Cole Clark(コールクラーク) CCFL2EC-BBレビュー。ピックアップが素晴らしい20万円台のエレアコ

森とアコギ

ぎたすけ

Cole Clarkってやっぱりエレアコが強いメーカーなんだな

たけしゃん

ピックアップが素晴らしいからね。プロでも使用者がどんどん増えてきている感があるよ
この記事でわかること
  • Cole Clark(コールクラーク) CCFL2EC-BBについて
  • Cole Clark(コールクラーク) CCFL2EC-BBのレビュー
  • 同価格帯ギターとの比較

Cole Clark(コールクラーク) CCFL2EC-BB

CCFL2EC-BB

良質な独自のピックアップからライブギターとして評価の高い Cole Clark。

そのCole Clarkの中間ランクにあたるモデルがCole Clark CCFL2EC-BB

 

FL1、FL2、FL3と3ランクある中の真ん中、FL2シリーズのエレアコです。

実売価格は25万円程度となり、プロアーティストやプロを目指すアマチュアミュージシャンがよく使う価格帯でもあります。

 

まずはギターの仕様から、じっくり見ていきましょう。

ボディの形状

コールクラークのボディサイズ

Cole Clark(コールクラーク)には2つのボディ形状がありますが、CCFL2EC-BBはFAT LADY(FC)です。

ドレッドノートに近い大きめなボディシェイプ。

音量もしっかりとあり、万能に使えるボディ形状ですね。

 

ANGELも使いやすくて良いのですが、小ぶりなサイズ感だと同じブラックウッドギターのMaton EBG808が優秀なので存在価値が薄いです。

 

逆にMatonのドレッドノートサイズはあまり多くない印象があるので、ドレッドノートのブラックウッドギターであるCCFL2EC-BBは貴重です。

木材

ギター背面

  • トップ:ブンヤ
  • サイド&バック:タスマニアン・ブラックウッド
  • ネック:クィーンズランド・メイプル

オーストラリアの木材のみで構成されたオール単板ギター。

Cole Clarkはオーストラリアの材を使うことにこだわりがありますが、オーストラリアの木材は質が良いのでアコギ自体の質も良いです。

 

トップ材に使われているブンヤの音質を定番のシトカ・スプルースと比べてみると…

  • 木が硬いため、音も硬め
  • 音質は明るい
  • 音のレスポンスは良い
  • 響きはシトカ・スプルースのほうが若干豊か

…という印象ですね。なかなか良い感じです。

 

ブラックウッド自体はMatonも好んで使っていますが、Matonはトップにシトカ・スプルースをメインで使っています。

なので、ブンヤの音質がCole Clarkの特徴とも言えます。

 

そして、サイド&バックに使われているタスマニアン・ブラックウッドはコアに近い材質です。

硬くてクッキリとした輪郭のある音質。

鳴らないと感じる人もいれば、粒立ちのより硬い音質がハマる人もおり、人を選ぶ木材かもしれません。

ピックアップ

CCFL2EC-BB

※シールド接続口がボディ下側面になっている

何といっても、Cole Clark(コールクラーク)の魅力はピックアップです。

3つの方法で音を拾う、Cole Clark独自の3Wayピックアップを採用しています。

3Wayピックアップ

  1. サドル下のピエゾ
  2. ボディ内部のフェイスセンサー
  3. コンデンサーマイク

この3つの音を内蔵のプリアンプがミックスしてアンプに出力します。

プリアンプはボディ側面にコントローラーがついており、音を調節する機能があります。

3Wayピックアップのプリアンプ

プリアンプの調節機能

  • マスターボリューム
  • ピエゾ&フェイスセンサー専用ボリューム
  • コンデンサーマイク専用ボリューム
  • 3バンドEQ

3Wayピックアップは「ピエゾ&フェイスセンサー」と「コンデンサーマイク」でボリュームが分かれています。

 

ハウリングや音が埋もれるリスクがあるバンドサウンドでは「ピエゾ&フェイスセンサー」を強め。

弾き語りでは生音に近いコンデンサーマイクを強め…とすることで状況に応じて最適な音作りが可能です。

なお、EQとマスターボリュームは3Way共通のコントローラーです。

Cole Clark(コールクラーク) CCFL2EC-BB レビュー

鉛筆とノート

それでは、Cole Clark CCFL2EC-BBをレビューしていきます。

はじめに総評すると「少し生音が弱い…けどエレアコとしては最高レベルに優秀」です。

 

エレアコとしては非常に使いやすいです。

生音が弱いのも木の質が悪いわけではなく、ハウリング対策で箱鳴りを抑えた造りにしているそうです。

 

なので、ライブギターとして割り切れば非常に素晴らしいギターです。

生音は硬くて響きは薄い

サイド&バックのタスマニアン・ブラックウッドが色濃く出た生音です。

クッキリと硬い音で箱鳴りはあまりしません。

 

ただ、音に輪郭があるのでピックの単音弾きでは存在感が出やすいです。

ストロークもドンシャリな音で好きな人は好きそうです。

 

生音メインで考えると同価格帯で良いギターはたくさんあるので、ちょっと苦しいですね。

やはり、エレアコとしての使用が中心に置かれているギターって感じが出てます。

ピックアップは素晴らしい

3Wayピックアップシステムはとにかく素晴らしいです。

ギター本体もエレアコとしての鳴りを重視されているのでハウリングにも強いですし、ピックアップ通した響きも良好です。

 

下記の表は予算30万円でエレアコを探したときの各メーカーのピックアップをまとめたものです。

30万円のエレアコ ピックアップ

やはり、音質や使いやすさではCole ClarkとMatonが頭1つ出ています。

Taylorもピックアップには定評があるんですが、TaylorのES2はピエゾ×3の構成なんですよね。

 

対して、Cole Clarkは「ピエゾ、フェイスセンサー、コンデンサーマイク」。

弾き語りで使うとなると、コンデンサーマイクがあるとないでは話が全然違うんですよね。

 

コンデンサーマイクはアコギならではのナチュラルな音の響きと箱鳴りした音を忠実に拾ってくれます。

バンドだとハウリングが怖いですが、弾き語りだと普通に使えます。

 

Cole Clarkの3Wayピックアップはバンド・弾き語りでベストな音をチョイスできるので、ほんとに素晴らしいエレアコです。

サテンフィニッシュでナチュラルなルックス

サテンフィニッシュとはいわゆる艶消し仕上げのことです。

逆にピカピカに艶が出ているフィニッシュではグロスフィニッシュが一般的。

CCFL2EC-BB

※サテンフィニッシュでナチュラルなルックスのボディ

Cole Clarkは木そのものを前面に出したルックスが魅力的。

サテンフィニッシュにより、サラサラな触り心地とナチュラルな木の見た目がそのまま活きてます。

 

弾き語り系のシンガーソングライターは男女ともにナチュラルな服装が多いので、Cole Clark(コールクラーク)のナチュラルなルックスが合う人は多いんですよね。

何気ない日常の風景を歌うにはちょうどいいルックスのギターです。

同価格帯ギターとの比較

エレキギター

Cole Clark CCFL2EC-BB(25万円)と競合になりそうなギターをピックアップすると…

この3本あたりですね。

Cole Clark CCFL2EC-BBを使ってみて難しいなぁ…と思うのはライブギターとして最適なことなんですよね。

 

プロアーティストだとライブとレコーディングは違うギターを用意する人が多いので、CCFL2EC-BBは非常に使いやすいと思うんですよ。

ただ、アマチュアだと予算もないので25万円も出すなら、ライブもレコーディングも同じギターを使いたいところ。

 

…となると、CCFL2EC-BBは生音が弱いんだよなぁと感じます。

もちろん、CCFL2EC-BBでも普通に使える音で録れるんですけど、レコーディングでのマイク録りを重視するなら、もっと良いギターがあります。

 

…で競合となるギターでTaylor 314ce V-Classは同じで生音が弱いです。

エレアコとしてはCCFL2EC-BBのほうがピックアップが優秀なので、僕はCCFL2EC-BBがおすすめ。

 

悩ましいのはMaton EBG808YAMAHA LS26 AREとの比較です。

特に生音が良いYAMAHA LS26 AREとの比較ですね。

それぞれ、掘り下げて解説していきます。

Maton EBG808との比較

トップ:シトカ・スプルース、サイド&バック:ブラックウッドを使ったMaton EBG808

 

ボディサイズが小さめで音のレスポンスが良いため、フィンガースタイルに適したギターです。

ソロギタリストに人気が高いエレアコです。

 

弾いた所感だと、CCFL2EC-BBよりも箱鳴りがしっかりしており、響きが豊か。

生音だと僕はMaton EBG808のほうが断然好きですね。

 

ピックアップを通した音はどちらも素晴らしくて、互角といったところです。

 

ストロークでジャカジャカ弾くのがメインの人はボディが大きく低音も出るCole Clark CCFL2EC-BB

指弾きや細かい刻みが多い人は音の響きもよく、レスポンスも良好なMaton EBG808

 

…という感じの切り分けがいいかなと感じました。

どっちも良いギターなので悩みますが、Maton EBG808はブラックウッドで箱鳴りもしっかりしてて、僕的には衝撃的な良いギターでした。

YAMAHA LS26との比較

YAMAHA LS26

YAMAHA LS26 AREはピックアップが搭載されていない普通のアコギです。

サイド&バックにローズウッド単板を使用しており、艶と深みのある響きと伸びのある高音が魅力。

 

生音に関してはキャラクターが全然違うので比べるのもなんですが、YAMAHA LS26 AREのほうが好みと感じる人が多いでしょう。

アコギとして作られているので、生音は20万円台ではトップクラスです。

また、ドレッドノートサイズのLL26 AREもあるので低音がドッシリ欲しい方はLL26 AREがおすすめです。

 

LS26 AREに後付けでコンデンサーマイクが入ったデュアルピックアップを付けると、生音も良くてライブギターとしてもそれなりに良い万能なギターが出来上がります。

さすがにエレアコとしてCole Clarkに勝つのは厳しいですが、総合点で見ればLS26 AREに後付けピックアップという組み合わせは強いです。

 

ライブで使いやすい…が最優先という人はCole Clark CCFL2EC-BB

ライブとレコーディングの両方で万能に使えるギターが欲しい…という人はYAMAHA LS26 AREに後付けピックアップという選択がいいかなと感じます。

LS26(アコギ)

LL26(アコギ)

CCFL2EC-BB

Cole Clark(コールクラーク) CCFL2EC-BB まとめ

ピアノのある部屋

  • オーストラリアの木材のみで構成されたエレアコ
  • 生音はいまいちだが、エレアコの音は抜群
  • ライブでの使い勝手を最優先で考える人にはかなりおすすめ

Cole Clark CCFL2EC-BBの解説でした。

シンガーソングライターにもおすすめですが、アコギ弾き語りもやるバンドボーカルさんとか特におすすめできるギターですね。

 

しかし、Cole Clarkの3Wayピックアップシステムは凄いですねぇ。

最近だとYAMAHAが新しいギターで同じ構成の3Wayピックアップを採用し始めましたが、3Wayは使い勝手がほんとに良いです。

 

3Wayピックアップだとバンド、弾き語り両方で最適な選択ができます。

更に1番がボーカル・アコギのみで2番からバンドがオン…みたいなアレンジでも最適ですからね。

 

Cole Clarkのエレアコは今後もどんどん人気が出そうなので要チェックです。

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