アコギ用ピックアップ おすすめランキングベスト10を解説【プロアーティストの使用ピックアップも紹介】

アコギ用ピックアップ 解説

ぎたすけ

ピックアップ特集か、よくわからないから助かるぜ

たけしゃん

定番を使っている人が多いけど、色んな種類があるんだよね。ランキング形式で弾き語りに向いているピックアップを紹介していくよ
この記事でわかること
  • アコギ用ピックアップの基礎知識
  • おすすめのピックアップランキング ベスト10
  • プロアーティストが使用しているピックアップ

アコギ用のピックアップとは

ピックアップとは弦の振動を電気信号に変換する装置のこと。

変換された電気信号はギターシールドを通してアンプに流れて、アンプで音を増幅する。

 

アコースティックギターでライブする際に生音では会場全体に響かないため、ピックアップを使用する。

要はボーカルで言うところのマイクの役割を果たします。

【参考記事】アコースティックギター用のピックアップとは -ギターアイテム解説シリーズ-

ナローとワイド

ギターのサドル下につける「インブリッジピエゾ」と呼ばれるピックアップでは取付けにサドル幅が関係してきます。

そのため、FISHMANなどのメーカーではサドル幅に合わせて「ナロー」「ワイド」の2タイプのピックアップを販売しています。

 

製造年月にもよりますがMartinがナロー、Gibsonはワイド…とザックリ分けられます。

ナローとワイドが分かれている製品の場合は購入前に自身のギターのサドルサイズを確認しましょう。

【参考記事】アコギ用ピックアップにある「ナロー」と「ワイド」の違いとは何か?

アクティブとパッシブ

  • アクティブ…プリアンプ内蔵
  • パッシブ…プリアンプなし

一言でいうと上記の違いです。

シンガーソングライターだとアクティブを使用する人が圧倒的に多いです。

本記事の商品リンクでも、アクティブ・パッシブの両方あるものはアクティブを優先に製品を紹介していきます。

【参考記事】ギター用ピックアップのアクティブとパッシブの違いを解説する

アコギ用ピックアップの種類

アコギ用のピックアップには音の拾う方法が複数あります。

ピックアップの種類

  1. ピエゾ
  2. マグネット
  3. コンタクト
  4. コンデンサーマイク
  5. デュアル(①~④の混合型)

それぞれのピックアップで音質も異なり、メリット・デメリットもあります。

ザックリと音の拾い方別で特性を表にすると、こんな感じ。

 音質出力対ハウリング
ピエゾ
マグネット
コンタクト×
コンデンサーマイク×
デュアル

万能なのはデュアルタイプのピックアップですが、複数のピックアップを組み合わせた製品なので値段が高いところがネックです。

【参考記事】アコギ用ピックアップの選び方。5つの種類の特徴とプロ使用率を解説

おすすめのアコギ用ピックアップランキング

たけしゃん

本記事でのピックアップは弾き語りとバンドの両方で使いやすいピックアップという基準でランキングを付けました!

それでは、定番のピックアップを中心におすすめのピックアップランキングを発表していきます。

ランキングに際しての評価項目は4点。

  • 音質…音質の良さ
  • 出力…ハウリングへの耐性
  • 弾き語り…弾き語り演奏での利便性
  • バンド…バンド演奏での利便性

合わせて、各製品でプロミュージシャンの使用者がいる場合はお名前を紹介していきます。

MEMO
プロミュージシャンの使用者は過去に使っていた場合も含めて紹介していきます。

10位 SHADOW  SH712

SH712の評価
音質
(4.5)
出力
(2.0)
弾き語り
(4.5)
バンド
(2.0)
総合評価
(3.0)

SH712のコメント

コンタクトタイプのピックアップ、SHADOW SH712

SH710~713まであり、710・711がPU1つ、712が2つ、713が3つとなっています。

多いほうが多様性がありますが、数が増えるとお互い干渉しないよう配置するのが難しく2つあたりが使いやすいです。

 

マイクで録った場合と近い音なので音質は非常に良い。

ただ、ハウリングに弱く他のPUと併用しないとバンドステージでの利用は苦しいです。

価格も5,000円程度で求めやすく、クラシックギター奏者で利用される方が多い製品です。

9位 L.R.Baggs Element

L.R.baggs element

Elementの評価
音質
(2.5)
出力
(5.0)
弾き語り
(2.5)
バンド
(4.0)
総合評価
(3.0)

Elementへのコメント

大手メーカーL.R.Baggsのピエゾピックアップ、Element

ピエゾのジャリっとした音色が強く出ます。

 

弾き語りだとイマイチですが、バンドでは存在感のある音質になります。

また、ハウリングにはかなり強いため、どの場面でも安心して使用できます。

 

Elementには通常タイプとElement VTCの2製品があります。

VTCはVolmue Tone Controlの略でToneコントロールがついており、GibsonのエレアコにはElement VTCが多く採用されています。

 

ただ、Element VTCで調整できる範囲って限定的。

ちゃんと音質調整したい人は「標準版 + 外付けプリアンプ」を買ったほうが良いです。

L.R.Baggsピエゾの使用者

  • スガシカオ
  • 高橋優
  • 大橋トリオ

MEMO
アコギの音が聴けるのは0:27から

Element

Element VTC

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L.R.Baggs Elementをレビュー。Gibsonギターに採用されている定番ピックアップ

8位 SUNRISE S-2

 

S-2の評価
音質
(4.0)
出力
(3.5)
弾き語り
(3.0)
バンド
(3.0)
総合評価
(3.5)

S-2へのコメント

老舗メーカーのSUNRISEのマグネットPUであるS-2

1985年から発売されている超ロングセラーのピックアップ。

 

音質は中高音に比べ低音が強め。

マグネットPUだとエレキっぽい音になりがちなので、低音強めのほうが輪郭はしっかりします。

ギターを叩いたときの打音もちゃんと拾ってくれるので、ソロギタリストからの評価も高いPUですね。

 

ただし、S-2単独使用だと音のバランスが取り辛く、コンタクトPUとセットで使うケースが多いです。

シンガーソングライターで使用している方は大石昌良さんとコブクロの小淵さんですが、お二人とも他のPUとのデュアルで使用しています。

S-2の利用者

  • 大石昌良
  • 押尾コータロー
  • 中川イサト
  • 小松原俊
  • 岸部眞明

7位 FISHMAN Rare Earth Humbucking

Rare Earth HMの評価
音質
(3.5)
出力
(3.5)
弾き語り
(3.0)
バンド
(3.0)
総合評価
(3.5)

Rare Earth HMへのコメント

FISHMANのマグネットPU、Rare Earth Humbucking

Rare Earthシリーズはシングルコイルハムバッカーの2種類があります。

大凡の違いはこんなところ。

  • シングル…高音域が強め、小ぶりなギター向き
  • ハムバッカー…中音域が強め、万能

歌モノでMartinのoooシリーズを使う方はシングルコイルが良さげ。

ドレッドノート型で弾き語りからバンドまで使う場合はハムバッカーが安定。

 

M-1とは少し音の傾向が違うものの、エレキ臭さは薄めで馴染みやすい音質です。

Rare Earth HMの使用者

  • 片平里菜
  • 長澤知之

6位 FISHMAN Matrix Infinity

Matrix Infinityの評価
音質
(3.0)
出力
(5.0)
弾き語り
(3.0)
バンド
(4.0)
総合評価
(3.5)

Matrix Infinityへのコメント

ピエゾタイプの代表格、FISHMAN Matrix Infinityです。

 

アコギ用ピックアップといえばFISHMANとL.R.Bagesの2メーカーが有名。

その中でもFISHMANピエゾはMartin製エレアコに採用されています。

プロの使用者も多いため、安心の品質です。

MEMO
Martin製エレアコに採用されているのはFISHMANが製造している「MARTIN Thinline 332+Plus」になります。

音質はピエゾなりではありますが、ナチュラル。

ハウリングに強く、出力も出せるのでバンドステージでも心配なく利用できます。

バンドでの演奏が多い人には最有力候補の製品です。

 

プロの使用者ですが、型番が不明な方が多いためFISHMAN製のピエゾを使っている方をまとめて掲載します。

FISHMANピエゾの使用者

  • エリック・クラプトン
  • ジョン・メイヤー
  • エド・シーラン
  • 秦基博
  • 曾我部恵一
  • なぎら健壱
  • 藤原さくら
  • Yui
  • Rei
  • 山本彩

5位 L.R.Baggs Lyric

Lyricの評価
音質
(5.0)
出力
(2.5)
弾き語り
(5.0)
バンド
(2.5)
総合評価
(3.5)

Lyricのコメント

L.R.Baggsから2013年に発売されたコンデンサーマイク型ピックアップ、期待の星 Lyric

デュアル型PU Anthem(ランキング1位)のマイク部分であるTrue-Micを用いた製品。

 

Anthemとの違いは特殊コンプレッサーを搭載した内蔵プリアンプ。

より、生っぽく外部マイクで録ったような音を実現しています。

AnthemだとGibsonヴィンテージギターはサドル交換が必要ですがLyricなら改造不要で取り付け可能なところ大きい。

 

バンドや野外ライブだとハウリングが気になるところなので万能性でいえばAnthem

しかし、アコースティックサウンド・弾き語りに特化するとLyricに軍配があがります。

最近は使用者も徐々に増えてきたので、要チェックなPUです。

Lyricの使用者

  • 斉藤和義
  • 清水 依与吏(back number)

4位 L.R.Baggs M80

M80の評価
音質
(4.0)
出力
(3.0)
弾き語り
(4.0)
バンド
(3.5)
総合評価
(4.0)

M80へのコメント

マグネットタイプの超定番機種 L.R.Baggs M-1の後継機種として発売されたM80

基本的にM-1と変わらず、下記2点の機能が追加されています。

  • アクティブとパッシブを切替可能
  • 電池残量を表示

自分が選んだプリアンプで音の色付けをしたいけど、アクティブのほうが何かと便利。

…そんな場面はありますが、M80なら切り替え可能なので状況によって選択できます。

 

電池残量は下記の画像の通り端に表示されます。

ライブ中に電池切れを起こすと大変ですが、交換時期が早すぎるとコスパが悪い。

電池残量表示って意外と大事なんですよ。

 

定番ピックアップのM-1に現場で重宝する機能を補完したM80は非常に使いやすいモデルになっています。

M80はまだ普及率が低く、まだ先代のM-1使用者が多いのでM-1のプロアーティスト使用者を紹介します。

M-1の使用者

  • 斉藤和義
  • Char
  • 秦基博
  • 清水 依与吏(back number)
  • 見田村 千春
  • 植村 花菜
  • 住岡梨奈
  • 高野 寛
  • おおはた雄一

MEMO
演奏で使われているのはL.R.Baggs M-1です

3位 FISHMAN RARE EARTH BLEND

REBの評価
音質
(5.0)
出力
(4.0)
弾き語り
(5.0)
バンド
(4.0)
総合評価
(4.5)

REBのコメント

FISHMANのデュアルタイプ、RARE EARTH BLENDです。

「コンデンサーマイク + マグネット(RARE EARTH)」の組み合わせになっています。

 

Gibsonヴィンテージギターはサドルを交換しないとAnthem(ランキング1位)もEllipse Matrix Blend(ランキング2位)も装備できません。

RARE EARTH BLENDならサドル交換不要でつけることができます。

 

音質はコンデンサーマイク + ピエゾに負けず劣らずの素晴らしい出来。

マイクがエアー感を出して、メロディラインの輪郭をマグネットが補完してくれるのでソロギターにはうってつけです。

 

スライダーでマイクとマグネットの比率を変えられるのでステージによって使い分けも可能。

マグネットタイプのデュアルでは鉄板の良製品です。

RABの使用者

  • 斉藤和義

2位 FISHMAN  Ellipse Matrix Blend

EMBの評価
音質
(5.0)
出力
(5.0)
弾き語り
(5.0)
バンド
(4.5)
総合評価
(5.0)

EMBのコメント

FISHMANのデュアルタイプ、Ellipse Matrix Blend

コンデンサーマイクとピエゾ(Matrixのデュアル構成。

 

プリアンプの設定を下記の2種類で切り分けできます。

  • ナチュラルIタイプ:ボディが小さめのギター用(低域ブースト)
  • ナチュラルIIタイプ:ドレッドノートタイプ向き

ツマミはボリュームとブレンド(ピエゾ・マイクの比率変更)があります。

 

説明書を見てもピエゾの出力が切れているのか謎ですが、マイクに全振りした音を聴いている分にはマイクだけの音に聴こえます。

弾き語りだとマイクに全振りすれば、ナチュラルで豊かな響きを得られるので、かなり良い感じですね。

EMBの使用者

  • 斉藤和義

MEMO
斉藤和義さんのギターはEllipse Matrix Blendに更にマグネットPUを足した3way仕様になってます

1位 L.R.Baggs Anthem

Anthemの評価
音質
(5.0)
出力
(5.0)
弾き語り
(4.5)
バンド
(5.0)
総合評価
(5.0)

Anthemのコメント

デュアル型PUの代表格、L.R.BaggsのAnthem

コンデンサーマイク(True-Mic)とピエゾ(Element)のデュアル構成。

 

250Hz以上の帯域でマイクとピエゾのミックスとなり、ミックス具合を調整できます。

250Hz未満はピエゾ出力なので完全にマイクオンリーにはできませんが、エアー感があり自然な鳴りになります。

 

Anthemには2種類あり、無印SLがあります。

  • 無印…ホール横にVol、ミックス、フェイズスイッチあり
  • SL…ホール横にはVolのみ

要は無印の方が色々いじれます。

SLはミックス具合を変えるには本体を取り出してドライバーで変更が必要です。

弾き語りとバンドステージを兼用するなら、ステージによってミックス具合を変えるのがベストなので無印一択です。

 

編成やステージに合わせてミックス具合を調整できるので音質・出力・汎用性共に抜群の万能PUです。

プロの使用者が多く、2018年現在で弾き語り系シンガーソングライターのベストチョイスと言える1品です。

Anthemの利用者

  • 桜井和寿(Mr.children)
  • 斉藤和義
  • 星野源
  • 秦基博
  • miwa

Anthem(無印)

アコギ用のピックアップを解説して

ぎたすけ

たくさんあるんだなぁ。バンドも弾き語りも万能なのってどれなの?

たけしゃん

万能なのはデュアルだね。プロを見るとピエゾを付けて弾き語りする時はギター用にマイク立てる人も多いかな。

アコギ用のピックアップ特集でした!

ランキングを振り返ってみましょう。

  1. L.R.Baggs Anthem(デュアル)
  2. FISHMAN Ellipse Matrix Blend(デュアル)
  3. FISHMAN RARE EARTH BLEND(デュアル)
  4. L.R.Baggs M80(マグネット)
  5. L.R.Baggs Lyric(マイク)
  6. FISHMAN Matrix Infinity(ピエゾ)
  7. FISHMAN Rare Earth Humbucking(マグネット)
  8. SUNRIZE S-2(マグネット)
  9. L.R.Baggs Element(ピエゾ)
  10. SHADOW SH712(コンタクト)

さすがにL.R.BaggsとFISHMANが多いです。

 

僕的に弾き語りをするシンガーソングライターにおすすめするのはデュアルのピックアップ。

デュアルはどこのメーカーのも良い製品ですが、安定はL.R.Bages Anthem(無印)

ライブでギターの音が良いと、歌も良い感じに聴こえます。

 

昨今の活動方法としてライブ音源をYouTubeなどで公開する手法も一般的になりましたし、ライブでのギターの音質の重要性は増しています。

本記事を参考に自分の活動に合ったピックアップを選択しましょう。

 

また、ピックアップの出音を聴きやすくするにはプリアンプでの音作りも重要です。

音作りをしっかりやりたい方は外付けプリアンプを検討しましょう。

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