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おすすめのアコースティックギター用プリアンプ 12選をレビュー

ぎたすけ

アコギ用のプリアンプってそんなにたくさんあるの?

たけしゃん

年々充実していくイメージだよ。今回は定番製品を中心に一通り紹介していくよ
この記事でわかること
  • プリアンプについての基礎知識
  • 定番プリアンプ12選の機能と評価
  • 目的別のおすすめプリアンプ

プリアンプとは

プリアンプとは音をアンプやスピーカーから出す前に予め増幅するための機械のことです。

ピックアップの音はそのままでは非常に小さいため、増幅する必要があります。

しかし、スピーカーやアンプで増幅するとノイズが載ってしまいがち。

 

そこで、プリアンプの登場です。

プリアンプ内の回路を使ってノイズを極力発生させずに綺麗に音を増幅します。

 

また、増幅させる中でプリアンプ毎に特有の音色付けがされます。

原音を純粋に増幅させるものから、ギターの箱鳴り感をモデリングした音をくわえたりするものまで…。

様々な機種が販売されています。

内蔵型と外付け型

プリアンプには「ピックアップ内蔵型」と「外付け型」の2種類が存在します。

内蔵型・外付け型の特徴

  • ピックアップ内蔵型…スマートだけど最小限の機能
  • 外付け型…場所は取るけど多機能

本記事ではプリアンプを独立させて様々な機能を盛り込んだ「外付け型プリアンプ」をレビューしていきます。

プリアンプの機能

外付け型プリアンプは実に多機能。

音を増幅させるだけではなく、音を整えたり、エフェクトをかけたりできるものまで存在します。

 

プリアンプによくある機能はこんなところ。

  • EQ
  • ノッチフィルター
  • エフェクター
  • チューナー
  • D.I

プリアンプ買う際に極力欲しい機能はEQとハウリング対策機能(ノッチフィルターなど)。

ノッチフィルター
特定の周波数帯を完全カットする機能。ハウリング対策で使用する。

他の機能はあったら便利ですが、必須というレベルではありません。

自身の活用方法に合わせて選択しましょう。

【参考記事】アコースティックギター用プリアンプの必要性と選び方を解説。-ギターアイテム解説シリーズ-

おすすめのプリアンプをレビュー

それではおすすめのプリアンプをレビューしていきます。

本記事ではプリアンプの種類を下記2種類に分類して解説していきます。

  • プリアンプ特化型
  • マルチエフェクター型

プロの使用者がいる機種は合わせて紹介していきます。

プリアンプ特化型

たけしゃん

POPSの弾き語りならプリアンプ特化型で機能は十分。僕もパラアコを使っています

プリアンプ特化型はエフェクターは内臓されず、プリアンプ関連の機能に絞った製品を指します。

具体的には…。

  • EQ
  • ノッチフィルター
  • D.I

この3つの機能がメインの機種です。

プリアンプ特化型はシンプルで使いやすいため、弾き語りすと向けの製品です。

L.R.Baggs Para Acoustic D.I

パラアコの評価
音質
(4.5)
機能性
(3.0)
コスパ
(4.0)
総合評価
(4.0)

パラアコへのコメント

アコースティックギター用プリアンプのベストセラー製品、L.R.Baggs Para Acoustic D.I

通称パラアコ

パラアコの機能はいたってシンプル

  • 4バンドEQ
  • ノッチフィルター
  • フェイズスイッチ
  • D.I
フェイズスイッチ
ピックアップを2系統出力するときに位相を切り替えできるスイッチ。音がファンキーっぽい感じになる

音質は原音を忠実に増幅するタイプです。

音痩せせずにそのまま増幅されるので、ピックアップ内臓プリアンプの時より音が太くなったように感じます。

 

EQやノッチフィルターも効きがよく使いやすい。

どのステージでも万能に使える、ベストセラーも納得の1台です。

パラアコの使用者

  • 秦基博
  • miwa

参考記事

おすすめアコギ用プリアンプ パラアコ(Para Acoustic D.I.)をレビューする

L.R.Baggs Align Series Session

ASSの評価
音質
(5.0)
機能性
(2.5)
コスパ
(2.0)
総合評価
(3.0)

ASSへのコメント

L.R.Baggsから2018年に発売されたアコギ用プリアンプ AlignシリーズからAlign Series Sessionです。

Alignシリーズは下記の4つの製品があります。

  1. Align Series Session…サチュレーションとコンプEQ
  2. Align Series Equalizer…アコギ用EQ
  3. Align Series Reverb…リバーブ
  4. Align Series Active DI…アコギ用D.I

Alignシリーズではそれぞれの機能を独立させることで、1つ1つがより高品位に仕上げられています。

 

プリアンプの機能としては②Align Series Equalizerと④Align Series Active DIがメイン。

でも、②④の両方を買うならパラアコを買ったほうが圧倒的にコスパが良いです。

 

…で音質向上におすすめなのは、①Align Series Session。

サチュレーションとコンプEQで構成されています。

  • サチュレーション…真空管やテープなどアナログ感を加えるエフェクト。
  • コンプEQ…コンプレッサー&EQ。特定の周波数を音を整えて均一化させるエフェクト

2つとも、ボーカルやアコギのレコーディングだと使用されることが多いエフェクトです。

製品コンセプトも「一流スタジオの音をライブで再現」なので、挿せば音がよくなる系のプリアンプです。

 

なので、便利ではありますがAlign Series SessionだけではEQも細かく調整できないし、ノッチフィルターもないので不十分。

パラアコもしくはAlign Series Equalizerとのセット購入がおすすめです。

SUMMIT AUDIO TD100

TD100の評価
音質
(5.0)
機能性
(2.0)
コスパ
(2.0)
総合評価
(3.0)

TD100へのコメント

ベーシストの亀田誠司さんが愛用していることで有名なSUMMIT AUDIO TD100

EQなどの機能はついておらず、純粋なプリアンプ/DI。

 

真空管プリアンプなので、ギターに太く温かい音質が加えられます。

機能面は少ないですが、真空管特有の太い音を求める人はTD100が間違いないです。

 

ベーシストが利用していることが非常に多いプリアンプですが、アコースティックギターにも合います。

秦基博さんはこれまでパラアコVenue DIを使ってきましたが、2018年現在では全アコギのプリアンプにTD100を使用しています。

TD100の使用者

  • 亀田誠司(ベース)
  • 秦基博

SUMMIT AUDIO ( サミットオーディオ ) / TD100

created by Rinker

FISHMAN Platinum Stage

PSの評価
音質
(4.0)
機能性
(2.0)
コスパ
(3.0)
総合評価
(3.0)

PSへのコメント

小型・軽量サイズで腰に付けることが可能なプリアンプ、FISHMAN Platinum Stage

機能一覧はこちら。

  • 3バンドEQ
  • ギター/ベースモード切替
  • ローカットフィルター
  • ブーストスイッチ

腰につけられるサイズ感なのもあり、機能も少なめ。

EQに関してもレンジが狭く、そこまで音を変えられません。

 

…が初期設定時点で音がある程度作られている感じです。

なので、ギターを挿すだけで音はある程度、整うので初心者にも安心です。

 

軽量なプリアンプが欲しい、ステージを動き回るので足元より腰につけていたい。

そんな携帯性に重きを置く方にはおすすめの1台です。

マルチエフェクター型

たけしゃん

ギターで色んな音を出したい人やPOPS以外のジャンルもやるならマルチエフェクター型が便利!

マルチエフェクター型はプリアンプ機能以外に様々なエフェクターが内臓されているタイプです。

こんな人に向いています。

  • ソロギター
  • ギター伴奏のみをやるギタリスト
  • 積極的に音作りをしたい弾き語りすと

つまりはギター演奏で個性を出したい人向けです。

L.R.Baggs Venue DI

Venue DIの評価
音質
(4.5)
機能性
(4.0)
コスパ
(3.0)
総合評価
(4.5)

Venue DIへのコメント

パラアコに「クリーンブースター」「チューナー」の機能を付けて万能性を高めた機種、Venue DI

マルチエフェクター型の中でも弾き語りすと向けの製品です。

機能一覧はこちら。

  • 5バンドEQ
  • チューナー
  • クリーンブースター
  • D.I

パラアコ同様に原音を忠実に増幅させるタイプのプリアンプ。

クリーンブースターも同様に歪まず。音量ブーストしてくれます。

 

弾き語りの際はプリアンプとチューナ部分を使用。

ユニットやバンドでギターソロを弾く場合にクリーンブースターを使用。

このような使い分けが最も有効です。

Venue DIの使用者

  • 秦基博

ZOOM  Acoustic Creator2

AC2の評価
音質
(3.0)
機能性
(4.0)
コスパ
(3.0)
総合評価
(3.0)

AC2へのコメント

2017年に発売されたZoom製の多機能プリアンプ Acoustic Creator 2

搭載されている機能は下記の通り。

  • 3バンドEQ
  • チューナー
  • クリーンブースター
  • リバーブ
  • アコースティック・リモデリング
  • D.I

Venue DIを更に多機能にした感じですね。

アコースティック・リモデリングは16種類のソースギター・プリセットがあり、ギターのサイズを選ぶとモデリングされた箱鳴り感が足される仕様です。

 

ピエゾやマグネットPUだと箱鳴り感がどうしても足りないので、こういったモデリング音で補完するのは有効な手段です。

他にリバーブもついているため、音の作りこみは一通り本機で対応できる仕様になっています。

ZOOM  Acoustic Creator3

AC3の評価
音質
(3.0)
機能性
(4.0)
コスパ
(2.0)
総合評価
(3.0)

AC3へのコメント

前述のAcoustic Creator 2を機能拡張したZOOM  Acoustic Creator3

機能一覧はこちら。

  • 3バンドEQ
  • チューナー
  • クリーンブースター
  • リバーブ/ディレイ/コーラス/トレモロ
  • コンプレッサー
  • アコースティック・リモデリング
  • D.I

Acoustic Creator 2との主な違いはエフェクト数が増、リモデリングの種類が増、入出力系統が増の3点。

多機能でいろんな場面で活用できるようになっています。

 

本製品はガッツリ音を作りこむ人向けです。

弾き語りすとには、ちとコスパが悪い。

FISHMAN Platinum Pro EQ/DI Analog Preamp

APの評価
音質
(4.0)
機能性
(3.0)
コスパ
(3.0)
総合評価
(3.5)

APへのコメント

ピックアップ・プリアンプの大手メーカーFISHMANからPlatinum Pro EQ/DI Analog Preamp

機能はこちら。

  • 5バンドEQ
  • チューナー
  • ノッチフィルター
  • クリーンブースター
  • コンプレッサー
  • D.I

ライバルメーカーであるL.R.BaggsのVenue DIとほぼ同等の製品です。

5バンドEQは調整幅が広く使いやすいです。

 

音質は素直で原音を忠実に増幅してくれるタイプの万能プリアンプ。

FISHMANのピックアップを使っている方におすすめの製品です。

なお、音を積極的に変えたい人はモデリング機能がある、後述のAura Spectrum DI Preampを選択しましょう。

FISHMAN ( フィッシュマン ) / Platinum Pro EQ/DI Analog Preamp

created by Rinker

FISHMAN  Aura Spectrum DI Preamp

ASの評価
音質
(3.5)
機能性
(3.5)
コスパ
(3.0)
総合評価
(3.5)

ASへのコメント

FISHMANからもう一台、Aura Spectrum DI Preampです。

先ほどのPlatinum Pro EQ/DI Analog Preampは原音を忠実に増幅するタイプで、Aura Spectrum DI Preampは積極的に音作りをするタイプのプリアンプ。

 

機能一覧はこちら。

  • 3バンドEQ
  • チューナー
  • アンチフィードバック
  • モデリング
  • コンプレッサー
  • D.I

一番の売りはモデリング機能であるAURA アコースティック・イメージング・テクノロジー。

原音にスタジオで録音したような音をミックスしてくれます。

ツマミでミックス具合を調整できるので、ピエゾやマグネット特有のエレキっぽさを解消できます。

 

原音に不満がある方におすすめしたいプリアンプです。

FISHMAN ToneDEQ Preamp EQ

ToneDEQの評価
音質
(4.0)
機能性
(3.5)
コスパ
(3.0)
総合評価
(3.5)

ToneDEQへのコメント

ベーシックな奏法から特殊奏法まで1台で完結させられる万能プリアンプ、FISHMAN ToneDEQ

機能一覧はこちら。

  • 4バンドEQ
  • ブースター
  • コンプレッサー
  • リバーブ/ディレイ/コーラス/フランジャー/トレモロ
  • D.I

この機種は原音に忠実に音を増幅させるタイプのプリアンプ。

そこに空間系のエフェクターが内蔵されており、音作りできるようになっています。

前述の同メーカーの2機種とのすみわけはこんな感じ。

よって、モデリングで原音自体を変えたい人はAura Spectrum DI Preamp

原音を基に色んなギターの音を作りしたい人はFISHMAN ToneDEQという感じ。

 

空間系エフェクトが充実しているので、アコギっぽくない音も作れます。

ペダルスイッチでエフェクトを切れば原音に忠実なアコギ音へ瞬時に変えられます。

BOSS AD-10

AD-10の評価
音質
(3.0)
機能性
(5.0)
コスパ
(2.0)
総合評価
(3.0)

AD-10へのコメント

ベストセラー製品であるBOSS AD-8の後継機、AD-10

AD-8より多機能で正に全部入りといったところ。

機能一覧はこちら。

  • 5バンドEQ
  • チューナー
  • クリーンブースター
  • リバーブ/ディレイ/コーラス
  • コンプレッサー
  • アンチフィードバック
  • ルーパー
  • アコースティック・リモデリング
  • D.I

ギターの音を作りこみたい方におすすめの製品。

アコースティック・リモデリング機能では、ギターの箱鳴り感をミックスしてくれる機能。ツマミで調整可能です。

ルーパーもついているので、エド・シーランみたいに音を重ねての弾き語りもできます。

 

ただ、機能がありすぎて画面操作が見づらいです。

本番で操作すると事故る可能性があるので、事前に設定は済ませて、ステージ上での操作は最小限にしましょう。

BOSS VE-8

VE-8の評価
音質
(3.0)
機能性
(3.5)
コスパ
(2.5)
総合評価
(3.0)

VE-8へのコメント

弾き語りすと向けにボーカルとギターのエフェクトを搭載させたBOSS VE-8

マイク入力(XLR)とギター入力の2系統分かれており、エフェクトもそれぞれに独立しています。

  • ノッチフィルター(ギター)
  • モデリング(ギター)
  • リバーブ(ボーカル&ギター)
  • コーラス/ディレイ(ギター)
  • ボーカルエフェクト
  • チューナー
  • ルーパー
  • D.I

ボーカル&ギターのエフェクト中心に多彩な機能を有しています。

ただ、EQやコンプレッサーなど音を整えるエフェクトはありません。

 

ボーカル&ギター共に積極的な音作りをする方向けの製品です。

特にボーカルはエフェクトでラジオボイスやエレクトロニックボイスもできるので、かなり自由度は高め。

弾き語りに多彩な価値観を取り入れたい人にはおすすめできます。

終わりに

ぎたすけ

色んな機能がありすぎて、使いこなせる気がしないなぁ

たけしゃん

まあ、プレイスタイルにもよるけどPOPSの弾き語りならシンプルなのが良いよ

アコースティックギター用プリアンプのレビューでした!

状況別で、僕のおすすめをまとめると…。

POPSの弾き語りならロングセラーなだけあって、Para Acoustic D.Iが今でも強いです。

 

弾き語りだと、歌とギターの音だけなのでギターの音をしっかり作ることは非常に重要。

外付けプリアンプを使って音を整えて歌が際立つ伴奏を作り上げましょう。

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