空ピッキングを使ったシンコペーションをマスターしよう

シンコペーションの練習譜例 小節をまたぐシンコペーション

ぎたすけ

空ピッキングって空振りだよな。シンコペーションってなんだ?

たけしゃん

シンコペーションは演奏の強弱位置を変えてリズムを変化させることだよ

弾き語りでは必須のテクニックだね

飛ばし読みガイド

シンコペーションとは

シンコペーションの解説資料

シンコペーションとは言葉で書くと強拍と弱拍の位置を変えてリズムに変化を持たせること。

 

言葉で書くよりは音を聞いてもらった方がわかりやすいです。

まずはシンコペーションがないパターンとあるパターンを聞き比べてみましょう。

シンコペーションなし

シンコペーションなしのストロークパターン

シンコペーションあり

シンコペーションなしのストロークパターン

違いがわかったでしょうか?

シンコペーションなしのパターンはリズムのノリが一定です。

対して、シンコペーションありのリズムはアクセントがついてノリが変わっています。

 

このシンコペーションで変わる部分を「食う」とも言います。

「リズムが食っている」とかよく言いますが、つまりはシンコペーションでリズムパターンが変わることを指します。

強拍と弱拍の位置を変える

シンコペーションは強拍と弱拍の位置を入れ替えることでリズムパターンを変えることでしたね。

リズムには強拍と弱拍というものが存在します。

通常の4分の4拍子では4つの拍があり、下記のようになっています。

強拍と弱拍

1拍目が強拍。あとは弱拍となっています。

3拍目は弱拍ですが、強拍に準ずる音になっており、いわば中拍みたいなもんです。

 

これが四分音符ではなく八分音符になると…。

八分音符での強拍と弱拍

細かくなるだけで、強・弱・弱・弱の流れは変わってないですね。

一定のリズムパターンに統一されています。

 

シンコペーションはこの強・弱・弱・弱の流れを崩すことでリズムに変化をつけるわけですね。

シンコペーションで強拍と弱拍が変わったパターン

8ビートの4拍目(弱拍)と5拍目(強拍)をタイでつなげることで4拍目が強拍に代わっています。

これでリズムパターンが変化します。

基本的には上記のように弱拍と強拍(もしくは強拍に準ずる弱拍)をつなげることで弱拍が強拍に代わり、シンコペーションが出来上がります。

 

ギターストロークではアップストロークが弱拍になることが大半なので、シンコペーションはアップストロークで発生します。

なので、強拍に代わるアップストロークを強く弾いてアクセントをつけます。

シンコペーションの部分は強く弾いてアクセントを付ける

強拍・弱拍の存在をしっかりと認識することは演奏において非常に重要です。

ノリとかグルーブといったものは強拍と弱拍の緩急で生まれるものですからね。

 

シンコペーションでのリズムの変化はノリに大きく影響するものなので、アクセント付けは意識するようにしましょう。

次章ではリズムをキープしながらシンコペーションを行うのに欠かせない、空ピッキングを解説していきます。

空ピッキングとは

アコギでメロディーラインを弾いて録る

空ピッキングとは弦を弾かずに空振りすることです。

ギターのストロークでは右手を振り子の要領で上下に揺れを繰り返してリズムをキープします。

ギターストロークの右手を柔らかく使う

なので、実際に弦を弾かないときも右手の振り子はキープしていないとリズムがくるってしまうんですよね。

そのために弦を弾かないときも右手は空振りさせて振り子のリズムはキープします。

コード譜と空ピッキングの

上記の譜面は定番パターンですが、()になっている部分は空ピッキングです。

見てもらうとわかりますが、右手は一定のリズムで上下に動き続けており、空ピッキングでリズムの変化に対応しています。

 

この空ピッキングはリズム感よくストロークを刻むためには超重要です。

初心者のうちはどうしても、空ピッキングをせずにリズムキープしようとしてしまいがち。

 

しかし、初心者時代に空ピッキングサボった人って、レコーディングなどリズムがシビアに求められるような場面でリズム合わせられないんですよねぇ。

友達のバンドマンで空ピッキングサボって後悔している人を見てきましたよ、僕は…。

 

しかも、中級者になってからの右手矯正は結構大変です。

空ピッキングは初心者のうちにしっかり、きっちりやっておきましょう。

BPMを落として、空ピッキングをゆっくりと体に覚えさせてからBPMを早くして練習するのがコツです。

ぎたすけ

空ピッキングはちゃんとやれってしょっちゅう言ってるな

たけしゃん

僕が見てきた中では、初心者時代に適当にやっちゃいけないスキルNo.1かもしれないね
 

シンコペーションを練習してみよう

マイクを斜めに設置した絵

それでは、実際に空ピッキングを使ったシンコペーションを練習してみましょう。

まず、シンコペーションの練習ですが、下記の順序でやりましょう。

  1. 空ピッキングのタイミングをしっかり覚える
  2. 遅いBPM(80以下)で、ゆっくり丁寧に練習する
  3. BPMを早めて練習する

いきなり、早いBPMでやると色々と雑に覚えてしまいます。

ギターの練習は急がば回れなことばかりなので、はじめはゆっくり丁寧にやることを習慣化しましょう。

 

また、メトロノームに合わせて練習することが大事です。

スマホアプリで無料で使えるため、インストールしておきましょう。

メトロノーム - ビート, テンポ と リズム

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シンコペーション 練習譜例①

コード譜と空ピッキングの

実演例

補足
実演音源のBPMは80です

シンコペーションの基本パターンです。

最初は空ピッキングのタイミングをしっかり覚えましょう。

 

覚えてきたら、BPM=60くらいから練習を始めて徐々に早めていきましょう。

ストロークが安定してきたら、シンコペーション部分のアップストロークを強く弾いて強弱をつけるように意識しましょう。

練習譜例一覧

シンコペーション 練習譜例②

シンコペーションの練習譜例 小節をまたぐシンコペーション

実演例

補足
実演音源のBPMは80です

シンコペーションの練習譜例②は小節をまたぐ、定番のシンコペーションです。

小節をまたぐパターンはほんとに多いので、リズムのパターンを体に覚え込ませましょう。

 

まずは空ピッキングの位置を覚えるところからですが、慣れてきたらメトロノームに合わせて練習しましょう。

 

メトロノームに合わせるのが意外と難しいです。

リズムが狂うことなく、弾けるようになるまで日数をかけて練習を繰り返しましょう。

練習譜例一覧

シンコペーション 練習譜例③

シンコペーションの練習譜例。16分音符でのシンコペーション

実演例

補足
実演音源のBPMは60です

16ビートでのシンコペーションです。

16ビート
4分の4拍子において、リズムの基本単位が16分音符であるビートのこと

シンコペーションというよりは細かい空ピッキングの練習が中心となる譜例ですね。

 

細かいといっても、やることは同じ。

まずはゆっくり丁寧に空ピッキングするタイミングを覚えましょう。

そのあとはBPM=50など、ゆっくりとしたテンポで空ピッキングを確実にこなしてからBPMを早めましょう。

練習譜例一覧

 

空ピッキングとシンコペーション まとめ

ノートとペン

  • 空ピッキングは空振りして右手のリズムをキープし続けるテクニック
  • シンコペーションは強拍と弱拍の位置を変えてリズムパターンに変化をつけるもの
  • 練習はBPMを落として、じっくり丁寧に覚えてからBPMを早めるようにしよう

ぎたすけ

練習を繰り返していると頭がパンクしそうになるな…

たけしゃん

そうなんだよ。慣れるまではすごく疲れるよ!

日数かけて休み休みやるようにしなよ

空ピッキングを使ったシンコペーションの解説でした。

空ピッキングもシンコペーションも初心者のうちにちゃんとやっておきたいスキルです。

 

適当にやると、後から後悔する上に矯正が大変ですからねぇ…。

面倒でも我慢して、適当にやらないように気を付けましょう。

 

次の記事では定番のストロークパターンを解説して、実践していく内容になっています。

シンコペーションも出てくるので、困ったら本記事に一度戻って復習しましょう。

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