ぎたすけ
たけしゃん
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はじめに
データをバーン!と出す前に今回のデータを正しく活用していただくためにいくつか前提条件を解説していきます。
まず、最初に知ってほしいことはプロアーティストでギターを1本しか持っていない人はまずいません。
ツアーやレコーディングと使用頻度が非常に多いため、ライブギター・レコーディングギターで分けている方が大半です。
…で今回はプロアーティストの使用率などのデータを出すためにメインギターを僕が勝手に決めています。
そのメインギター選出の優先順位は下記の通りです。
メインギターの優先順位
- 本人がメインギターと言っているもの
- 本人がライブ使用と言っているもの
- その人のイメージギター
- メディアでよく見るもの
- 僕の独断
④までいっても判別できないときだけ、僕の独断です。
ただ、100名調べて④までいった方が2名いただけで「僕の独断」まで到達した方は0名でした。
…でライブギターとレコーディングギターではライブギターを優先しています。
理由はアマチュアでは2本の高級ギターを持つことが予算的に難しく、ライブギター兼レコーディングギターで運用することが多いからです。
本記事は趣味で音楽をやる方、プロを目指しているアマチュアミュージシャンに参考になるよう目線を合わせています。
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プロアーティスト別の使用ギター 一覧
名前 | メーカー | 機種名 |
---|---|---|
あいみょん | History | NT-301 |
青葉市子 | YAMAHA | CS40J |
足立佳奈 | K.Yairi | KAGERO |
安月名莉子 | Cole Clark | CCAN2ECBLBL-AR |
阿部真央 | YAMAHA | CPX-15 |
あんにゅ | Martin | 000-16GT |
Anly | YAMAHA | LL36 ARE |
家入レオ | Taylor | 214ce Gloss NAT |
ISEKI | YAMAHA | LL36 ARE |
井上苑子 | YAMAHA | LL-26 |
イルカ | Martin | D-35 |
岩沢厚治 | YAMAHA | L-51 |
植村花菜 | Gibson | B-25 |
内澤崇仁 | Gibson | J-45 |
遠藤賢司 | Martin | D-35 |
大石昌良 | YAMAHA | LS-36 |
大橋トリオ | Gibson | J-50 |
大橋卓也 | Gibson | J-50 |
おおはた雄一 | Gibson | LG-0 |
大原櫻子 | Takamine | SO-70 |
奥田民生 | Gibson | J-45 |
尾崎世界観 | Martin | D-18 |
片平里菜 | Epiphone | DR-500MCE |
カネコアヤノ | Gibson | Country Western |
岸田繁 | Gibson | CL-20 |
北川悠仁 | YAMAHA | LL36 ARE |
草野マサムネ | Martin | D-28 |
桑田佳祐 | Gibson | Dove |
小渕健太郎 | Martin | D-45 |
コレサワ | Gibson | Hummingbird |
斉藤和義 | Gibson | J-45 |
齊藤ジョニー | Martin | D-18 GE |
斉藤誠 | Martin | O-18 |
坂崎幸之助 | Martin | OOO-18 |
坂本サトル | YAMAHA | FG-250 |
桜井和寿 | Martin | D-28 |
佐藤良成 | Martin | O-18 |
島袋優 | K.YAIRI | BL-132RE |
清水衣与吏 | Martin | D-28 |
スガシカオ | Gibson | アドバンスドジャンボ |
菅田将暉 | Martin | D-35 |
住岡梨奈 | Gibson | Country Western’64 |
星羅 | K.Yairi | TF-120 |
関取花 | Taylor | Academy12e |
曾我部恵一 | Gibson | B-25 |
高野寛 | Taylor | 712カスタム |
高橋優 | Gibson | Dove |
瀧川ありさ | Martin | J-40 |
竹内アンナ | Martin | OMJM |
竹原ピストル | YAMAHA | FG-200 |
田島貴男 | GUILD | F-50 |
玉置浩二 | Martin | D-1 |
Char | YAMAHA | L-51 |
Chay | ZEMAITIS | Z-JHW-LIMITED |
土屋公平 | Gibson | SJ-200 |
寺中友将 | YAMAHA | LL36C |
仲井戸麗市 | Gibson | GOSPEL |
長岡亮介 | Waterloo | Jet Black |
長澤知之 | Headway | HD-115 |
長渕剛 | Takamine | NTP-012 |
なぎら健壱 | Martin | D-35 |
ななみ | YAMAHA | LL26C ARE |
新山詩織 | Fender | PM-1 Deluxe |
野田洋次郎 | Gibson | J-45 |
秦基博 | Gibson | J-45 |
ハナレグミ | K.Yairi | WY-1 |
馬場俊英 | Gibson | dove |
福山雅治 | Taylor | 814ce |
藤巻亮太 | Gibson | J-45 |
藤原さくら | Martin | 000C Nylon |
藤原基央 | Gibson | J-45 |
Predawn | K.Yairi | RF-90 |
星野源 | Gibson | J-45 |
ホリエアツシ | Gibson | J-200 |
堀込高樹 | Gibson | J-45 |
堀込泰行 | Martin | D-18 |
松室政哉 | アムリタ | F-Model |
MADOKA | YAMAHA | AC3M |
マナミ | Taylor | 314ce |
みきなつみ | Taylor | 714ce V-Class |
見田村千春 | Gibson | Dove |
光村龍哉 | Martin | D-28 |
三戸なつめ | Simon & Patrick | Woodland Parlor |
宮田和弥 | Gibson | J-45 |
miwa | Gibson | J-45 |
村上紗由里 | アムリタ | FD-M |
森恵 | Guild | D-55 |
森山直太朗 | Martin | D-18 |
森山良子 | Martin | 00-45S |
矢井田瞳 | YAMAHA | LJ-66 Custom |
山崎あおい | YAMAHA | AC-3M |
山崎まさよし | Gibson | Southern Jumbo |
山下達郎 | GUILD | D-50 |
山本彩 | Martin | D-28 |
Yui | Fender | GA-45SCE |
弓木英梨乃 | YAMAHA | LLX26C |
吉澤嘉代子 | YAMAHA | APX1000 |
Rihwa | Gibson | B-25 |
Rei | Gibson | LG-2 |
選出基準は歌ってギターを弾く人です。
弾き語りすとのための情報なので、ソロギタリストは対象から除きました。
性別での内訳は男性57名、女性43名です。
新人からベテランまで幅広いですが、参考になるように…という基準なので最近の人が中心です。
そして、このデータ集めていて思ったのですが人気のシンガーソングライターって女性は20代の方が大半で男性は30代以降が大半ですね。
何となく肌感覚でもわかりますけど、やっぱり違うもんですねぇ。
それでは、次章からは色んな切り口でのランキングをみながら、考察をしていきましょう。
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プロアーティスト 使用ギター数ランキング
- Gibson J-45 11人
- Martin D-28 5人
- Martin D-18 4人
- Gibson Dove 4人
- Martin D-35 4人
- YAMAHA LL36 ARE 4人
- Gibson B-25 3人
- YAMAHA LL26 ARE 3人
- Gibson J-50 2人
- YAMAHA AC3M 2人
- Martin 0-18 2人
- YAMAHA L-51 2人
- Gibson Country Western 2人
2本以上使用者がいたアコギは上記の13種類。
ここからは総括と気になるギターの掘り下げた解説を行っていきます。
使用ギターランキングの総括
「Gibson J-45とMartin D-28がやっぱり強かった」という結論です。
ただ、使用アーティストの年代や傾向から見ると30代以降の方とバンドのボーカルギターが多いです。
- 20代…2人(全員女性)
- 30代以降…14人
- 内バンドボーカル…10人
- 男性…14名
- 女性…2名(両方20代)
アマチュアだと未だに人気がある、Gibson J-45とMartin D-28ですが若年層に対して人気離れしている印象を受けます。
20代のアーティストを見てみると、YAMAHA Lシリーズの人気が高いです。
- 20代…4名(全員女性)
- 30代以降…7名
- 内バンドボーカル…1人
- 男性…6名
- 女性…5名
他にもギター自体はバラバラですが、YAMAHA・Taylorが20代女性を中心に人気でしたね(詳しくはメーカー別ランキングで)。
なので、使用ギター数だけ見るとGibson J-45とMartin D-28といった有名ギターが強かったものの、20代のアーティストは有名ギターへのこだわりが薄くなっているのを感じます。
逆にエレアコとして使いやすいものが今の流行といった感じを受けます。
それでは、ここからはランキングで気になったギターについて4本ほど解説していきます。
Gibson J-45
メインギターと判定したアーティスト
- 内澤崇仁(Androp)
- 奥田民生
- 斉藤和義
- 野田洋次郎(RAD WIMPS)
- 秦基博
- 藤原基央 (Bump Of Chicken)
- 藤巻亮太(レミオロメン)
- 星野源
- 堀込高樹(キリンジ)
- 宮田和弥
- miwa
アコギの代名詞とも言えるほど有名なGibson J-45。
使用者は11名とダントツの1位でした。
しかも、メインと判定されなかっただけで所有している方自体はもっと多くいます。
そして、使用者はバンドのボーカルであったり、ロックテイストの強いシンガーソングライターが多いです。
その一方で、秦基博さん、星野源さん、miwaさんと今を代表するシンガーソングライターも使っているのが興味深いですね。
ただ、20代で使用している方はmiwaさんだけ。
しかも、サブで使っている人もいませんでした。10年後には使用者がガツンと減っていそうです。
それでも、J-45は弾きやすいし、ガツガツストロークで押すと味がある良いギターです。
関連記事
Gibson J-45とはどんなギターなのか?年代別でJ-45の仕様を解説 -有名アコギ解説シリーズー
Gibson Dove(ダブ)
メインギターと判定したアーティスト
- 高橋優
- 馬場俊英
- 見田村千春
- 桑田佳祐
シンガーソングライターで意外と所有率が高いギター、Gibson Dove(ダヴ)。
メイン判定しませんでしたが、秦基博さんも所有しています。
Gibson hummingbird(ハミングバード)の上位モデルとして登場したモデルですが、やはりピックガードが特徴的です。
また、Gibsonの最上位モデルだけの仕様ですが、サイド&バックにメイプルを用いたアコギでもあります。
他のGibsonアコギとは違ったサウンドで音のレスポンスがよく、輪郭がクッキリした明るい音質になっています。
ちなみにアマチュアだとGibson hummingbird(ハミングバード)のほうが人気があるイメージですが、今回の調査ではコレサワさん1名だけでした。
関連記事
Gibson Dove(ダヴ)とはどんなギターなのか?-有名アコギ解説シリーズー
Martin D-35
メインギターと判定したアーティスト
- イルカ
- 遠藤賢司
- 菅田将暉
- なぎら健壱
え?4名って誰が持ってるの?と思っちゃった人も多いでしょう。Martin D-35です。
所有者はフォークソング全盛の60~70年代のアーティストが多いです。
その中で菅田将暉さんがメインギターで使用されています。
お父さんの影響で好きになった吉田拓郎さんを敬愛しているそうで、D-35を選んだ理由もそこからだそうです。
なるほど、納得。
D-35の特徴はサイド&バックがローズウッド、メイプルで繋いだ、ローズウッドの3ピースバックになっていることです。
戦時中に木材が足りないことで、このような仕様になったのですが、他のMartinギターとキャラクターが違うところがウケて愛用者が意外と多いギターです。
あんまり、最近の人で使っている人はいないですが、そこが逆に個性になったりしますよね。
僕も菅田将暉さんがD-35使っているという話を聞いて、その時点で好感度上がりました(笑)。
関連記事
Martin(マーチン) D-35とはどんなギターなのか?年代別でD-35の仕様を解説 -有名アコギ解説シリーズー
YAMAHA LL36 ARE
メインギターと判定したアーティスト
- Anly
- ISEKI
- 北川悠仁
- 寺中友将(KEYTALK)※LL36Cです
YAMAHAの高級ギター Lシリーズの上位モデル YAMAHA LL36 AREです。
使用者自体は4人ですが、同じL36シリーズをメインもしくはサブにしている方は結構多いです。
他のL36シリーズ使用アーティスト
- 井上苑子(LJ36 ARE)
- 大石昌良(LS36)
- 福山雅治(LLX36C)
- miwa(LL36 ARE)
LS、LJ、LLはボディサイズの違いです。
※L6シリーズでボディシェイプを比較したもの
LL36 AREは最も大きいドレッドノートサイズですね。
ダイナミクスや低音の強みは最も強く、歌モノでジャカジャカ弾くのに適しています。
使用しているアーティストもシンガーソングライターとして今も第一線で活躍している方が中心です。
現状では一番バランス良く使えるアコギなんじゃないかと感じてます。
ただ、一般の市販品だとピックアップが付いていません。
なので、僕らが買う時は後付けでピックアップを付けるか、ピックアップ搭載のLLX36Cを買う必要があります。
LL36(アコギ)
LLX36C(エレアコ)
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ギターメーカー別使用者数
- Gibson 31人
- Martin 24人
- YAMAHA 18人
- Taylor 7人
- K.Yairi 5人
- Takamine 2人
- Guild 2人
- Fender 2人
- アムリタ・カスタム・ギターズ 2人
- Headway 1人
- ZEMAITIS 1人
- Waterloo 1人
- History 1人
- Simon & Patrick 1人
- Epiphone 1人
- Cole Clark 1人
メーカー別の使用者数もやはり強いのは、GibsonとMartinです。
また、ギターメーカーについて総括をしてから、気になるメーカーをいくつかピックアップして解説していきます。
ギターメーカー別使用者数 総括
結果としては予想通り、GibsonとMartinが多かったですが…年齢層や性別で絞ってみると結果が違ってくるところが面白いところです。
20代で絞るとYAMAHAが1位。女性で絞ってもYAMAHAが1位です。
20代の使用ギターメーカー
- YAMAHA 9人(全18人)
- Gibson 6人(全31人)
- Martin 6人(全24人)
- Taylor 4人(全7人)
- アムリタ・カスタム・ギターズ 2人(全2人)
女性の使用ギターメーカー
- YAMAHA 10人(全18人)
- Gibson 8人(全31人)
- Martin 8人(全24人)
- Taylor 5人(全7人)
- K.Yairi 3人(全5人)
- Fender 2人(全2人)
このデータだけで断定はできませんが、10年後には使用者のシェア率が大変動している予感は受けます。
具体的にはGibson、Martinが沈んでYAMAHA・Taylorが大きくシェアを伸ばしそう。
若年層ではブランド力より、「安くて質の良いもの」「ライブで使いやすいもの」の2点の優先度が高い印象を受けます。
その観点でいくと、MatonやCole Clarkが今後大躍進する可能性も十分に考えられます。
ただ、男性はアマチュアの20代を見てもGibson使用者が多く、ブランド志向な感覚を受けます。
今後、男性アーティストの購買欲がどこに向かうのかも重要なポイントですね。
YAMAHA(ヤマハ)
メインギターと判定したアーティスト
- 青葉市子
- 阿部真央
- Anly
- ISEKI
- 井上苑子
- 岩沢厚治
- 大石昌良
- 北川悠仁
- 坂本サトル
- 竹原ピストル
- Char
- 寺中友将(KEYTALK)
- ななみ
- MADOKA(たんこぶちん)
- 矢井田瞳
- 山崎あおい
- 弓木英梨乃
- 吉澤嘉代子
女性アーティストからの支持が非常に高い国内ギターメーカーのYAMAHA。
適正価格で質の良い製品を作っているので、信頼度は高いですし、実用度も高い優良メーカーです。
プロアーティストの方はYAMAHA Lシリーズ使用者が多いです(18名中11名)。
2019年に入って、YAMAHA FGシリーズの新作を出しています。
新作のFGシリーズにはCole Clarkで大好評の3Wayピックアップシステムと同様のピックアップが搭載されており、ますます使いやすいエレアコなっています。
その他、女性向けモデルのアコギを新しく販売したり…と今後の戦略も良い感じ。
文句なく、年々シェア率を上げていくであろう国内優良メーカーです。
Taylor(テイラー)
メインギターと判定したアーティスト
- 家入レオ
- 関取花
- 高野寛
- 橋爪もも
- 福山雅治
- マナミ(Goose house)
- みきなつみ
アメリカではシェア率 No.1のギターメーカーであるTaylor。
国内正規代理店は山野楽器。
品質が安定しているところと、ピックアップが優良でエレアコとしての質が高い点が評価されています。
日本でも年々使用者が増加しており、アマチュアでもかなりの使用者率です。
特にアマチュアの女性アーティストではYAMAHAより使用者は多いんじゃないかと感じます。
ただ、その一方で日本だと関税の関係か高いんですよねぇ。
中間モデルでも30万円はしますからね。
なので、今後もシェア率は伸びるとは思いますが、プロを目指すアマチュアアーティストはYAMAHAやCole Clarkに流れていくんじゃないかと感じます。
Cole Clark(コールクラーク)
メインギターと判定したアーティスト
- 安月名莉子
オーストラリアのギターメーカー Cole Clark(コールクラーク)。
国内正規代理店はイシバシ楽器。
オーストラリアの木材を使ったナチュラルなルックスと抜群のピックアップシステムがウリのギターメーカーです。
今回の調査対象だと1名ですが、実際にはダイスケさんやカサリンチュの村山辰浩さんなどプロ使用者はそこそこいます。
ここのメーカーの3Wayピックアップはほんとにすごいんですよねぇ。
ものすごく良い音が出力されます。
シンガーソングライターのフェスであるSSW’18でもダイスケさんやカサリンチュの村山辰浩さんのエレアコの音は抜群でしたしねぇ。
ただ、2019年に入ってYAMAHAが同じ仕組みの3Wayピックアップ搭載のエレアコを発売しました。
たぶん、他のメーカーも徐々に3Wayピックアップ搭載モデルを出してくるんじゃないかなぁと感じてます。
そうなると、やや厳しいなぁと感じるメーカーですが今後も新たな取り組みに期待したいです。
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ヴィンテージギター使用率
続いてヴィンテージギター使用率です。
ヴィンテージギターの定義ですが、1970年代以前に作られたものをヴィンテージギターとしてカウントしてます。
ただ、残念ながら年代まで情報がある人は少ないです。
なので「年代記載が合った人」と「機種からヴィンテージがどうか判断できる人」のみでデータを取ってます。
…でデータを出すと
- ヴィンテージギター使用率 39%(28人)
- 近代のギター使用率 61%(43人)
39%の方がヴィンテージギターでした。
まあ、そんなもんですよね。
ヴィンテージギター部門は総括だけしていきます。
ヴィンテージギター使用率総括
全体の39%がヴィンテージギターということですが、やっぱり使用者は30代以降の方がほとんどです。
まずはヴィンテージギターをメーカー別で見てみましょう。
- Gibson 18本
- Martin 7本
- YAMAHA 2本
- GUILD 1本
やっぱり、GibsonとMartinですね。
ちなみにYAMAHAの2本はCharさんと竹原ピストルさんなんですが、使い込んでるうちにギターも歳とってヴィンテージになった…という渋いギターです。
GUILDは田島貴男さんですね。
女性でヴィンテージギターを使用されているのは5名。
- 植村花菜
- カネコアヤノ
- イルカ
- Rihwa
- Rei
思ったよりは多い印象を受けます。
ヴィンテージギター使用率39%という結果ですが、ヴィンテージギターを所有しているけどレコーディング用なのでメインと判定されなかった方が多数います。
なので、実際はレコーディング用ギターとして所有されてる方が多かったです。
ただ、やっぱり若手のかたほどヴィンテージギターを持っている割合は下がります。
金銭的な理由もあるでしょうし、機能性や耐久性を考えると惹かれないのもあるんでしょうね。
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プロアーティストの使用ピックアップランキング
最後は使用しているピックアップについてです。
こちらも不明な方が一定数いるので、判明している方の分だけでランキングを作りました。
- 初期装備(初めからエレアコ)…20本
- L.R.Bages Anthem…6本
- FISHMAN ピエゾ(型番不明)…6本
- L.R. Bages M-1…6本
- L.R.Baggs Element…5本
- FISHMAN RARE EARTH…4本
- L.R.Baggs M-80…2本
- SUNRISE S-2…1本
- FISHMAN Ellipse Matrix Blend…1本
- M-factory ♯202…1本
- Seymour Duncan マグネットPU…1本
順当な感じですね。
ピックアップについても、いくつかの観点で思うことを書いていきます。
使用者数が最も多いAnthemの記事
L.R.Baggs Anthemをレビュー。人気No.1のアコギ用ピックアップの実力とは?
初期装備か後付けか
はじめからピックアップ内蔵と後からピックアップを付けた後付けの割合はこちら。
- 初期装備(初めからエレアコ)…20人(38%)
- 後付け…33人(62%)
後付けの方が多いですね。
使用者が多いGibsonやMartinの少し古いギターは初期装備ではピックアップ無しなので、そのためですね。
逆に最近のギターを使っている方はほとんどピックアップ初期装備のエレアコです。
最近の流れだとCole Clark、Maton、YAMAHA、Taylorなど優秀なピックアップを内蔵させているギターメーカーが増えてきましたからねぇ。
初期装備品の使用率はどんどん上がっていきそうです。
ピックアップの種類
- 複合…26本
- ピエゾ…20本
- マグネット…15本
- コンタクト…2本
- 内蔵マイク…1本
複合が多いですね。
複合はピックアップを複数付けているタイプのものでデュアル、3Wayピックアップなどと呼ばれるものです。
しかし、根強い…と感じたのがピエゾですね。
ここでピエゾとしてカウントされているのはいわゆるブリッジに取付けされるインブリッジピエゾです。
まあ、MartinやGibsonの初期装備ピックアップがインブリッジピエゾだから多いんですよねぇ。
インブリッジピエゾはバンドなら良いんですけど、弾き語りだともうきつい感じがします。
実際に昨年のSSW’18ではプロのシンガーソングライターの弾き語りを15組くらいみたわけですが…
インブリッジピエゾだけの人と複合型ピックアップの人で演奏の聴きやすさにわかりやすく差が出てました。
あれを見てから、僕はですが…弾き語りを活動の1つの軸にするならインブリッジピエゾオンリーは基本ないと思うようになってしまいました。
色んなメーカーがインブリッジピエゾオンリーから脱却しているので、MartinやGibsonも早く複合型オンリーになっていただきたいです。
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プロアーティストの使用ギターを解説して
感じたこと
- GibsonとMartinは強かった
- ただ、女性ではYAMAHA・Taylorが人気
- ピックアップは複合型が良い
ぎたすけ
たけしゃん
プロアーティストの使用ギターについての解説でした!
色々と調べていて、興味深いデータもあって書いていて面白かったです。
あらためて、目次です。もう一度読みたいところがあったらクリックしてください。
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少しでも、あなたの参考になれば嬉しいです。
本ブログでは、おすすめのギターやギターメーカーの解説もまとめているので、参考にしてください。
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