EVERLY(エバリー) ACOUSTIC SESSIONをレビュー。少し高級な高音質アコギ弦

everly-strings

評価:3

ぎたすけ

アコギ 弦ってたくさんありすぎて、聞いたことないメーカーが色々でてくるな

たけしゃん

EVERLYは大手楽器店に行くと、結構置いてある確率高いけどね。

ただ、値段が高いから使ったことある人は少ないと思うよ

この記事でわかること
  • EVERLY(エバリー) ACOUSTIC SESSIONの種類
  • EVERLY(エバリー) ACOUSTIC SESSIONのレビュー
この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
プロフィール詳細お問い合わせ

EVERLY(エバリー) ACOUSTIC SESSION

everly弦

アメリカの楽器メーカーであるEVERLY STRINGSが作っているアコギ弦、ACOUSTIC SESSION。

OEM生産ではなく、ロサンゼルスの自社工場で生産しているそうです。

OEM生産
自社ブランドの製品製造を他社に委託する形態のこと

EVERLY STRINGSはどちらかというエレキギター用の弦がメインという印象ですね。

使っている人が少ないわりに大手楽器店には必ず置いてある背景としては、エレキ弦を置く関係でACOUSTIC SESSIONも一緒に置いてあるんでしょうね。

価格は少し高めですが、実際に音の伸びがよく鈴なりしたパンチのある音なので相性が良い人は多そうなアコギ弦です。

EVERLY(エバリー) ACOUSTIC SESSIONの種類

Every Acoustic sessions

弦の種類はシンプルに2種類。

パッケージで区別されているため、わかりやすいですね。

楽器店に置かれているのはもっぱらPhosphor Bronzeのイメージです。

弦の太さのレパートリーもPhosphor Bronzeのほうが多いので、主力はPhosphor Bronzeでしょうね。

EVERLY(エバリー) ACOUSTIC SESSIONの太さ

EVERLY(エバリー) ACOUSTIC SESSIONの太さ

Phosphor Bronze

  • .010-.047(#7210)
  • .011-.052(#7211)
  • .012-.053(#7212)
  • .013-.054(#7213)

80/20Bronze

  • .012-.053(#7011)
  • .013-.056(#7012)

太さはPhosphor Bronzeが4種類、80/20Bronzeが2種類となっています。

他のメーカーでもよくある太さの構成に絞って用意していますね。

everly弦

どのメーカーでもダントツで使用者が多い、標準的な太さになるLightに該当するのは.012-.053になります。

audio technica AT-UMX3のバナー(PC)PR

EVERLY(エバリー) ACOUSTIC SESSION(#7212)をレビュー

everly弦

たけしゃん

悪くはないけど、同価格帯だと他にもっと良い弦があるよなぁ…というのが正直なところ

それでは、EVERLY(エバリー) ACOUSTIC SESSION(#7212)をレビューしていきます。

総評すると「悪くないけど、あえて選ぶ理由がない弦」です。

弦がやや硬めですが、音質も良くバラード系のアルペジオには合う感じはします。

…が値段が高くて同価格帯のJOHN PEARSE 600LやDR VTA-12と比べるとイマイチな感じがして惜しい弦です。

音は明るくて粒立ちが良い

ストロークで鳴らしたときの音は明るく煌びやか。

アルペジオの音も粒立ちが良く、単音弾きでも力強い感じです。

音の明瞭さは安いギター弦とは一味違いますね。

弦自体もちゃんと鳴ってる感じが出てます。

弦がやや硬いが滑りは良い

音に力がある分、弦自体がやや硬めです。

指の皮がやわらかい段階だと痛く感じる人もいそうです。

ただ、滑り自体はよくフィンガーノイズも程々で使いやすいです。

バレーコードを多用する人はやや辛いかもしれないので、一度単品購入して試したほうが良いです。

真空パックで買い置きしても安心

everly弦

全部の弦がまとまって真空パックされています。

空気が侵入できないので、買い置きして自宅にしばらく置いておいてもサビる心配はありません。

各弦のポール部分の色で区別できるようになってますが、弦を張り替える時は位置を間違えないように注意しましょう。

値段が高いが変動する

楽器店で買うと1,500円くらいが相場。

Amazonで買うと1,300~1,400円くらいのときが多いですが、たまに1,000円切っているときもあります。

 

1,000円を切っていれば、普段使いも検討したい良い弦なんですけどねぇ…。

1,500円近くなると、JOHN PEARSE 600LやDR VTA-12をおすすめしたいところです。

 

EVERLY(エバリー) ACOUSTIC SESSION まとめ

本を読んで勉強する人
  • 音質や演奏性は良好な弦
  • やや弦が堅いので指の皮がやわらかい人は辛いかも
  • 価格が高く、競合の弦と比べると弱い

ぎたすけ

1,400円もすると安い弦なら2セット買えちゃうな

たけしゃん

そうなんだよね。Martinとかダダリオなら2セット買えちゃうから、弦自体は良くても普段使いするには迷っちゃう価格帯だよね

EVERLY(エバリー) ACOUSTIC SESSIONの解説でした!

少し高めですが、弦の質は良いので試しに1回買って試してみるのはよいかもしれないですね。

普段使いにするにはイマイチ…というのが正直なところです。

ただ、大手楽器店には大抵、置いてあるので比較的手に入れやすい弦です。

色んな弦を試す中で、EVERLY(エバリー) ACOUSTIC SESSIONを試してみてはいかがでしょうか。

関連記事

アコギのエリクサー弦 3種類【アコギ】エリクサー弦(Elixir)の種類・違い・寿命について音源付きで解説 D’ADDARIO(ダダリオ)EJ16をレビュー。多数のプロアーティストが使うアコギ弦 Martin弦 2種類マーチン弦の種類を音源付きで解説【プロアーティスト使用者も紹介】 Gibson SAG MB-12Gibson(ギブソン)のアコギ弦の種類と特徴を解説 アコースティックギター用のギター弦を16種類並べた写真アコギ弦 おすすめランキングベスト10。20種類を聴き比べできるサンプル音源付き