘り下げて解説するね。最初に言っとくけど長いよ(笑)
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歌い手がnanaで綺麗に録音するには

nanaはシンプルで手軽に使えるアプリですが、やりこんでいくと音質の悩みにぶつかります。
自分の歌をどうせなら、いい音で聞いてほしいですからね。
nanaをやってる歌い手がよく言っている悩みはこのへんですね。
- 音量がバンド伴奏に負ける
- Aメロの音量バランスを整えるとサビで音が割れる
- 歌が伴奏に対して浮いて聞こえる
まあ、このへんのお悩みはnanaだけじゃなく、歌ってみたでもよく聞く内容なんですよね。
歌録りの録音やボーカルのMixにおける共通のお悩みという感じです。
対処として必要となるのは、下記の3つ。
- マイクの選び方
- 録り方・音量調整
- エフェクトの調整
お金が発生するものもあるため、今すぐに全部やる必要はありません。
今の自分でやれる範囲のことから始めるのが重要です。
一方で必要性を感じたら、割り切ってお金をかけてクオリティをあげることも大事。
何より大事なことは、とりあえず今ある環境でやってみて限界を感じてみることです。
そうすると、どこにお金を投資する価値があるのか見えてきますからね。
本記事でも参考音源で比較できるようにしてあるので、じっくり聞き比べてみてください。
目次
マイクの選び方

nanaで使用するマイクには主に4種類の選択肢があります。
- スマホ内蔵マイク
- イヤホンマイク
- ダイナミックマイク
- コンデンサーマイク
ビギナーは①、②。
やりこんでる人は③、④というイメージですよね。
ダイナミックマイクやコンデンサーマイクを使うには、間にオーディオインターフェイスという機器を挟む必要があります。

※nanaで定番のTASCAM iXZ
それで僕の結論はこれ。
- とりあえず始めるなら、スマホ内蔵マイクやイヤホンマイクでOK
- 高みを目指すならダイナミックマイクかコンデンサーマイクを買おう
- nanaやるだけならダイナミックマイクで十分
僕が上記のように考えた根拠を音源付きで説明していきます。
まずは実際にどれだけ音質が変わってくるのか、僕の歌声でサンプルを用意したので聞き比べてみましょう。
iPhone7 内蔵マイク

イヤホンマイク(iPhone付属品)

ダイナミックマイク(1,100円)

コンデンサーマイク(1万円)

どうでしょうか?人によって色々感じ方はありそうですよね。
僕が独断でつけた点数(100点満点)と所感は以下の通り。
- iPhone内蔵マイク(40点)…ノイズが多い、部屋鳴り音拾いまくり
- イヤホンマイク(50点)…ノイズが多い、部屋鳴り音を結構拾ってる
- ダイナミックマイク(80点)…ノイズ少なく良好。高音がやや硬い
- コンデンサーマイク(90点)…ノイズ少なく良好。高音部分もキレイ
ダイナミックマイクまでは頑張ったほうがいいな…というのが僕の結論です。
それ踏まえて、iPhone内蔵マイクとイヤホンマイクのどの辺が問題なのかを解説していきます。
ノイズが多い
まず、iPhone内蔵マイクとイヤホンマイクはサーっというノイズをかなり拾ってます。
いまいち感じられない人は24~25秒あたりをよく聞いてください。
iPhone7 内蔵マイク
イヤホンマイク(iPhone付属品)
この位置でボーカルRECを止めているので、サーっというノイズも同時に消えてます。
対して、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクはノイズがそこまで入ってないのでほとんど変化がありません。
ダイナミックマイク(1,100円)
コンデンサーマイク(1万円)
これ、nanaで歌い手さんのボーカルを聴いていてもハッキリわかります。
特にパワフルなどのエフェクトで音量底上げしてる人はガッツリとサーっという音が載ってます。
…でこのサーという音が入っていると、下記3点のデメリットが生まれます。
- サーという音が邪魔で音量・音圧が上がりきらない
- ボーカルの歌詞が聞き取りづらくなる
- 演奏全体が素人臭く感じる
正直なところ、歌唱が不安定な人は歌唱側が気になっちゃうのでノイズは大して気になりません。
逆に歌が上手い人ほど、ノイズ部分の素人臭さが悪目立ちするので気になってしまいますね。
部屋鳴りを拾ってしまう
iPhone内蔵マイク・イヤホンマイクとダイナミックマイク・コンデンサーマイクを比べると、音の鳴り方が違います。
iPhone内蔵マイク・イヤホンマイクは音にエコーがかかってる感じなんですよね。
iPhone7 内蔵マイク
イヤホンマイク(iPhone付属品)
ダイナミックマイク(1,100円)
コンデンサーマイク(1万円)
対して、ダイナミックマイク・コンデンサーマイクはエコーっぽい響きがありません。
いわゆるデッドな音ってやつです。
これもバンドオケに混ぜるときにすごく大事で、部屋鳴りエコーが入った音ってオケに馴染まないケースが多いんです。
歌だけ浮いた感じになって、素人臭さが出てしまいます。
だから、レコーディングスタジオのボーカルブースは反響しない環境なんですよね。
デッドな音を録って、後からエフェクトでオケになじむように調整するわけです。
この部屋鳴りが入りまくるのは、iPhone内蔵マイクやイヤホンマイクは会話用に作ってて、指向性が広いからです。
対して、ダイナミックマイクやコンデンサーマイクは指向性を狭くして正面の音しか拾わないようになってます。
この指向性の差も演奏レベルが高くなるほどに足を引っ張るようになります。
歌が上手い人ほど、音自体の素人臭さが悪目立ちするんですよね…。
nanaにおすすめのマイク

※今回使った、Classic pro CM5
ここまでの説明からも…下記の結論になります。
- とりあえず始めるなら、スマホ内蔵マイクやイヤホンマイクでOK
- 高みを目指すならダイナミックマイクかコンデンサーマイクを買おう
そして、マイクを買うにも何を買うか?が悩みどころですよね。
nanaをやるだけなら僕の推奨はサンプル音録りでも使っている、Classic pro CM5とTASCAM iXZです。

CM5で録ったnanaの音源
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2つ合わせて、5,000円ちょいで買えます。
nanaはシンプルな操作な代わりに、制約も多いので高級機材買っても性能を活かせないのが実情なんですよね。
なので、nanaやる分にはClassic pro CM5とTASCAM iXZの組み合わせで十分です。
TASCAM iXZは4極のヘッドホン/マイク入力端子を持ったiPad/iPhone/iPod touch/Androidデバイスで動作します。
最近のiOS端末はLightning端子しかないので、Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタの変換アダプタが必要です。
マイク
オーディオインターフェイス
マイクケーブル
iOS用の変換ケーブル
ただし、nana以外にも手を出そうと考えている人は話は別です。
歌ってみたとか弾き語りカバー動画をやろうと考えている人は、下記2点を満たすオーディオインターフェイスを選びましょう。
- PCでも動作する製品
- DAWが付属する製品
安い中でも、万能に使えるマイクとオーディオインターフェイスを紹介すると、下記の2つです。
- マイク…マランツプロ MPM-1000
- オーディオインターフェイス:YAMAHA AG03
この2つは低コストで音楽制作・ライブ配信も快適にこなせます。
実際に僕が上記2製品で録った演奏動画がこちら。
マイクとオーディオインターフェイスで合わせて2万ちょっとしますが、大抵のことはこなせるのでコスパは非常に良いです。
録り方

基本的には上記図の通りにマイクからはこぶし1つ分くらいあけて、ボーカル録りしましょう。
そして、こぶし1つ分を基本として音量の上がり下がりに合わせてマイク距離を変えましょう。
- 音量が小さい Aメロはマイクに近づく
- 音量が大きいサビはマイクから離れる
このマイク距離変える方法はレコーディングでもやることですが、調整できる機能が少ないnanaでは超重要です。
1曲の中での音量差を録音時点で、ある程度少なくしておくとオケとの音量調整やエフェクト処理が大分楽になります。
そして、頭の音を強く出すのも大事です。
頭の音が強いだけで、その節全体の音量が大きく聴こえます。
これもDTMの場合は後から頭の音だけ上げたりするんですけど、nanaだとできないので自身でちゃんと意識しましょう。
特にアップテンポ曲のサビ頭とかは重要なので、不自然にならない程度に強調しましょう。
音量調整

音量調整に関しては上記の画面で、フェーダーを調整して下のインジケーターが最大でも黄色~少し赤程度の範囲で収まるように調整します。
インジケーターは最大音量が-6あたりを狙うと良いでしょう。

<録り方>でも解説した通りに歌いながらマイク距離を調整して、1曲通して音量差が激しくならないようにするのも大事です。
ザックリですけど、インジケーターが-18~-6くらいの間で収まるといいかなと感じます。
音量差がありすぎると、録り終わった後にオケと音量調整するときにどうしても音が割れる部分が出ます。
そして、外部マイクを使う人はnanaアプリだけでなくオーディオインターフェイス側の音量調整も必要です。

オーディオインターフェイス側で既に音量超過して音が割れてると、nanaアプリ側の音量調整をいくら頑張っても音が割れます。
nanaアプリのインジケーターが緑や黄色で収まっているのに、音が割れている場合はオーディオインターフェイス側の問題です。

このケースはオーディオインターフェイス側の入力音量を下げて、nanaの音量を上げて調整します。
オーディオインターフェイス側は、音が盛り上がる部分でもマイクの音が割れない程度に下げます。

ダイレクトモニター機能がある機種なら、ダイレクトモニターで音が割れてないか確認すると良いですね。
ちなみにダイレクトモニターとスマホ側の音量を調整できる機種だと、歌録りで更に便利です。
歌を録ってるときに伴奏が大きすぎて、調整頑張っても自分の声が聴こえないことが結構ありますが解決できます。

※UR22C
僕はnana側のモニターを切って、上記のUR22Cのツマミで調整してます。
これで伴奏音自体を小さくしつつ、自分の声を大きくできるので快適に録れます。
オーディオインターフェイスの調整が終わったら、音量を下げた分をnana側で引き上げます。

インジケーターが最大音量で黄色~ちょっと赤の範囲(-6くらいがいい)に収まる程度に上げます。
ただし、黄色に行く前に音が割れるようであればオーディオインターフェイスと合わせて微調整しましょう。
プレミアム会員の方はnana側の音量は録音後も調整可能です。
とはいえ、録音時のモニターで自身の声は聞こえないと困るので音量調整はしっかりやりましょう。
エフェクト調整

さて、録音が終わったところでエフェクトの調整です。
まず、大前提ですが「録った音がよくないとエフェクトかけても音はよくならない」です。
なので、前章の<録り方>と<音量調整>で説明した内容はきちんとやりましょう。
その上でエフェクトをかけないと意味がありません。
そして、nanaのエフェクト調整は下記の2通りに分かれます。
- エコー、ボイスチェンジャー系
- サウンド調整(プレミアム会員のみ)
それぞれを掘り下げて解説していきます。
エコー、ボイスチェンジャー系

名称 | 効果 |
---|---|
Echo(Studio) | 浅めのエコーがかかる |
Echo(Stage) | 深めのエコーがかかる |
Echo(Arena) | 超深めのエコーかかる |
nana-Tune℗ | ケロケロボイスになる |
Hamo-Tune(Lower) | 音が低くなって、ケロケロっぽくなる |
Hamo-Tune(Upper) | 音が高くなって、ケロケロっぽくなる |
Dobler | 同じ音をダブルで重ねた感じになる |
Sunshine | 高音が強くなる |
Octaver1℗ | 1オクターブ下の音が重なる |
Chorus | コーラスエフェクトがかかる |
Harmonizer(Lower)℗ | 下ハモリが追加される |
Harmonizer(Upper)℗ | 上ハモリが追加される |
Privacy℗ | 誰かわからない声に変わる |
Chip Munk | 声が超高くなる |
Monster | 声が超低くなる |
Flanger | フランジャーエフェクトがかかる |
Radio Voice | ラジオボイスになる |
Telephone | テレホンボイスになる |
nanaはエコーとボイスチェンジャー系のエフェクトが豊富に用意されています。
かけられる種類は1つだけで、部分がけなどはできません。
そのため、1曲内でエフェクトを使い分けたい場合はコラボ機能を使って、録り分けましょう。
- Aメロだけ録って、Echo(Studio)をかける
- Bメロをコラボで録って、ラジオボイスにする
- サビをコラボで録って、Doblerで音を二重にする
こんな感じでA・B・サビを別録りで重ねることで、それぞれに違うエフェクトをかけられます。
ちなみに上記のように録ると、制作過程の自身の音源が残ってしまいますが録り終えたら削除しても大丈夫です。
例えば、僕が重ね録りしたこの音源。
- オクターブ上のコーラス
- オクターブ下のコーラス
- 3度上のコーラス
上記のように3回録ってますが、最終的に①②のトラックを削除してるのでnanaでみたときはコーラスは1トラックしか存在しません。
nana見てると、凝ったコーラス録りしてる人はよくやってますね。
基本的には普通の歌唱であれば、Echoの使い分けだけでOKです。
「Studio」「Stage」「Arena」で使い分けます。

- Echo(Studio)…浅めなのでアコースティック伴奏に向いてる
- Echo(Stage)…深めなのでバンドオケに向いてる
- Echo(Arena)…かなり深めなので、ライブっぽくしたいとき向け
エフェクトをタップすると、かける深さを調整できるようになっています。

ちなみにスマホ内蔵マイクやイヤホンマイクで録ると、部屋鳴りを拾ってしまいEcho(Studio)くらいの深さの自然エコーがかかってしまいます。
バンドオケだと、どうやっても音が浮いてしまうので一層のことEcho(Arena)かけてカラオケっぽくしちゃうのも手ですね。
音源聞いてると、結構思いきり深くかけてる人が多かった印象です。
ダイナミックマイクやコンデンサーマイクの方はEcho(Stage)あたりをかけて、音量調整をちゃんとやれば割といい感じになるはずです。
サウンド調整(プレミアム会員のみ)

- コラボ元音量…コラボ元音量を調整
- マイク音量…自身が録音した音量の調整
- クリア…中高音域を持ち上げて、煌びやかな音質にさせるっぽい
- パワフル…音量を底上げしてくれる
プレミアム会員だと、更に音質調整が可能になっています。
使い方もパラメーターなどなく、フェーダー上げ下げで音が変わる簡易な仕様です。
調整の仕方としては、下記の3段階でやりましょう。
- コラボ元音量とマイク音量&パワフルでオケとボーカルのバランス調整
- クリアは中高音が強くなるので、お好みでやや上げる
- Volumeフェーダーでオケとボーカルのバランス調整
録音の時点で音量調整がうまくいってると、パワフルとクリアを真ん中くらいまで上げれば、結構良い感じになります。
バンドオケで音圧が高い場合はコラボ元音量を下げたり、Volumeフェーダーを右に上げてバランス調整しましょう。
バンドオケでボーカルの音を前に出すにはサウンド調整での音作りや音量バランス調整がかなり大事です。
音割れ対策でコンプレッサーを使う

Aメロとサビの音量差で音割れに苦しむ人が多いかなと感じますが、対策としてコンプレッサーを使うのが有効です。
コンプレッサーはざっくり言うと大きい音を潰して全体音量を持ち上げるエフェクトです。

僕的にはボーカル録りで一番重要なエフェクトですね。
コンプレッサーを軽くかけて音量を揃えるだけで、かなり聴きやすくなります。
また、バンドオケにもボーカルが混ざりやすくなります。
コンプレッサーをかけると、どれだけボーカルが変わるか…もサンプル用意しました。
聴き比べてみてください。
コンプOFF
コンプON
この2つの音源ですが、音のMAX値はコンプOFFのほうが高いです。
しかし、聞き比べてみるとコンプONのほうが明らかに音が大きくてグッと前に来てる感じ。
コンプONは大きい音を潰して全体音量を底上げしてるんですけど、だいぶ印象変わりますよね。
これがバンドオケに負けないボーカルに仕上げるコツでもあるわけです。
さて、そのコンプレッサーをかけた音をnanaで録るには2つの選択肢があります。
- コンプ内蔵のボーカル用エフェクターを買う
- コンプ内蔵のオーディオインターフェイスを買う
現実的なのは②です。
オーディオインターフェイスなら使い道も多いですし、1万円半ばからコンプ内蔵の機種が登場します。
コンプ内蔵機種でおすすめはSteinberg UR22Cです。

リバーブはかけ録りできませんが、EQ・コンプレッサーはかけ録り可能。
しかも、スマホアプリでかかり具合を調整できます。


たけしゃん
僕もnanaで歌録るときはUR22Cのコンプをかけ録りしてます。
こちらもサンプルでコンプありなし音源を用意してみました(伴奏者さん素晴らしい伴奏をありがとう…)。
コンプなし
コンプあり
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薄めにかけているので、違いがやや分かりづらいですが…Aメロの音量差とサビで音が割れてるかどうかに注目してください。
コンプなし側はAメロの音量をコンプありと同じくらいまで上げたいですが、上げるとサビの音がガンガンに割れます。
特にバンドオケだと、音圧が高い伴奏が多いのでコンプなしで負けないように音量を上げると音が割れます。
マイク距離で調整するにしても限界があるし、どうしても不自然さが生まれます…。
コンプで音量を揃えると、それだけでグッと聴きやすくなります。
ちなみにコンプレッサーと言われても、設定はよくわからない…という人はプリセット使いましょう。
UR22Cだと「08 MR Vocal」を選択しとけば、nanaのボーカル録りなら大抵ハマります。

このプリセット使うだけでもコンプなしのときとは大分違いますよ。
慣れてきたら、このプリセットから少しツマミ回してみて違いを感じるといいでしょう。
本体価格は1.6万円程度ですが、UR22CはDTMでも定番のモデルです。

UR22Cを買うなら、nanaだけじゃなく歌ってみたなどにもチャレンジしてほしいところですね。
ちなみにUR22Cはステレオ録音のnanaパーティーだと、Input1は左、Input2は右からしか音が出ません。
ループバックONにすると両耳から音が出るので、ループバックONにして対応しましょう。
また、前段で紹介したYAMAHA AG03もコンプレッサー内蔵機種なので悪くありません。

ただ、YAMAHA AG03はPCがないと細かい調整はできません。PCを持ってる人はAG03でも問題ありません。
音にこだわるほど自身の歌のダメなところにも気づけます。
機材を買って試行錯誤した経験というのは、ボーカルのレベルアップにも確実に繋がるので検討してみてください。
UR22C
関連記事
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関連記事
コンプレッサーの使い方を理解してボーカル・ギターの音を整えよう

nanaプレミアムに加入するべきか?

nanaプレミアムは月額580円の有料会員サービスです。
nanaプレミアムに加入することで追加される機能は以下の通り。
- 使用できるエフェクトが増える
- サウンド調整機能が使える
- nanaでライブ配信ができる
- シークレット投稿(見れる人を絞れる)ができる
- バックグラウンド再生ができる
- 広告を非表示にできる
- 検索でコラボ人気順で調べられる
- マイページにおすすめ曲やプレイリストを固定表示できる
- お気に入りユーザーの投稿通知を受け取れる
- フォローした人をミュートできる
- フォロワー向けにリポスト(シェアみたいなもん)できる
- フォロワーにコラボ招待を送れる
- 自身のサウンドの再生数レポートを見れる
いっぱいありますねぇ。
nanaをSNS同様にコミュニケーションツールとして使いたい人にはかなり便利ですね。
一方でサウンド的な話で言うと「サウンド調整機能が使える」点が目玉です。

nanaでも音量調整や音質調整といった部分を詰めるなら、サウンド調整機能がないとつらいのはあります。
なので、コンスタントに投稿する人で「ファンを作りたい」「自分の演奏をできるだけ良い音質で聴いてほしい」という人はプレミアム会員になったほうがいいです。
一方で無料会員でも、演奏が上手ければそれなりのものは作れます。
個人的にはnanaが活動の主軸でない人はプレミアム会員になる必要はないかなと感じます。
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nanaでコラボする際のマナー

僕も2020年になってから、投稿を始めたのでnanaをコラボする際のマナーとかあるんだろうか?と気になって調べてみました。
固定のルールは特にないようですが、下記のようにやってる人が多いですね。
- コラボ元の音源に拍手
- コラボ元の音源に「お借りました」など挨拶コメント
- コラボが積み重なってる場合は各伴奏者に拍手
僕も自分の伴奏でたくさんコラボしてもらってますが、上記の対応している人が大半です。
ただ、正直なところ「拍手」もらえれば十分で挨拶コメントはいらないです。
たけしゃん
実際に伴奏者の方で「コラボの報告コメントは不要」とお断り入れてる人はたくさんいます。
これ、コメント不要と書いてる人の気持ち、ものすごくわかりますね。
僕もはじめて4カ月で既に通知が多すぎて追いきれてません。
大事な通知が埋もれちゃうので「お借りしました」だけの報告コメントはないほうがむしろ助かります。
逆にフォロワー数少ない方やボーカルの方とコラボするときは何かコメントしたほうがいいかなと思います。
nanaだとコメントのやり取りから生まれるコミュニケーションが重要だったりしますからね。
たけしゃん
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nanaパーティー

nanaパーティー(通称nanaパ)はnana上で行えるライブ配信(音声のみ)です。
主な仕様をまとめると以下の通り。
- 音声のみ
- nanaに投稿されてるサウンドを流して歌える
- 配信は有料会員(月額580円)のみ可能
- 1枠20分。歌玉(課金アイテム)3つで延長可能
- 投げ銭機能(ギフトを換金)あり
- 入室すると「〇〇が入室しました」と表示される
- 配信開始するとnanaのフォロワーに通知がいく
他社のライブ配信と大きく異なる点は「nanaに投稿されている伴奏を配信で使用できること」です。
そのため、誰でも簡単にカラオケ配信が可能です。
また、リスナーにマイクを渡すことも可能(凸る)。なので、オンラインカラオケみたいな使い方されてます。
もちろん、弾き語り配信とか雑談配信も可能です。
nanaパーティーのはじめ方
「ホーム」の左上タブ「ライブ」から「ライブ配信する」をタップ

ライブ配信のタイトルや背景画像などを設定


Androidは配信前に音のテストがあります。
iOSはそのまま始まるので、外部マイクなどを使う人は事前に通常のコラボ録音で接続したマイクや楽器から音が正常に出てるか確認しましょう。
nanaはApple musicなど立ち上げた状態で外部機器を繋ぐと、割と高確率で音が出ないです。
音が出ない場合は音に関係してそうなアプリを全部落としてから、機器を繋ぎ直しましょう。
サウンドを流す

nanaパーティーの目玉機能はnanaで投稿されたサウンドを配信で使用できることです。
右下の音符アイコンをタップすると、サウンド検索画面に移ります。

伴奏を流してカラオケする人が多いですが、歌入りのサウンドをBGMとして使う人もいます。
流したいサウンドを「予約」すると配信画面に曲を予約したことが表示されます。

予約完了すると、画面下に予約した曲名と再生・停止ボタンが表示されるので、ボタンをタップすると再生が始まります。

ちなみにリスナーさんも曲を予約できます。
配信主がサウンドを予約したリスナーさんのアイコンをタップすることでマイクを渡すことができ、マイクを受け取ったリスナーは再生ボタンでサウンドを流して歌えます。
予約サウンドが終了すると再生・停止ボタンがマイクアイコンに変わり、タップすると配信主にマイクが戻ります。
なお、再生するサウンドは歌詞やキャプションをみることが可能です。

有名な曲だと、歌詞が表示できます。
マイナーな曲の場合は、サウンド製作者さんがキャプションに歌詞を入れてることが多いのでキャプションをみると良いでしょう。
続いて、再生しているサウンドの音量調整です。

再生したサウンドは音量調整可能ですが、フェーダーの上げ下げで音量は下記のように変わりますので注意してください。
- フェーダーを上げる→サウンド音量が小さくなり、マイクの音が大きくなる
- フェーダーを下げる→サウンド音量は変わらず、マイクの入力音量が下がる
外部マイクを使ってる人はサウンドの音量調整はいじらずにオーディオインターフェイスでマイクの音量調整する方がうまくいくかなと感じました。
ギフトを贈る

nanaパーティーはギフトを贈れる機能が備わっています。
ギフトをもらうとチップとしてポイントを獲得することができ、一定数以上からAmazonギフト券などに交換できます。

ギフトを贈るにはポイントが必要で、ポイントは購入する他に日々のログインボーナスなどで少しずつ貯まるようになってます。
また、歌玉というギフトが3つ以上贈られると配信を20分延長できます。

※配信時間の下に歌玉がいくつ投入されてるか表示される
歌玉は配信主でも投入できるので、自分で投入して延長してる人が結構多いですね。
nanaパーティーでのオーディオインターフェイスについて
nanaパーティーでオーディオインターフェイスやUSBマイクを使うと、nanaパーティーがステレオ仕様なので1chがL、2chがRに音が分かれてしまいます。

マイクを1chにだけ挿してる人は左からしか音が聴こえません。
あと、オーディオインターフェイスの入力が1chしかない機種やUSBマイクも左からしか音が出ません。
たけしゃん
対策としてUR22Cなどはループバック機能をONにすることで、LRから聞こえるようになります。
自身のオーディオインターフェイスにループバック機能がある人は試してみると良いでしょう。
ちなみに個人的にはスマホで高音質な環境にしてnanaやライブ配信やるなら、UR22Cが最強機種で間違いないと思います。
次章で僕がUR22Cでnanaパやってるときのセッティングも解説しときます。
nanaパーティーでのUR22Cセッティング例
参考までに僕がUR22Cを使って、nanaパで弾き語り配信やってるときの内蔵エフェクトなどのセッティングを説明します。
僕はボーカル用とアコギ用でマイク2本立てて1ch、2chそれぞれに挿してますが、1本で1chだけ挿しても大丈夫です。

ループバックはVoice Chatにしてます。
2021/1/15のUR22CアップデートでループバックがLiveCastとVoice Chatの選択ができるようになりました。違いを簡単に言うと…
- LiveCast…マイクの音とnanaの伴奏両方がループバック
- Voice Chat…マイクの音のみループバック
つまり、基本的にはVoice Chat一択で大丈夫そうです。
1/15のアップデート前はどう頑張っても、nanaで流した伴奏ごとループしちゃってたんで神アプデですね。
実はこれできる機種ほとんどないんですよ。素晴らしいよ、スタインバーグ。
本体側の設定はMONOボタンを押し込んでONにします。OFFだとループバックONでも1chがL、2chがRに分かれてしまいます。

また、VoiceChatモードだとマイクの音とスマホからの音(伴奏の音)をMONOボタン横のツマミでバランスを調整できます。

左に回すとマイクの音量が大きくなり、右に回すとnana伴奏の音量が大きくなります。
ただ、このツマミで調整するとややこしくなりがちなので、真ん中で固定してnana側の伴奏音量を調整したほうが良いです。
続いて、エフェクトです。
UR22CはEQ・コンプレッサー・リバーブが使える上に音質良好なのでバッチリです。セッティング例はこちら。


特にコンプかけてるかどうかはえらい違いです。
歌っているときはもちろん、MCで喋ってる声もコンプかかるだけで大分聴きやすくなります。
もちろん、イヤホンマイクでも問題ないですが、UR22C+コンデンサーマイクにすると普段の録音もライブ配信も音質がグッとあがるので良いですよ。
nana まとめ

- nanaはスマホで手軽に遊べる、音楽コラボアプリ
- 使い方はシンプルで、スマホ内蔵マイクで十分遊べる
- 高みを目指す人は録音機材や録り方・音質調整を勉強すべし
ぎたすけ
たけしゃん
高みを目指すにも経験が大事だからね。まずは手元のアイテムで気軽に始めてほしいね
nanaの解説でした!
今回の記事では色々と細かいこと書きましたが、まずは気楽に遊んでみてほしいですね。
とりあえず、やってみるとどんどんクオリティ高くしたくなるもの。
その感情に合わせて機材買ったり、色んな試行錯誤をやると成長速度って急激に上がりますからね。
自身の演奏をガンガンアップしながら、もっとよくするには?を常に考えて演奏するとベストです!
たけしゃん
僕のアコギ伴奏を気軽に使って色々とチャレンジしてください!
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