配信向けオーディオインターフェイス おすすめ10選。配信内容別の選び方や気を付けるポイントを解説

ライブ配信している部屋

ぎたすけ

なんか配信だとオーディオインターフェイスより、USBマイクのほうが人気な気がするよな

たけしゃん

そのへんが大事なポイントなんだよね。記事内でも詳しく説明していくね
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音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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配信用オーディオインターフェイスの選び方

Universal Audio Volt 476

最近はライブ配信が流行っていることもあり、オーディオインターフェイスを導入する方も増えました。

ただ、配信は雑談、ゲーム実況、歌配信など多様なジャンルに及び、必要な機能も配信内容で異なります。

また、実際はオーディオインターフェイスよりUSBマイクが適している配信者もかなり多いです。

HyperX DuoCast LEDブルー
USBマイク HyperX DuoCast

本章ではオーディオインターフェイスを選ぶメリット、製品の選び方から解説していきます。

本章の目次

USBマイクとオーディオインターフェイス

audio technica AT2020USB-XをAT8455でマイクアームに取付

まずはUSBマイクとオーディオインターフェイスの違いについて理解しましょう。

USBマイクはザックリ言うと「マイクと簡易なオーディオインターフェイスが一体化した製品」です。

USBマイクの中にはオーディオインターフェイスが内蔵されている

そのため、USBマイクを別のオーディオインターフェイスに接続することはできません。

代わりにPCやゲーム機などと直接接続することが可能となっています。

AT2020USB+と普通のUSBケーブル

そして、実際のところは歌配信以外はUSBマイクで十分です。

最近のUSBマイクは音質も相当良く、配信用途では十分すぎるレベルです。

audio technica AT2020USB-X

audio technica AT2020USB-X 通常時

対して、オーディオインターフェイスの良いところは「拡張性」と「モニターの自由度」です。

USBマイク内蔵のものと比べると、外付けのオーディオインターフェイスは音質・機能性に優れています。

YAMAHA AG03MK2 ブラック
接続端子がたくさんある

例えば、下記のような要望が後から増えても、そのまま対応できます。

  • 楽器も弾きたくなった
  • 歌ってみたやDTMをやりたくなった
  • マイクを複数本使って配信したくなった

USBマイクは便利ですが、拡張性は0に等しいです。

色々やりたくなったら、かなり早い段階で限界が来ます。

また、オーディオインターフェイスはモニターの調整も自由が利きます。

SONY MDR-7506
モニターとはリアルタイムで自分の声を聞くこと

歌配信は伴奏を聴きながら歌うので、自分の歌声をリアルタイムに聴くモニター環境は非常に重要です。

歌いやすいように伴奏と自分の声のバランスを細かく調整する必要があります。

RME Babyface Pro FS

USBマイクは簡易的な機能しかなく、細かい調整はできません。

そのため、歌配信だと厳しい点が多いです。

一方、オーディオインターフェイスなら色々と調整できるものが多いです。

そういった理由から、歌配信はオーディオインターフェイスを推奨します。

逆に雑談、ゲーム実況はUSBマイクで十分です。

補足

雑談やゲーム実況でモニター環境にこだわりたい人はオーディオインターフェイス推奨です

入力端子

MOTU M2

オーディオインターフェイスを導入する大きなメリットが入力端子です。

オーディオインターフェイスは業務用の音響機器を繋ぐための入力端子が充実しています。

オーディオインターフェイスの入力端子の種類
XLR主にマイクを繋ぐ端子
LINE ギターなど楽器を繋ぐ端子
コンボジャックXLR・LINE両対応の端子

配信では必ずマイクは使うので、XLRもしくはコンボジャックが必要です。

マイクを2本使う人はXLRもしくはコンボジャック2基以上の製品を買いましょう。

また、ライブ配信特化の製品だと、ヘッドセットやAUX(3.5mm入出力)などの端子もついています。

YAMAHA AG03MK2 ブラックの下部
YAMAHA AG03MK2

歌配信はXLRマイク、ゲーム実況はヘッドセットといった使いわけができます。

ヘッドセットや3.5mmプラグのイヤホンマイクを使う人は配信特化の製品を選びましょう。

補足

大半のオーディオインターフェイスにはヘッドセット端子やAUXはついていない

ループバック

ループバック機能の説明図解

ループバックはPCの再生音を配信に流すために使われる機能です。

主にはBGMを配信で流すために使われています。

PCで再生したBGMを配信に流すのは簡単に見えて、OS標準機能での実現は難しいです。

通常のルーティングでは配信にBGMを載せられない

その問題を手軽に解決できる機能がループバックです。

ループバック機能があると、簡単に配信でBGMを流すことができます。

iOSのdspmix画面
Steinberg UR-Cシリーズの専用アプリ

一方でゲーム実況だと、OBS STUDIOに同等の機能があるのでループバックはあまり必要なかったりします。

OBS STUDIO
ゲーム実況で便利なOBS STUDIO

ループバックは雑談や弾き語り配信で使われることが多いですね。

また、スマホ配信で色々と活躍しますが、その説明は長くなるので下記記事を参照ください。

DSPエフェクト

iOSのdspmix画面

DSPエフェクトとはオーディオインターフェイス単体で使えるエフェクトのことです。

オーディオインターフェイス内蔵のDSPチップで音声処理するため、PCに負担がかかりません。

専用アプリで細かく調整できる機種も徐々に増えており、高音質な配信ができます。

YAMAHA AG Controller Detail
YAMAHA AG Controller

また、DSP処理なので、PC負荷がなく、音が遅延しないのも大きなメリットですね。

歌配信をやる場合はエフェクトはあったほうが良いので、DSPエフェクトの有無は地味に重要です。

 

配信向けオーディオインターフェイス 10選

ZOOM AMS-24

それでは、配信でおすすめのオーディオインターフェイスを10製品紹介していきます。

下記3種類の価格帯に分けて紹介していきます。

画像タップで解説に飛びます

価格帯概要
YAMAHA AG03MK2 ブラック
1万円台
配信で人気の価格帯
1~2人での配信に適している
MOTU M4
2~5万円
音質や機能面が向上
多人数配信できる機種も多い
MOTU UltraLite mk5
5万円以上
プロユースの音質
ルーティングの自由度が高い

個人的には配信のためだけに買うなら、1万円台で十分です。

それ以上は「DTM」「歌ってみた」「ライブでの同期」「複数人配信」などと併用する人向けです。

1万円台の配信向けオーディオインターフェイス

YAMAHA AG03MK2 ブラック

配信向けの人気製品が多数ある、1万円台です。

1万円以上の製品からループバックやDSPエフェクトが搭載されます。

この価格帯は音響機器に不慣れな配信者向けに設計された製品が多いです。

そのため、詳しくなくても使いやすいのが良いですね。

YAMAHA AG03MK2

YAMAHA AG03MK2 ブラック
AG03MK2の評価
音質
 (4)
機能性
 (5)
コスパ
 (4.5)
総合評価
 (4.5)
項目機能・スペック

アナログ入力
コンボジャック ×1
LINE ×1(ステレオ)
サンプリングレート192kHz/24bit
接続端子USB 2.0
ループバック
内蔵エフェクト
対応OSWin、Mac、iOS、Android
※Androidは4極ミニ接続
付属DAWCubase AI
Cubasis LE
実売価格約18,300円

配信向けオーディオインターフェイスのベストセラー YAMAHA AG03MK2

豊富な入力端子に加えて、ループバックやDSPエフェクト内蔵で非常に多機能です。

音質もクリアで配信や歌ってみたで十分使えるレベルです。

AG03MK2とコンデンサーマイク YCM01で録った動画がこちら。

二人話 / Vaundy 【アコースティックCover】

普通に使えるレベルの音で録れていますね。

AG03MK2は本体の造りがライブ配信に特化しています。

通常のオーディオインターフェイスにはない、ヘッドセットやAUX端子が用意されています。

YAMAHA AG03MK2 ブラックの下部

なお、AUXは4極入出力に対応しており、Androidと接続して使う際も便利ですね。

そして、本体スイッチでループバックやDSPエフェクトをON/OFFできるのも良いですね。

ワンオペ配信だとアプリを触っている余裕がないので、本体操作で完結できるのは助かります。

エフェクトの細かい設定などはWin・Mac・iOSで使える専用アプリで調整可能です。

YAMAHA AG Controller Detail
AG Contllorer

エフェクトの調整も初心者向けにプリセットが用意されており、簡単に設定できます。

YAMAHA AG Controller
Simpleモード

配信中心で使うなら、AG03MK2が間違いない選択肢ですね。

ZOOM AMS-24

ZOOM AMS-24
AMS-24の評価
音質
 (3.5)
機能性
 (4.5)
コスパ
 (4)
総合評価
 (4)
入力端子コンボジャック×2
出力端子1/4 “ライン出力×2
ステレオ 3.5mm出力 ×2
サンプルレート96kHz / 24bit
接続端子USB-C
ループバック
内蔵エフェクト×
付属DAWなし
対応OSWin,Mac,iOS,Android
Androidは動作確認済み端末を参照

ハンディサイズのZOOM AMSシリーズからAMS-24です。

手のひらサイズでコンボジャック 2基搭載の携帯性に優れた製品です。

ZOOM AMS-24とUR22C、AG03MK2
他製品と比べて超コンパクト

小さいですが、音質はなかなかに良好です。

AMS-24で録音した動画がこちら。

ありふれた言葉 / ROCKING TIME 【アコースティックCover】

クリアで配信や動画制作に使うには十分な品質ですね。

AMS-24はループバック機能を搭載しており、本体スイッチでON/OFFできます。

ZOOM AMS-24の右側面

さらに音楽向けのMUSICモードと配信向けのSTREAMINGモードが用意されています。

ZOOM AMS-24のモード切替

STREAMINGモードにすると、INPUT1/2がステレオミックスされて出力されるようになります。

ZOOM AMS-24のSTREAMINGモード
取扱説明書より引用

このステレオミックスされる仕様が、iPhoneからの配信などで地味に便利なんですよね。

2022年発売の製品なので、スマホユーザーにも適した製品設計になっています。

ZOOM AMS-24

携帯性にも優れているので、外出先からの配信などにも便利な製品です。

なお、実売価格19,900円程度で入出力端子が増えるAMS-44も選択できます。

ZOOM AMS-44

アコースティックデュオやユニットで配信したい人はAMS-44を選択しましょう。

Steinberg UR22C

Steinberg UR22C
UR22Cの評価
音質
 (4)
機能性
 (5)
コスパ
 (4.5)
総合評価
 (5)
項目機能・スペック

アナログ入力
コンボジャック ×2
サンプリングレート192kHz/32bit
接続端子USB 3.0
ループバック
内蔵エフェクト
対応OSWin、Mac、iOS
付属DAWCubase AI
Cubasis LE
実売価格約17,800円

DTMから配信まで万能にこなす、人気製品 Steinberg UR22C

筆者も使っていますが、非常に便利で使いやすいオーディオインターフェイスです。

コンボジャック 2基搭載で、音質も1万円台ではかなり良いです。

UR22Cで録った動画がこちら。

結 / Saucy Dog アコースティック Cover

UR22Cは192kHz/32bitというハイビットレートでの録音もできます。

地味に少ないUSB 3.0対応の機種なので、通信速度なども優れています。

補足

USB 2.0で接続する場合は、USBバスパワー以外にもう1本USBでの電源供給が必要です

Win・Mac・iOSで動作する専用アプリを使って、ループバックやエフェクトの設定が可能です。

iOSのdspmix画面

iPhoneで専用アプリが用意されている機種は、まだまだ少ないのでスマホ配信では非常に強いですね。

音楽制作からライブ配信まで万能にこなせる、非常に優秀なオーディオインターフェイスです。

2~5万円で配信向けのオーディオインターフェイス

MOTU M4

続いては、2~5万円の価格帯でおすすめ製品を紹介していきます。

1万円台と比べると、下記の点が強化されている製品が多いです。

  1. 入出力端子の増加
  2. 音質の強化

シリーズものは基本仕様は下位モデルと一緒で入出力端子が増えているパターンが多いです。

逆にMOTUやUniversal Audioのように入出力端子は少ないものの、使用しているパーツが良い製品もありますね。

MOTU M2

MOTU M2
M2の評価
音質
 (4.5)
機能性
 (4)
コスパ(28,600円程度)
 (5)
総合評価
 (4.5)
入力端子コンボジャック×2
出力端子1/4 “TRSライン出力×2
RCA ×2
ヘッドホン端子 ×1
サンプルレート192kHz
接続端子 USB-C
対応OSWin,Mac,iOS
寸法(幅×奥×高)約190 x 108 x 45mm
実売価格約29,800円

プロユースのメーカーとして、昔から人気のMOTU。

そのMOTUが3万円程度で買える、低価格製品として発売したのがM2です。

M2は3万円近辺の製品では、抜群に音質が良いです。

MOTU M2でボーカル、アコギを録った動画がこちら。

レオ / 優里 【アコースティックCover】

歌ってみたなど音楽制作を積極的にやっていく人にはすごく良い製品です。

また、M2には高級機によく採用されているESS Sabre32 Ultra DACが搭載されています。

そのおかげで再生音が非常にきれいで低価格帯製品とは明らかに差があります。

MOTU M2

一方でループバックは仕様がやや特殊で、DSPエフェクトもありません。

そのため、歌配信においてはOBS STUDIOなどで機能を補うのがベターですね。

手軽にループバックやエフェクトを使いたいなら、YAMAHA AGシリーズやSteinberg URシリーズを選択しましょう。

逆に音質で言うと、AGシリーズ・URシリーズよりM2のほうが明らかに良いです。

MOTU M2の入力チャンネルのアップ

制作用途でも使う人はM2をおすすめします。

なお、M2が2IN 2OUTで、上位モデルのM4は4IN 4OUT仕様になっています。

MOTU M2とM4の前面
上がM2、下がM4
MOTU M2とM4の背面
上がM2、下がM4

YAMAHA AG06MK2

YAMAHA AG06MK2
AG06MK2の評価
音質
 (4)
機能性
 (5)
コスパ
 (4.5)
総合評価
 (4.5)
入力端子コンボジャック×2
LINE(ステレオ) × 2
AUX ×1
出力端子ステレオアウト×1
モニターアウト×1
Phone ×2(同時使用不可)
AUX ×1
サンプリングレート192kHz/24bit
接続端子 USB 2.0
4極ミニ入出力
対応OSWin,Mac,iOS,Android
※Androidは4極ミニ接続
寸法(WHD)152 × 63 × 201mm
実売価格約23,100円

配信向けに最適化されたオーディオインターフェイス YAMAHA AG06MK2。

AG03MK2から入力端子の数を増やして、弾き語り配信や複数人配信でも使えるようになった機種です。

YAMAHA AG03MK2とAG06MK2
AG03MK2とAG06MK2

大きな違いはコンボジャックが2基になったことです。

AG06MK2は2基ともファンタム電源対応で、コンデンサーマイクも2本使用できます。

YAMAHA AG06MK2の上部
補足

先代のAG06は1chだけファンタム電源対応だった

音質もM2ほどではないものの良好で、配信や動画制作で十分活躍できます。

HERO / Vaundy 【アコースティックCover】

コンデンサーマイクを2本使えるので、コラボ配信・弾き語り配信でも使いやすいですね。

本体にはヘッドセットやAUXなど、ゲーム実況で便利な端子もついています。

YAMAHA AG06MK2の下部

ループバックやDSPエフェクトも本体スイッチでON/OFFできるのも、AG03MK2と同じ仕様ですね。

細かい設定はWin・Mac・iOSで使える専用アプリで行います。

YAMAHA AG Controller EQ
YAMAHA AG ControllerのEQ(AG06)

本体・アプリどちらも良くできていて、わかりやすく、使いやすいです。

AG06MK2なら1人配信、複数人配信の両方に対応できるので、1台持っておくと自由度がグッと上がりますね。

Steinberg UR44C

Steinberg UR44C
UR44Cの評価
音質
 (4)
機能性
 (5)
コスパ
 (4)
総合評価
 (4.5)
項目機能・スペック

アナログ入力
コンボジャック ×4
LINE ×2
サンプリングレート192kHz/32bit
接続端子USB 3.0
ループバック
内蔵エフェクト
対応OSWin、Mac、iOS
付属DAWCubase AI
Cubasis LE
実売価格約39,600円

人気のオーディオインターフェイス UR22Cから入出力を増やしたUR44Cです。

コンボジャックが4基となり、バンドや多人数の録音・配信にも対応しています。

音質はUR22Cと基本変わりませんが、フラットでクリアな音です。

192kHz/32bitまで対応しており、ハイビットレートでの録音もできます。

ループバック、DSPエフェクトも搭載し、Win・Mac・iOSで使う専用アプリも用意されています。

ライブで同期させて使うにも便利な仕様となっているため、バンドやユニットで重宝する機種ですね。

Universal Audio Volt 176

Universal Audio Volt 176
Volt 176の評価
音質
 (4)
機能性
 (4)
コスパ
 (4)
総合評価
 (4)
入力端子コンボジャック
出力端子1/4 “ライン出力×2
ヘッドホン端子 ×1
サンプルレート192kHz / 24bit
ループバック×
内蔵エフェクトコンプレッサー
ビンテージマイクプリ
接続端子 USB-C
付属DAWAbleton Live Lite
対応OSWin,Mac,iOS
実売価格約33,880円

プロユースメーカーUniversal Audioの小型オーディオインターフェイス Volt 176。

10万円超えの製品中心だったUniversal Audioが2022年に発売した低価格帯モデルです。

マイクプリの質がよく、3万円台の中でも音質はかなり良いですね。

艶のある魅力的な音です。Volt 176で録った動画はこちら。

やわらかい気配 / 秦基博 【アコースティックCover】

また、Volt 176はビンテージマイクプリモードとアナログコンプレッサーがついています。

機能概要
ビンテージマイク
プリアンプモード
アナログチューブプリアンプの
サウンド特性を付加
76コンプレッサーボリュームピークをコントロール
サウンドにパンチと明瞭さを付加

使ってみた感じはコンプレッサーが非常に良いです。

Universal Audioはアナログコンプレッサーでも有名なメーカーですが、さすがの出来で非常に使いやすいですね。

歌配信だとコンプをかけるだけで格段に聞きやすくなるので、このレベルのコンプがついているのは良いですね。

Universal Audio Volt 176を上から撮った

なお、本製品はVolt 176、Volt 276、Volt 476の3種類あります。

製品Universal Audio Volt 176
Volt 176
Universal Audio Volt 276
Volt 276
Universal Audio Volt 476
Volt 476
入出力1イン2アウト2イン2アウト4イン4アウト
ビンテージ
マイクプリ
コンプレッサー
実売価格約33,880円約40,700円約50,050円

上位モデルになるほど、入出力端子が増えるので用途に合った製品を選びましょう。

5万円以上の配信向けオーディオインターフェイス

MOTU UltraLite mk5

最後は5万円以上のオーディオインターフェイスで配信に使いやすいものを3製品紹介します。

高価格帯になると、少し前の製品はループバックなどは使えないものが多いです。

ただ、ここ数年で発売された製品は配信向けに便利機能が色々搭載されています。

特にMOTUとRMEの専用アプリは設定の自由度が高く、低価格帯製品だとできないことが簡単に実現できます。

MOTU UltraLite mk5

MOTU UltraLite mk5
入力端子コンボジャック×2
1/4 “TRSライン入力×6
S/PDIF
OPTICAL
出力端子1/4 “TRSライン出力×10
ヘッドホン端子 ×1
S/PDIF
OPTICAL
サンプルレート192kHz
接続端子 USB-C(2.0)
対応OSWin,Mac,iOS
寸法(幅×奥×高)約22×17.5×4.5cm
重量1.31kg
実売価格99,000円

ハーフラックで豊富な入出力、解像度の高い音質のMOTU UltraLite mk5

専用アプリのCueMix 5の使い勝手も素晴らしく、制作・配信の両面で非常に強いオーディオインターフェイスです。

硬めで輪郭のあるクリアな音質で、マイクプリのゲインに余裕があり、キレイに音が増幅されます。

UltraLite mk5で録音した動画がこちら。

メトロ・フィルム / 秦基博 【アコースティックCover】

UltraLite mk5はDACが良質で再生音も非常に良いですね。

モニターで自身の演奏を聞いていても、すごく心地よいです。

そして、専用アプリのCueMix 5はルーティングの自由度が非常に高いです。

CueMix 5の出力ミキサー画面

ループバックさせる音を自由に選べるうえにトラック単位で音量調整もできます。

また、モニターと配信に流す音を完全に別管理できるので、こだわった設定も簡単に作れます。

更にDSPエフェクトも良い音なので、音作りもオーディオインターフェイスで完結できます。

CueMix 5のEQ設定画面
CueMix 5のリバーブ設定画面

数万円のエントリーモデルとはやれる幅が段違いですね。

特にループバックさせる音を好きに選べるのは、ほんとに便利です。

音楽制作、ライブ配信の両方を本気やっていきたい人にはおすすめのオーディオインターフェイスです。

RME Babyface Pro FS

RME Babyface pro fs
項目機能・スペック

アナログ入力
コンボジャック ×2
LINE ×2
サンプリングレート192kHz/24bit
接続端子USB 2.0
ループバック
内蔵エフェクト
対応OSWindows
Mac
iOS
付属DAWなし
実売価格約130,000円

プロユースのオーディオインターフェイスでは定番のRME Babyface Pro FSです。

コンパクトなボディですが、音質は素晴らしく、入出力端子もギュッと詰まってます。

RME Babyface Pro FS
Babyface Pro FSの入出力端子

マイクプリの質が良く、音の解像度が高いですね。

ゲインにも余裕があり、音量を上げてもクリアで芯のあるサウンドが録れます。

ベテルギウス / 優里 【アコースティックCover】

配信に関しても専用アプリのRME TotalMix FXで自由にルーティングを組めます。

RME Totalmix FX

ループバックさせる音も自由に選べて、音量もトラック単位で調整可能です。

ただ、DSPエフェクトはEQ・リバーブ・エコーのみで、コンプレッサーがありません。

RME TotalMix FX

そのため、DSPだけで音を作り込むのはやや厳しいです。

僕はDAWでエフェクト調整し、DAWの音をループバックで配信に出しています。

低価格帯製品だと、DAWのモニター音を配信で流すのは厳しいですが、RME TotalMix FXなら普通にできます。

Babyface Pro FSとiPad
TotalMix FXはiPad版もある(iPhone版はなし)

配信での使い勝手はUltraLite mk5には負けますが、コンパクトで高音質なのがBabyface Pro FSの強みですね。

Universal Audio Apollo Solo

Universal Audio Apollo Solo 正面
入力端子コンボジャック×2
1/4 “ライン入力×1
出力端子1/4 “ライン出力×2
ヘッドホン端子 ×1
サンプルレート192kHz / 24bit
接続端子Thunderbolt 3
付属DAWLUNA(Mac専用)
対応OSWin,Mac
実売価格約95,700円

プロアーティストからも人気の高いUniversal Audio Apolloシリーズ。

その中でも10万円以内で買える機種がApollo Soloです。

良質なアナログパーツを使用しており、コンパクトなボディでプロレベルの音質です。

Apollo Soloで録音した演奏動画がこちら。

優しさに溢れた世界で / Saucy Dog 【アコースティックCover】

クリアで素直な音なので、ジャンル問わずに使いやすいですね。

そして、Apollo Soloの最大の強みはDSPで使える、UADプラグインです。

UAD Consoleで3つのプラグインを挿した画面

プロのミックスでもよく使用されている、ハイクオリティなエフェクトが多数搭載されています。

ただ、Apollo SoloはDSPの容量が少ないので、同時に使えるエフェクトは軽めのもので3~4個程度です。

補足

上位モデルのApollo Twin Xだと、より多くのエフェクトを同時使用できる

ボーカルトラックの音を作る程度であれば、3~4個でも足りるので大丈夫です。

配信で高品位なエフェクトを使えるのは非常に大きなメリットですね。

一方でループバックなどの機能はありません。

UAD Consoleを動作させている画面

そのため、ループバックなど使う場合はOBS STUDIOでカバーする必要がありますね。

DSPエフェクトで音をしっかり整えたい人にはおすすめのオーディオインターフェイスです。

Mac

Windows

  • Thunderbolt 3(USB-C*ポート経由)を内蔵する Windows PC
  • Windows 10、11(64ビット)

共通

  • Thunderbolt 3 ケーブル(別売)
  • 10GB 以上の空きストレージ容量
  • Quad Core i7 以上のプロセッサーを推奨
  • 8GB 以上のRAMを推奨
  • インターネット接続環境 (ソフトウェアの入手、製品登録と追加プラグイン購入のため)
  • AU、VST、RTAS、AAX 64 対応ホストアプリケーション

その他、細かい注意事項は公式サイトを参照ください。

  • Windows 10、11(64ビット)
  • PC本体にネイティブで搭載されている USB 3.0 SuperSpeed(USB-A または USB-C)空きポート
  • Intel Core i シリーズ、もしくは Xeon processor(Quad Core i7 以上を推奨)
  • 10GB 以上の空きストレージ容量
  • 8GB 以上のRAMを推奨
  • 3年以内に製造されたコンピューターを推奨
  • インターネット接続環境(ソフトウェアインストール、製品登録、追加プラグイン購入のため)
  • VST、RTAS、AAX 64 対応ホストアプリケーション

その他、細かい注意事項は公式サイトを参照ください。

 

配信向けオーディオインターフェイス まとめ

Universal Audio Volt 176
  • 雑談配信・ゲーム実況はUSBマイクのほうが適していることが多い
  • 歌配信はオーディオインターフェイスがあったほうが良い
  • 最近は高級なオーディオインターフェイスも配信用に便利機能が搭載されている

ぎたすけ

なるほど。意外と配信用もバリエーション豊富なんだな

たけしゃん

ここ数年で配信向けの製品が一気に増えたよね。自分のやりたいことを整理して商品を選べると良いね

配信向けのオーディオインターフェイスについての解説でした!

僕自身はUR22Cでライブ配信をやってる時期が長いですね。非常に便利です。

Steinberg UR22C

PC、iPhoneのどちらでも専用アプリがあるので、色んな場面で活躍しています。

ミュージシャンは制作と配信を兼用できる製品を選ぶのが良いですね。

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