YAMAHA(ヤマハ)のギターを徹底解説して、おすすめアコギを紹介する

ぎたすけ

YAMAHAって最近使っている人多くない?

たけしゃん

女性シンガーソングライターで使っている人が多いね。安心感あるメーカーだよね
この記事でわかること
  • YAMAHAについて
  • YAMAHAのギターの種類と特徴
  • YAMAHAのギターのプロ使用者

YAMAHA(ヤマハ)について

  • 1946年よりギター製造業を開始
  • 本社は静岡県浜松市
  • 邦楽の女性シンガーソングライターに人気のメーカー

国内ギターメーカーの最大手、YAMAHA。

ピアノをはじめ、様々な楽器からオーディオ製品まで販売している総合楽器メーカー。

 

ギター製造を開始したのは1946年。

初心者向け製品からプロユース製品まで幅広くギターの製造を行っています。

 

最近ではプロの女性シンガーソングライターでYAMAHAを使用している方が多くなり、アマチュアでもYAMAHAの使用率は上がっています。

 

そんな注目のメーカー、YAMAHAギターの主なラインナップです。

YAMAHAギターの分類

  • FGシリーズ…日本人向けに作られた国内初のアコースティックギター
  • Aシリーズ…エレアコに特化したシリーズ
  • Lシリーズ…YAMAHA最上級モデル

FGシリーズ

国内で初めて作られたアコースティックギターであるYAMAHA FGシリーズ。

日本人向けにギブソン、マーチンよりもボディを薄く、スケールを短く、ネックシェイプを細くしています。

そして、低音を補うためにボディ幅を広めに作られています。

 

今では2016年に発売されたFG800シリーズを中心に初心者向けの低価格帯ギターとして定着。

1万円~5万円という低価格帯で安心・安定の品質を誇り、ギター初心者の強い味方になっています。

Aシリーズ

女性シンガーソングライターを中心に人気を誇るのがカッタウェイタイプのエレアコ、Aシリーズ。

10万円前後の価格帯でプロアーティストも使用する品質。

ピックアップも良好でライブで大活躍します。

 

Aシリーズはボディサイズと木材を選択できる仕様になっています。

ボディ

※出典 YAMAHA公式HP

低音がしっかり出るフルボディと中高音域が出やすいスリムボディの2タイプ。

ACタイプが人気の印象ですが、選択できるのは良いですね。

木材

※出典 YAMAHA公式HP

トップ材はスプルースで固定ですが、サイド&バッグはローズウッドかマホガニーを選べます。

バランス良く高音が煌びやかな音が欲しければローズウッド。

中音域の押し出し感でジャキっとした音が欲しければマホガニー。

 

定番の2つの木材から好きなものを選択できます。

Lシリーズ

YAMAHAの最上位モデル Lシリーズ。

1975年に発売されていたLシリーズ四天王「L51、L52、L53、L54」はCharさんなどギターの名手に愛用されています。

 

その後、2014年からはLシリーズにもYAMAHA独自のA.R.E. (Acoustic Resonance Enhancement)と呼ばれる木材改質技術が採用されました。

A.R.E
薬品を使わずに温度・湿度・気圧を精密に管理し木を育てることで、長年弾き込まれたような豊かな鳴りを実現する木材改質技術

 

また、昨今のLシリーズは下記の4つの種類に分かれています。

Lシリーズの種類

  • LS…スモールサイズ
  • LJ…ミディアムサイズ
  • LL…フルサイズ(通常サイズ)
  • LX…エレアコ仕様

LS(スモールサイズ)

ボディにくびれが作られているスモールサイズのギター、LSシリーズ。

サウンドのバランスが良く、ミドルレンジが良く出るためフィンガーピッキングに向いています。

 

マーチンでいうところのOOO(トリプルオー)的なポジションです。

LJ(ミディアムサイズ)

ギブソンのスーパージャンボを彷彿させる形状のLJシリーズ。

レスポンスが良く、ストロークから単音弾きのリードギターまで器用にこなせます。

 

LS・LLに比べると使用者も少なく、やや影が薄い機種です。

LL(フルサイズ)

YAMAHA伝統のボディ・スタイル。フル・サイズのボディ、LLシリーズです。

Lシリーズの中で最も音量が大きく、低音から高音まで幅広いダイナミックレンジを誇ります。

 

日本人向けの形状に変わっているものの、基本はドレッドノート型に近い造り。

ストロークでかき鳴らすなら、LLシリーズが最も適しています。

LX(エレアコ)

これまでご紹介したLS、LJ、LLにピックアップを載せたLシリーズのカッタウェイタイプのエレアコ。

ピックアップは後述するAREを採用しています。

 

型番はわかりやすく、XとC(カッタウェイ)がつくだけです。

L36シリーズの場合

  • LS36⇒LSX36C
  • LJ36⇒LJX36C
  • LL36⇒LLX36C

LXシリーズはL26シリーズとL36シリーズのみ対応。

プロユースの本格的なエレアコです。

ピックアップシステム

YAMAHAのエレアコは独自のピックアップシステムを採用しており、機種によって3種類に分かれます。

YAMAHA PUの種類

  • パッシブピエゾ…L6、L16シリーズ
  • SRT2…Aシリーズ
  • ART…LXシリーズ

パッシブピエゾ

L6シリーズ、L16シリーズに採用されているピックアップ。

パッシブタイプのピエゾピックアップです。

 

コントローラーもなく、必要最小限というレベルです。

小さいステージで低出力で対応する分には問題ありませんが、広いステージで出力を上げるなら外付けプリアンプを用意しましょう。

SRT2

Aシリーズに搭載されているピックアップSRT2です。

ピエゾピックアップで音を拾い、予めレコーディングスタジオで収音されたコンデンサーマイクのギター音とブレンドして出力するデュアルピックアップ。

 

ブレンド出力することでピエゾ臭さを脱却し、自然な音でのアンプ出力を実現します。

SRT2はプリアンプが内蔵されているため、広いステージで出力を上げても問題なく対応できます。

 

また、収音されたマイクは2種類あり、使い分けることが可能です。

ARE2のマイク
[A5R/AC5R/A3R/AC3R]

マイクタイプ1: Neumann U67 Large Diaphragm Condenser Microphone

マイクタイプ2: Royer R122 Active Ribbon Microphone

 

[A5M/AC5M/A3M/AC3M]

マイクタイプ1: Neumann KM56 Small Diaphragm Condenser Microphone

マイクタイプ2: Royer R122 Active Ribbon Microphone

コントローラーはボディ上部に設置。

コントローラー

A: Volume Control

B: Treble Control

C: Bass Control/AFR (Auto Feedback Reduction) [PUSH]

D: Blend Control/Mic Type Switch [PUSH]

※出典 YAMAHA公式HP

音作りする機能については必要最小限って感じですね。

細かく音作りしたければ外付けプリアンプを導入するとよいでしょう。

【参考記事】アコースティックギター用プリアンプの必要性と選び方を解説。-ギターアイテム解説シリーズ-

ART

LXシリーズに搭載されているピックアップ、ART。

LXシリーズはプロユースに耐えられるレベルのギターばかりなので、ピックアップも一流です。

※出典 YAMAHA公式HP

コンタクトタイプのピックアップを4つ設置して、音を拾っています。

前部に取付けされたメインPU×2と独立させたBASS用PU、TREBLE用PUでコントローラーも3つ。

こだわった音作りも可能な仕様になっています。

 

マイク録りに近いリアルなアコースティックサウンドを実現させる創意工夫が施されたピックアップです。

メーカー初期装備のピックアップでここまでこだわっているところは中々ないですね…。

おすすめのYAMAHA(ヤマハ)ギター

たけしゃん

高い品質で価格帯も海外ギターより安め。実は狙いめなYAMAHAのおすすめギターを紹介していきます!

それではYAMAHAのおすすめギターを紹介していきます。

YAMAHAの特徴は初心者向けの安価な価格帯からプロユースモデルまで幅広く製品が存在することです。

本章では低価格帯・中価格帯・高価格帯のそれぞれを紹介していきます。

FG830

  • トップ木材:スプルース
  • サイド&バック:ローズウッド
  • 初心者におすすめする安心の1本

初心者用ギターの定番FGシリーズからFG830です。

もう少し安めで2万円を切るFG600がありますが、僕は迷わずFG830を推します。

 

3万円台後半という低価格帯ギターの中では抜群の演奏性と音質です。

最初の1本として購入し、ギターの腕が成長したらFG830に感じる不満点を解決できるハイエンドギターを買いましょう。

 

FG830自体の出来が良いので、不満点を感じるくらい弾きこめば次に買うギターで失敗する確率がグッと下がります。

1本目のギターとしておすすめの製品です。

FGシリーズの使用者

  • 岩沢厚治(ゆず)(FG-CUSTOM、FG500X)
  • 坂本サトル(FG180)
  • 竹原ピストル(FG200)
MEMO
上記3名の使用ギターは全て生産完了品で中古市場でしか手に入りません

L6 AREシリーズ

MEMO
画像はLL6です
  • トップ木材:イングルマンスプルース
  • サイド&バック:ローズウッド
  • 5万円を切る、数少ないエレアコ

低価格帯では貴重なエレアコ、L6シリーズです。

5万円未満のエレアコは数が少なく、見つけたと思っても試すとチャチでライブには使えないものが多いです。

 

その中で希少な使えるエレアコです。

生音もアンプにつないだ音も5万円未満とは思えない、ちゃんとした品質です。

 

ピックアップはパッシブで電池なしで駆動します。

楽器店でミニアンプにつなぎ、出力する分にはノイズも載らずに使用できました。

…がライブハウスや学園祭など広い場所で音量を上げる場合は別途プリアンプを用意したほうがよいでしょう。

 

L6シリーズにはスモールサイズの「LS6」と通常サイズの「LL6」があります。

フィンガーピッキング中心の方は「LS6」。

ジャカジャカ鳴らす方は「LL6」という判断で購入すれば、ほぼ間違いありません。

LS6 ARE

LL6 ARE

AC3M

  • トップ木材:シトカスプルース
  • サイド&バック:マホガニー
  • プロ使用者も多い中価格帯で人気のエレアコ

Aシリーズより人気エレアコ、AC3Mです。

10万円未満の価格帯でプロアーティストの使用者が複数名いる実用的なライブ向けギターです。

 

スリムボディにカッタウェイ、立ち上がりの早いマホガニーという組み合わせでフィンガーピッキングに向いているモデルです。

ピックアップには「SRT2」が搭載されており、自然な音質でアンプから出力可能です。

 

なお、同じモデルでサイド&バックがローズウッドであるAC3Rも人気があります。

AC3Mの使用者

  • 中島みゆき
  • MADOKA(たんこぶちん)
  • 山崎あおい
  • 弓木英梨乃(KIRINJI)

AC3M(マホガニー)

AC3R(ローズウッド)

LS26 ARE

  • トップ木材:イングルマンスプルース
  • サイド&バック:ローズウッド
  • スモールサイズでレスポンスが良い

レスポンスの良さからフィンガーピッキングやテクニカルなプレイをする方に好評なLS26

ペグがオープンギアを採用しており、どことなくレトロな雰囲気を醸し出しています。

 

スプルース × ローズウッドの煌びやかでまとまりのあるサウンドはジャンルを問わないため、使いやすいギターになっています。

スモールサイズでくびれたポップなルックスも強みですね。

LS26の使用者

  • YUI

LS26(アコギ)

LSX26C(エレアコ)

LL26 ARE

  • トップ木材:イングルマンスプルース
  • サイド&バック:ローズウッド
  • 通常サイズでストローク時の箱鳴りが気持ち良い

YAMAHAオリジナルの通常サイズを適用したLL26

LS26よりレスポンスは劣るものの、ボリュームと箱鳴りはボディの大きさ分だけ勝っています。

 

ドレッドノートタイプで質の良いスプルース × ローズウッド型は海外有名メーカーだと20万円台で買うのは難しいです。

この価格帯で手に入るのは強いですね。

LL26の使用者

  • 井上苑子
  • ななみ

LL26(アコギ)

LLX26C(エレアコ)

LS36

  • トップ木材:イングルマンスプルース
  • サイド&バック:ローズウッド
  • 演奏へのレスポンスが良く、ルックスも良い

マーチンのOOO-28にも負けないスモールギターの名器、LS36

LS26との違いは主には装飾。

豪華な手細工インレイやラッカー塗装になっており、豪華になっています。

 

音質はLS26から大きな変化はありません。

気持ちダイナミックレンジが広いかなぁくらい。体感ではわからないレベルでした。

 

ルックスはLS36のほうが絶対良いです。

ルックスって実は自分にとってお客さんにとっても相当大事なので、迷ったら頑張ってLS36を買ったほうが良いです。

LS36の使用者

  • 大石昌良
  • Chay

LS36(アコギ)

LSX36C(エレアコ)

LL36

  • トップ木材:イングルマンスプルース
  • サイド&バック:インドローズウッド
  • プロ使用者も多い、YAMAHAの代表モデル的存在

YAMAHAアコギの代表的なモデル、LL36

マーチン D-28ギブソン J-45にも負けない、ドレッドノートサイズの名ギターです。

 

LS36同様にインレイやラッカー塗装で綺麗に仕上がっており、風格が出ています。

音質はLL26と近く、バランスの取れた音でボリュームも大きい。

バンドにも弾き語りにも即戦力になる1本です。

LL36の使用者

  • ISEKI(元キマグレン)
  • 大橋卓弥(スキマスイッチ)
  • 加山雄三
  • 北川悠仁(ゆず)
  • 寺中友将(KEYTALK)
  • 馬場俊英
  • 原田茂幸(Shiggy Jr.)
  • miwa

LL36(アコギ)

LLX36C(エレアコ)

YAMAHA JR2

  • トップ木材:スプルース
  • サイド&バック:メランティ
  • 1万円台で買えるYAMAHAのミニギター

最後はYAMAHAの人気ミニギター、JR2

値段相応で音もチープですが、自宅で演奏するには十分。

 

初めて買うギターとして選択するもよし。

自宅作業用のサブギターとして買うも良いでしょう。

終わりに

ぎたすけ

YAMAHAってコスパが良いギターが多いな!

たけしゃん

そうだね。特に低~中価格帯で信頼度が高いメーカーは少ないからアマチュアにはほんとに助かるよ

YAMAHAのアコースティックギター特集でした!

紹介したギターを改めて、一覧化。

低価格から高価格までよいギターが揃ってますねぇ。

特に10万円未満だと、YAMAHAに勝てるメーカーはないんじゃないか?ってくらいの安心感があります。

 

女性シンガーソングライターの方は憧れのアーティストと同じギター!…と考えるとYAMAHAにたどりつく方も多いでしょう。

今後も人気の国内アコギメーカーとして期待が高いメーカーですね。