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NETDUETTO(ネットデュエット)の使い方、設定、遅延対策を解説。無料で自宅セッションを楽しもう!

音楽スタジオ

ぎたすけ

えー、自宅でセッション出来るのか。すごい時代だな

たけしゃん

外出自粛要請出てから、僕も毎日のようにやってるよ

遅延あるけど十分楽しめるよ

注意
本記事は基本編から応用編まで1万文字以上あるので、ブックマークして使い方マニュアルのように使用することを推奨します

飛ばし読みガイド

NETDUETTO(ネットデュエット)

ネットデュエットの画面

NETDUETTO(ネットデュエット)とはYAMAHAが提供している、リアルタイムでセッションできる無料アプリです。

 

ZOOMやLINEといった普通のアプリだと遅延が発生して、さすがにセッションは難しい…。

ところが、NETDUETTOなら自宅の環境によっては、普通にセッション可能なレベルで繋がれます。

実際に5人でセッションした演奏音

これ、5人がそれぞれの自宅から演奏しているんですけど、そんな感じはしないですよね。

 

NETDUETTOの動作環境はPC(Windows、Mac)のみです。

代わりにPCで動くアプリ(YouTube Live、ニコ生、ツイキャス、ZOOMなど)ならNETDUETTOの音をライブ配信することも可能。

※ライブ配信の解説は<NETDUETTOの使い方(応用編)>を参照。

 

また、NETDUETTOの使用者を見ると身内で集まる人もいれば、全く知らない人同士が初めましてからのセッションをやってたりもします。

環境さえ作れれば、かなり色んな遊び方ができます。

本記事ではNETDUETTOの使い方や推奨環境など、実際の使っている経験を踏まえて解説をしていきます。

このあとの目次(タップで飛びます)

 

NETDUETTOの推奨環境

BETA58A

メーカー推奨環境
  • 対応OS:Windows(7、8、8.1、10)、Mac High Sierra(10.13)・Sierra(10.12)
  • CPU: 2GHz以上
  • メモリー:4GB 以上
  • 回線:光回線等のブロードバンド環境での有線接続
  • 機材:ASIOドライバに対応したオーディオインターフェース(Windows)

PCのスペック自体はそこそこ最近のものなら大抵クリアしていそうなレベルです。

問題となるのは回線速度とオーディオ周りの機材ですね

 

一緒にセッションをやっている友達に色んな環境の人がいて、実験したので結果を踏まえて解説していきます。

インターネット回線

  • ひかり回線(有線)…◎
  • ひかり回線(無線)…△
  • ブロードバンド(有線)…〇
  • ブロードバンド(無線)…△
  • モバイルWi-Fi…×
補足
同じ回線でも自宅環境によって異なりますので、テストしてみましょう

メーカー推奨は「ひかりもしくはブロードバンド回線の有線接続」です。

ひかり回線の有線接続同士なら、ほとんど遅延もなく音質も良好です。

 

再掲ですが、セッションした演奏音です。

実際にセッションした演奏音

メンバーの回線と、数値でみた遅延状況がこちら。

  • パーカス:ひかり(有線)…遅延:15ms
  • ベース :ひかり(有線)…遅延:5ms
  • KEY① :ブロードバンド(有線)…遅延:26ms
  • KEY② :モバイルWi-Fi…遅延:46ms

体感的には30ms以内なら、まあ普通にセッションできます。

30msを超えてくると遅延がハッキリ表れて厳しいです。

 

なお、音はキーボード①の方が自分の出音を録ってくれたもの。

つまり、ボーカル・アコギ・ベース・パーカッションの音質は遠隔のもの。

この音質レベルでセッションしているみんなに届いてるし、ライブ配信もできるということですね。

 

無線はやっぱり厳しいです。

ベースの方が当初はひかり(無線)でやってましたが、遅延が大きくて有線に切り替えました。全然違います。

できるだけ、有線にしましょう。

 

モバイルWi-Fiは相当きついです。

ボーカルやリズム隊など、遅延発生で全体に大きく影響するパートはあきらめたほうがいいレベルです。

 

また、NETDUETTOはIPv6に対応しています。

IPv6接続の方は画面上にも表示されます。

NETDUETTOのIPv6表示

効果のほどは回線との兼ね合いもあって、何とも言えません…。

ですが、IPv6表示されている人同士は遅延が少ないのは事実なので、IPv6が使える人は使った方が良いです。

オーディオ機材

稼働中のUR22C

推奨環境

  • Windows…ASIO対応のオーディオインターフェイス
  • Mac…オーディオインターフェイス

まず、大前提としてオーディオインターフェイスはあった方が良いです。

PC内蔵のサウンドカードと内蔵マイクでもやってみましたが、遅延も出るし、音質もやっぱり良くないです。

 

そして、オーディオインターフェイスを入れる場合に注意なのがWindows。

MacはOS標準のサウンドドライバのCore Audioが優秀なので、オーディオインターフェイス自体は自分の使いたいマイクなど動けば問題ありません。

 

しかし、WindowsはOS標準のサウンドドライバだと遅延がきついです。

なので、YAMAHAも推奨している通りにASIOドライバ対応のオーディオインターフェイスを選択しましょう。

ASIOとは何ぞや?という方は下記の記事を参照ください。

 

格安のオーディオインターフェイスだと、基本はASIOドライバが用意されていません。

ASIO対応のオーディオインターフェイスの中で安いのはこのへん。

  • TASCAM  US-32W(7,000円程度)…コンボジャック1つ
  • ZOOM U-22(7,500円程度)…コンボジャック1つ
  • STEINBERG UR12(9,500円程度)…XLR・TRS 1つずつ端子がある万能機種

US-32WとU-22は安いですが、マイク or 楽器のどれか1つしか繋げません。

補足
ミニジャックのLINE入力端子がありますが、コンボジャックと同時使用できない仕様です

歌うだけの人ならマイクだけつなげればいいので、US-32WとU-22でOKです。

楽器の人は楽器の音は出せますけど、US-32WやU-22だとマイクが同時接続できないため会話できません。

 

よって、楽器の人や弾き語りする人は値段が上がりますが、STEINBERG UR12以上の機種を選択しましょう。

 

また、知人のブロードバンド(有線)の方は古いオーディオインターフェイスからUSB3.0のUR22Cに変えたら、遅延がだいぶ減りました。

遅延は複合的な要因なので、USB3.0の効果なのかはなんとも言えないですが…UR22C自体が定番で使いやすい人気商品なのでおすすめです。

STEINBERG UR22C

TASCAM  US-32W

ZOOM U-22

STEINBERG UR12

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NETDUETTOの使い方 基本編

ネットデュエットの設定画面

本章では基本的な設定から解説をしていきます。

まずはNETDUETTO β2をインストールしましょう。

NETDUETTO β2 ダウンロード

インストールが済んだら、NETDUETTOの使い方です。

最低限、覚えることは下記の3つ。

項目タップで解説に飛びます

上記の3項目をクリアすれば、セッションすることは可能です。

なお、エフェクトの使い方やライブ配信との連携については、後述の<NETDUETTOの使い方 応用編>で説明をしていきます。

オーディオデバイスの設定

インストールしたNETDUETTOを立ち上げて、画面左下の「設定」を押下。

NETDUETTOのサウンド設定

設定を押下すると、サウンド関連の設定画面が表示されます。

この画面で基本的なサウンド設定を行います。

NETDUETTOのサウンド設定画面

それでは、各項目を説明していきます。

オーディオデバイス

NETDUETTOのオーディオデバイス設定

まずは使用するオーディオデバイスの設定です。

 

「オーディオデバイス」の一番上の項目で、オーディオドライバの選択を行います。

NETDUETTOのオーディオデバイス設定2

主に使うモードは下記の3つです。

  • ASIO…ASIO対応のオーディオインターフェイスの方は選択
  • WASAPI排他モード…PC内蔵マイクやASIO非対応オーディオインターフェイスで選択
  • VSTモード…ここでは選択しない(後述)
補足
Macの方はCore Audioを選択します

推奨環境でも解説していますが、Windowsの方は遅延対策でASIO対応のオーディオインターフェイス使用を推奨します。

 

続いて、ASIOを選択すると中段でPCで使えるASIOドライバが選択できます。

僕の家ではYAMAHAとMOTUを使っているので、その2種類が出てますね。

NETDUETTOのオーディオデバイス設定3

対応するドライバを選択しましょう。

ここではSTEINBERG UR22Cを使った場合の画面で解説するので「Yamaha Steinberg USB ASIO」を選択します。

 

そして、3段目ではビットレートを選択します。

遅延の発生を抑えるために44100Hzを選択しましょう。

NETDUETTOのサンプリング周波数設定

続いて、遅延対策の要となるバッファサイズの設定です。

コントロールパネルを押下しましょう。

NETDUETTOのコントロールパネルを押下

コントロールパネルを押下すると、オーディオインターフェイスの設定画面に移ります。

 

YAMAHAやSTEINBERGの製品だと、下記の画面です。

UR22Cのオーディオ設定画面

3つのプルダウンで一番下の「Buffer Size」を選択してバッファサイズを調整します。

UR22Cのバッファサイズ

バッファサイズは数値を下げるほど、遅延は少なくなりますがPCへ負荷がかかり音が途切れたり、ノイズが入りやすいです。

対して、バッファサイズを上げるほど音質は安定しますが、遅延が発生します。

 

色々とテストしてみた感じは、下記の設定が推奨。

  • ひかり回線(有線)…256 Samples
  • ひかり回線(有線)以外…128 Samples

僕は256 Samplesにしてますが、128 Samplesが一番良い状態になる人が多かったです。

96 Samplesまで下げると音切れの発生が多くなりがちですが、PCによっては96 Samplesまで下げた方が良い場合もありますね。

入力・出力設定

続いては、その下にあるオーディオデバイスの入力・出力設定です。

NETDUETTOの入力モニター設定

基本的に初期設定から変える必要はありません。

入力Ch、出力Chは多チャンネルのオーディオインターフェイスで設定をいじるときがあるくらいです。

エントリーモデルのオーディオインターフェイスだと2IN 2OUTなので、そもそも設定を変えようがありませんしね。

 

ここで解説しておきたいのは「入力のモニタリング」のプルダウンです。

プルダウンを押すと3つの選択が出てきます。

NETDUETTOの入力モニタリング設定

  • モニタリングしない…入力音はモニタリングしない
  • モニタリングする(遅延あり)…入力音を遅延ありでモニタリング
  • モニタリングする(遅延なし)…入力音を遅延なしでモニタリング

入力音とは、あなたのマイクの音や楽器の音のことですね。

 

メーカー推奨は「モニタリングする(遅延あり)」です。

ザックリ仕組みを解説すると、遅延ありは意図的に入力した音を遅延させてモニターに返すという意味です。

 

ネット上でセッションする以上は絶対遅延は発生します。

なので、遅延なしのモニター音を聞いてジャストのタイミングで演奏すると他の人にはズレた音が届くんです。

そこで、意図的にモニター音を遅延させることでタイミングを合わせようというわけですね。

 

実際に僕も両方試しましたが、「モニタリングする(遅延あり)」のほうがジャストで弾いたときに出音が遅延してなかったです。

補足
自分の音の遅延は自分の環境じゃわからないので、鍵盤の方が録音してくれた音声聞いて確認しました

というわけで、特に理由がなければ「モニタリングする(遅延あり)」を選択します。

 

そして、「モニタリングする(遅延あり)」にするならイヤホンよりは密閉型ヘッドフォン推奨です。

イヤホンだと、どうしてもギターの生音が聴こえてきて、モニター音との微妙なズレが気持ち悪いからです。

 

イヤホンでも別にやれますが、密閉型ヘッドフォンのほうが生音聴こえづらいので快適ですね。

基本音質設定

NETDUETTOの音質設定

基本音質設定はセッション相手の音質を設定するものです。

高音質にすれば遅延が大きくなり、帯域優先なら低音質ですが遅延が小さくなります。

 

なお、「標準」なら十分な音質なので、基本的には「標準」に設定します。

それでも遅延がきつい場合に「帯域優先」を選択しましょう。

 

またまた、再掲ですが…この動画の演奏音は音質「標準」を選択してます。

「標準」の音質で全然聴けるレベルですよね。

 

ただし、基本音質設定で設定したところで、通信相手の音質が低いと強制的に低い方に合わせられます。

そして、音質設定はあくまで個対個の話でルーム全体に影響はしません。

例えば、下記のケースだと

  • Aさん…高音質
  • Bさん…高音質
  • Cさん…低音質

AさんとBさんは双方で高音質で聴こえます。

しかし、Cさんの音はAさん・Bさんに低音質で聴こえる上に、CさんにはAさん・Bさんの音も低音質で聴こえてます。

 

ニコ生などでライブ配信する場合は、配信主になった人の音がそのままリスナーに届きます。

なので、上記の例ではAさんもしくはBさんが配信主になったほうがいいです。

 

音質の下にあるアラート音設定はそのままでアラート音の設定です。

NETDUETTOの音質設定

一番よくあるアラート音はルーム内のメンバーの誰かが回線状況により、落ちた時です。

 

モバイルWi-Fiなど回線が不安定な人がいると、頻繁にアラート音が鳴るのでチェックを外したほうがいいです。

ルームの作り方・入り方

NETDUETTOのルーム設定画面

NETDUETTOは誰かがルームを作って、そのルームに入ったメンバー同士でセッションを行います。

ルームを作って誰かが来るのを待つか、既にあるルームに入るかしましょう。

 

1ルーム内の定員は5名ですが、ルーム連結という機能があります。

ルームを連結することで最大10名まで同時参加することが可能です。

 

本章ではルームの作り方と入り方の両方を解説していきます。

ルームの作り方

手順1
ルームの基本設定
ルーム名、パスワード(なくても可)、公開設定(ルーム一覧に出るかどうか)を選択。

NETDUETTOのルーム基本設定

 

手順2
詳細設定
ルーム一覧で表示される、ルーム説明・タグを設定する(未設定も可能)

NETDUETTOのルーム詳細設定

手順3
ルーム作成
ルームをつくるを押下

NETDUETTOのルーム作成

ルームの作成はこれだけなので、超簡単です。

 

ルーム主だと、「強制退出」と「ルーム連結」機能が使えます。

NETDUETTOのルーム強制退出機能

ルーム連結は左下のルーム連結ボタンから申請を送ります。

NETDUETTOのルーム連結

ルーム連結ボタンを押すと現在開いているルーム一覧が表示されるので、連結したいルームを選択します。

NETDUETTOのルーム連結 ルーム選択画面

連結先ルームがパスワード設定していると、パスワード入力画面が出てきます。

NETDUETTOのルーム連結 パスワード入力画面

これでOKを押すと相手のルーム主に連結申請が届き、相手のルーム主が承認ボタンを押すと連結できます。

 

なお、ルーム連結されてもルームメンバーには何も見えません。

互いのルーム主の画面にだけ、連結しているルーム主が表示されます。

NETDUETTO 連結ルームの表示のされ方

 

ちなみにルーム作成が盛んな夜だと、頻繁にルーム連結が失敗します(苦笑)。

ルームの入り方

NETDUETTOのルームの入り方

ルームの入り方は簡単で、入りたいルーム名・パスワード(設定されてれば)を入力して「ルームに入る」を押下するだけ。

 

今開いているルーム一覧を見たい方は「ルーム一覧ボタン」を押下すると、ブラウザ経由で一覧表示されます。

NETDUETTOのルーム一覧の見方

ルーム一覧を見ると「初心者歓迎」とか「みんなで緩くセッションしよう」という感じの部屋が結構あります。

ミュージシャン同士の出会いの場にもなってる感じがします。

 

NETDUETTOで知り合って、リアルでもバンドやユニット組むきっかけになりそうですよね。

セッション中の操作・設定

ネットデュエットの画面

さて、いよいよルームに入ってセッションが始まります。

本章ではセッション中の操作について解説していきます。

 

セッション中画面は大きく3つの区分に分かれます。

NETDUETTOセッション中の画面

それぞれを細かく解説していきます。

全体音量調節

NETDUETTOの音量調節

  • インプット…マイクや楽器の入力音量を調節
  • オーディオプレイヤー…MP3ファイルなどの音声ファイルを流せる
  • マスターアウト…全体音量の調節

画面左側の機能です。全体の音量調節という括りにしましたが、色んな機能がついてます。

 

注意してほしいのはインプットです。

インプットはあなたの声・楽器の入力音を調整するものですが、他の人もあなたの音が大きくなります。

 

もし、自分の聴こえる音だけ調整して、他の人の音量に影響を与えたくない場合は中央のあなたの名前のフェーダーを使いましょう。

NETDUETTOの音量調節

インプットは他の人の音量バランスに影響が出るので、極力は真ん中のフェーダーで調整しましょう。

 

オーディオプレイヤーはWavやmp3に対応しており、音楽を参加者全員に流すことができます。

NETDUETTOのオーディオプレイヤー

オケを流しながらのセッションとか、休憩時間にBGMを流すといった使い方ができます。

 

左下はマスターアウトです。自分の音、他人の音を合わせた全体の音量を上げ下げできます。

NETDUETTOのマスターボリューム

マスターボリュームの調節は自分が聴いている音だけに反映されます。

他の人のマスターボリュームには干渉しません。

各パート音量調節

NETDUETTOの各パートの音量調節

画面真ん中のフェーダーとツマミは各パートの音量調節です。

 

自分が演奏しやすいように各パートの音量やPANを振ることができます。

PAN
ステレオで音が聴こえる位置のこと。例えば、完全に右に振ると右耳イヤホンからしか聞こえなくなる

NETDUETTOのパート別音量調節機能

各パート音量調節部分で調整した内容は、自分のモニター音にのみ反映されます。

なので、自分が演奏しやすいように各パートの音量調節をすればOKです。

 

ただ、フェーダーの調整幅が狭めなので、下記のステップで音量調節をするのがおすすめです。

  1. バンド全体で、各楽器の入力音量のバランス調整を行う
  2. 自身がやりやすいように各パート音量調節で、自分の聴こえる音の調整を行う

まずは、はじめに誰かが全体の音を聞いてインプットの上げ下げを指示・調整するのが良いです。

 

また、自身がやりやすいように各パート音量調節を行うものの、ライブ配信する際は注意が必要です。

配信者となる人の出音はそのままリスナーに届く音になるので、自身がやりやすい音でなくバランスの良い音にしましょう。

通信状況

NETDUETTOの通信状況

一番右のスペースは主に通信状況を視覚的に見ることができるようになってます。

 

簡易表示と詳細表示がありますが、簡易表示だと顔と星マークで通信状況が表示されます。

NETDUETTOの通信状況簡易表示

顔が普通の状態くらいまでは、そんなに問題なくセッション出来ます。

きつい顔している人とは遅延もすごいし、音質低下や音切れも激しくセッションにならないです。

 

右下の詳細表示ボタンを押すと、数値で遅延状況を出してくれるようになります。

NETDUETTOの通信状況詳細表示

公式の遅延数値の目安は下記の通りです。

  • 35msec以下:ある程度の音楽セッションが実現できます。
  • 45msec以下:オケに合わせるような形式なら音楽セッションが可能です。
  • 70msec以下:カラオケでデュエットを楽しむ程度のことが可能です。

う~ん、僕の体感的には下記の感じですね。

  • 20msec以下:かなり快適にセッションできる
  • 30msec以下:遅延は発生するけど、セッションできる
  • 40msec以下:セッションするのは結構きつい
  • 40msec以上:セッションするのは無理

パートにもよります。

リズム隊は30msec以上だと相当きついです。

10台でも、結構突っ込み気味に叩いてると話していたくらいです。

 

ちなみに上記の画面の方々の使用している回線と遅延の数値は下記の通り。

  • ひかり(有線)…遅延:15ms
  • ひかり(有線)…遅延:5ms
  • ブロードバンド(有線)…遅延:26ms
  • モバイルWi-Fi…遅延:46ms
補足
時間によって変化はありますが、ひかり(有線)は安定して早く、モバイルWi-Fiは時間によって500msとかになってました

やっぱり、ひかり回線の有線接続が圧倒的に強いです。

そして、モバイルWi-Fiは正直セッションするの無理なレベルです。

 

なお、画面右側の音質設定に関しては手動でもいじれますが、自動でコロコロ変わります。

NETDUETTOの音質設定

一応、自分の基準設定は<基本音質設定>で事前に設定できます。

ただ、低い方に合わせて矯正されるので回線遅い人はどう頑張ってもきついってのはあります。


長かったですが、ここまでで基本設定は終わりです。

これだけ、わかってれば問題なくセッションできます。

 

次章以降はソフトウェアを使った「エフェクトのかけ方」と「ライブ配信のやり方」を解説していきます。

目次(項目タップで解説に飛びます)

 

NETDUETTOの使い方 応用編

ノートPCで音楽制作

ネットでセッション出来るだけで、すごいNETDUETTO。

更にすごいのが、VSTプラグインを使ってエフェクトをかけたり、ライブ配信に使えたりすることなんです。

 

NETDUETTOを使えばバンドメンバーがそれぞれの自宅から演奏して、ライブ配信とかできちゃうんです。

しかも、エフェクトをかけて音作れば中々のクオリティで配信できます。

 

そんなわけで、本章ではNETDUETTOでやりたいであろう3つの項目について解説していきます。

項目タップで解説に飛びます

エフェクトのかけ方

Cubase AI

NETDUETTOはエフェクト機能がありませんが、VSTプラグインを使用することが可能です。

なので、本記事ではCUBASE AIを使ったVSTプラグインのかけ方を解説していきます。

 

ちなみにPCのスペックが弱いと、DAWやVSTプラグイン自体が遅延の要因になります。

なので、エフェクターなどハードウェアでエフェクトかけれる人は、ハードを使った方が遅延対策にはなります。

 

では、DAWを使ってNETDUETTOの出音にエフェクトをかける手順です。

① dllをVSTプラグインフォルダに入れる

NETDUETTOをダウンロードして解凍すると、VSTプライングフォルダがあります。

NETDUETTOのVSTプラグイン

その中にdll形式のファイルが2つ格納されているので、これをDAWのVSTプラグインフォルダにコピーして移します。

 

DAWのVSTプラグインフォルダの場所はDAWソフトによります。

Cubaseであればデフォルトだと「C:\Program Files\Steinberg\VstPlugins」です。

② DAW経由でNETDUETTOを起動

まずはCubaseを立ち上げて、プロジェクトを作ります。

注意
NETDUETTOは落としておきます。立ち上げてるとできません

ボーカル用のトラック、アコギを弾く人はギター用のトラックを作って、それぞれ該当する入力を設定します。

Cubaseの画面

今回の場合はUR22Cを使っていて、INPUT1にマイクとINPUT2にエレアコを繋いでいます。

UR22C

なので、Vocalトラックの入力をINPUT1。ギタートラックの入力をINPUT2で設定します。

 

次に上のメニューで「スタジオ」→「Mix Console」を選択して、下記の画面を出します。

Cubase AI

一番右のStero OutのInsertで「nd2_vst_bridge_x64」というプラグインを選択します。

補足
32bit版を使っている方は「nd2_vst_bridge」です

CUBASEのステレオアウトにNETDUETTOをインサート

そうすると、NETDUETTOが立ち上がります。

右上にVST連携中と出ていれば成功です。

NETDUETTOのVSTモード

あとは、DAW側でボーカルトラックやギタートラックにかけたいエフェクトをプラグインで設定すればOKです。

DAW側のプラグイン操作方法は書くと長いので割愛します。

 

Cubase以外のDAWでもやり方は一緒です。

  1. VSTプラグインフォルダにNETDUETTOのdllファイルを入れる
  2. DAWを立ち上げて、マスタートラックにNETDUETTOのVSTプラグインを挿入
  3. NETDUETTOが立ち上がる

フォルダ場所やプラグイン挿入操作が異なりますが、やることは一緒です。

 

僕もDAW経由(Sonar)でVSTモードを使って、エフェクトかけてます。

ちなみにVSTモードだとオーディオデバイスの設定がNETDUETTO側ではできません。

NETDUETTOのVSTモード

※VSTモードだとグレーアウトされてていじれない

なので、バッファサイズの設定などはDAW経由でやりましょう。

オーディオインターフェイス内蔵エフェクトもDAW経由のみ

DAW立ち上げると遅延が気になるので、オーディオインターフェイス内蔵エフェクトで済ませたい人も多いですよね。

だがしかし…、NETDUETTOはオーディオインターフェイス内蔵エフェクト使うにもDAW経由する必要があります。

 

試してみた感じですが、NETDUETTOって出力用に仮想ドライバを作ってて通常の出力経路通らないんですよね。

 

なので、VSTモードでNETDUETTOを起動して、DAWを経由させないとオーディオインターフェイス内蔵のDSPエフェクトも使えないです。

 

実際にYAMAHA AG03とUR22Cでテストしましたが、VSTモードじゃないと無理でした。

ちなみに6月にリニューアルされるシンクルームの開発中画面には、リバーブっぽいパラメーターがあったので搭載されると嬉しいですね。

NETDUETTOでのライブ配信

ボーカルレコーディング

NETDUETTOのライブ配信は非常に簡単。

 

NETDUETTOを立ち上げた状態でライブ配信アプリをPCで立ち上げます。

そして、入力(マイク)に「Yamaha NETDUETTO Driver」を選択するだけ。

ツイキャスでの入力設定画面

※ツイキャスの画面

NETDUETTOは仮想ドライバの入力を作ってくれるので、基本はライブ配信アプリ側の入力にNETDUETTOを指定するだけでいいんですよね。

 

ただし、一部配信アプリでは配信ソフトをかまさないと入力デバイスを任意で変えられません。

主な配信アプリだとこんな感じの対応になります。

  • YouTube Live→ 配信ソフトをかまして、配信ソフトの入力にNETDUETTOを指定
  • ツイキャス→マイクの設定をNETDUETTOに指定
  • ニコ生N Airをかまして、N Airの入力設定をNETDUETTOに指定
  • Zoom→マイクアイコンの隣の「↑」でマイクにNETDUETTOを指定

YouTube Liveで使う配信ソフトは何でも良いですが、主流なのはOBS STUDIOですね。

他のアプリは試してませんが、PCで動くものであれば基本なんでもいけるはずです。

 

ただし、ドライバがWDMなのでNETDUETTOの音が配信アプリに届くまで、結構な遅延が発生します。

例えば、ニコ生やツイキャスでコメント返答をしようとしても、若干のタイムラグが発生するので注意しましょう。

 

なお、配信主はNETDUETTOとライブ配信アプリの両方で通信が発生します。

遅延を抑えるため、メンバーの中で回線速度が安定している人を配信主にしましょう。

 

そして、他のメンバーはライブ配信アプリを同時視聴するのは控えましょう。

NETDUETTOと配信アプリの同時利用によって回線速度が遅くなり、遅延が起きます。

どうしても見たい方はスマホの4G回線で視聴するなど、NETDUETTO側の回線に影響が出ないようにしましょう。

スマホのライブ配信アプリに流す方法

スマホのみ対応しているライブ配信アプリ(17 Live、ポコチャなど)にNETDUETTOの音声を流すのもできなくはありません。

 

NETDUETTOがPCのみしか立ち上がらず、配信アプリがスマホしか立ち上がらないので普通には流せません。

しかし、物理的にPCの音をスマホに送り込めば可能です。

 

具体的にはオーディオインターフェイスを2台用意して

PC側のオーディオインターフェイスのヘッドフォン端子と、スマホ側のオーディオインターフェイスのライン入力をケーブルで接続すればOKです。

補足
PCのオーディオインターフェイスのアプトプットからはNETDUETTOの音は出ない

ただ、オーディオインターフェイス2台必要な上にネット環境によっては余計な遅延が起きそうな気もします…。

 

なので、基本的には非推奨です。

素直にPCからYouTube Liveとかツイキャスでいいのではないかと思います。

NETDUETTOの音を録音する方法

Audacityの編集後画面

NETDUETTOでセッションした音を録音して聴き直したいと思う人は多いはず。

NETDUETTOの録音は録音ソフトを使えば簡単です。

 

ここでは無料の録音ソフトAudacityを使用して解説します。

まずはAudacityをダウンロードしましょう。

Audacity ダウンロード

ダウンロードしたらファイルを解凍して、フォルダ内の「audacity」というファイルをダブルクリックして起動します。

Audacityフォルダのなか

Audacityを起動したら、入力設定を「Yamaha NETDUETTO Driver」に設定します。

NETDUETTOを録音するためのAudacityの設定

自分の録音した音が片耳しか聞こえない人は、隣の録音チャンネルを「ステレオ」から「モノラル」に変えましょう。

それ以外の設定は特にいじる必要ありません。

 

あとは録音したいタイミングで録音ボタンを押下すれば、NETDUETTOを通してセッションした音が録音されます。

Audacityの録音開始ボタン

録音し終わったら、書き出しです。

書き出しの前に不要な部分を削除しましょう。

 

削除の方法も簡単です。

手順1
選択モード
選択ツールボタンを押下して選択モードにする

Audacityの選択ツールボタン

手順2
不要範囲を選択
削除する部分をドラッグして指定する

Audacityの指定範囲

手順3
指定範囲を削除
「Ctrl + X」で指定範囲が削除されます(削除された部分は自動で詰められる)

Audacityの編集後画面

補足
削除時に自動で詰めたく場合は「Ctrl + Alt + X」で削除しよう

書き出ししたいところだけになったら、「ファイル」→「書き出し」から希望するファイル形式で書き出しましょう。

Audacityの書き出し画面

WAVは容量が重いので、聴き直し用ならMP3で良いでしょう。

なお、2020/6にはNETDUETTOがSYNCROOMという名前にリニューアルしますが、その際に録音機能が追加で搭載されるそうです。

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NETDUETTO よくある質問

スマホでもできますか?

できません。PC(Windows、Mac)のみです。詳しくは<NETDUETTOの推奨環境>を参照ください

 

モバイルWi-Fiでもできますか?

正直、遅延が厳しいです。詳しくは<インターネット回線>を参照ください

 

NETDUETTOをライブ配信で流すことはできますか?

可能です。詳しくは<NETDUETTOでのライブ配信>を参照ください

 

ソフトウェアのエフェクトをかけることはできますか?

DAW経由でVSTプラグインを使用できます。詳しくは<エフェクトのかけ方>を参照ください

NETDUETTO まとめ

コーヒーとスマートフォン

  • ネット上でセッションできるアプリ
  • ひかり回線、ブロードバンドの有線なら、かなり快適にセッション可能
  • DAW経由でエフェクトをかけたり、ニコ生やツイキャスでライブ配信できたりもする

ぎたすけ

ほぇー、ほんとにセッション出来ちゃうんだな。ただ、設定が大変そう

たけしゃん

ん~、普段DTMやってない人はちょっと大変かもね

NETDUETTOを始めることを機にDTMもやるようになれば一石二鳥だよ

NETDUETTOの解説でした!

今はβ版なのでテスト運用している状態ですが、2020年6月からはシンクルームという名前で正式サービスに格上げされる予定です。

 

より一層、盛り上がるのは間違いありません。

いまのうちから、NETDUETTOを試して自宅で充実した音楽ライフを送れるようにしちゃいましょう。

 

特に地方の方とかは中々セッションって難しいと思うんですよね。

NETDUETTOを使えば、いくらでもセッション相手が見つかりそうです。

 

アーティスト縛りのNETDUETTOオフ会とかも流行りそうなので、凄く可能性のあるサービスですね。

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