audio technica ATH-M50xをレビュー。世界的に有名なモニターヘッドホン

audio technica ATH-M50x

評価:4.5

ぎたすけ

世界的に有名なヘッドホンって、MDR-CD900ST以外にもあるんだな

たけしゃん

ATH-M50xは特に海外での評価が高くて、累計販売数100万台を超える製品だよ
補足

レビューのためにメーカー様よりデモ機をお借りしました

ATH-M50xの評価
音質
 (4.5)
付け心地
 (4.5)
コスパ(19,000円程度)
 (4.5)
総合評価
 (4.5)
メリット
デメリット
  • 音の解像度が非常に高い
  • 低音に深みがあって迫力がある
  • 付け心地も良く、フィット感がある
  • とくになし
用途 項目

普段使い
音がクリアで
どのジャンルもOK
マイクを設置しているスタジオ
DTM
REC・ミックス
何でもOK
ライブ配信している人のイラスト
ライブ配信
フラットな特性で
モニターしやすい
Audio Technica(オーディオテクニカ)
¥18,367 (2024/04/25 00:43:38時点 Amazon調べ-詳細)
この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
プロフィール詳細お問い合わせ

audio technica ATH-M50x

audio technica ATH-M50x
型式密閉ダイナミック型
ドライバー径φ45mm
CCAWボイスコイル
プラグ3.5mm
※6.3mm変換アダプタ付属
インピーダンス38Ω
重量285g
公式サイト

世界的に有名なモニターヘッドホン、audio technica ATH-M50x

全世界累計販売数100万台を超える、人気製品です。

audio technicaのモニターヘッドホン

製品audio technica ATH-M20x
ATH-M20x
audio technica ATH-M30x
ATH-M30x
audio technica ATH-M40x
ATH-M40x
audio technica ATH-M50x
ATH-M50x
audio technica ATH-M60x
ATH-M60x
audio technica ATH-M70x
ATH-M70x
audio technica ATH-R70x
ATH-R70x
タイプ密閉ダイナミック型密閉ダイナミック型密閉ダイナミック型密閉ダイナミック型密閉ダイナミック型密閉ダイナミック型オープンバック
ダイナミック型
ドライバー径φ40mmφ40mmφ40mmφ45mmφ45mmφ45mmφ45mm
インピーダンス47Ω47Ω35Ω38Ω38Ω35Ω470Ω
重量190g220g240g285g220g280g210g
実売価格約5,800円 約8,800円 約11,500円 約19,000円約23,000円約32,000円約35,000円

低音から高音まで広帯域で非常に解像度が高い音を出力してくれます。

audio technica ATH-M50x 斜め上から

装着感も良好で、耳にフィットします。

歌っているときもヘッドホンがズレる心配もなく、プレイしながら使うヘッドホンとして最適です。

まずはATH-M50xの製品仕様から解説していきます。

仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<ATH-M50xをレビュー>を解説します。

製品仕様の目次

φ45mmCCAWボイスコイル

audio technica ATH-M50x 立てて撮った

ATH-M50xはドライバー径 φ45mmのCCAWボイスコイルを採用しています。

ちなみに下位モデルのATH-M40xまではφ40mmで、ATH-M50xからφ45mmになります。

聴き比べてみると、低音を中心に音の深みが違いますね。

低音の重厚さは明らかに増してますが、音場も広くなっていて、各帯域バランスよく保たれています。

密閉ダイナミック型

audio technica ATH-M50x 正面

ATH-M50xは密閉ダイナミック型のヘッドホンです。

フィット感が高く、遮音性の高いイヤーパッドで音漏れを抑制します。

イヤーパッド部分は90度に反転させることが可能です。

また、横にも回転します。

片耳で聴くにも適しているので、DJやトラックメイカーの方なども使ってますね。

3種類のケーブルが付属

audio technica ATH-M50x付属のケーブル
カールコード1.2m
audio technica ATH-M50x付属のケーブル2
ストレートコード 3m
audio technica ATH-M50x付属の1mストレートケーブル
ストレートコード 1.2m

ATH-M50xには3種類のケーブルと6.3mm変換アダプタが付属しています。

ヘッドホン本体はケーブル着脱可能な仕様になっているので、用途に応じてケーブルを変えられます。

audio technica ATH-M50x

普段は1.2mがちょうど良いですが、演奏の撮影などデスクと離れるときに3mがあると楽なんですよね。

状況に応じて変えられるのは地味にありがたいですね。

また、専用ポーチが付属します。

audio technica ATH-M50x付属のポーチ

ヘッドホン本体は折りたたんでコンパクトにできるので、携帯も楽で良いですね。

audio technica ATH-M50xを折りたたんだ

付属品も充実しており、質も良いので助かります。

Audio Technica(オーディオテクニカ)
¥18,367 (2024/04/25 00:43:38時点 Amazon調べ-詳細)

audio technica AT-UMX3のバナー(PC)PR

audio technica ATH-M50xをレビュー

audio technica ATH-M50x
ATH-M50xの評価
音質
 (4.5)
付け心地
 (4.5)
コスパ(19,000円程度)
 (4.5)
総合評価
 (4.5)

それでは、ATH-M50xを細かくレビューしていきます。

はじめにメリット・デメリットを箇条書きすると以下の通りです。

メリット
デメリット
  • 音の解像度が非常に高い
  • 低音に深みがあって迫力がある
  • 付け心地も良く、フィット感がある
  • とくになし

総評すると、非常に良いですね。悪いところが特に見当たらないです。

REC、ミックスのモニターヘッドホンとして非常に使いやすいですね。さすが名機です。

レビューの目次

音はバランス良く、深みもある

audio technica ATH-M50x

ATH-M50xで色んな音源を聴き比べてみました。

下位モデルと比べて、重低音がしっかり出ており、音に深みがあります。

その上で中高音域もクリアに聞こえてくるので、低音が目立つこともなく全体のバランスは良いですね。

audio technica ATH-M50x

音場が広く、各帯域の音がしっかり出ていても余裕をもって聴けるので、正確にモニターしやすいです。

特にボーカルRECでは自分の声はしっかり返ってきつつ、ベース・ドラムを把握しやすいのがグッドです。

音の解像度が非常に高いので、リスニング用途でも万能で心地よく音源を聴けます。

Audio Technica(オーディオテクニカ)
¥18,367 (2024/04/25 00:43:38時点 Amazon調べ-詳細)

フィット感があって付け心地も良好

audio technica ATH-M50x 正面

ATH-M50xは側圧はほどほど、耳にフィットする感覚が強いです。

僕が普段使っているSONY MDR-CD900STと比べると、密閉度が大分高く感じますね。

フィット感もあって、耳周りの密閉度も高いのでレコーディングではモニター音に集中できます。

audio technica ATH-M50x 上部分

一方で耳がムレるので、何時間も付けっ放しはやや辛いですね。

適度に休憩を取りながら、長時間作業をする分には快適で問題なかったです。

競合製品との比較

製品audio technica ATH-M50x
ATH-M50x
SONY MDR-CD900ST
MDR-CD900ST
AKG K-371MKII
K371-BT
メーカーaudio technicaSONYAKG
ドライバ径φ45mmφ40mmφ50mm
インピーダンス38Ω63Ω32Ω
特性フラット音にややクセがあるフラット
実売価格約19,000円約15,000円 約16,800円
ECサイト公式サイト
Amazon
楽天市場
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
Yahoo!
サウンドハウス
Amazon
楽天市場
Yahoo!
サウンドハウス

ATH-M50xとの比較ということで、自宅にあるSONY MDR-CD900STAKG K371-BTと比べてみました。

補足

K-371BTは無線/有線両対応ですが、有線の音と比較しています

まず、ミックス用で使うなら、ATH-M50xかK371-BTのどちらかですね。

MDR-CD900STは音に結構クセがあります。

SONY MDR-CD900ST

一方で録音時のモニターとしてはすごく良いので、RECメインだったらMDR-CD900STも良いですね。

ATH-M50xとK371-BTはどちらもフラットな特性なので、大きな差はありません。

AKG K371-BT

その中でも、K371-BTはバランスが取れた優等生という感じ。

ATH-M50xは低音の深みがあって、全体的に明瞭なサウンドですね。楽器の音が聴きとりやすいです。

ATH-M50xはベース・ドラムの音を捉えながら、歌いやすいのでボーカルRECでは非常に使いやすかったですね。

歌ってみたのボーカルRECからミックス作業などで使うにはとてもヘッドホンです。

Audio Technica(オーディオテクニカ)
¥18,367 (2024/04/25 00:43:38時点 Amazon調べ-詳細)
 

audio technica ATH-M50x まとめ

audio technica ATH-M50x

ぎたすけ

世界的に有名なだけあって、やっぱ音は良いんだな

たけしゃん

そうだね。音の迫力とか深みはあるのに全体的にはフラットな状態なのがすごいよね

audio technica ATH-M50xのレビューでした。

REC、ミックス、普段使いとどの点で見ても素晴らしいヘッドホンですね。

自宅で録音、ミックスをガンガンやっていきたい人にはおすすめのヘッドホンです。

Audio Technica(オーディオテクニカ)
¥18,367 (2024/04/25 00:43:38時点 Amazon調べ-詳細)

関連記事

モニターヘッドホン 6台モニターヘッドホン おすすめランキング10選。DTM・歌ってみた・配信で使いやすい製品を徹底解説 AKG K553 MKII-Y3AKG K553 MKII-Y3をレビュー。音場が広く、各楽器の音を確認しやすいモニターヘッドホン audio technica ATH-M50xSTS-USB 右斜めaudio technica ATH-M50xSTSをレビュー。プロクオリティの配信向けヘッドセット audio technica ATH-M50xBT2 左斜めaudio technica ATH-M50xBT2をレビュー。Bluetoothでも使えるプロユースで定番のモニターヘッドホン SONY MDR-CD900STSONY MDR-CD900STをレビュー。業界標準機の超定番モニターヘッドホン audio technica ATH-E70のカナル型イヤホンイヤモニ(モニターイヤホン) おすすめランキング ベスト5。選び方から使い方まで徹底解説!