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L.R.Baggs Venue D.I.をレビュー。エレアコでよく使う機能を1台に凝縮したプリアンプ

ギター用プリアンプ

評価:3.5

ぎたすけ

L.R.Baggsってアコギ用のピックアップやプリアンプを作っている会社だよな

たけしゃん

そうだよ。Venue D.I.は僕も知り合いに何度も借りて使ってるけど、チューナーやブースターも入っていて便利だよね
この記事でわかること
  • L.R.Baggs Venue D.I.の機能
  • L.R.Baggs Venue D.I.のレビュー
  • L.R.Baggs Venue D.I.に適した人

L.R.Baggs Venue D.I.

アコギ用ピックアップ・プリアンプでは定番メーカーであるL.R.Baggsが作っている、Venue D.I.

エレアコ用プリアンプのベストセラー L.R.Baggs Para Acoustic D.Iをベースにプレイヤーが欲しいであろう機能を追加したプリアンプです。

 

僕も普段はPara Acoustic D.Iと別にチューナーやクリーンブースターを足元に置いています。

Venue D.I.なら1台で完結するので、持ち運びも楽でセッティングもしやすくて良いですね。

 

まずはVenue D.I.の機能を解説していきます。

搭載されている機能は下記の通りです。

Venue DIの機能

  • 5バンドEQ
  • ノッチフィルター
  • フェイズスイッチ
  • チューナー
  • ブースター
  • D.I

1つずつ、掘り下げて解説していきましょう。

5バンドEQ

  • bass
  • low mid(帯域調節可能)
  • hi mid(帯域調節可能)
  • presence
  • treble

5つの帯域に分けた5バンドEQが搭載されています。

更にlow-midとhi-midについては下に効かせる帯域を調節できるtuneツマミがついています。

かなり、細かく音を作り込むことが可能です。

 

Para Acoustic D.Iは4バンド(MIDが帯域調節可能)仕様だったので、更に追い込んで音が作れるようになっています。

 

EQの効きはPara Acoustic D.Iと同じ感じで、ナチュラルですがしっかり効きます。

各ツマミで±12dbまで調節可能なので、微調整から極端なセッティングまで色々といじれます。

ノッチフィルター

フィードバック対策(ハウリング対策)で用意されている機能です。

60Hz~360Hzの間で機能します。帯域範囲がPara Acoustic D.I(98Hz~247Hz)より広いです。

 

ツマミを回すと対応する帯域の音がカットされます。

60Hz~360Hzという帯域は人が聴き分けるのは困難ですが、ハウリングの基になりやすい帯域です。

普段はOFFにしておいて、ハウリングするときに使ってみると良いでしょう。

フェイズスイッチ(Phase)

「+と-の位相を反転させる」効果があるスイッチです。

主にハウリング対策で使用します。

ボタンが出ているのが正相、凹んでいるものが逆相です。

 

ファンクだと、あえて逆相にして音作りをすることもあります。

ノッチフィルターと組み合わせて、ハウリング対策に活用するのが一般的な使い方ですね。

チューナー

プリアンプ内にチューナーが内蔵されています。

右下のフットペダルを踏むと、チューナーモードとなり外に音が出力されなくなって、ディスプレイ上に英字が表示されます。

 

クリップチューナーだとチューニング中もスピーカーからギターの音が出てしまうので、音が出力されないのは便利ですね。

 

チューナーの精度や反応は普通ですね。

良くもなく、悪くもなく…といったレベルです。

ブースター

左下のフットペダルを踏むとブースターが作動します。

歪まずに綺麗に音量だけ上げる、クリーンブースターです。

 

ブースターの音量は裏面にツマミがついており、0~9dbの間で調節可能です。

単体のクリーンブースターに比べると調節幅が小さいですが、アコギだと9dbもあれば十分です。

 

ギターソロを弾くときにブースターを踏んで音量を上げるのが主な使用方法です。

アコギの場合はバッキング系の底上げはブースターより右手のアタックで調節したほうがナチュラルです。

D.I

ダイレクト・インジェクト・ボックスの略。通称ダイレクトボックスです。

ライン接続の機器をコンソール・ミキサーへ接続する際に用いる機材です。

 

Venue D.I.は名前の通り、このD.I機能も備えています。

裏面にXLR出力端子があり、側面にLINE出力端子が付いています。

それぞれをパラアウトすることも可能なので、XLR出力側をPAに送って足元のモニター用アンプにLINE出力で接続…といった使い方もできます。

 

XLR出力はトランスバランス方式というレコーディング現場などで用いられる低ノイズな方式でクリアな音でミキサーに届けることが可能です。

L.R.Baggs Venue D.I.のレビュー

本を読んで勉強する人

それでは、Venue D.I.をレビューしていきます。

はじめに総評すると「アコギで色々やる人に便利なプリアンプ」です。

 

すごく便利で高品質なプリアンプです。

ただ、ボーカル&ギターといった弾き語りしかやらない人はPara Acoustic D.Iで十分です。

 

逆にアコギでギターソロを弾いたり、音作りを細かく追い込みたい方にはVenue D.I.のほうが明らかに便利です。

音質はクリアで太くて良好

Venue D.I.の音質はクリアかつ太い音がしっかりと出力されます。

ピックアップの音痩せ対策で間に挟めば効果を期待できます。

 

その際はピックアップの音量は絞って、Venue D.I.のゲインとボリュームで音量を上げましょう。

出力もかなりの音量まで歪まずに綺麗に出ます。

音作りはしやすい

5バンドEQやノッチフィルターは効きが良いので使いやすいです。

特にピエゾピックアップの高音の悪目立ちに対して、hi-midの調節幅が広いので捉えやすくて便利です。

 

シンガーソングライターはもちろん、ソロギタリストの方にも便利そうなEQです。

XLR出力とLINE出力で音量を変えられる

本体トップにはVolumeツマミとGAINツマミの2つがあります。

 

このうち、VolumeツマミはLINE出力側にしか反映されません。

いくら回してもXLR出力側の音量は変わりません。

最初は故障かと勘違いしたのですが、説明書を読んだら仕様でした。

 

XLRとLINEでパラアウトする方向けの機能だそうです。

モニターアンプ側の音量だけ上げたい時にVenue D.I.のVolumeツマミを上げれば、PA側の出力に影響させることなく対応できます。

 

逆に弾き語りの方は注意が必要でモニター音が小さいからといって、Volumeツマミを上げてもXLR出力していると音量は上がりません。

GAINで上げれば解決しますが、GAINで上げすぎると歪むので本番中の場合はPA側のミキサーで音量を上げてもらいましょう。

ブースターは普通に使える

ブースター機能は歪むことなく、クリアに音量を上げてくれます。

音痩せもないため、使いやすいクリーンブースターです。

 

調節幅は0~9dbと小さめですが、アコギだと上げすぎてもハウリングするので9dbもあれば十分です。

実際に秦基博さんもフルバンドの中でVenue D.I.のブースターを使ってアコギのギターソロを弾いてますしね。

 

ちなみに知人はアルペジオ曲のときに弱めに設定したブースターを踏んでストローク曲との音量調節に使っていました。

そういった使い方もありですね。

L.R.Baggs Venue D.I.をおすすめしたい人

ギターを弾く男女

Venue D.I.をおすすめしたいプレイヤーは「ソロギタリスト」もしくは「アコースティックユニットでギターを弾くプレイヤー(ボーカルギター含む)」です。

 

便利で品質も高く、値段もそこそこ…と素晴らしい製品であるVenue D.I.

その割りには使用者が少なく、需要が狭いという欠点があります。

プレイヤー属性別のおすすめ製品

こんな感じでPara Acoustic D.Iがやっぱり強いんですよね。

まあ、クリーンブースターとペダルチューナーが不要な人はPara Acoustic D.Iでいいですからね。

 

クリーンブースターが欲しくなる人って、基本はギタリストなんですがエレキギターも弾く人が圧倒的に多いわけです。

…でエレキギターを弾いていると、ペダルチューナーとクリーンブースターは大半が持ってるわけでアコギと兼用すればいいだけなんですよね。

 

ただ、足元がスッキリするVenue D.I.は魅力的だし、アコギ専門の人はバラでエフェクターを買うよりVenue D.I.を買ったほうが明らかにコスパが良いです。

 

そんなわけで物が良いけど、アコースティックユニットを組んでいてギターソロも弾く人などはおすすめです。

Venue D.I.

Para Acoustic D.I

L.R.Baggs Venue D.I. まとめ

カフェ

  • Venue D.I.は高品位なプリアンプ&D.Iであったパラアコにペダルチューナーとブースター機能を加えた製品
  • 弾き語り中心の人はパラアコで十分
  • ソロギタリストやアコースティックユニットのギターを弾く方におすすめ

ぎたすけ

足元スッキリするのは嬉しいよな。荷物も減るし

たけしゃん

そうなんだよね。僕もアコギ弾くのにエフェクターボード持ってくの面倒だから Venue D.I.買おうかなとしょっちゅう迷ってるよ

L.R.Baggs Venue D.I.の解説でした!

ご自身に必要な機能を検討して、Para Acoustic D.Iとどちらが良いかを考えると良いですね。

 

価格差はちょうど1万円くらいなので、Para Acoustic D.Iとペダルチューナー・クリーンブースターを単独で買うよりはVenue D.I.を買ったほうが安いです。

 

エレアコの聴きやすさは弾き語りにおいて、かなり重要なことです。

ピックアップ側に調節できる機能がない場合はVenue D.I.などの外付けプリアンプを買って調節するだけで演奏の説得力が変わります。

ぜひ、エレアコの音にも気を使ってほしいですね。