御茶ノ水KAKADO(カカド)について出演者目線で解説【東京の弾き語り系ライブハウスレビュー】

御茶ノ水KAKADO ステージ正面

ぎたすけ

へー、御茶ノ水って楽器屋たくさんあるところだよな。ライブハウスもあるんだな

たけしゃん

まあ、楽器屋エリアとは逆方向だけどね

僕もホールレンタルで使わせてもらったから、詳しく解説していくね

注意
コロナの影響で営業時間・営業スタイルの変更があるかもしれません。現在の状況は直接店舗に問い合わせてください

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この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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御茶ノ水KAKADO(カカド)

御茶ノ水KAKADO ステージ斜めから

御茶ノ水KAKADOの評価
清潔感
(2.5)
雰囲気
(3.5)
居心地
(3.0)
使いやすさ
(5.0)
総合評価
(3.5)

東京の御茶ノ水駅が最寄りのアコースティックライブハウス 御茶ノ水KAKADO。

弾き語りはもちろん、ギターアンプ・ベースアンプ・ドラムがあるので、バンド編成も対応した設備となっています。

 

東京都内のアコースティック系ライブハウスの中でもホールレンタル料金がトップレベルに安いです。

そのため、自主企画イベントや小規模な発表会などにはかなり使いやすい箱です。

 

僕自身も先日、ホールレンタルで使わせてもらいました。

まずは御茶ノ水KAKADOの設備・料金・アクセスから解説していきます。

飛ばしてレビューを読みたい方は<御茶ノ水KAKADOのレビュー>を参照ください。

KAKADOのシステム 目次(タップで飛びます)

会場キャパ

御茶ノ水KAKADO 客席

公式では会場キャパシティは問い合わせとなっています。

僕が出演させていただいたときの所感だと、座り45名がMAXです。

 

実際、僕が利用した日の動員が45名でした。

その状態で既に立ちが出てて、ドリンクカウンターやトイレへの導線が狭くなっていました。

余裕を見て、40名くらいで止めるのがベストだと思います。

ブッキングライブのノルマ

編成 料金(税込)
ソロ 11,000円
2人 15,400円
3人以上 17,600円
補足
編成はサポートメンバーも人数に含む

チケット代は2,000円となっているので、ソロであれば6枚目から黒字となります。

まあ、東京都内のライブハウスでは一般的な価格帯ですね。

 

持ち時間は転換込み45分となっていて、他のライブハウスより長いです。

補足
他のライブハウスは転換抜き30分が多い。ソロだと転換は5分くらいで終わる

1~2曲は多くやることができます。

ホールレンタル料金

曜日・時間 料金(税込)
月ー木 11:00-15:00 22,000円
月ー木 16:00-22:00 44,000円
金土日祝 11:00-15:00 33,300円
金土日祝 16:00-22:00 55,000円
補足
1日レンタルは昼・夜を足した料金に+11,000円(15:00-16:00分の追加料金)

ホールレンタル料金は他社と比べて安いですね。

 

同じくらい設備のライブハウスだと北参道ストロボカフェになりますが、比較してもワンランク安いです。

曜日・時間 KAKADO 北参道ストロボカフェ
月ー木
11:00-15:00
22,000円
月ー木
16:00-22:00
44,000円 55,000円
金土日祝  昼(※) 33,000円 55,000円
金は休み
金土日祝
16:00-22:00
55,000円 77,000円
金は66,000円

※金土日祝(昼)のレンタルはKAKADOが11:00~15:00、北参道ストロボカフェは11:00-16:00

特に土・日・祝の昼間が33,000円で借りられるのは、ほんとに安いです。

 

3マンで組めば、1組あたり11,000円なのでブッキングライブのノルマと変わらないです。

チケット 2,000円で動員17名から黒字なので、気軽に3マンライブやれます。

オープンマイク

ボーカルマイク

御茶ノ水KAKADOはオープンマイクを不定期で開催しています。

オープンマイク
来場者が入場料を支払って、順番に演奏できるイベント

オープンマイクは実際にステージ上で演奏できるので、ライブハウスの音響や雰囲気を知ることができます。

普通に人前での練習にもなるので、アーティストなら活用したいイベントです。

 

基本は月1みたいですけど、開催されていない月もたまにあります。

公式の月間スケジュールを確認しましょう。

会場へのアクセス

御茶ノ水駅(JR・丸ノ内線)から徒歩10分かからないくらいの位置です。

聖橋方面で楽器屋さんがたくさんあるエリアとは逆側です(詳しくは下部のGoogle MAPで)。

 

最初に行くと入口がなかなかにわかり辛いです。下の写真のレトロな街灯を左に曲がります。

御茶ノ水KAKADO 入口

すると、奥にKAKADOの看板があるので、ドアを開けて入りましょう。

御茶ノ水KAKADO 看板

ちなみに更に奥へ行くと喫煙所になっています。

御茶ノ水KAKADOの情報

  • 東京都文京区湯島1-7-16
  • Tel:03-3818-2220
  • Mail : kaka-do@coffee.ocn.ne.jp
  • 公式HP

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御茶ノ水KAKADOのレビュー

内容をまとめたノート

それでは、御茶ノ水KAKADOのレビューをしていきます。

はじめに総評すると「低予算で自主企画イベントに使うのに最適」です。

 

会場の清潔さ、雰囲気、居心地については四谷天窓や北参道ストロボカフェのほうが良いです。

ただ、ホールレンタルの料金がKAKADOのほうが1万円~2万円程度安いです。

 

しかも、自主企画イベントやる場合に四谷天窓や北参道ストロボカフェだと赤字だが、御茶ノ水KAKADOなら黒になる…という状況が発生しやすい価格設定です。

 

東京で弾き語りやユニットで活動しているなら、ホールレンタルの選択肢として知っておきたいライブハウスではありますね。

項目タップで解説に飛びます

会場の雰囲気

御茶ノ水KAKADO ステージ斜めから

木の色合いが強く、レトロな街灯が会場内にある昭和な雰囲気です。

ポップス、フォークソング、ブルース、ジャズと割と何をやっても合いそうな感じです。

 

雰囲気的には四谷天窓に近くて、昭和歌謡という感じのイメージですね。

おしゃれ感が欲しい人は北参道ストロボカフェのほうが合います。

 

とはいえ、弾き語りで活動している人で雰囲気が合わない人はあまりいなそうなので、企画ライブには使いやすいです。

ステージの広さ

御茶ノ水KAKADO ステージ正面

ステージの広さはアコースティック系にしては広いです。

4人編成までなら何も問題ないです。5人はちょっときついです。

 

ピアノは奥に引っ込んでるアップライトピアノが使用できます。

アップライトピアノが前に出ている状態でも、4人は行ける感じです。

 

なお、ドラムはミニドラムでバスドラの音など全体的に小さくてパワーはありません。

どっしりとしたサウンドを出したい人には不向きです。軽快なアコースティックやジャズには合います。

 

アコースティック系の小さめな箱でベース・ドラムもいけるところって割と珍しいんですよね。

選択肢としては御茶ノ水KAKADOか北参道ストロボカフェがメインになりますね。

客席

御茶ノ水KAKADO 客席

最前列が横長の椅子で他は丸椅子です。

背もたれがないので、長時間見続けるのはやや辛いです。

 

競合となる北参道ストロボカフェは一部ですが、背もたれ付きの椅子・ソファー・壁に寄りかかれる環境があります。

年配のお客さんが多い人は北参道ストロボカフェにしたほうがいいかも。

楽屋・トイレ

御茶ノ水KAKADO 楽屋への階段

楽屋は端の階段から上がって、2階に和室とトイレが用意されています。

衣装など用意がある人は2階トイレで着替えられます。

 

会場内と同一スペースですが、離れているので準備運動などはしやすいです。

声出しはさすがに厳しいですね。

 

トイレは1階と2階の2か所。2階は基本は出演者用ですね。

1階トイレに関しては汚くはないですが、古い建物にありがちな下水の匂いが結構強いです。

 

建物全体的に古いので、まあ良くあるライブハウスという感じです。

ホールレンタルがやっぱり使いやすい

競合の北参道ストロボカフェと比べると雰囲気や居心地では負けてます。

ただ、ホールレンタル料金がKAKADOのほうが万単位で安くて、絶妙に使いやすい価格帯です。

曜日・時間 KAKADO 北参道ストロボカフェ
月ー木
11:00-15:00
22,000円
月ー木
16:00-22:00
44,000円 55,000円
金土日祝  昼(※) 33,000円 55,000円
金は休み
金土日祝
16:00-22:00
55,000円 77,000円
金は66,000円

※金土日祝(昼)のレンタルはKAKADOが11:00~15:00、北参道ストロボカフェは11:00-16:00

御茶ノ水KAKADOなら、チケット2,000円に設定して月-木の夜なら22名、金土日祝の夜でも28名動員できれば赤字は回避できます。

 

ツーマン、スリーマンをやるときって30名の集客が壁になることが割と多いんですよね。

KAKADOの価格設定だと、壁の30名に届かなくても黒字化はできるので企画ライブにチャレンジしやすいです。

御茶ノ水KAKADOの情報

  • 東京都文京区湯島1-7-16
  • Tel:03-3818-2220
  • Mail : kaka-do@coffee.ocn.ne.jp
  • 公式HP

 

御茶ノ水KAKADO まとめ

まとめ

  • ドラム・ベースも可能なアコースティック系ライブハウス
  • 雰囲気や居心地では四谷天窓・北参道ストロボカフェのほうが良い
  • ホールレンタルの価格が安くて、絶妙に使いやすい

ぎたすけ

割と安くて、ここまでちゃんとした設備使えるのは良いな

たけしゃん

そうだよね。休日の昼とか33,000円だし、すごく使いやすいと思うな

御茶ノ水KAKADOの解説でした。

KAKADOも2005年にできたので、2020年で15周年になります。

 

ライブハウスはできては潰れてのサイクルがほんとに早いので、その中で15年続いてるのはユーザーに愛されてる証拠ですよね。

 

実際のライブハウスの雰囲気を知りたい方は見学を申し込むか、オープンマイクに行ってみるとよいでしょう。

御茶ノ水KAKADOの情報

  • 東京都文京区湯島1-7-16
  • Tel:03-3818-2220
  • Mail : kaka-do@coffee.ocn.ne.jp
  • 公式HP

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