ダイアトニックコードを理解して作曲、ギターアレンジに活かそう

ぎたすけ

ダイアトニックコードって名前は良く聞くけど、作曲する人以外は知ってても意味ないんじゃないの?

たけしゃん

いや、耳コピ、伴奏のアレンジ、アドリブとか弾き語りで使える場面はたくさんあるんだよ
この記事でわかること
  • ダイアトニックコードについて
  • ダイアトニックコードを活用する場面
  • 段階的なダイアトニックコードの覚え方

ダイアトニックコードとは

ピアノを演奏している人

ダイアトニックコードとはメジャースケールを基に作られるコードのこと。

ポップスは基本的にはダイアトニックコードで構成されており、ダイアトニックコードを理解することで曲の構成を理解することができるようになります。

メジャースケールとは

音階

メジャースケールとは「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」という並びで構成されるスケールのこと。

スケール
音の並びのこと

参考

全音と半音

ド(C)の音をスタートにするとピアノの白鍵盤だけ弾いていけば、メジャースケールができます。

レの音をスタートにすると黒鍵盤も間に入ってきますね。

Dmaj スケール

黒鍵盤も合わせると、ド~シまでに12種類の音がありますので12種類のメジャースケールが存在するわけですね。

メジャースケールを基に和音を作ったものがダイアトニックコード

ダイアトニックコード

黒鍵盤が登場しない C(ド)メジャースケールを基に作られる、C(ド)キーのダイアトニックコードです。

メジャースケールに沿って、各音でコードが構成されていますね。

構成する音も全てメジャースケールで登場する音だけが使用されています。

 

歌のメロディーラインがCメジャースケールで作られている曲は自動的にCキーのダイアトニックコードが伴奏で用いられます。

メジャースケールと同様に黒鍵盤含み、C(ド)~ B(シ)まで12種類のキーそれぞれのダイアトニックコードが存在します。

ダイアトニックコード

ローマ数字表記

ダイアトニックコードとローマ字

曲のコードを記載する時にはローマ数字表記を用いることが多いです。

C(ド)キーのⅠM7であればCM7ですし、D(レ)キーのⅠM7であればDM7になります。

ローマ数字表記を用いることで特定のキーに限定されず、移調しても対応するコードがすぐにわかるという利点があるからです。

 

慣れてくるとローマ数字表記で覚えたほうが圧倒的に効率が良いです。

ギターだと曲のキーが変わってもフレット位置が変わるだけで同じフォームで演奏できることはそこそこあります。

特に5弦ルートと6弦ルートのフォームパターンを一通り、覚えるとローマ数字表記のほうが移調にパッと対応できて楽なことは多いです。

 

…といっても最初からローマ数字表記を覚えても何のことやら…となるだけなので徐々に慣れていくのが良いでしょう。

3和音と4和音

ダイアトニックコード

ダイアトニックコードには3和音と4和音があります。

  • 3和音…1th(ルート)、3th、5thで構成される和音
  • 4和音…主に1th(ルート)、3th、5th、7thで構成される和音

どちらでも使用することが可能で、実際の曲中では3和音と4和音が入り乱れて使用されます。

 

3和音と4和音のどちらを選択するか?という点については色々あると思いますが、主な選択理由としては

  1. 響きが好きな方を選択
  2. 前後のコードとの繋がりを意識して選択
  3. ボーカル・コーラスが歌いやすい方を選択

このあたりを考慮して選ぶことが多いです。

「③ボーカル・コーラスが歌いやすい方を選択」は割と大事でメロディーラインによっては7thを鳴らさない方が歌いやすかったり、逆に鳴ってないと歌い辛かったりします。

弾き語りでやっていると違いがわかりやすいので、音程が取りにくいなぁ…と感じたらコード選択を変えてみると良いでしょう。

ダイアトニックコードを活用する場面

楽譜

たけしゃん

弾き語りをやっている方はダイアトニックコードを無意識に活用していることも多いです!

ダイアトニックコードを覚える…といっても実際に活用しないことには身につかないものです。

そこで、弾き語りをやるシンガーソングライターはどんな場面でダイアトニックコードを活用するかを解説していきます。

 

ダイアトニックコードを主に使う場面はこの3パターン。

  1. 作曲
  2. 演奏
  3. 耳コピ

ダイアトニックコードを使った作曲

ダイアトニックコードを活用する場面でわかりやすいのは作曲ですね。

よくある使い方としては…

  • 鼻歌で作ったメロディーにコードをつける
  • 曲をコード進行から作るときの材料とする

この2つ。

鼻歌で作ったメロディーにコードをつける

コードに精通していない人が無意識に鼻歌でメロディーを作ると、ほぼメジャースケールの音しか使いません。

日頃、ポップスを聴いているとメジャースケールが体に染みついているわけです。

 

そして、鼻歌を歌っている時には誰でも無意識に頭の中で伴奏コードが鳴っています。

この無意識で鳴っている伴奏コードもほぼダイアトニックコードしか鳴りません。

 

というわけで、キーを決めてダイアトニックコードを割り当てていけばメロディーへのコード付けは完了します。

曲をコード進行から作るときの材料とする

コード進行から曲を作ることはよくありますが、ダイアトニックコードがわかっているとコード選択の幅が広がります。

 

何も知らずにコードを適当に鳴らしていても、なかなか形にはなりません。

しかし、ダイアトニックコードがわかっていれば、対象の7種類のコードの中から組み合わせを選択すればよいので形になりやすいです。

また、同じ進行に飽きたらダイアトニックコードではないコード(ノンダイアトニックコード)を入れて色を変えたりと様々な工夫ができます。

 

基本形をちゃんと理解することで、基本形以外の選択も取れるようになります。

まずはダイアトニックコード内でメロディーやコードを作ってみるところから始めると良いでしょう。

ダイアトニックコードを理解して演奏の幅を広げる

ダイアトニックコードをちゃんと理解すると演奏の幅を広げつつ、形にするまでの時間を短縮することができます。

 

ポップスで使うコード進行はある程度、形が決まっています。

ローマ数字表記でのダイアトニックコードを理解すると、移調も楽にできるので流れを把握して演奏する方向性をパッと決められます。

コード譜を見ただけで、ある程度弾ける人はコード進行ごとに演奏パターンがある程度確立されているのです。

 

そして、演奏パターンを確立できていれば、演奏にも余裕ができるので崩して別の形を作ることも比較的容易です。

曲のコードを変えてみたり、テンションを入れてみたり…とアレンジの幅も広がります。

 

何となく演奏していた内容をダイアトニックコードと紐づけることで楽器やコーラスなど様々な場面で応用が効くようになります。

ダイアトニックコードで耳コピの時間を短縮

耳コピは音を耳で聴きとるのが基本ですが、コード進行やベース音からコードを推測する力も非常に重要です。

 

ポップスはノンダイアトニックコードも使いますが、ほとんどがダイアトニックコードで構成されています。

よって、曲のキーとベース音を掴んで、後はダイアトニックコードを当てはめれば結構な確率で当たります。

 

なので、1つずつのコードを細かく全部聴き分けるよりはダイアトニックコードではまらないコードだけ、聴き分けたほうが圧倒的に早いです。

慣れてくれば、音を聴いただけでダイアトニックコードかノンダイアトニックコードかを聴き分けることもできるようになります。

 

耳コピでコード推測を繰り返しやっていると、作曲や伴奏アレンジにも活かせるようになるので非常に効果的です。

段階的なダイアトニックコードの覚え方

ピアノを弾く女性

たけしゃん

ダイアトニックコードだけ覚えても、効果は薄いので作曲や演奏と紐づけることが重要です

ダイアトニックコードの概要は理解したけど、なかなか覚えられない…という人は多いですよね。

おすすめの段階的なダイアトニックコードの覚え方はこんな感じ。

  1. ダイアトニックコードの概要をザックリ理解する
  2. 曲を作ってみる and 色んな曲を演奏してみる
  3. 作った曲や演奏した曲のダイアトニックコードがどうなっているか分析する

最初は丸暗記する必要はなく、ダイアトニックコードの概要をザックリと理解すれば十分です。

 

あとは作曲や演奏を繰り返していれば、自然と覚えるものです。

そして、作曲・演奏の実践と共に身に付けないと効果がありません。

 

なので、深く考えずに作曲や演奏を繰り返し実践しましょう。

その実践していく中で、自分で作った曲や完コピした既存曲がダイアトニックコードをどんな風に使っているのか?を分析してみましょう。

すると、パターンがある程度決まっていることを理解でき、自然と身についていきます。

ダイアトニックコード まとめ

ダイアトニックコード

  • ダイアトニックコードはメジャースケールを基に作られるコードのこと
  • ダイアトニックコードを理解すると作曲・演奏・耳コピに役立つ
  • ダイアトニックコードは作曲や演奏を実践していく中で徐々に覚えていくのが効率的

ぎたすけ

ふ~ん。でも、ダイアトニックコードをまずは丸暗記しましょう!とか良く聞かない?

たけしゃん

良く聞くね。実際に丸暗記したところで実践して活用しないと忘れちゃうだけだから、徐々に覚えるのが一番だと思うけどね

ダイアトニックコードの解説でした!

丸暗記というイメージがありますが、一朝一夕で作曲・演奏と紐づけられるものではありません。

また、ダイアトニックコードは知らないと何かができなくなる類の知識でもありません。

ゆっくり、作曲・演奏を実践しながら身に着けていきましょう。

 

たまに音楽理論を学ぶと型にはまった音楽しかできなくなってしまう…いう人がいますが、ダイアトニックコードを学ぶと逆であることがよくわかります。

というのも、音楽理論を全く知らない人ほどダイアトニックコードしか使わないんですよね。

 

ダイアトニックコード以外のコードを上手く活用するためにこそ、ダイアトニックコードを学ぶ必要があるのです。

概要は理解して、後は実践あるのみです。じっくりとやり込みましょう!

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