ぎたすけ
たけしゃん
頻繁に出てくるもんじゃないけど、知っておくに越したことはないよ
本記事ではCaugという特定のコードについて掘り下げて解説をしていきます。
作曲や音楽理論におけるaugコード全般の解説については下記記事を参照してください。
飛ばし読みガイド
Caug コードの押さえ方
Caugの音
クセの強い不安定な音を奏でるコード Caug。
Cコードから5th(ソ)の音を半音上に上げた3和音コードです。
楽譜上の表記はCaugのほかにC+やC(+5)といった書き方の場合もあります。
ポップスでは登場シーンがやや少ないですが、アニソンやおしゃれ楽曲では割とでてきます。
押さえ方はCコードに近いフォームになっており、実際にCaugを押さえた写真はこちら。
Caugのポイントはセーハで押さえる人差し指です。
指をやや傾けて横腹部分で押さえるようにすると、キレイに鳴りやすいです。
また、1弦の音を鳴らすかどうかによって難易度が変わります。
1弦は鳴らしても鳴らさなくても良いのですが、鳴らす場合は人差し指が弦に触れないように反らせる必要があります。
ただaugコードのフォームに関しては1弦は鳴らす必要はあまりないかなと僕は思ってます。
上記のフォームはフレットを平行移動させて、他のキーでも使うのですが平行移動させる場合は1弦ミュートしなきゃいけないんですよね。
1つ横に平行移動するとC#augになるが、1弦を鳴らしてはいけない
Caugで1弦鳴らしてると、とっさに平行移動させて使うときに1弦鳴らしちゃいそうなんですよね。
そんなわけで、僕はこのフォームでは1弦鳴らしてません。このへんはお好みで。
ただし、人差し指を反らして押弦すること自体は、他のコードでも使うので練習しておいたほうが良いです。
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Caugの色んなコードフォーム
パターン①
パターン②
パターン③
Caugでよく使うコードフォームは上記の3パターン。
そこに人によっては下記のフォームも追加されるかなーという感じです。
まあ、色々とコードフォームが登場するCaugですが、コード進行の流れで使うフォームが分かれます。
その中でも、よく出るのが下記の使い分け。
- クリシェ…パターン①
- Vの代理コードや装飾音…パターン③
上記の2パターンに該当しないaugはどのフォームでもOKです。
実際に上記の2パターンについてコード譜例と一緒に見ていきましょう。
C→Caug→C6→C7(クリシェ)
ポップスでaugコードを使うオーソドックスなパターンがクリシェです。
上記のコードフォームを見ると、3弦が1フレットずつ上がっていくのがわかりますよね。
ギターだとピアノと比べて、キレイに音程を上げられるコードフォームの組み合わせって限られてるんですよね。
Caugで言うと、クリシェで使う場合はパターン①のコードフォームになります。
他のコードフォームだとクリシェをキレイに作るのが困難です。
Fm7(9)→B♭7(13)→E♭M7→Caug
おしゃれな感じのコード進行ですね。
最近流行のネオソウル系の楽曲で使われてたりします。
このときのCaugは構成音的に正しくはC7(♭13)ですが、市販のスコアを見てもCaugと書かれてたりもします。
C7(♭13)は「C7(♭13)→C7」という流れで装飾音的な使われ方をすることが割と多いです。
この場合はC7にスムーズに繋げられるパターン③のコードフォームが使いやすくて適しています。
Caug→C7はキー的に登場シーンは少ないですが、平行移動して他のキーで使われることが多いパターンです。
秦基博さんの楽曲などでもよく登場します。
Caugの登場シーンとしては、やはりクリシェのパターンが多いですね。
まずは基本形のコードフォームと流れをしっかり身に着けるところから始めましょう。
Caug まとめ
- ド・ミ・ソ#で構成される3和音コード
- 1弦は鳴らしても、鳴らさなくても良い
- Caugはクリシェ進行で使われることが多い
ぎたすけ
たけしゃん
Caugの解説でした。
登場シーンはあまり多くないですが、クリシェ進行などで使えるので覚えておくべきコードです。
作曲していても、Caugなどの少し複雑なコード音を使いこなせると幅が大分広がります。
augコードが出てきたら、演奏するだけでなく、どんなメロディーと前後のコードに絡めて使われてるかをチェックすると勉強になりますね。


