マイナースケールを理解しよう。仕組みから種類の使い分けまで解説

マイナースケールの説明資料

ぎたすけ

マイナースケールって少し悲しい感じのメロディーとか曲で使われるやつだよな

たけしゃん

そうだよ。メジャースケールに比べると複雑なところが多くて難しいけど、ギターにとっては大事なスケールなんだよね

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マイナースケールとは

マイナースケールの説明資料

マイナースケールとは「全音・半音・全音・全音・半音・全音・全音」という並びで構成される7つの音のことです。

半音とは1つ隣の音、全音とは2つ隣の音を指します。ピアノとギターのそれぞれで言うと以下の図のようになります。

全音と半音
ギターのフレットにおける半音と全音

そして、マイナースケールは音の並びの法則なので、音の数だけスケールも存在します。

スケールはそれぞれの音が起点となるため、全部で12種類のスケールができる

音は平均律で12種類あるため、12種類のスケールが存在するわけですね。

その中でもA(ラ)から始まるAマイナースケールはピアノで見るとキレイに白鍵盤だけ使う並びになるので、音楽理論などの説明でも良く用いられます。

マイナースケールをピアノの鍵盤で説明した図

ちなみに並びが異なるメジャースケールだとCメジャースケールが白鍵盤だけの構成になります。

マイナースケールとメジャースケールをピアノの鍵盤で比較した画像

マイナースケールはマイナーキーの楽曲で使われますが、メジャースケールに比べて暗い雰囲気になります。

Cメジャースケール

Cマイナースケール

マイナースケールは何か暗い雰囲気を感じますよね。

マイナースケールを使った楽曲はマイナー曲と呼ばれますが、色んなタイプの曲があります。

例えば、ザ・マイナー曲というと演歌とか歌謡曲ですね。

中森明菜さんの「飾りじゃないのよ涙は」などが代表的なマイナー曲です。

飾りじゃないのよ涙は/中森明菜(YouTube)

一方で2010年代以降ではマイナー曲は「せつなさ」要素を入れることが多いですね。

西野カナさんの「会いたくて 会いたくて」などが代表的です。

会いたくて 会いたくて/西野カナ(YouTube)

さらには、最近の楽曲だとVaundyの「不可幸力」がマイナー曲ですね。

また、ガラッと雰囲気が変わってメロウだったり、クールと言った要素が入ってきます。

不可幸力/Vaundy(YouTube)

このようにマイナースケールは暗い雰囲気ではありますが、上手く使うと色んな色を出すことができます。

マイナースケールの種類

マイナースケールの種類。ナチュラルマイナー、メロディックマイナー、ハーモニックマイナーの音階と度数を一覧化した表

マイナースケールには3種類のスケールがあり、音の配列が若干異なります。

基本となるのはナチュラルマイナースケールです。

ナチュラルマイナースケールの音階と度数を一覧化した表

ナチュラルマイナースケールの基本形なので、まずはナチュラルマイナースケールを覚えましょう。

一方で他の2つのスケールはナチュラルマイナースケールを拡張するようなイメージで、補助的な使用が中心です。

メロディックマイナースケールの音階一覧
ハーモニックマイナースケールの音階一覧

マイナーキーの曲を作っていて、部分的にメジャーキーっぽい雰囲気が欲しいときは割と多いんですよね。

そんなときは部分的にメロディックマイナースケールやハーモニックマイナースケールを使ったりします。

また、Vaundyの不可幸力のように全編通してハーモニックマイナースケールといったようなケースもあります。

不可幸力/Vaundy(YouTube)

とはいえ、全部一気に活用しようとすると混乱するので、まずはナチュラルマイナースケールを覚えるところから始めましょう。

ナチュラルマイナースケールとギター指板

ナチュラルマイナースケールの5弦ルート
ナチュラルマイナースケールの6弦ルート

ギターの指板上で作られるナチュラルマイナースケールの形は主に上記2パターンです。

●の部分をなぞっていけば、ナチュラルマイナーのメロディーが作られます。

ただ、あんまりナチュラルマイナースケールを色々弾くことってない気がしますね。

ナチュラルマイナースケールから2番目と6番目の音を除いたマイナーペンタトニックスケールというスケールの方が圧倒的に使う率は高いです。

マイナーペンタトニックスケールを説明した画像
5弦ルートのマイナーペンタトニックスケール
6弦ルートのマイナーペンタトニックスケール

とはいえ、ナチュラルマイナースケールを理解した上でのペンタトニックスケールだとは思うので、ナチュラルマイナースケール自体の把握したほうが良いですね。

結構、ペンタ+αの音構成でギターソロを作っていくことが多いですからね。

 

マイナースケール まとめ

KMS104_Plusで演奏を録ってるところ
  • マイナースケールは「全音・半音・全音・全音・半音・全音・全音」という並びで構成される7つの音
  • マイナースケールで作られるメロディーはやや暗い雰囲気になる
  • マイナースケールには3種類のスケールが存在する

ぎたすけ

マイナースケールは種類が3つもあるのが複雑でわかりにくよなぁ

たけしゃん

まあ、理論で丸暗記するよりは既存のマイナー曲を分析して曲を作ってみるほうがいいよ

マイナースケールの解説でした!

個人的には作曲から入るよりはギターのメロディーとかフレーズ作りからマイナースケールに入ったほうが分かりやすいかなと思います。

それだけ、ギターでメロディー作るときはマイナーペンタトニックスケールを使いますからね。

マイナースケールは難しいのと、ポップスだとメジャースケールと比べて使う頻度が低いので、すぐに覚えるというよりは色んな曲を研究する過程で覚えるのがおすすめです!

音楽理論講座 一覧

第1章 音や楽譜の読み方を覚えよう

第2章 キーやスケールを理解しよう

第3章 コード進行のバリエーション

第4章 ノンダイアトニックコードの導入

第5章 応用的な音楽理論の活用

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