Gmコードの押さえ方。キレイに鳴らすポイントや使用するパターンを解説

Gmのギターコードフォーム 2種類

ぎたすけ

ギターコードの解説か。GmってGに比べると全然出てこないイメージあるけど

たけしゃん

まあ、そんなに多くはないね。ただ、フックになるようなメロディーライン作りによく使うんだよね

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この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

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たけしゃん

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プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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Gmコードの押さえ方

Gmの構成音とギターコードフォーム

Gと比べてやや暗い雰囲気のするコード、Gm。

DmやAmといったコードと比べると登場頻度は大分少ないですが、要所でたまに登場するコードです。

バレーコードで押さえるフォームでよく使うF#mをフレット1つずらした形ですね。

ギターでGmコードを押さえている写真

人差し指以外で使う指は中指、薬指でも大丈夫ですが、薬指・小指を使うと余った中指を人差し指の上に添えて押弦を安定させることができます。

あまり強く押さえると人差し指が痛くなってしまうので、そこそこの強さに制御しましょう。

人差し指の横部分で押さえる

ギターでGmコードを押さえるときは人差し指の横部分で押さえることを意識する

バレーコードを押さえるときの人差し指は指の横部分を使うようにしましょう。

正面部分を使うと指の関節のくぼみが邪魔になって音がキレイに鳴りません。

人差し指の溝が押弦の邪魔にならないようにしよう

ただし、指を傾けすぎるとそれもキレイに鳴らなくなります。

気持ち傾けるくらいに人差し指を横にして押さえるようにしましょう。

バレーコードを押さえ続けていくうちに力をそれほど入れなくても弦が鳴ってきます。

しっくりくる人差し指の角度を考えながら練習すると早くキレイに鳴らせるようになりますよ。

GmとGm7の違い

GmとGm7のコード構成音とフォームを比較した画像

Gm

Gm7

GmとGm7は7th(ファ)が入っているかいないかの違いです。

音の響きを聴き比べてみると、意外と違いがありますよね。

Gmは3和音ですが、Gm7は4和音なのでGmの方がシンプルでGm7はやや複雑な音の響きです。

使い分けに関しては好みの音色を使えば良いですが、実際の楽曲ではGm7を使用することが多いです。

Gm絡みのコード進行ではC7もしくはF#m7に繋ぐことが圧倒的に多いため、同じ4和音の方がしっくりくるからです。

また、バンドやピアノとのユニットなど他の楽曲と合わせるときはGmかGm7かは意識したほうがいいです。

みんなGmを弾いているのに、1人だけGm7を弾いていると響きが変わってしまいます。

弾き語りだと7thの有無はそんなに気にならないですが、アンサンブルだと結構気になってしまうものです、

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Gmのコードフォームと使用パターン

Gmのギターコードフォーム 2種類

パターン①

パターン②

Gmで主に使うコードフォームは上記の2種類です。

とはいえ、アコギだとパターン①しかほぼ使わないですね。エレキギターだとパターン②も使います。

また、アコギ弾き語りだとGmを使うときはF#mかCに繋げることが多いのでコードチェンジの効率的にもパターン①を使います。

なお、パターン①もパターン②もフレットを平行移動させると別のmコードになるので覚えておきましょう。

5弦と6弦のフレット毎の音程
Gmのギターコードフォーム 2種類

パターン①なら6弦の各フレットの音程を確認しましょう。6弦の3Fで押さえるとGm。5Fで押さえるとAmになりますね。

同じ要領でパターン②は5弦の各フレットの音程を確認しましょう。

こうやって、同じフォームを使い回して色んなmコードを覚えると効率的かつ応用が利きます。

Gmがよく使用されるパターン

セカンダリードミナントの説明資料

Gmがよく使用されるパターンはCメジャーキーにおけるセカンダリードミナントのツーファイブです。

具体的には「Gm→C7→Fmaj7」というコード進行で登場します。

補足

セカンダリードミナントのツーファイブでも、やっぱりGm7→C7を使うことが多い

アコギだとGmが通常のダイアトニックコードとして登場するキーは演奏しづらいキーでカポタストで回避することが多いんですよね。

そのため、Gmが登場するケースは大半が上記のセカンダリードミナントの前に置かれるⅡmのパターンです。

(参考)C→Gm→C7→Fmaj7

コード進行だけ聞いても、なんかいい感じですよね。

この進行にメロディーを載せるとエモい感じになるので、ヒット曲でも多用されています。

色んな曲で登場するので、Gm→Cのコード進行が出てきたら、どんなメロディーが乗ってるか聞いてみるといいですよ。

 

Gm まとめ

ギターでGmコードを押さえている写真
  • Gmとはソ・シ♭・レで構成されるコード
  • 人差し指を少し横に傾けて横腹部分で押さえるとキレイに鳴らせる
  • アコギ弾き語りだとセカンダリードミナント前に置かれるⅡmとしてよく使われる

ぎたすけ

確かにたまに使ってたパターンはセカンダリードミナントのツーファイブばっかりだったぞ!

たけしゃん

アコギ弾き語りのGmはほぼそうだから、音楽理論勉強するにもちょうどいいコードだよ

Gmコードの解説でした!

アコギ弾き語りだとダイアトニックコードとしてはあまり登場しませんが、セカンダリードミナントを絡めた定番進行で登場するので、知らずに使ってる人も多いはず。

Gmをきっかけに音楽理論を少し勉強してみると、スーッと理屈が入ってくるのでおすすめです。

Gルートのコード解説記事一覧
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Gm Gm6 Gm7 GmM7
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Gadd9 Gaug G9 Gm9
G7(♭9) G7(#9) Gmaj9 G7(#11)
G7(13) G7(-13)    
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