Amコードの押さえ方。キレイに鳴らすコツやよく使用するフォームを解説

Amコードの押さえ方 2パターン

ぎたすけ

コードの解説か。Amって簡単だし、よく使うコードだよな

たけしゃん

そうだね。Amはほんとによく使うコードで初心者が最初に覚えるギターコードの1つだよ

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この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

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たけしゃん

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ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
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Amコードの押さえ方

Amコードの解説

Amの音

ギター演奏で使用頻度の高いマイナーコード Am。

押さえるのも簡単なので、初心者が最初に覚えるコードの1つです。

押さえ方は3本の指で、それぞれ1箇所ずつを押さえるシンプルなフォームです。

Amを押さえている写真

指をしっかり立てて、押さえるようにしましょう。

指が寝ていると、他の弦に触れてしまいキレイにならないので注意しましょう。

また、6弦は鳴らしません。5弦以下だけ鳴らすように狙ってストロークします。

6弦が鳴っていても音の構成的には問題はないですが、違うコードになってしまいます。

曲の雰囲気も違ってくるので、鳴らす弦はアバウトにならないようにしましょう。

AmとAm7の使い分け

AmとAm7コードの違い

Amの音

Am7の音

Am7はAmにソの音を追加した4和音コードです。

弾き比べてみると音が微妙に違うのがわかりますね。

ギターだと、そこまで違いを感じないためAmとAm7を一緒くたにしがちです。

特に初心者は全て押さえやすいAm7で統一してる人が結構います。

ですが、AmとAm7ではメロディーの聞こえ方が微妙に違ってきます。

また、ピアノやバンドなど他の楽器と一緒に演奏したときにAmとAm7が混在してると違和感が出ます。

初心者時代から、きっちりmとm7を区別しとくと耳も良くなるので意識して使い分けましょう。

僕が演奏している経験で言うと、基本はAm7をメインに使います。

Amを選択するときはメロディーとの兼ね合いで、狙ってAmを選択することが多いですね。

ここまでは初心者向けの内容でしたが、次章からは中級者向けにAmの演奏バリエーションを掘り下げて解説していきます。

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Amコードの色んなコードフォーム

Amコードの押さえ方 2パターン

パターン①

パターン②

Amコード自体はあんまりバリエーションがありません。

アコギではほとんどが基本形で対応します。

とはいえ、分数コードなどは使うことが多いので派生するコードは割と多かったりします。

また、Amは基本形のパターン①にハンマリング・プリングを組み合わせてバリエーションを作ることが多いです。

本章ではAm絡みでよくある奏法例と分数コードを紹介していきます。

Amを絡めたハンマリング・プリング

ギターコードを押さえているところ
  • ハンマリング…指で弦を叩いて音を出す
  • プリング…押弦した指を引っ掛けて離して音を出す

お手軽でもっともよく使うのが、Amでのハンマリング・プリングです。

ちょっとしたアクセント付けで手軽に使えるので、メロディーがお休みする部分で入れると隙間を埋めてくれます。

よく使うのは下記の3つ。

  1. 4弦を開放弦→2Fでハンマリング
  2. 2弦を3F→1Fでプリング
  3. 2弦を0F→1F→0Fでハンマリング&プリング

どれも簡単ですが、アクセント付けに効果があります。

ほどほどに入れていくと、何にも入れない演奏に比べて洗練度が上がりますので試してみましょう。

一方でハンマリング、プリングを絡めることでリズムがヨレないように注意しましょう。

Amの分数コード

Amの分数コード
補足

分数コードは楽曲内での使われ方によってコードネームが変わります(例えば、Am/CはC6と書かれることのほうが多いです)

上記の4コードはプロアーティストの楽曲で、実際に使われている分数コードを記載したものです。

Am自体がよく登場するのと、分数コードを作りやすいフォームなので活用されることが多いです。

分数コードの引き出しがあると、ローコード中心でも複雑で凝った音のコード進行も使えるようになります。

 

Amコード まとめ

机でメモを取って作業してるところ
  • Amはラ・ド・ミで構成された3和音コード 
  • 指をしっかり立てて、他の弦に触れないように押さえる
  • ハンマリング・プリングを混ぜてバリエーションを作ろう

ぎたすけ

簡単なコードだけど、ハンマリングとかでバリエーション作るのが大事なんだな

たけしゃん

簡単なコードほど指が余って、色んな奏法を選択できるからね。バリエーションを作れると演奏が華やかになるよね

Amの解説でした!

シンプルで初心者でも簡単に押さえられるコードですが、色んなバリエーションを作れるコードでもあります。

アコギでは非常によく使うコードなので、色んな奏法を交えて演奏できると弾き語りが華やかになります。

普通に押さえられるようになったら、色んな奏法を試してみましょう。

Aルートのコード解説記事一覧
A A6 A7 Amaj7
Am Am6 Am7 AmM7
Am7-5 Adim Asus4 A7sus4
Aadd9 Aaug A9 Am9
A7(♭9) A7(#9) Amaj9 A7(#11)
A7(13) A7(♭13)    
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